健康
戸外で積極的に体を動かす機会を作り、友だちと遊ぶ楽しさや充実感を味わえるようにしてきた。鬼ごっこやバナナ鬼ごっこなどルールのある遊びを通して友だちとルールを決めたり、遊び方を教え合ったり一緒に考えて遊ぶ姿も増えてきた。気温差で体調を崩しやすい時期だったが、換気や衣服の調節、手洗いを丁寧に声かけすることで健康的に過ごすことができた。
人間関係
年長児とのお別れ会や、転園する友だちとのお別れ会をするにあたり、“どんなことをしたら相手が喜んでくれるか”“どんな言葉をかけたらみんなが喜ぶか”などを自分たちなりに考える姿があった。お別れ会では、異年齢のペアになり、クラスのみんなで考えたゲームを楽しんだり、歌のプレゼントをしたりして相手を喜ばせ、「ぞうぐみさん、嬉しそうだったね」「サプライズ大成功だったね!」と達成感や、満足感を味わっていた。
環境
新年度に向けて行ったクラスチェンジでは、5歳児室にある玩具を積極的に手に取って自分で試したり、友だちを誘って意見を出し合ったりして遊んでいた。パズルやオセロ、すごろくなどテーブルゲームに親しむ中でオセロの数を数えたり、サイコロの出目を友だちと比較したりするなど数字への関心が高まっている。今後も好きな遊びや保育者の関わりを通して興味関心が深められるようにしていきたい。
言葉
文字や数字を読んだり書いたりすることへ関心が高まり、すごろく遊びや手紙のやりとり、カルタ遊びなどを友だちと一緒に楽しんでいた。関わりの中で、思いがぶつかり、強い口調で相手に思いをぶつける子もいたので、その都度、相手の気持ちに気づけるように丁寧に関わり、どのような言葉で相手に伝えたらいいかなど繰り返し伝えていった。
表現
年長児へのプレゼント作りを連日楽しんでいった。メッセージカードに絵の具で色をつける際は、自分の好きな色を選びかけていたが、渡す相手をイメージしながら、「〇〇ちゃんなら、○色がいいかな?」「○色と、○色を2つ使ったらきれいになるかな?」など、色合いを考えて楽しみながら作成する姿があった。また、優しくトントンと色をつけたり、力強くトントンと色をつけたりするのでは、色のタッチや雰囲気が違うことに気付き、「ありがとう」の気持ちを込めて、優しくトントンと色付けをしていた。
食育
バイキング準備を通して机拭きや口拭きを用意するなど、積極的に食事の準備をしようとする姿がある。また、バイキング準備を行うことで、「もうすぐ年長児になる」という自覚が芽生え、給食時には自分たちなりに食べる姿勢や、食べ終わる時間を意識する姿が増えてきた。一人一人の姿を十分に認め、自信や意欲に繋げていった。