3歳ぱんだ組2018年度2月のまとめ

健康

保育室の換気や、手洗い・うがいに気をつけていたが、保育者2名とクラスの7割の子どもが同時期にインフルエンザに罹患してしまった。活発に過ごしていても検温をするとすでに38℃を越えていることもあったので、細目に検温を行い咳などの諸症状も気にかけていった。

拡散防止のため、集会やバイキング給食などの異年齢交流の場は控えた。

人間関係

自然と気の合う友だち数名に分かれ、かるたやトランプ、ブロックや積み木を組み合わせて動物園や工事現場を一緒に作るなど、会話を楽しみながら遊ぶ姿がみられた。ストレッチや運動遊び、ハンカチ落としなどに誘いながら、特定の友だち以外の子ともスキンシップややり取りを図れるようにしていった。

インフルエンザが治って友だちが揃ったこと、会えたことを「みんながいるね」と喜び合う姿に、仲間意識が深まっていると感じた。

環境

保育室と園庭とに分かれて活動する機会を作っていった。少人数ずつになることで、保育室では、ハサミを使っていろいろな素材を切って楽しんだり、一人一人の表現をじっくりと引き出したりしながら、製作活動に取り組むことができた。園庭では、サッカーや鬼ごっこなどを通して全身を使って遊ぶ楽しさを共感することができた。

園周辺につくしが生え始めた。散歩に出かけて探索したり、実際に触れたりしながら、春の訪れを感じ進級への期待や喜びが膨らむようにしていった。

言葉

自分の欲求や思いを保育者や友だちに言葉で伝えることができる子と、上手くできない子との開きが大きくなったように見えた。遊びを見守りながら、やりとりが上手くいかずもどかしそうにしている様子の時には、お互いの思いを汲み取り代弁しながら仲立ちをしていった。

表現

雛人形作りを楽しんだ。コーヒーフィルターを折る回数や大きさ、絵具に浸す順番などを子どもたちが自由に行うことで、同じ3色を使いながらも柄や色合いがまったく異なる着物ができた。工程を分け、後半は少人数ずつ取り組んだ。絵本や紙芝居、実際に観たことのある雛人形の話をしながらイメージを引き出していった。ゆったりと取り組めることで、お雛様とお内裏様それぞれの表情や、背景の千代紙の柄や形、大きさ、数にこだわることができ、一人一人が納得のいくお雛様に仕上がった。

食育

節分の由来や風習を知り、豆まきや年の数だけ豆を食べた。「病気鬼を追い出そう」「福の神をよぼう」などと楽しみながら興味・関心を深めることができた。

ヤクルトの「うんちく講座」では、食べ物とうんちの関係やお腹周りの筋力を上げる体操を楽しく学ぶことができた。早速に苦手な野菜を積極的に食べようと頑張る子や、「今日バナナうんちがでたよ」などとお腹の調子を意識する子がいた。その姿をしっかりと褒め、周りの子どもたちに発信しながらバランスよく食べたり、運動したりすることを意識できるようにしていった。

育児あれこれ