健康
歯磨きやうがいを始めたが、食事が終わると進んで歯を磨きに来る姿が多く見られた。
一方で水遊びになる姿も見られたので、エプロンシアターなどを用いて歯磨きのやり方を丁寧に伝えたり、側について知らせたりしていった。散歩に出かける際には上着を自分で着ることができ、「見て、チャックもできた」などと保育者に知らせる子もいた。中には、「できないからやって」などと言い保育者にやってもらおうとする子もいたため、着方を伝え、ゆっくり挑戦していけるように見守ったり、「できているよ」と声をかけたりし、自信が持てるように関わっていった。
人間関係
友だちを思いやる気持ちが強くなり、泣いている友だちに優しくなだめてあげる姿が見られる。「○○ちゃんが泣いとるよ。」などと保育者に伝えに来る子や、「○○ちゃんが~したけん泣いたんだって」などと具体的な理由も知らせに来る姿もあった。また、泣いている子に「大丈夫?」などと頭をなでてあげたり、ティッシュを取って涙を拭いてあげたりする姿もみられた。「やさしくしてあげられたね。ありがとう」「すごいね」等と声をかけ、しっかりと認めて思いやる気持ちを大切にしていった。
環境
雪が降ってきたことを喜び、「みて~サンタさんが来てくれたからかな」と窓の外を見上げて友だち同士でやり取りをしたり、窓から手を出して手のひらに載った雪を見たり、「冷たいね」などと感触を楽しんでいた。また、ホールでは巧技台を使ってはしご渡りや、平均台を歩くなどバランスを取りながら進むことを楽しんでいった。
言葉
多くの言葉を覚え、友だち同士で、見たものや経験したことなどを話し合い、楽しむ様子が見られる。言葉が増えていくことにより、遊びもより盛り上がっているように感じられた。時に、言葉や口調が強くなってしまう子の姿も見られる。その都度、言葉の使い方、言い方を伝えていき、友だちとの会話が楽しくできるように関わっていった。
表現
指絵の具やクレヨン、水性ペン、のりなどの指先を使った遊びも楽しんだ。指絵の具や水性ペンで、画用紙に自由に描き楽しんだり、クレヨンで色々な色を重ねて塗り、割り箸の先を削ってスクラッチアートを楽しんだりした。のり遊びでは、のりを多く取ってしまった子やシールや絵を描いた面にのりを付けて貼ってしまった子もいた。「一本指でつけようね」「反対につけると色が見えるよ」などと伝え、楽しみながら気づいていけるよう関わっていった。子どもたちならではの表現を大切にし、友だちや保育者に見せ合うなどして、楽しさを共感していった。
食育
苦手だった食べ物も食べようとする姿が見られるようになり、完食する子が増えた。また、箸を使っての食事に興味を持ち、「こうやって持つよね」「できてる?」などと保育者に見せ、自分でスプーンの持ち方や椅子の座り方を意識し、食事をする姿が見られた。「上手にできているね」などと声をかけ、箸の使用に対しての意欲を十分に受け止めていった。箸を持つことが難しい子もいるので、その都度側に付いて持ち方を知らせていった。