3歳ぱんだ組月のまとめバックナンバー

3歳ぱんだ組2022年度9月のまとめ

健康

ポットのお茶の量を調節しておくと、自分たちでコップにお茶が入れられるようになり、進んで水分補給ができるようになった。力加減が難しく、入れすぎてこぼれてしまうこともあるため、必要に応じては手を添えたり、入れ方を繰り返し伝えたりし、自分でできた喜びが味わえるようにしていった。9月末になると、朝の気温が下がり、長袖で登園する子が出てきた。身体を動かしたり、昼になると気温が上がったりし、汗をかくため、半袖を多めに持ってきてもらい、こまめに着替えができるようにしていった。

人間関係

運動会ごっこをする中で、さらに友だちとの仲が深まり、一緒に遊ぶことを楽しんでいる。また、友だちの姿によく目を向けており、“どうして友だちが泣いているのか”“友だちが何を困っているか”に気付き、自分なりに解決してあげようとしたり、保育者に知らせに来たりする姿があった。「~してくれたんだね」「○○ちゃんに優しくしてくれてありがとう」などと言葉掛けをし、友だちを思いやる姿を大切にしていった。

環境

園庭や戸外遊びの機会が増え、草花や木の実、虫探しを楽しむ姿があった。また、散歩に出かけると、金木犀の香りや、稲刈りをした後の稲の匂いなどにも気付き、自分たちの気付きを保育者や友だちに知らせる姿があった。“何の匂いなのか”“どこから香ってくるのか”子どもたちに話をし、興味・関心を広げていった。

言葉

絵本やパネルシアターが好きで、様々な物語に親しんでいる。その中でも、『オオカミと7匹の子ヤギ』が好きで、園庭のログハウスを子ヤギの家に見立てて、ごっこ遊びを楽しむ姿があった。物語のセリフをよく覚えており、友だちと声を揃えてセリフを言い、役になりきっていた。保育者もあそびに加わり、オオカミ役になりきることで、さらに遊びを盛り上げ、楽しさを共有していった。

表現

ダンスが好きで、度々「せんせい、○○(ダンス)しよう」とリクエストし、繰り返しダンスを楽しんでいた。運動会ごっこでは、保護者の方に見てもらうことを楽しみにしており、さらにポンポンを持って踊ることで、張り切り、笑顔で踊る姿があった。一人一人の姿を十分に認め、保護者にも園での姿を伝え、喜びを共有することで、自信に繋げていった。

食育

戸外遊びの機会が増えたり、運動会ごっこでたっぷりと体を動かしたりするため、以前よりも食欲旺盛になり、おかわりも進んでいる。運動会ごっこの後の給食は、いつもよりさらに意欲的で、普段野菜や汁を残す子が、「せんせい、全部食べるから見てて」と言って、張り切って食べる姿もあった。一人一人の姿を十分に認め、保護者とも喜びを共有し、自信につなげていった。…

3歳ぱんだ組2022年度8月のまとめ

健康

子どもたちの体調の変化にいち早く気付けるよう、こまめに検温したり、一人ひとりの様子をしっかり見守ったりして対応していった。また、気温が高くなる日が続き、室温も高くなる日が多かったため、子どもたちには、水分をしっかり摂るように声をかけたり、水分補給を行う時間を作ったりしていった。お茶を自分で入れることができる子が増え、積極的に水分を摂ることができていて良かった。

人間関係

集団遊びを楽しむ姿が増え、「○○ちゃん、~しよう!」と遊びに誘ったり、「○○くん、入れて~」と遊びの輪に加わったりする姿が見られた。また、友だちが片付けをしていると、自分が使っていない玩具も一緒に片付けたり、「○○ちゃん、落ちてたよ」と友だちの落とし物を拾って届けたりする姿があった。協力したり、相手を思いやったりする子どもたちの姿を認め、側で見守っていった。

環境

クラスで飼っているカブトムシの観察を楽しむ姿があった。登園してすぐに虫カゴを覗き、「ゼリーがなくなってるよ」とカブトムシのエサの心配をしたり、3匹中1匹だけ土の上に出ていることに気付き、「ほかのカブトムシは?まだ寝てるかなぁ」と残り2匹の様子を考えたりする子がいた。また、手に乗せたり、服につけたりして触れ合いを楽しむ姿があったため、今後も虫や植物などの生き物と触れ合える機会を作り、子どもたちが様々な自然に興味、関心を持てるようにしていきたい。

言葉

「うみにいったよ」「キャンプに行くの」など、休みの間に経験、体験した出来事や次の休みの予定などを嬉しそうに、保育者や友だちに伝える姿があった。保育者も話に参加したり、他児に同じ話題の話を聞いたりして、やりとりが長く楽しめるようにしていった。また、トラブルになった時には、「○○くんが~して嫌だった」「○○ちゃんと~して一緒に遊びたかった」など、自分の思いを言葉ではっきりと伝える姿が増えてきた。保育者が仲立ちとなると、「一緒に~して遊ぼう」「ごめんね」「いいよ」など、友だちにも自分の思いを言葉で伝えて解決しようとする姿も多く見られるようになってきた。

表現

色水遊びでは、様々な色を組み合わせ、それぞれにオリジナルジュース作りを楽しむ姿あった。似ている色でも「これは、りんごジュースだよ」「みて、いちごの色!」など、自分なりのイメージを伝え、嬉しそうに保育者や友だちに見せていた。また、氷遊びや泡遊びでは、「シュワシュワしてる」「ツルツルして気持ちいい」「つめたーい」など、気づきを自分なりの言葉で表現して伝える姿が見られた。一人ひとりが自分なりに表現しようとする姿を認め、一緒に感じたり、気づいたりした喜びを味わえるように言葉を添えていった。

食育

給食を食べる前から、見た目の苦手意識があり、「これ、食べれない」という子がいたため、無理強いせず、子どもの思いに寄り添っていった。また、空になった弁当箱や皿を保育者のところまで見せにくる子もおり、全部食べられた嬉しさを味わったり、自信に繋げられるよう、配膳する量を子どもと考えながら決めていくようにしたい。…

3歳ぱんだ組2022年度7月のまとめ

健康

RSウィルス感染症や胃腸炎、急性咽頭炎等が流行し、体調を崩す子が多かった。いつもより食欲がなかったり、咳や鼻水が出たりする時は、こまめに検温し、保護者に様子を伝え、体調の変化に早く気づけるようにしていった。また、こまめに換気をし、感染対策に努めていった。

人間関係

友だちと関わって遊ぶ中で、「○○ちゃんが入れてくれん」と泣いて訴える姿があった。“今は一人で集中して遊びたい”という思いから、友だちが遊びに加わると嫌がったり、怒ったりする場面が見られる。双方の思いを受けとめ、「一緒に~しようか」と保育者も一緒に遊びに加わったり、「今は○○ちゃん、~したいみたいだから、~して遊ばない?」と違う遊びに誘ったりし、繰り返し仲立ちとなっていった。保育者が間に入ることで、お互いが納得して遊べる姿があった。

環境

早くに梅雨明けとなったが、天気が変わりやすく、晴れていても急に外が暗くなり、大雨が降る日があった。外が薄暗くなると「先生、雨降るんじゃない?」と話したり「おへそ隠さなきゃ!」と雷が鳴ることを予測したりする姿があった。子どもたちと雲の色や動きを観察して楽しんだり、大雨が降ったらどうなるかを紙芝居で伝えたりし、この時期ならではの自然事象に目を向けていった。

言葉

保育者や友だちと保育園ごっこ遊びを楽しむ姿があった。人形を保育者に預け、「この子、ちょっと咳が出るので、お薬飲ませてください」「今日は病院に連れていくので、早く迎えに行きます」など、実際にあったやりとりを真似て、ごっこ遊びをする子がいた。やりとりがさらに広がるよう、保育者も積極的に言葉を交わし、やりとりを楽しんでいった。

表現

音楽に合わせてダンスを踊って楽しんだ。保育者が踊るダンスを真似たり、タブレットを用いて様々なダンスの動画を見ながら踊ったりした。振り付けを覚え「せんせい、○○しよう」と保育者を積極的に誘い、繰り返し楽しんでいた。保育者も身振りを大きくしたり、「次は○○のポーズだよ」と動作を伝えたりしながら一緒に踊り、楽しさを共有していった。

食育

給食室で使う野菜を提供してもらい、野菜スタンプを楽しんだ。玉ねぎやオクラは、花の形のようになり、「オクラってかわいい形だね」「バラみたいな形だ!(玉ねぎ」など、出来上がった形に大喜びの子どもたちだった。普段は「これいらない」と言って残す野菜も、「可愛いお花(スタンプ)ができたよね」と話すと「食べてみるけん、見てて」と進んで食べてみる姿があった。野菜スタンプを通して、野菜への興味・関心が深まった。…

3歳ぱんだ組2022年度6月のまとめ

健康

感染症対策でマスクの着脱、手指消毒をこまめにするようになり、外遊びの時や食事の前後など、初めは戸惑う姿があった。その都度声をかけたり、わかりやすくイラストを使って伝えたりして流れがわかるようにすると、自ら進んで行う姿も見られるようになってきた。排泄面では、ほとんどの子が自分のタイミングでトイレに行き、排泄すると「出たよ」と嬉しそうに知らせていた。また、衣服の汚れに気づき自分で着替えをするなど、身のまわりのことも積極的にする姿が多く見られた。自分でできた喜びや嬉しさに共感し、十分に認め、自信や意欲に繋げていった。

人間関係

子ども同士誘い合ってごっこ遊びやかるた、虫探しなど同じ遊びをして、楽しさを共有する姿があった。一緒に遊ぶ中で、思いがぶつかってトラブルになることもあったので、お互いの気持ちをしっかりと聞いて受け止め、代弁したり言葉を添えたりして、思いを自分で伝え、相手の気持ちにも気づけるように仲立ちをしていった。

環境

天候によって外が暗くなったり明るくなったりすることに気づき、「暗くなったよ。雨降ってる」「明るくなった。お外行けるね」と言って保育者に知らせる姿があった。また、室内に紫陽花を飾ると「○○はピンクがいい」「○○はこっち」と好きな花に触れたり、戸外で蛙やバッタ、幼虫などを発見して観察したり触れたりして喜んでいた。子どもたちの発見や気づいた喜びに共感し、保育者も一緒に観察するなどして身近な自然事象や植物、生き物に興味がもてるようにしていった。

言葉

お店屋さんや人形遊びなどごっこ遊びをしたり、自分の思いを伝えたり、子ども同士で言葉のやりとりを楽しんでいた。思いが伝わらないと強い口調になったり、大きな声で自分の思いを主張したりすることもあった。保育者も遊びに加わり、それぞれの思いを汲み取って「優しく言ってみよう」など丁寧に語りかけ、好きな遊びを安心して楽しめるように仲立ちをしていった。

表現

ぬり絵や折り紙に興味をもつ子が多く、「ぬり絵したい」「(折り紙で)○○作って」と保育者に伝えて、集中して楽しんでいた。色鉛筆で線からはみ出さないように丁寧にぬったり、折り紙では作り方の本を見ながら保育者に作ってもらったり、自分で工夫して作ったりして喜んでいた。子どもたちの思いに応え、必要な材料や道具を多めに準備して、好きな遊びが自由にできるように配慮した。

食育

「ピーマン食べられるよ」「先生見て」と食べる姿や綺麗になったお皿を見せて喜び、おかわりをする子が多くいた。箸を使って食べる子も増えたが、箸で遊ぶ子もいたので、箸の使い方や持ち方を伝え、難しい時はスプーンを使って食事が進むように配慮した。また、食事の途中で席を立ったり、椅子の上に正座をしていたり、横を向いて食べたりする子がいたので、その都度声をかけ、食事の時の姿勢やマナーも伝えていった。…

3歳ぱんだ組2022年度5月のまとめ

健康

生活の流れがわかるようになり、戸外に出る前は進んでトイレに向かったり、食事前は手を洗ったりすることが習慣づいてきた。また、マスクの着用や消毒なども積極的に行ったり、友だちに教えたりする姿があった。中旬から新型コロナウイルス感染症の対応として、マスクの着脱や消毒の回数など変更点があった。子どもたちが戸惑わないように、その都度丁寧に伝え、安心して生活が送れるように配慮していった。

人間関係

気の合う友だちを誘い、一緒に遊びを楽しむ姿があった。また、保育者の名前を覚えて、「○○先生!」と呼んで、関わりを楽しむ姿も増えている。友だちと一緒に遊びたい時と一人で遊びたい時、保育者と遊びたい時など、子どもたちの気持ちがすれ違って、トラブルになることもあったため、一人一人の思いを受けとめ、話を聞いたり、代弁したりして、子どもたちが楽しく遊べるように仲立ちしていった。

環境

散歩に出掛けると、花や虫などの自然物に興味を持って、発見した喜びを伝える姿があった。「ピンク色のお花、かわいいね」と感想を伝えたり、木陰に入ると、「ここ涼しいね~」と気づきを伝えたりする子の姿もあった。子どもたちの発見や気づきに共感しながら、一緒に喜びや楽しさを共有していった。

言葉

友だちが泣いていると、「○○ちゃんが~したからだよ」と、トラブルになった原因を保育者に伝えてくれる姿があった。また、トラブルになった際は、「だって~したかったんだもん」と自分の思いを伝えたり、「~してごめんね」と進んで声をかけたりし、子どもたち同士で仲直りをしようとする姿も見られた。子どもたちの思いに耳を傾け、双方の思いを伝え、仲立ちとなっていった。

表現

こいのぼりの製作遊びを楽しんだ。梱包材(プチプチ)、綿棒などを使った手作りスタンプや、段ボールを三角、四画、丸型など様々な形にして作ったスタンプの中から好きな形や色を選んで、納得のいくまでスタンプを押し、一人一人の個性溢れる素敵な作品ができあがっていた。身近な材料を取り入れ、様々な形、肌触りを体験することができ良かった。

食育

好きなおかずがあると、おかわりをすることを楽しみにし、意欲的に食べる姿があった。また、好きなおかずばかり食べるのではなく、友だちが食べる様子を見て、苦手な野菜も一口でも食べてみようとし、「野菜食べれたよ!」と嬉しそうに綺麗になったお皿を見せてくれる子どもも増え、成長を感じた。進んで食べようとする姿を十分に認め、食べられた喜びを共有していった。…

3歳ぱんだ組2022年度4月のまとめ

健康

気温差があり、汗ばむような気温の日もあれば、肌寒い日もあった。気温や子どもたちの体調に合わせて衣服を調節したり、エアコンを使用したりし、快適に過ごせるようにしていった。また、気温の高い日は特に水分をこまめに摂るよう声かけをし、体調管理に気を付けていった。

人間関係

玩具を独り占めしたり、「貸して」「一緒に~しよう」などの言葉が出ず、友だちの玩具を取ろうとしたり、無理矢理友だちの遊んでいるスペースに入っていったりし、トラブルになることがあった。「~したかったんだね」と思いを受け止めながら、「一緒に使おうね」「貸してって言おうね」と繰り返し伝え、仲立ちとなっていった。

環境

天気の良い日は園庭で遊んだり、散歩に出掛けたりした。友だちと手をつないでの散歩に慣れておらず、散歩の際は気になるものを見つけると、友だちと手を放してしまったり、前の友だちを追い越したりする場面があった。散歩に行く前には毎回、「友だちと手を離さないこと」「前の友だちについて歩くこと」を約束し、安全に楽しく散歩ができるように配慮していった。

言葉

保育室にあるピアノに興味を持つ子が多かったため、チューリップやこいのぼりなどの季節のうたや、簡単な童謡をピアノで伴奏し、遊びの中に取り入れていった。次は「○○の歌がいいな」と嬉しそうにリクエストする姿があったので、子どもたちの関心、意欲を十分に認め、様々な歌を一緒に歌い楽しさを共有していった。

表現

絵を描くことが好きな子が多く、色画用紙とペンを用意すると、「○○描いたよ」「これは○○だよ」と自分の描いたものを知らせたり、何かに見立てたりして楽しむ姿があった。「○○描いたんだね」「じゃあこれは○○かな~?」などと会話を続け、子どもたちの思いを受け止めながら、やりとりを広げていった。

食育

新入園児は新しい環境に戸惑い、給食時になると涙が出る子がいた。不安な気持ちを受け止め、側についたり、抱きしめたりしながら気持ちを落ち着かせ、安心して食事ができるようにしていった。在園時は、全体的によく食べていた。ピカピカになった皿や、弁当箱を見せてアピールする姿があったので、「○○ちゃん、きれいに食べたね!すごいね」と一人一人に言葉かけをし、自信や次への意欲に繋げていった。…

3歳ぱんだ組2021年度3月のまとめ

健康

 新型コロナウィルス感染拡大防止のため、マスクの着用や手指の消毒を行っていった。マスクをずらして着用したり、水分補給をした後にマスクを付け忘れたりと、まだ徹底することは難しいが、午睡後やおやつ後にすぐマスクを着用することが習慣づいてきた。なぜマスクを付けるのかわかりやすく説明したり、マスクの取り扱いを繰り返し伝えたりし、体調管理に気を付けていった。

人間関係

 友だちとの関わりが深まり、周りの友だちの様子の変化にすぐ気が付くようになった。友だちが泣いていると「○○ちゃん呼んでくる」といって、トラブルになった相手に声をかけ、仲立ちをしようとしたり、「~するのはどう?」と遊びを提案したりして、一緒にトラブルを解決しようとする姿が見られるようになった。「気付いてくれてありがとう」「やさしかったね」などと言葉をかけ、友だちを思いやる姿を十分に認めていった。

環境

 天気の良い日は、園庭で遊んだり、散歩に出掛けたりした。連日、桜並木の方へ散歩に出掛けると、「あっち桜が咲いてる」「昨日はここ咲いてなかったよね」と数日での変化に気が付き、春探しを楽しむ姿があった。子どもたちの気付きにゆったりと耳を傾け、この時期ならではの変化に目を向け、発見する楽しさを共有していった。

言葉

 ひらがなに興味を持ち、自分の名前の文字を書けるようになった子が増えてきた。また、ひらがなを書くのは難しいが読める子が増え、保育者から手紙を欲しがり、もらった手紙を嬉しそうに指で追いながら読んでみる姿があった。子どもたちの興味、関心を大切にし、ひらがな表をいくつか用意したり、白紙を用意したりし、自由に読んだり書いたりできるよう、環境を整えていった。

表現

 表現遊びが好きで、戸外で長く伸びた葉や、つるを見つけると自然と“おおきなかぶ”ごっこが始まったり、園庭のログハウスを使って“おおかみと七ひきのこやぎ”ごっこをしたりして楽しんでいた。保育者も一緒に遊びに加わり、役になりきることで、遊びを広げたり、表現する楽しさを共有したりしていった。

食育

苦手な食材があると、「一口だけ食べてみるけん、見てて」と言ってアピールしながら食べたり、「先生、2口食べたら終わりにする」と言って、自分で見切りを付けながらも、少しは食べてみようとしたりと、成長が見られた。一人一人の成長を認め、保護者とも喜びを共有することで、次への意欲へつなげていった。…

3歳ぱんだ組2021年度2月のまとめ

健康

保育者が声をかけなくても、活動の合間に自ら手指消毒を行ったり、マスクをつけたりする習慣が身についた。自分でマスクが汚れたり、濡れたりすると保育者に伝え、マスクを交換する姿も見られる。片付けの時にタイマーで時間を計るなど目標設定をしたことで意欲に繋がり、「今日は〇〇分で片付ける」など子どもたちの方から声が上がるようになった。タイマーを使わない時も速やかに片付けたり、片付けるものによって箱を分けたりする姿も見られ、成長を感じた。

人間関係

集団生活での決まり事を友だちにも気づいてほしくて伝えるが、上手く伝わらないと、叩いたり押したりして強引さが出てしまうこともあった。友だちのことを思う気持ちを受け止めて、どうしたら友だちが話を聞いてくれるか一緒に考えたり、保育者が仲立ちとなって、一緒に話をしたりできることを伝えていった。

環境

バレンタインがテーマの製作で取り入れたコロコロアートでは、絵の具を付けた球を箱の中で転がして紙に模様を付けていった。思うように色が紙につかないこともあったが、球をはねさせたり、傾ける角度を変えたりするなど、工夫する姿が見られた。また、紙粘土で型抜きをし、絵の具を塗って遊んだ。紙粘土の感触が面白く、しばらくこねて遊んだり、製作の後も油粘土で型抜きを繰り返したりして楽しむ姿が見られた。

言葉

言葉でのやりとりが多くなり、ごっこ遊びでのやりとりだけではなく、遊びのルールなどの説明もするようになってきた。自分たちで決めたルールでの遊びを楽しんでいるが、ルールが理解できなかったり、納得がいかなかったりして言い合いになることもあった。保育者が仲立ちし、ルールについて代弁したり、お互いに納得できるように落ち着いて話をしたりできるように関わっていった。

表現

白紙や画用紙を使って絵を描いたり、文字を書いて楽しんだりするようになってきた。自分でイメージしたものを描いていき、顔のパーツなどの細かいところまでかけるようになってきている。色鉛筆だけでなく、ペンなど様々な文具を用意し、多様な表現を楽しめるようにしていきたい。

食育

食事の時間は友だちと食べることを喜び、楽しくすごしているが、会話に夢中になりすぎて食事がすすまないことが多かった。友だちと食べる喜びを味わえるようにしつつ、食べることにも目標をもって、苦手なものを食べてみようとする姿を褒めたり、食べにくそうにしている時は、どうしたら食べやすくなるか子どもたちと考えたりしていくようにする。…

3歳ぱんだ組2021年度1月のまとめ

健康

室内遊びが主だったが、雪が積もった日は雪遊びをしたり、天気の良い日は園庭でたっぷりと体を動かしたりして遊んだ。身体を動かすことで体が温まると、自分たちで衣服を調節して遊ぶ姿があった。

また、新型コロナウイルス感染症予防のため、1月末から園内でもマスクを着用するようになった。取り扱い方を丁寧に伝え、マスクが汚れた時にはこまめに新しいものと交換するように声をかけ、清潔に保てるようにしていった。

人間関係

友だちとの関わりが深まり、友だちのことをよく気にかけている。一方で、正義感から「~ちゃん~したらいけんよ」「~ちゃん、~せんと」などと、強い口調で相手を注意をする姿があるため、言われた側の子が「〇〇ちゃんが怒った」と泣いて訴える姿があった。「教えてくれてありがとうね」と思いを汲み取りながら、一方的に自分の思いを伝えるだけでなく、「〇〇ちゃんは~したかったんだって」などと相手の思いにも耳を傾けられるよう、繰り返し仲立ちとなっていった。

環境

はさみを使った製作あそびを多く取り入れていった。初めは、直線に切ることを楽しんでいたが、色画用紙に丸型、三角などを描いたものを用意すると、線の上を切ることを意識して、集中して丁寧に切っていく姿が見られるようになった。

また、形の違いや面白さに気付き、ままごと用のお椀(丸形)や積み木(四角)などを自分たちで見つけ、紙に当てて形を縁取る姿もあった。子どもたちの関心、意欲を大切にし、遊びを広げていった。

言葉

年長児が手紙を書いて保育者に渡す様子を見て、ひらがな表を見たり、保育者に文字を確認したりしながら、手紙やいくつものひらがなを書いて楽しむ姿があった。「上手に書けたね」「〇〇って書いてくれたんだね」などと声をかけ、自信に繋げ、相手に伝わる嬉しさが味わえるようにしていった。

表現

様々な音楽に親しみをもち、「せんせ~、〇〇(曲名)流して」と保育者にリクエストし、年長児が組体操で使った曲や、クリスマス会の出し物で使った曲などに合わせて、ダンスや振り付けを真似て踊る姿があった。

また、好きなキャラクターになりきって友だちと遊びを楽しむ姿もあった。子どもたちの楽しい気持ちに寄り添い、繰り返し楽しめるようにしていった。

食育

以前は野菜が苦手だった子が、「先生、見てて」と言いながら進んで食べようとする姿が見られるようになった。また、一口食べられたことが自信につながり、続けて食べてみる場面もあった。保護者にも園での様子を伝え、子どもたちの成長を共有し、自信に繋げていった。…

3歳ぱんだ組2021年度12月のまとめ

健康

体調に配慮しながら、戸外で体を動かすことを楽しんだ。ボールを使ったり、複数で集まって、追いかけっこをしたりする姿が増え、運動遊びの楽しみ方に変化が見られた。寒くなり、自ら水分補給をしようとしない子が多いため、こまめに声をかけたり、保育者も一緒に水分補給をしたりし、水分補給の大切さを伝えていった。

人間関係

高校生、中学生との交流があり、一緒に製作や自分の好きな遊びを楽しむことができた。以前は積極的に関わろうとしなかった子も、1対1で遊べるようになり、抱っこしてもらうなどスキンシップが取れるようになった。自分の思いも言葉で伝えられるようになり、より深く関わって、遊びを楽しむことができた。

環境

クリスマスリース作りでは、松ぼっくりやどんぐりなど自然のものを使って製作を楽しんだ。松ぼっくりに筆で色を塗ることが面白かったようで、何度も繰り返し楽しむ姿が見られた。室内で遊ぶことが多くなり、空き箱を組み合わせて遊んだり、箱を使ってごっこ遊びを発展させたりする姿が見られ、室内遊びを楽しむことができた。

言葉

生活や遊びでのきまりごとへの理解が広がり、友だちに注意をしたり、遊びのルールなどを伝えたりする姿が増えてきた。正義感が強く、声が大きくなったり、口調が強くなりすぎたりすることもあった。伝えたいという思いを受けとめ、自分の思いと相手の思いに気付けるよう仲立ちをしていった。

表現

発表会後、子どもたちが意欲的に歌やダンスなどの表現遊びを楽しむ姿が見られた。クリスマス会でもダンスを行い、楽しむことができた。自分たちで役を決めたり、CDに合わせて動きを考えたりして遊ぶ姿も見られ、成長を感じた。クリスマス製作では、小さな飾りを糊でつけたり、筆を使って、立体的な物に色を塗ったりし、製作を楽しむことができた。

食育

苦手なものでも、少しずつなら食べられるものが増えてきている。自分で「半分は食べてみる」「人参は食べられる」と食べるものを決め、食べきる姿も見られるようになった。自分で決めたいという思いを大切に、頑張ろうとする姿を認めていった。クリスマスの給食ではテーブルの配置を工夫し、気分を変えて食事を楽しめるようにした。保育室の環境にも気を配り、食事を楽しめるように工夫していきたい。…