3歳ぱんだ組月のまとめバックナンバー

3歳ぱんだ組2021年度3月のまとめ

健康

 新型コロナウィルス感染拡大防止のため、マスクの着用や手指の消毒を行っていった。マスクをずらして着用したり、水分補給をした後にマスクを付け忘れたりと、まだ徹底することは難しいが、午睡後やおやつ後にすぐマスクを着用することが習慣づいてきた。なぜマスクを付けるのかわかりやすく説明したり、マスクの取り扱いを繰り返し伝えたりし、体調管理に気を付けていった。

人間関係

 友だちとの関わりが深まり、周りの友だちの様子の変化にすぐ気が付くようになった。友だちが泣いていると「○○ちゃん呼んでくる」といって、トラブルになった相手に声をかけ、仲立ちをしようとしたり、「~するのはどう?」と遊びを提案したりして、一緒にトラブルを解決しようとする姿が見られるようになった。「気付いてくれてありがとう」「やさしかったね」などと言葉をかけ、友だちを思いやる姿を十分に認めていった。

環境

 天気の良い日は、園庭で遊んだり、散歩に出掛けたりした。連日、桜並木の方へ散歩に出掛けると、「あっち桜が咲いてる」「昨日はここ咲いてなかったよね」と数日での変化に気が付き、春探しを楽しむ姿があった。子どもたちの気付きにゆったりと耳を傾け、この時期ならではの変化に目を向け、発見する楽しさを共有していった。

言葉

 ひらがなに興味を持ち、自分の名前の文字を書けるようになった子が増えてきた。また、ひらがなを書くのは難しいが読める子が増え、保育者から手紙を欲しがり、もらった手紙を嬉しそうに指で追いながら読んでみる姿があった。子どもたちの興味、関心を大切にし、ひらがな表をいくつか用意したり、白紙を用意したりし、自由に読んだり書いたりできるよう、環境を整えていった。

表現

 表現遊びが好きで、戸外で長く伸びた葉や、つるを見つけると自然と“おおきなかぶ”ごっこが始まったり、園庭のログハウスを使って“おおかみと七ひきのこやぎ”ごっこをしたりして楽しんでいた。保育者も一緒に遊びに加わり、役になりきることで、遊びを広げたり、表現する楽しさを共有したりしていった。

食育

苦手な食材があると、「一口だけ食べてみるけん、見てて」と言ってアピールしながら食べたり、「先生、2口食べたら終わりにする」と言って、自分で見切りを付けながらも、少しは食べてみようとしたりと、成長が見られた。一人一人の成長を認め、保護者とも喜びを共有することで、次への意欲へつなげていった。…

3歳ぱんだ組2021年度2月のまとめ

健康

保育者が声をかけなくても、活動の合間に自ら手指消毒を行ったり、マスクをつけたりする習慣が身についた。自分でマスクが汚れたり、濡れたりすると保育者に伝え、マスクを交換する姿も見られる。片付けの時にタイマーで時間を計るなど目標設定をしたことで意欲に繋がり、「今日は〇〇分で片付ける」など子どもたちの方から声が上がるようになった。タイマーを使わない時も速やかに片付けたり、片付けるものによって箱を分けたりする姿も見られ、成長を感じた。

人間関係

集団生活での決まり事を友だちにも気づいてほしくて伝えるが、上手く伝わらないと、叩いたり押したりして強引さが出てしまうこともあった。友だちのことを思う気持ちを受け止めて、どうしたら友だちが話を聞いてくれるか一緒に考えたり、保育者が仲立ちとなって、一緒に話をしたりできることを伝えていった。

環境

バレンタインがテーマの製作で取り入れたコロコロアートでは、絵の具を付けた球を箱の中で転がして紙に模様を付けていった。思うように色が紙につかないこともあったが、球をはねさせたり、傾ける角度を変えたりするなど、工夫する姿が見られた。また、紙粘土で型抜きをし、絵の具を塗って遊んだ。紙粘土の感触が面白く、しばらくこねて遊んだり、製作の後も油粘土で型抜きを繰り返したりして楽しむ姿が見られた。

言葉

言葉でのやりとりが多くなり、ごっこ遊びでのやりとりだけではなく、遊びのルールなどの説明もするようになってきた。自分たちで決めたルールでの遊びを楽しんでいるが、ルールが理解できなかったり、納得がいかなかったりして言い合いになることもあった。保育者が仲立ちし、ルールについて代弁したり、お互いに納得できるように落ち着いて話をしたりできるように関わっていった。

表現

白紙や画用紙を使って絵を描いたり、文字を書いて楽しんだりするようになってきた。自分でイメージしたものを描いていき、顔のパーツなどの細かいところまでかけるようになってきている。色鉛筆だけでなく、ペンなど様々な文具を用意し、多様な表現を楽しめるようにしていきたい。

食育

食事の時間は友だちと食べることを喜び、楽しくすごしているが、会話に夢中になりすぎて食事がすすまないことが多かった。友だちと食べる喜びを味わえるようにしつつ、食べることにも目標をもって、苦手なものを食べてみようとする姿を褒めたり、食べにくそうにしている時は、どうしたら食べやすくなるか子どもたちと考えたりしていくようにする。…

3歳ぱんだ組2021年度1月のまとめ

健康

室内遊びが主だったが、雪が積もった日は雪遊びをしたり、天気の良い日は園庭でたっぷりと体を動かしたりして遊んだ。身体を動かすことで体が温まると、自分たちで衣服を調節して遊ぶ姿があった。

また、新型コロナウイルス感染症予防のため、1月末から園内でもマスクを着用するようになった。取り扱い方を丁寧に伝え、マスクが汚れた時にはこまめに新しいものと交換するように声をかけ、清潔に保てるようにしていった。

人間関係

友だちとの関わりが深まり、友だちのことをよく気にかけている。一方で、正義感から「~ちゃん~したらいけんよ」「~ちゃん、~せんと」などと、強い口調で相手を注意をする姿があるため、言われた側の子が「〇〇ちゃんが怒った」と泣いて訴える姿があった。「教えてくれてありがとうね」と思いを汲み取りながら、一方的に自分の思いを伝えるだけでなく、「〇〇ちゃんは~したかったんだって」などと相手の思いにも耳を傾けられるよう、繰り返し仲立ちとなっていった。

環境

はさみを使った製作あそびを多く取り入れていった。初めは、直線に切ることを楽しんでいたが、色画用紙に丸型、三角などを描いたものを用意すると、線の上を切ることを意識して、集中して丁寧に切っていく姿が見られるようになった。

また、形の違いや面白さに気付き、ままごと用のお椀(丸形)や積み木(四角)などを自分たちで見つけ、紙に当てて形を縁取る姿もあった。子どもたちの関心、意欲を大切にし、遊びを広げていった。

言葉

年長児が手紙を書いて保育者に渡す様子を見て、ひらがな表を見たり、保育者に文字を確認したりしながら、手紙やいくつものひらがなを書いて楽しむ姿があった。「上手に書けたね」「〇〇って書いてくれたんだね」などと声をかけ、自信に繋げ、相手に伝わる嬉しさが味わえるようにしていった。

表現

様々な音楽に親しみをもち、「せんせ~、〇〇(曲名)流して」と保育者にリクエストし、年長児が組体操で使った曲や、クリスマス会の出し物で使った曲などに合わせて、ダンスや振り付けを真似て踊る姿があった。

また、好きなキャラクターになりきって友だちと遊びを楽しむ姿もあった。子どもたちの楽しい気持ちに寄り添い、繰り返し楽しめるようにしていった。

食育

以前は野菜が苦手だった子が、「先生、見てて」と言いながら進んで食べようとする姿が見られるようになった。また、一口食べられたことが自信につながり、続けて食べてみる場面もあった。保護者にも園での様子を伝え、子どもたちの成長を共有し、自信に繋げていった。…

3歳ぱんだ組2021年度12月のまとめ

健康

体調に配慮しながら、戸外で体を動かすことを楽しんだ。ボールを使ったり、複数で集まって、追いかけっこをしたりする姿が増え、運動遊びの楽しみ方に変化が見られた。寒くなり、自ら水分補給をしようとしない子が多いため、こまめに声をかけたり、保育者も一緒に水分補給をしたりし、水分補給の大切さを伝えていった。

人間関係

高校生、中学生との交流があり、一緒に製作や自分の好きな遊びを楽しむことができた。以前は積極的に関わろうとしなかった子も、1対1で遊べるようになり、抱っこしてもらうなどスキンシップが取れるようになった。自分の思いも言葉で伝えられるようになり、より深く関わって、遊びを楽しむことができた。

環境

クリスマスリース作りでは、松ぼっくりやどんぐりなど自然のものを使って製作を楽しんだ。松ぼっくりに筆で色を塗ることが面白かったようで、何度も繰り返し楽しむ姿が見られた。室内で遊ぶことが多くなり、空き箱を組み合わせて遊んだり、箱を使ってごっこ遊びを発展させたりする姿が見られ、室内遊びを楽しむことができた。

言葉

生活や遊びでのきまりごとへの理解が広がり、友だちに注意をしたり、遊びのルールなどを伝えたりする姿が増えてきた。正義感が強く、声が大きくなったり、口調が強くなりすぎたりすることもあった。伝えたいという思いを受けとめ、自分の思いと相手の思いに気付けるよう仲立ちをしていった。

表現

発表会後、子どもたちが意欲的に歌やダンスなどの表現遊びを楽しむ姿が見られた。クリスマス会でもダンスを行い、楽しむことができた。自分たちで役を決めたり、CDに合わせて動きを考えたりして遊ぶ姿も見られ、成長を感じた。クリスマス製作では、小さな飾りを糊でつけたり、筆を使って、立体的な物に色を塗ったりし、製作を楽しむことができた。

食育

苦手なものでも、少しずつなら食べられるものが増えてきている。自分で「半分は食べてみる」「人参は食べられる」と食べるものを決め、食べきる姿も見られるようになった。自分で決めたいという思いを大切に、頑張ろうとする姿を認めていった。クリスマスの給食ではテーブルの配置を工夫し、気分を変えて食事を楽しめるようにした。保育室の環境にも気を配り、食事を楽しめるように工夫していきたい。…

3歳ぱんだ組2021年度11月のまとめ

健康

活動を絵や文字でホワイトボードに記すと、「もうそろそろお片付けする?」「先生、もうトイレいっといたよ」など、自分なりに考えて行動する子がいた。一方で次の活動に気が向き、手洗いを忘れたり、慌ててスリッパを脱ぎ捨てたりする姿も目立った。子どもたちの姿を十分に認め、その都度声かけをし手洗いやスリッパを揃えることを習慣付けていった。

人間関係

一緒に遊ぶ中で、思いがぶつかることがあり、「○○ちゃんがいれてくれん」「○○ちゃんが嫌いって言った」などと訴えてくる子がいた。「○○ちゃんは、今~がしたかったんだね」「~が終わったら一緒に遊べるかな?」と双方の思いを聞きながら、仲立ちとなり、お互いの思いを伝えあうことで、また一緒に遊び始めることができた。子ども同士でのやりとりを大切にしながら、必要に応じて仲立ちとなっていった。

環境

戸外遊びでネイチャーゲームをしたことから、園庭に出ると積極的に秋の色を探してみたり、匂いに敏感になり「このお花○○みたいな匂いがする」など、発見を楽しんだりする姿があった。子どもたちの関心が高まるよう、室内でも五感を使ったゲームを取り入れ、一緒に楽しんでいった。

言葉

ひらがなや数字の興味が深まり、文字を読もうとするだけでなく、ひらがな表や友だちの名前を見て、真似て書いてみる姿が見られるようになった。また、「○○ちゃんの○はどうやって書く?」と書きたい文字があると、保育者に確認しにくる子もいた。子どもたちの興味、関心を大切にし、かるたや絵積み木など、ひらがなを取り入れた遊びを取り入れ、意欲を伸ばしていった。

表現

発表会ごっこの劇遊びでは、それぞれの役になりきって楽しむ姿があった。おじいさんやおばあさん役の子は腰を曲げて歩いたり、犬や猫役の子はそれぞれの鳴き声を真似たり、歩き方を真似たりと、自分たちなりの表現を楽しんでいた。保育者も一緒になって役になりきり、表現する楽しさを共有していった。

食育

おかずに苦手な食材が入っていると、「せんせい、もういらない」「一口食べたらおしまいにする」と言って見切りをつける姿があった。「これは食べられるかな?」と苦手な食材を抜いて口元に運ぶと食べられることが多く、食べられる味だとわかると続けて自分で食べる姿も多かった。子どもたちの姿を認め言葉掛けをし、楽しく食事ができるよう関わっていった。…

3歳ぱんだ組2021年度10月のまとめ

健康

運動会ごっこや戸外遊びを積極的に取り入れ、体を動かすことを楽しんだ。ボールや登り棒などの遊具を使って遊ぶ姿も増え、保育者も一緒に体を動かしたり、できるようになったことを一緒に喜んだりしていった。
月の後半は園内感染症が流行り、体調を崩す子も多くいた。少しでも普段と様子が違う子がいれば、すぐに検温したり、体調が悪化した時のための対応を準備したりするようにしていった。

人間関係

興味のある遊びが変わって、一緒に遊ぶ友だちに変化が見られる子がおり、遊びごとに一人で遊びたかったり、一緒に遊びたい子を決めている子もいたりした。一緒に遊んでもらえずに戸惑う姿が見られ、保育者が仲立ちし、お互いの思いを代弁したり、一緒に遊べる方法を提案したりしていった。

環境

戸外遊びにネイチャーゲームを取り入れ、五感を使って秋見つけを楽しんだ。保育者が採った草を匂って見せると、子どもたちも真似するようになった。自分で見つけてきた草花や葉っぱを友だちと匂って、「くさ~い」と言ったり、「この葉っぱきのこみたいな匂いだ」と気付いたことを友だちや保育者に伝えたりする姿が見られた。

言葉

かるたで遊ぶ子が多く、子どもだけで遊べるようになってきた。意欲的に楽しむことで文字に興味をもつようになってきている。「あいうえおべんとう」という本を読むと「○○ちゃんの“た”だ」と自分や友だちの名前の文字に反応し、繰り返し読むことで文字の読み方を少しずつ覚えていた。

表現

ハロウィン製作でかぼちゃをおはな紙で作り、クレパスでコウモリの顔を描いた。ほとんどの子がおはな紙を破ることなく丁寧に広げていくことができていたので成長を感じた。また、コウモリの顔も目や口をはっきりと描けるようになり、自分でまつ毛や牙を描くなど、一人ひとりの思いや個性が作品に出ていて感心した。

食育

苦手な物も食べてみようという気持ちをもち、「先生、野菜食べられたよ」自分から食べることができたことを伝えにくる姿が増えてきた。子どもたちの食べてみようとする気持ちを褒めていき、自信に繋がるようにしていった。絵本やパネルシアターで様々な食材の名前を知ることができているため、食べるとどのような良いことがあるかなど合わせて伝えていきたい。…

3歳ぱんだ組2021年度9月のまとめ

健康

体調を崩す子が少なく、晴れた日は主に園庭遊びを楽しんだ。気温が高い日は、戸外での活動の時間や水分補給の機会に配慮し、熱中症対策をしていった。
9月の終わりごろになると、朝夕の気温がぐんと下がり、日中との気温差が大きかった。長袖を着てくる子もいたので、日中の気温や体調に合わせて、衣服を調節し快適に過ごせるようにしていった。

人間関係

友だちと関わって遊ぶ中で、「○○ちゃんは、いれてあげん」と言って、一緒に遊ぶ友だちを選ぶ姿があり、トラブルになることがあった。保育者も遊びに加わり、双方の思いを代弁しながら、「~されたら嫌だったんだね」「○○ちゃんは~したっかたんだね」などと言葉を交わし、相手の思いに気付けるようにしていった。

環境

運動会に向けて、ホールや小学校の体育館で運動会ごっこを楽しんだ。小学校に兄や姉がいる子が多いため、運動会に対するイメージが持ちやすく、「あと何回寝たら運動会?」「早く運動会しよう!」と楽しみにしていた。慣れない場所に戸惑う姿も予想されたが、戸惑いよりも期待の方が大きかったようで、どの子も張り切って運動会ごっこを行っていた。「あと○回寝たら、お家の人が見に来てくれるよ」などと会話を楽しみながら、運動会への期待を高めていった。

言葉

絵本や紙芝居の読み聞かせ親しむ中で、セリフを覚えており、友だち同士で劇遊びに発展させる姿があった。「○○ちゃんは○○(役)になって」「わたしは○○するね」と言葉を交わし、さまざまな役になりきって遊んでいた。今後もいろいろな物語に親しみが持てるよう機会をつくると共に、子どもたちに理解しやすく、覚えやすい物語を選び、ごっこ遊びにつなげられるようにしていきたい。

表現

運動会や秋祭りに向けて、音楽に合わせてダンスを踊る機会が多く、音楽が流れると自然とCDデッキの近くに集まり、楽しそうに踊る姿があった。また、覚えたダンスを、家庭でもよく踊っているという声が保護者からたくさん聞かれた。一人一人の楽しみ方を十分に認め、自信や意欲につなげ、人前で踊る楽しさが味わえるようにしていった。

食育

当番活動を始め、食べることへの意欲が高まった。また、以前は苦手だった野菜を進んで食べられるようになったり、「今日のお汁は何が入ってる?」と食材に興味を示したりする姿が見られるようになった。「今日は○○が入ってるね」「おいしいね」とやりとりを楽しんだり、意欲的に食べる姿を褒めたりし、楽しく食事ができるよう関わっていった。…

3歳ぱんだ組2021年度8月のまとめ

健康

天気の良い日は積極的に水遊びを行った。水遊びを繰り返す中で、脱いだ服を自分で畳めるようになったり、濡れた体を拭こうとする姿が増えたりしてきた。水分を摂るように声をかけていたが、遊びに夢中になり、水分補給に行けない子がいたため、遊びを中断しなくてもよいように保育者がお茶を配るようにしていった。

人間関係

友だちとの関わりが増え、集団遊びを楽しむ姿が増えてきた。今まで関わりが少なかった子同士も遊びを通して仲が深まり、生活の場面でも協力したり、助け合ったりする姿が増えてきた。関りが深まったことで遊び方や思いが伝わらず、トラブルになることもあり、仲立ちしてお互いの思いに気付けるようにしていった。

環境

室内遊びの時間が増えたため、頻繁に玩具の入れ替えを行ったり、他クラスから玩具を借りたりして遊べるようにした。自分で他クラスに玩具を借りに行く子もおり、借りてきた玩具を友だちと一緒に楽しむ姿が見られた。保育者も一緒に玩具で遊び、遊び方を考えてみたり、玩具の量などを調節したりして保育環境を整えていくようにしていった。

言葉

夏の間に家庭で経験した思い出や先の予定を嬉しそうに話す姿が見られた。友だち同士のやりとりでも、覚えた言葉を使ってごっこ遊びを楽しむ姿があり、語彙がとても増えてきていた。友だちとのやりとりを楽しみながら語彙を増やしていけるようやりとりを見守り、何気なく使った言葉で相手を傷つけないように言葉の意味も理解できるよう伝えていきたい。

表現

水遊びで色水や氷を使って遊んだ。色水では違う色を混ぜ合わせて遊び、出来上がった色水を見て、「ももジュースの色みたい」「これはソーダです」と似ている色のジュースの名前を付け、やりとりを楽しんでいた。また、氷の中に模様ができているのを発見し、「ハリセンボンが入ってる」「クラゲみたい」と模様から生き物の姿を連想しながら遊びを楽しんでいた。

食育

給食時に「いらない」と言っていたものも、「一口食べてみようか」「美味しいかもしれないよ」など声をかけてみると少しずつ食べていき、「全部食べれた!」と嬉しそうにし、達成感を味わう姿が見られた。空になった弁当箱や皿を保育者のところまで見せにくる子もおり、全部食べられた嬉しさを味わったり、自信に繋げられるよう、配膳する量を子どもと考えながら決めていくようにしたい。…

3歳ぱんだ組2021年度7月のまとめ

健康

咳や熱が出たり、RSウイルス感染症が流行ったりと、体調を崩す子が多かった。いつもよりボーっとする姿が多かったり、咳が出だしたりなど、いつもと違う様子があれば、こまめに検温したり、保護者に伝えたりし、体調の変化に早く気付けるようにしていった。また、玩具や保育室の消毒を行い、感染対策に努めていった。

人間関係

友だちと関わって遊ぶなかで、自分の思い通りにならないことがあると、「もう○○ちゃんとあそばん」「○○ちゃんきらい」などと言って、その場から逃げていく姿があった。また、“きらい“と言われた子どもも泣いて訴える姿があった。思いを受け止めながら、「嫌いって言われたら悲しいね」「~したいよって言ったらよかったんじゃないかな」と相手の思いを伝えたり、思いを代弁したりして、繰り返し仲立ちとなっていった。

環境

体調が優れない子が多く、水遊びができない日が続いた。保育室で遊ぶ機会が多く、室内で忍者修業ごっこを多く取り入れていった。並べた輪っかでグーパー跳びをしたり、段ボールで作った一本橋を落ちないように渡ったり、くもの巣に見立てたゴム紐をくぐったり跨いだりして遊んだ。楽器の鈴を持ち、音を鳴らさずに渡るなど、難易度を上げることで、より集中して遊ぶ姿があった。

言葉

自分の思いと違ったり、自分の遊びを邪魔されたくなかったりで、友だちの話を聞こうとしない姿があちこちで見られた。「○○ちゃんがはなし、きいてくれん」と訴える姿もあったので、相手に話したいことや、相手側の思いに耳を傾け、「○○ちゃんは今、~したかったんだね」「でも、お話聞いてもらえないと悲しいね」などと、お互いの思いを代弁し、繰り返し仲立ちとなっていった。

表現

はさみを使った製作遊びを楽しんだ。紙コップに6か所切込みを入れ、そこに小さく切った折り紙を貼り、花火を表現した。製作を楽しみながら、「○○ちゃん、おうちではなびしたよ~」「はなびって、ドーンドーンっていうよね」などと会話を弾ませながら、楽しそうに切ったり貼ったりを楽しんでいた。子どもたちの言葉にゆったりと耳を傾け、さらに発想を広げていった

食育

オクラ、玉ねぎ、にんじん、ピーマンなどの野菜の切れ端で野菜スタンプをした。「これ(オクラ)きのう、汁に入ってたのだ」「お花みたい!」などと、自分の気付きを話し、嬉しそうに遊ぶ姿があった。給食の時間になると、スタンプをした食材を探し、「○○あったよ」と発見を楽しんでいた。様々な食材に興味、関心を持ち、親しみが持てるように声掛けをしていった。…

3歳ぱんだ組2021年度6月のまとめ

健康

歯磨き集会で聞いた話を思い出し、歯磨きをしたり、歯磨きをし忘れた子に子ども同士で声をかける姿も見られた。歯磨きの習慣が少しずつ身に付き、水道で遊ばずに歯を磨くようになってきているため、子どもの様子に合わせて歯磨きの仕方を身に付けられるようにしていきたい。汗をかいた時に自ら汗を拭いたり、進んでシャワーを浴びにくる姿があり、清潔にする心地よさを味わっていた。

人間関係

自分のことばかりでなく、友だちのことを考えられるようになり、友だちの手伝いをすることを喜んだり、玩具など持っていたものを分け合う姿が見られた。仲が良い子に覆いかぶさったり、きつい言葉を発したりすることもあり、子ども同士のスキンシップの取り方を注意して見守っていくようにしたい。

環境

梅雨の自然に触れ、保育室にアジサイを置いたり、散歩先でカタツムリを見つけたりした。虫に興味を持つ子が増え、意欲的に虫探しをし、捕まえた虫を友だちと観察して楽しむ姿が見られた。図鑑への興味も深まり、友だちと見たことのある生き物を探したり、「どれがいい?」と友だちや保育者と好きな生き物を選んで楽しんでいた。

言葉

語彙が増え、友だちとのやりとりでたくさんの言葉を使って遊ぶ姿が見られた。家庭での出来事や思ったことなど、自分なりの言葉で一生懸命伝えようとし、友だちや保育者に話したい事が伝わると、嬉しそうにしていた。遊びの中で思わず、友だちが嫌がるような言葉を発してしまうこともあり、言葉の意味や言われた相手の気持ちなど伝えていくようにした。

表現

スポンジでアジサイの花を表現した。スポンジを上手く使い、綺麗な形を描いたり、スタンプを重ねて色の重なりを楽しんだりし、何度も繰り返し楽しむ姿が見られた。また、はさみを製作に取り入れ、簡単な形を切っていった。一人一人保育者と一緒にはさみを使うようにしていき、集中しながらもはさみを使うことを楽しむことができていた。

食育

今月からホールでのバイキングに参加した。年長児に手伝ってもらい、出来るところは自分で行っている。自分で配膳できたことが嬉しく、意欲的に給食を食べ、おかわりに向かう姿が見られた。子どもたちのペースに合わせて、ご飯や汁の配膳も自分で行えるようにしていきたい。…