1歳うさぎ組月のまとめバックナンバー

1歳うさぎ組2023年度7月のまとめ

健康

上旬は夏風邪などの感染症が流行り、欠席する子が多かった。こまめに検温をしたり、水分補給をしたりして子どもたちの体調の変化に留意していった。咳や鼻水がよく出ていたため、鼻水を拭き取り、清潔に過ごせるよう関わっていった。

人間関係

友だちに興味を持ち、同じ遊びをしようとしたり、近くに座って遊びをじっと見つめたりする姿があった。一方で、友だちと関わりたい気持ちを上手く伝えられなかったり、遊び方が分からなかったりして、友だちの玩具に手を伸ばす子や友だちを引っ張る子などの姿も見られた。「貸して、だね」「〇〇ちゃんと遊びたかったんだね」などと思いを察して代弁したり、関わり方を繰り返し伝えたりしていった。

環境

天候の良い日は水遊びを楽しんだ。タライの水をカップですくったり、流したりする子や手でかき混ぜて水の動きや水しぶきを喜ぶ子など思い思いに遊んでいた。散水シャワーやホースからの水が顔や体にかかっても平気な子が多く、全身で水を浴びて感触を楽しむ姿が見られた。「冷たいね」「気持ちが良いね」などと声をかけ、楽しさに共感していった。水遊びの他にも、泡遊びや室内での寒天遊びも取り入れ、いろいろな感触を味わえるようにしていった。

言葉

月齢の大きい子は、自分の思いや気づいたことを二語文や単語で保育者に知らせようとする姿が見られた。月齢の小さい子も喃語や単語、指差しなどで思いを知らせようとしたり、保育者の言葉を真似して言ってみようとしたりする姿が増えてきた。子どもの伝えようとする言葉に耳を傾け、言葉でやりとりする楽しさを味わえるように応答的に関わっていった。

表現

ダンスや体操を喜び、友だちや保育者と一緒に体を動かして遊ぶ子どもたちだった。体操の一部を体で表現して保育者に踊りたいことを知らせようとしたり、「もう一回」と気に入った音楽をリクエストしたりする姿も見られた。保育者の動きを真似して踊ったり、リズムに合わせて体を揺らしたりとそれぞれ楽しんでいた。保育者も一緒に踊りながら、表現する楽しさを共有できるよう関わっていった。

食育

知っている食材を「にんじんさん」「美味しい」などと言って保育者に知らせ、喜んで食べてみようとする姿が見られた。「美味しいね」「○○が入っているね」などと声をかけ、食材や料理に興味を持てるよう関わっていった。また、食べ物や野菜についての絵本やエプロンシアターを給食やおやつ前に選び、楽しい雰囲気で食事ができるようにしていった。…

1歳うさぎ組2023年度6月のまとめ

健康

月齢の大きい子たちの中に、少しずつ衣類の着脱を一人でやってみようとする姿が見られはじめ、紙パンツの交換の際にズボンを脱ぎ履きしたり、自分で着替えを選んだりしていた。意欲的な姿をゆったりと見守ったり、さりげなく手を添えたりしていった。月齢の小さい子たちも、友だちの後を追って手洗い場に向かい、蛇口に手をかざしたり、拭き終わったペーパータオルをゴミ箱に捨てたりするようになってきた。「上手にできたね、すごい!」などと思いに共感したり、行動を褒めたりして次への意欲に繋げていった。
複数の感染症が流行し、欠席する子や高熱で早退する子が多数あった。家庭と連携を図って食事を提供したり、細目な水分補給や検温を行ったりしていった。

人間関係

それぞれに気の合う友だちができはじめ、一緒にかけっこをしたり、場所や玩具を共有したりしながら笑い合う姿をあちこちで見かけるようになってきた。連なって積み木の橋を渡ったり、同時に滑り台を滑ったりと運動遊びを通して、より親しくなっていっていた。子ども同士でやりとりができる場面も見られはじめたが、まだまだトラブルになりそうなことも多くあったので、お互いの思いを代弁しながら仲立ちとなっていった。

環境

小園庭に出かけた際には、虫やカエルを探したり、花や草を使ってままごとをしたりして、自然物への興味・関心が深まるようにしていった。室内遊びでは、保育室とホールを行き来しながら、子どもたちが好きな遊びを選んでじっくりと楽しめるように環境を整えていった。また、本格的な使用に備えてエアコンの清掃を行うなど、快適に衛生的に過ごせるよう努めた。

言葉

月齢の大きい子どもたちの中で、二語文・三語文で嬉しそうに話す子と、言葉にしたくても上手く出なくてもどかしく感じている子とがあった。それぞれの一生懸命な思いをしっかりと受け止めて、一言一言に丁寧に相づちをうったり、思いを代弁したりしてやりとりを楽しめるようにしていった。月齢の小さい子どもたちも、保育者の言葉をオウム返ししたり、「せんせ」と呼びかけて甘えたい気持ちを伝えようとしたりする姿が見られるようになった。ゆっくり優しく、はっきりとした発音を心がけたり、きちんと目を見て返事をしたりして話すことの楽しさや伝わることの嬉しさが味わえるようにしていった。

表現

すべり台を滑ったり、大型ソフト積木からジャンプをしたり、「からだ☆ダンダン」などの曲に合わせて踊ったりと、一人一人の発達に合わせて楽しみながら全身を使って遊ぶことができるよう環境を整えていった。保育者が率先して楽しむことで、はじめは遠巻きに見ていた子どもたちも、自然と輪に加わって伸び伸び遊ぶ姿が見られた。

食育

友だちがおかわりをする姿に刺激を受けて”自分も!”と意欲的に食べ進めたり、空いた器を差し出してアピールをしたりする姿が多く見られた。好きな物を味わって食べられるよう、「おいしいね」「たくさん食べられるね」などと明るく声をかけたり、給食室と連携しておかわりを用意してもらったりしていった。…

1歳うさぎ組2023年度4月のまとめ

健康

一人一人と十分にスキンシップを図り、丁寧に関りながら紙パンツの交換を行っていった。新入園児たちも抵抗なく応じ、「おしっこ出たね」「きれいにしようね」などの声をかけに見つめ返したり、頷いたりして応えてくれていた。月齢の大きい子は、排泄した感覚がわかるようになってきて、股に手を当てたり、自分から沐浴室やトイレに向かったりして教えてくれる姿があった。
新しい環境への不安や疲れなどから体調を崩す子が多く、咳・鼻水の症状がどの子にも見られた。細目に鼻水を拭いたり、水分補給や検温をしたりして体調の変化に速やかに気づくことができるようにしていった。

人間関係

新入園児はもちろん、進級児の中にも環境の変化に戸惑ったり、不安になったりして涙が出る子があった。不安な気持ちをしっかりと受け止め、一対一での関わりを深めていくことで、安心して保育者の側で好きな遊びを楽しめるようにしていった。環境に慣れてくると気の合う友だちの名前を呼んだり、友だちの側で同じ遊びを楽しんだりする姿も見られた。側で見守り、必要に応じて仲立ちとなり、友だちと関って遊ぶ楽しさを味わえるようにしていった。

環境

ほとんどの子が歩行できるが、まだ伝い歩きの子もあったため、どの子も伸び伸びと安全に遊べるよう環境を整えていった。特に保育室内では、玩具の入ったカゴをひっくり返したり、床に散らばった玩具をかき混ぜたりして音や感触を楽しむ姿も見られたため、踏んで転倒したり、足をケガしたりすることのないよう細目に片づけを行っていった。
ホールで伸び伸びと運動遊びをしたり、保育室でお絵描きや粘土などで指先を使ってゆったりと過ごしたりする中で、子どもたちが好きな遊びを見つけ楽しむことができるようにしていった。

言葉

保育者の声かけに喃語や頷きで応える姿があった。好きな絵本や手遊びをくり返し楽しみながら言葉への興味関心が深まるようにしていくと、保育者の言葉をオウム返ししようとしたり、友だちの名前に興味をもったりする姿が見られるようになった。子どもたちが発する一つ一つの言葉に丁寧に応答し、思いを受け止めてもらえる安心感や伝わる喜びが味わえるようにしていった。

表現

子どもたちが親しみのある曲でダンスを踊ったり、遊びの場面に合った歌を歌ったりして嬉しさや楽しさを表現したり、共有したりできるようにしていった。ダンスでは、よく知っていて先に踊って見せてくれたり、保育者のポーズを模倣しようとしたりする姿が見られた。歌では、保育者と一緒に歌ったり、韻を口ずさんだりして楽しむ姿が見られた。

食育

新入園児も食事の時間になると涙が止まり、自分で食べようとする意欲的な姿があった。さりげなく手が届きにくい食器の位置を入れ替えたり、重たい汁物の食器にそっと手を添えたりしていった。また、「おいしいね」「上手に食べられるね」などと声をかけ、楽しい雰囲気の中で食事ができるようにしていった。…

1歳うさぎ組2022年度3月のまとめ

健康

自ら尿意を感じてトイレで排尿したり、便座に座るとタイミングよく排尿したりする子が増えてきた。意欲的な姿をしっかりと褒め、排泄できたことを共に喜び、自信へとつなげていった。また、遊びに夢中でトイレに行くことを拒む子もいるため、遊びの区切りを見てトイレに誘ったり、排泄の間隔を把握し、子どもの意思を尊重して誘ったりしていった。

人間関係

気の合う友だちの名前を呼び合って一緒に同じ遊びを楽しんだり、友だちの側に行き、同じ玩具で遊んだりと、友だち同士で関わろうとする姿が多く見られた。友だちと関わる中で、思いが伝わらずトラブルになることもあったため、双方の思いを代弁しながら友だちとのやりとりの仕方を丁寧に知らせていった。玩具の貸し借りなどできた場合は、十分に褒め、やりとりができた喜びを共有していった。

環境

進級に向けてのクラスチェンジの日を喜び、好きな玩具を手に取り思い思いに遊びだす姿があった。環境の変化に戸惑う様子もなく、進級に期待をもっている様子が伺えた。保育者も一緒に室内を探索したり、玩具で一緒に遊んだりして、安心して過ごすことができるようにしていった。

言葉

簡単な言葉でやりとりを楽しむ姿見られた。月齢の大きい子は、しっかりと会話できる子が増え、保育者や友だちとの会話を楽しむ姿もあった。子どもたちの言葉に耳を傾け、やりとりをする姿を見守っていった。また、子どもの伝えたい思いを汲み取り、「○○なんだね」などと代弁することで、思いが伝わる喜びを味わえるよう心掛けた。

表現

サインペンを使ったお絵描きを楽しんだ。好きな色のペンを選び、「ぐるぐる~」と言いながら円を描いたり、「あか」「あお」とペンの色を確認しながら画用紙に描いたりしていた。中には「これいちごだよ」「うさぎ描いた」など、イメージしたものを自分なりに表現することを楽しむ子もいた。一人一人の表現を大切にし、保育者も一緒に描いたりして楽しさを共有していった。

食育

「先生みてて」と大きな口を開けて食べる姿を見てもらったり、「こう?」とスプーンの持ち方を確認しながら食べたりと、意欲的に食事をする姿が多く見られた。食べこぼしも少なくなり、食事用のエプロンをつけなくてもきれいに食べられる子も増えてきた。意欲的な姿を認めながら、楽しく食事ができるように声をかけていった。…

1歳うさぎ組2022年度2月のまとめ

健康

気温が低い日が続き、咳や鼻水など体調を崩してしまう子が多くいた。子どもの体温を測ったり、鼻水が出る子にはティッシュでこまめに拭いたりして、一人一人の体調の変化に気づいていけるようにした。中には、「はなでた」と鼻水が出たことを言葉で伝えたり、自分で拭いてみようとする姿が見られ、「ふけるかな?」など声を掛けたりして、自分でしようとする姿を見守っていった。

人間関係

友だちと関わりながら、見立て遊びやごっこ遊びを楽しんでいた。「これどうぞ」「これください」とやりとりを楽しみ、好きな友だちを誘う姿が見られた。「これつかってもいい?」「かして」など自分の言葉で思いを伝えられるようになってきた子が増えてきたため、保育者も仲立ちしながら楽しく遊べるように関わっていった。

環境

雪が降っていたため、室内で雪遊びを行った。アイス屋さんができる玩具を使って、コーンに雪を乗せたり、色水を使って色を付けたりして楽しんだ。「おいしそう」「めろん、いちごかけてください」とごっこ遊びを楽しむ姿があり、保育者も一緒に遊びながら冬の自然に親しめるようにしていった。

言葉

ごっこ遊びをしていく中で、「○○ちゃんもいる?」「これほしい」「これつかっていい?」など子ども同士のやりとりが多くみられ、自分の言葉で伝えられる子がいた。また、保育者の言った言葉を真似して簡単な言葉や単語など自分の口で伝えようとする姿も見られたため、言葉で上手に伝えられた時は、「ちゃんといえたね」「えらいね」と声を掛けて、伝わった喜びが味わえるようにした。

表現

粘土やお絵描きなどをして、思い思いに作って表現する姿があった。粘土では丸めたり、小さくしたりして「ゆきだるま」「あいす」「へび」などイメージしたものを作り保育者に見せる姿があった。お絵描きではぬりえなど「ここはこのいろ」と言いながら塗る子もいた。「じょうずにできたね」「○○みたいだね」と言葉を掛けて、楽しさを共感していった。

食育

「○○ちゃんといっしょにすわりたい」「きょうのくだものはなに?」と給食やおやつを楽しみにしている姿がある。また、「きょうはおかわりあるよー」と伝えると「やったー」「おかわりする」と意欲的に食べたり、「みてー、ぴっかぴか」と空になった器を保育者に見せたりして喜んでいる姿も見られた。無理強いはせず、子どもの様子に合わせて援助しながら、楽しく食事ができるように配慮していった。…

1歳うさぎ組2022年度1月のまとめ

健康

食事後に使用したおしぼりやエプロンを自分で桶に入れるようにしていった。自分で桶に入れるだけでなく、着替えも自分でロッカーから探そうとするなど自分で身の回りのことをしようとする意欲が高まっていった。排泄面ではタイミングが合うとトイレで排泄できる子が増えてきており、自信へと繋げられるよう褒めたり、一緒に喜んだりしていった。

人間関係

友だちと一緒に遊びたいという思いが育ち、自分から「一緒にしよう」「こっちおいで」と言って友だちを遊びに誘う姿が増えてきた。一緒に遊ぶ中で、同じ玩具を一緒に使って遊んだり、玩具の貸し借りができるようになってきたりしている。また、泣いている子がいると心配そうにしたり、「どうしたの?」と様子を伺ったりし、友だちを気に掛ける姿が見られた。

環境

タライに雪を入れて保育室に持って入り、雪遊びを楽しんだ。雪に触れて「冷たい」と雪の冷たさを感じたり、雪の感触に興味を持ち、夢中でアイス作りをしたりしていた。雪を固めたり、色水で色をつけたりして、雪独特の感触や変化を楽しむことができた。雪遊びに始めは消極的な子もいたが、保育者と雪に触れていくことで、安心し、自分から意欲的に雪で遊ぶようになっていった。

言葉

自分の思いを言葉で表現できるようになってきて、「先生見て」「これがいい」など、友だちや保育者にしてほしいことを伝えようとする姿が見られた。言葉にならなかったり、思いが相手に伝わらずにトラブルになったりすることもあるが、子どもたちの思いをしっかりと受け止め、思いを代弁し、言葉での伝え方を繰り返し丁寧に伝えていくようにしていった。

表現

正月にちなんで、福笑いの製作を楽しんだ。福笑いを遊びに取り入れてみると、目や鼻、口などのパーツを顔の絵の上に自由に置いて楽しむ姿が見られた。目や鼻を自分でバランスよく置くことができる子もおり、一人一人の自由な表現を認めていき、「怒った顔にしてみようか」「可愛い顔にしてみる?」と保育者も一緒に遊んで表現が広がるように関わっていった。

食育

給食やおやつを楽しみにし、意欲的に食事をしている。給食時のおかわりを増やしてもらうと、「汁ちょうだい」「おかわり」と保育者にもっと食べたいことを伝える姿が見られた。白米がすすまない子もいたが、おかわりしたものと食べすすめることで、意欲的に食べるようになっていった。手づかみで食べていることもあるが、お椀を持って食べようとする姿も少しずつ見られるようになってきている。自分で食べたいという思いを大切にし、「スプーン使ってみようか」「お皿持って食べられるね」と声をかけていくようにした。…

1歳うさぎ組2022年度12月のまとめ

健康

パンツ交換をする時に、ズボンを脱いだり履いたりすることを自ら行う姿が増えてきた。身の回りのことに対して「自分でする」という思いを言葉や仕草で伝えたり、自分で着脱ができた時に笑顔で喜んだりする姿もある。着脱に時間がかかったとしても、自分でしたいという気持ちを受け止めながら、子どもの様子を見守ったり、「自分でできたね」「すごいね」など自分でできた嬉しさを共感しながら関わったりしていった。

ホールで、三角マットのすべり台から転がしたボールや自分で投げたボールを追いかけて取りに行ったり、保育者に追いかけられて、友だちと一緒に「キャー」と笑顔で走ったりなど、活発に体を動かす姿が見られた。保育者も一緒にボールの投げ合いっこをしたり、「よーいどん」と声を掛けホール内を一緒に走ったりなど、子どもたちが楽しめるように遊びに誘ったり、声を掛けたりしていった。

人間関係

タッパーを弁当箱に見立てて、ブロックや新聞紙を詰めたり、ハート型や星形などのフェルトを棚の上やカラー積み木の上に並べて「いらっしゃいませー」と友だちや保育者を呼びかけて、お店屋さんごっこをする姿が見られた。友だちと一緒に同じ遊びをする中で、お互いに上手く言葉が伝わらず、玩具の取り合いなどのトラブルに繋がることもあるが、保育者が仲立ちに入り「これが使いたかったんだね」「同じのがないか一緒に探してみよう」など子どもの思いに寄り添いながら、関わっていくことで、少しずつ友だちと一緒に同じ遊びを楽しむ姿があった。

環境

タブレットやCDを使って、「あわてんぼうのサンタクロース」を流すと、友だちや保育者と一緒に歌ったり踊ったり、クリスマスの雰囲気を味わったりすることを楽しんでいた。また、「てぶくろ」のCD絵本の読み聞かせをすると、音楽に合わせてリズムに乗って体を動かしたり、踊ったりする姿も見られ、冬の季節を感じたりして楽しんでいた。季節に合った曲をかけたり、歌ったりすることによって、音楽に興味を示し、口ずさむ子の姿も見られたため、今後も季節に合ったものを取り入れていきたい。

言葉

「かして」「いいよ」「一緒に遊ぼう」などゆっくりではあるが、友だちに自分の思いを伝えようとする姿が増えてきた。また、「あっ」など声を出しながら、指差しや仕草で自分の思いを知らせようとする姿も見られた。子どもたちが自分の気持ちを言葉に出せるよう、話に耳を傾けて受け止めながら、必要に応じて代弁し、自分の思いが伝わる嬉しさが味わえるようにしていった。

表現

ピアノのリズムに合わせて、かえるやとんぼの動きを友だちと一緒に真似て楽しむ姿が見られた。子どもたちが身体を動かす楽しさを感じられるよう、保育者も大きな動きで子どもたちと体を動かしていった。

ツリー型や雪だるまの形の画用紙に、サインペンを使って自由にお絵描きしたり、指や手のひらに色々な色の絵の具を付けて、フィンガースタンプをして製作を楽しんだ。作り終えると、「みてー」「できたよ」と保育者や友だちに嬉しそうに見せる姿も見られた。完成した喜びを共感しながら、「上手だね」など声をかけ、製作の楽しさを味わえるようにしていった。

食育

スプーンを一人で持って自ら食べようとする姿や「あつまれして」と保育者に言葉で伝え、残さずに食べようとする姿が見られた。スプーンを使って自分で食べようとする姿を見守り、「上手に食べるね」「お皿が綺麗になったね」など声掛けをしながらしっかりと褒めて、意欲的に食事ができるように関わっていった。…

1歳うさぎ組2022年度11月のまとめ

健康

食後、自分のおしぼりを持ってきて手や口を拭こうとしたり、ロッカーから服を出して自分で着替えようとしたりする姿が増えてきた。難しいところは、「やって」と保育者に言葉で伝えたり、仕草でアピールしたりする姿がある。自分でしようとする姿を見守りながら、できた時には嬉しい気持ちに共感し次につなげていった。また、難しいところは言葉を掛けながらやり方を知らせたり、手を添えたりしながらじっくりと関わっていった。

ホールや園庭など誘導ロープを握って自分の足で歩くことを楽しむ子の姿も多く見られた。子どもたちが楽しく歩くことができるよう、今後も無理の無いよう誘導ロープを取り入れていきたい。

人間関係

「○○ちゃん」と気の合う友だちを誘ったり、「一緒だね」と友だちと同じ遊びをして、楽しさを共有したりする姿が見られた。一緒に遊ぶ中でお互いの思いが通じずトラブルになることもあるが、保育者が気持ちを受け止めお互いの思いを分かりやすく代弁し、「かして」「どうぞ」など言葉を添えながら繰り返し関わり方を知らせ、友だちと遊ぶ楽しさが感じられるようにしていった。

環境

散歩先で落ち葉の上を歩き、ザクザクと音が鳴るのを楽しんだり、園庭で落ち葉や花を使ってままごとの材料にしてあそんだりと、戸外で花や葉を、見たり触れたりして楽しむ子の姿が多く見られた。保育者も一緒に遊び、自然物に触れることの楽しさを共有していった。

言葉

「せんせい」と声を掛け、感じたことや経験したことを言葉で保育者に伝えたり、「ねーねー」と保育者の肩を叩き、仕草や表情で思いを伝えようしたりする姿が増えてきた。子どもたちの伝えたいという思いを大切に受け止め、応答したり、子ども同士のやりとりを仲立ちしたりして、言葉や仕草で思いが伝わる喜びが味わえるようにしていった。

表現

粘土遊びやお絵描き、ブロック遊びなどを楽しんだ。「○○できたよ」と自分でイメージをして作ったものを友だちや保育者に見せたり、友だちが作ったものを見て、同じように作ってみようとしたりと、自分なりに作りたいものを作ろうとする姿が見られた。「すごいね」「上手だね」などと声をかけ、表現する楽しさを感じられるようにしたり、できた嬉しさに共感したりしていった。

食育

「じぶんで」と、スプーンをもって一人で食べようとしたり、「みててね」と保育者に自分で食べる姿を見てもらうことを喜んだりする姿が見られた。自分で食具を使って食べようとする姿をしっかりと褒め、意欲につなげながら、難しいところはさりげなく手を添えたり援助をしたりし、楽しい雰囲気の中で食事ができるようにしていった。…

1歳うさぎ組2022年度10月のまとめ

健康

朝晩や日中の気温の変化からか、鼻水や咳が出たりする子が多くいたが、熱が出るなど大きく体調を崩す子はいなかった。鼻水が出た時は自分から「はなでた」と保育者に伝えにくる子がいた。細めに拭き取り、気持ち良さを感じられるようにした。一人一人の体調を把握し、こまめに検温を行いながら家庭と連携を図り、体調の変化に気付いた時は、早めに対応できるようにしていった。

人間関係

友だちと同じ遊びをしていて、欲しい玩具があると「かして」と言える子もいれば、まだ気持ちをうまく伝えられず、服を引っ張ったり、友だちを叩いたりする姿が見られた。保育者が仲立ちとなり、「かしてほしかったね」「おなじがいいね」など子どもの思いを察しながら、保育者も一緒に遊び、友だちとの関わりが持てるように見守っていった。

環境

天候が良い日には園庭や小園庭に出て遊んだり、散歩車に乗って園周辺の散歩に出掛けたりした。乗り物や動物、植物など色々なものに興味を示して、「ショベルカーだよ」「○○のはな」などと保育者や友だちに知らせて喜ぶ姿も見られた。小園庭では沢山の虫がいたため、子どもたちも、触ってみようと手を伸ばしたり、虫かごの中にいる虫をじっと観察したりして楽しんでいる姿も見られた。季節の動植物に興味を持ち、自然に親しめるようにした。

言葉

月齢の大きい子は、「やめて」「だめ」「いいよ」など自分の思いを伝えたり、「○○いたよ」「○○があった」と見つけたものを保育者や友だちに伝えたりする姿が見られた。月齢の低い子も喃語や指差し、「あっ、あっ」と声を出して思いを知らせようとする姿や、保育者の言っている言葉を繰り返して単語を言い、楽しむ姿が見られた。保育者や友だちに伝えようとする言葉を受け止め、補いながら、思いが伝わるうれしさを味わえるようにしていった。

表現

保育者が音楽を流すと保育者の真似をして踊ろうとする子や自分なりに体全体を使って踊りをする子がいた。また、ダンスをしながら歌も覚えて歌って楽しんでいる子もいた。「とんぼ」「どんぐりころころ」などピアノの音に合わせて走ったり、転がったりして体を動かす楽しさを感じられるようにした。

食育

日中しっかりと体を動かして活動し、「きょうのくだものはなに?」と楽しみにしている子が多く、友だちと「おいしいね」とほっぺたに手を当てながら楽しく食べていた。「もぐもぐね」などと声掛けをしながら、しっかりと噛むこと伝えて、意欲的に食事できるように関わっていった。…

1歳うさぎ組2022年度9月のまとめ

健康

トイレに興味を持ち、自分から意欲的にトイレに向かう姿が多く見られた。午睡後などタイミングが合い、トイレで排泄する子も増えてきた。十分に褒めていき次への意欲や自信へ繋げていった。また、パンツやズボンの着脱を「自分で」と、自分でしようとする姿も多く見られる。自分でやろうとする姿を十分に認め、見守ったり、さりげなく手を添えたりして、自分ですることへの達成感が味わえるようにしていった。

人間関係

友だちが遊んでいる姿を見て、同じ場に行き一緒に遊んだり、同じ遊びを側で楽しんだりと、友だちと関わって遊ぼうとする姿が見られた。友だちと関わりたいという思いを受け止め、側で見守ったり、保育者も一緒に遊びに加わったりしながら、関わる楽しさに共感していった。中には、友だちと同じ玩具が使いたくて取り合いになる場面もあったため、お互いの思いを代弁したり、仲立ちをしたりして、関わり方を友だちと遊ぶ楽しさを伝えていった。

環境

小園庭に出ると、保育者と一緒に虫探しをする姿が多く見られた。「虫さんいるかな?」と草をかき分けたり、地面をスコップで掘ってみたりし、バッタや幼虫を見つけると、喜んで保育者や友だちに報告をしていた。見つけた虫をじっと観察して動く様子をみたり、手を伸ばして虫に触れようとしたりする子もいた。散歩では、色付き始めた柿を見たり、子どもたちの背丈よりも高いコスモスに触れてみたり、落ち葉の上を歩いてみたりして、秋の自然に触れていった。

言葉

自分のしたいことを「○○したい」「○○がいい」と言葉で思いを伝えたり、仕草や表情、喃語で思いを伝えようとしたりする姿が増えてきた。「これがしたいんだね」「こっちがいいんだね」と、子どもたちが伝えようしている思いを汲み取ったり、言葉に耳を傾けたりしながら、丁寧に応えていき、仕草や言葉で伝わる喜びを感じられるようにしていった。

表現

粘土遊びをしたり、新聞紙を小さくちぎったりして、手先を使った遊びを楽しんでいった。粘土を細かくちぎったり、手のひらで丸めてみたり、作りたいものを形にしてみたりしていた。また、絵の具を使って手形スタンプも楽しんだ。自分の好きな色を選び、絵の具の感触を味わいながら、手のひらにつけ、手形ができる工程を楽しんでいた。保育者も一緒に、「上手にできたね」「きれいだね」などと声をかけ、楽しさを共有していった。

食育

「スプーン持って食べられるかな?」と保育者が声をかけると、「みててね」と意欲的にスプーンで食べたり、友だちと顔を見合わせながら、「おいしいね」と声を掛け合ったりと楽しい雰囲気の中で食事をする姿があった。自分で食べようとする姿を認めたり、「おいしいね」と保育者も声をかけたりしながら、無理なく食事ができるようにしていった。…