5歳ぞう組2020年度7月のまとめ

健康

水遊びをするための準備や始末の仕方を丁寧に伝えたことでスムーズに行えるようになってきた。今年はプールでの水遊びが行えないが、砂場で水路作りや、水鉄砲などで水遊びを楽しんでいる。水を嫌がる子はおらず、友だちと水をかけ合ったり、水溜まりに身体や手足をつけてみたり、自分のペースで水に慣れていく姿が見られた。遊びに夢中になると、水分補給に向かおうとしない子がいたため、保育者も一緒に水分補給をしたり、友だちを一緒に誘ったりして遊びの妨げにならないように個別に声かけしていった。

人間関係

尚徳中学校の3年生と交流し、一緒に遊んだ。中学生を自分の好きな遊びに誘い、積極的に関わろうとする姿が見られた。中学生と時間いっぱい遊び込めたことで充実した時間を過ごすことができ、親しくなって膝の上に座らせてもらう子もおり、満足そうだった。恥ずかしいのか自分から関わろうとしない子もいたため、保育者が仲立ちしたり、友だちと一緒に中学生を遊びに誘ってみたりするようにしていった。

環境

米子高校との交流でひまわりの種植えと苗の移し替えを体験した。高校生にやり方を教えてもらい、丁寧に作業を進め、最後まで集中して取り組む姿が見られた。土をかける時や運ぶ時など慎重に行い、ひまわりを大切にしようとしていた。日頃の会話の中に保育者が話題に取り入れ、ひまわりの生長や命の大切さに関心が持てるようにしていった。

言葉

平仮名、カタカナに興味をもち、本に書いてある字を見て書く姿が見られた。また、書いたり、読めるようになったことが嬉しくて、自分の読める字を読んで友だちや保育者に伝える姿も見られた。自分や身近な人の名前や、好きなものの名前など身近な言葉に親しませながら、興味を広げられるようにしていきたい。

表現

好きな曲や簡単な曲の楽譜を覚え、ピアノやハンドベルで演奏を楽しむ姿が見られた。また、「かえるのうた」や「きらきらぼし」などの簡単な曲は頭で音の順番を覚えて、ハンドベルを使い、友だちと順番に演奏するなど、友だちと合わせて演奏する楽しさを味わっていた。子どもたちの演奏を聴き、できたことの嬉しさや演奏することの楽しさを共感していった。

食育

畑で採れる野菜の量が増えてきて、「たくさん採れた」「大きいのがあった」と収穫を楽しみにする姿が見られた。給食に出してもらい味わってみると、「甘い」「おいしい」という声があり、自ら苦手な野菜も少しずつ口にしようとしていた。また、本で舌の奥で苦みを感じるという話を見たことを覚えていて、ゴーヤを食べた時に飲み込む時の方が苦いと感じた子もいた。今後も子どもたちが感じたことに共感し、育てた野菜を収穫する楽しさ、味わう嬉しさを伝えていきたい。

育児あれこれ