1歳うさぎ組2020年度4月の保育日誌

うさぎ組(1歳児)2020年4月6日(月) 野田

体調の良い子はテラスに出て遊んだ。保育者がしゃぼん玉を吹いていると、いつもは触れたり、追いかけたりして楽しんでいる子が、じっと見つめて観察した後に、「ふー、したい」と自分も吹いてみたいことを伝えてきた。保育者が吹き口を口元に運ぶと、優しく声をかけ、小さなシャボン玉が飛んだ。一緒に喜んでいる姿に誘われて、“自分もやってみたい!”とアピールする子どもたちの思いに応え、順々に機会を設けていった。“やってみたい”“やった!できた!”の思いの膨らんだ楽しい時間となった。

うさぎ組(1歳児)2020年4月7日(火)野田

散歩に出かけた。園周辺の景色を見慣れた在園児たちは「ワンワン」「アンパンマン」などと次に何が見えてくるかを、保育者に伝えながら楽しんでいた。新入園児たちも興味津々で観察し、花やヘリコプターに「おー」などと歓声をあげていた。中には、慣れない散歩車の中が不安で涙の出る子もあったので、抱っこでゆったりと歩くなどしながら、桜や菜の花、チューリップなどのたくさんの花々を見て触れていった。カメラを向けると自然にポーズをとるなど、どの子もリラックスしている様子にこちらも心が和んだ。

うさぎ組(1歳児)2020年4月14日(火)狹間

小園庭で遊んだ。月齢の大きい子は自分でスプーンやスコップを使って砂をすくい、皿やカップに入れて食べ物に見立てておままごとを楽しむ姿が多く見られた。月齢の小さい子は、保育者が掘った砂を手で触り、感触を楽しんだり、探索をしたりする姿があった。砂遊びを楽しむ中には、砂がついている手を口元へと近付ける様子も見られたので、誤って口の中へ入ってしまわないよう、十分に気をつけていった。また、どの子も随分と新しい保育者に慣れてきたようで1~2語文や喃語で盛んに話しかける場面も多かったので、一人一人に丁寧に応え、やりとりを楽しんでいった。

うさぎ組(1歳児)2020年4月27日(月)小山

ボールプールを用意すると、どの子も嬉しそうに向かい、中に入って寝転がって感触を味わったり、外へとボールを放って転がる様子を観察したりして楽しんでいた。ボールを手に取り、「あっ、あっ」と発しながら思いを伝えようとする姿に「赤いボールだね」「柔らかいね」「いっぱいあって楽しいね」などと代弁しながら共感し、より気持ちが盛り上がるようにしていった。すると、大型積木の高低差を「怖い」と言いながらも、保育者を真似て渡って遊ぶ子も現れ、少し難しいことにも挑戦してみようという気持ちの後押しになったのでないかと感じた。

うさぎ(1歳児)2020年4月28日(火)野田

散歩に出かけた。近隣の田畑では、農作業が盛んにおこなわれるようになり、耕された土の中から出てきた虫たちを食べにたくさんの鳥が集まっていた。その賑やかなさえずりや羽ばたきに子どもたちも「チュンチュン!」と口々に発しながら忙しく目で追ったり、足踏みをしたりと興奮している様子だった。「お花も咲いているよ」「ちょうちょもいるね」などと自然物の存在や名前を伝えながら、発見する喜びや知る楽しさに共感しながら散策を行った。少人数ながらも、弾んだ明るい声に活気溢れる時間となった。

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