3歳ぱんだ組2018年度12月のまとめ

健康

寒さが厳しくなり戸外へ出る際には、保育者に促されなくても自分からジャンパーを手に取って身支度をする姿があった。一人一人のペースで取り組めるように個別に声をかけ、コツを伝えたり、見守ったりしていくことで、苦手だったファスナーもほとんどの子どもが自分で留められるようになった。また、体が温まると自分でジャンパーを脱いで遊ぶなど、衣服を調節することもできていた。

人間関係

自分と一緒に遊んでいる友だちだけでなく、側で遊んでいる友だちのことを気づかうようになり、トラブルになりそうな時に「そういう時は“ごめんなさい”って言うんだよ。」「○○くんが走ったからぶつかったんだよ」などと、仲裁をしようとしたり、様子を伝えたりする姿があった。一緒に遊ぶ友だちが固定しているが、チームやペアで行う活動では、どの友だちと組んでも仲良く声をかけ合いながら遊びを楽しんでいる。

新入園児が1名あったが、温かく迎え入れてすぐに仲良くなった。発表会当日は家庭の都合で不参加となったが、劇あそびや歌や踊りの輪に加わって一緒に楽しむ姿が見られた。

環境

室内遊びが多くなることから、席替えに加えてテーブルの配置を大きく変え、子どもたちの話し合いでグループ名を決めるなど、心地よく遊べるようにしていった。段ボールの仕切りを多く用意し、子どもたちが自由にスペースを区切って遊んだり、様々な種類や難易度の玩具を揃えることで、一人一人が好きな遊びを見つけたりできるようにしていった。

言葉

発表会の感想やクリスマスへの期待やプレゼントの報告など、楽しかったことや嬉しい気持ちなどを友だちや保育者に一生懸命伝えようとしていた。言葉の発達の著しい子と緩やかな子とで差はあるが、どの子も話すことを楽しいと思えるよう一対一やスキンシップを図りながら、ゆったりとした気持ちで受け止めていった。言い間違いや難しい言葉は、優しく言い直したり、補ったりしながら伸び伸びと感情を表現できるよう会話を広げていった。

表現

早い時期からホールでの英語であそぼうや劇あそびを積み重ねてきたことで場所に慣れ、初めての発表会でも雰囲気を楽しみながら伸び伸びと表現できた。

絵本や紙芝居を観てクリスマスへのイメージを膨らませていった。絵の具やサインペンでの色遊びをしたり、折り紙を折ったり、ハサミで切り取ったりしながらクリスマスリースやツリー作りを行った。「かわいい」「いいねー!」などと会話をしながら心弾む思いを形にすることができた。

食育

初めてクッキングに参加した。年長児のアドバイスを真剣に聞きながら、大切にクッキー生地を形成していた。「難しい」「疲れた」と話す子もあったが、日頃自分たちが食べている食事やおやつを、保護者や給食職員の方々が手間をかけて作ってくださっていることを知る良い機会となった。できあがったクッキーを「すごくおいしい!!」と言いながら食べ、どの子もとても満足そうだった。

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