健康
汗をかいた際はシャワーをし、清潔感が味わえるようにしていった。また、こまめに水分補給を行えるように声をかけていった。「のど湧いたからお茶休憩しよう」と友だちを誘ったり、友だちや保育者のお茶を入れてあげたり、積極的に水分補給をする姿があった。天候の関係で戸外に出ることができない日もあったが、水遊びや保育室内でも色水・泡・氷あそびなど夏ならではの遊びが楽しめるように環境を整えていった。
人間関係
友だちと関わる中で、思いが上手く伝わらなかったり、玩具の取り合いになったりすることもあった。すぐに声を張り上げて怒ったり、言葉より先に手が出てしまったりすることもあったため、その都度保育者が仲立ちとなり、自分の気持ちを言葉で相手に伝えられるように気持ちを代弁するなどして援助していった。
環境
保育室で巧技台やはしご、平均台を出して遊んだ。高低差を付けたはしごや平均台をバランスを取りながら慎重に歩いたり、カニ歩きや手をつきながら四つん這いになったりし、様々な渡り方を楽しんでいた。遊びがどんどん発展するように、ジャンプをする時に保育者とタッチをして降りることや、跳んだ距離を競うなど、遊び方を少しずつ工夫し繰り返し楽しんでいった。
言葉
室内でもしゃぼん玉アートをしたり、アサガオで色水遊びをしたりと、夏にちなんだ遊びを楽しんでいった。「○○ちゃんのきれいな色になってる」「どうやってするの?」と色水の作り方を、友だちに教わりながら一緒に作ったり、友だちの色水と色を比べて見たりし、会話を弾ませる姿があった。保育者も子どもたちの発見や楽しい気持ちに寄り添いながら、一緒にやりとりを楽しんでいった。
表現
家庭のゲーム等で、太鼓に親しんでいる子が多く、積み木をバチにして遊ぶ子があったため、段ボールで太鼓を作ったり、ジャンベやタンバリンなどの楽器を出したりした。ただ音を鳴らすだけでなく、「○○のうたに合わせて鳴らしてみたい」というリクエストもあり、音楽に合わせて鳴らすことも楽しんでいた。今後も様々な歌や楽器に触れる機会を増やし、子どもたちの表現遊びを広げていきたい。
食育
野菜スタンプを楽しんだ。スタンプをしながら、「今日の給食の何に入ってるか探してみよう」と話していると、給食時に意識して食材を探す姿があった。また、苦手な野菜でもスタンプをして遊んだことをきっかけに、少しでも食べてみようとする姿もあった。楽しかった経験が、野菜への興味関心や意欲に繋がったため、パネルシアターやエプロンシアターなど、野菜に関するお話を多く取り入れ、子どもたちの意欲に繋げていった。