4歳たんぽぽ組2021年度7月のまとめ

健康

ある程度生活の流れの中でクラス全体に話すことはあるものの、トイレや水分補給、入室後の手洗い、汗をかいた後の着替え等は子どもたちが自分で判断し行える様になってきた。まだ自己判断では難しい子に対しては個別に声をかけるなどして対応していった。ホール遊びなど空調ですぐに汗が乾いてしまうような時も一度汗をかいたら着替えようという話を繰り返し伝えていくことで段々と自らすすんで着替えをするようになっていった。

人間関係

クラスで決めたルールや約束事をほとんどの子どもたちが実践できている反面、誰かがそれらを守れていないと厳しく子ども同士で注意する場面が度々あった。個々によって出来ること出来ないことに差があるということを理解するのはまだ難しいが、出来ないことが悪いことだという認識にならないように保育者が仲立ちし説明したり一緒に行ったりして伝えていった。「一緒がいい」「同じものが欲しい」といった共通することで一体感を感じる場面も多く、そうしたものを通して子どもたちが関わりを深めているので、きっかけとなるものを多く用意してあげたいと思う。

環境

前年度から飼育していたカブトムシが成虫になり、子どもたちは気づいたことがあると保育者や友だちにすぐ伝えている。夏になり気温の上昇に伴って暑い(熱い)と寒い(冷たい)といった気温や水温の変化に気づく機会も増えた。まだ水遊びが始まったばかりでそちらに興味が向いているが、次第にそうした自然現象への興味関心にもつなげていけるようにしていきたい。

言葉

他児とのやり取りは会話を中心に組み立てていこうとする姿が多く見られるようになった。うまく解決できない時も保育者に言葉で伝えようとする姿もある。また、英語に対して興味関心も強く、積極的に発言する子が多くなってきた。一方で過度な言葉で責め立てたり「先生に言うからね!」と脅すようなやり取りをしたりする場面もまだ見られるので、保育者が言葉を添えながらどう話すのがいいか一緒に考えていきたい。

表現

雨天時は段ボールを出して自由に遊んだことがきっかけになったのか、ハサミや折り紙、のりを自由に使って遊ぶ子が増えた。七夕の制作で行った切り絵をその後自分で作って持って帰る子もいて、遊びの一環として自由な表現を楽しむ子が多かった。安全に留意しつつ今後も自由に使える環境を整えていきたい。

食育

自分たちで育てたナスを収穫し、調理室へ運び栄養士に直接野菜を手渡した。後日ナスが給食に出ると「この部分が渡したナスかな?」と話しながら食べていた(実際は収穫したナスを使わず代替のナスを使用)。調理室に届ける前もナスにシールで目を作り飾る姿もあり、食材を通して様々な発見や遊びがあったようだ。

育児あれこれ