3歳ちゅうりっぷ組2021年度6月のまとめ

健康

ばい菌や虫歯の写真を見せながら説明した歯の集会以来、食後の歯みがきでは「歯磨きしなきゃ虫歯になっちゃう」と言い、意識して歯を磨く姿がよく見られた。なかには午睡中になってから「歯を磨いてなかった」と自分で気付き、焦って磨こうとする姿も見られたので、ある程度事前に声をかけ確認していきたい。

人間関係

友だちの名前を呼び合ったり、時には友だちの物が落ちていると声をかけ教える姿が見られた。遊びでは、気の合う友だち、遊びが合う友だちが出てきて楽しみを共有している。遊びが盛り上がることで気持ちが高揚してしまい、トラブルが出てしまうため、時には保育者が仲立ちとなり、落ち着いた雰囲気作りをしていった。

環境

クラス担任が変わったが、在園児は、去年の担任であったことから動揺や不安そうな姿は特になく普段通り落ち着いて過ごしていた。新入園児は興味をもって関わる子や様子をうかがう子など様々だった。新入園児のペースに合わせて無理のない範囲でかかわりを深めていきたい。園生活での生活の流れや切り替え場面では少しずつ分かるようになり、スムーズに行動することができるようになってきているようだった。

言葉

生活の流れを把握することが難しい様子ではあったが、保育者が全体やグループへの声掛けに対しては切り替えが早くなってきている子が多い。「ちゅうりっぷさーん」と保育者の掛け声を合図に、保育者の話を聞こうとする姿勢ができており、声量を小さくしてもしっかりと応答することが出来ていた。友だちの動きを見て動くことができる子も多数いる。しかし、なかには個々への声掛けや対応が必要な子もいるため、その時に応じて関わっていきたい。

表現

制作では、七夕の織姫と彦星の身体のパーツに自分でのりを付けて千代紙を貼った。円形に沿うようにきれいに並べて貼る子や、好きなようにちりばめて貼る子など個性的な作品になった。話すことが上手になってきており、友だちや保育者との会話を楽しんでいる。気持ちが高揚したり思いが通らないときになると、自分の思いを言葉で上手く伝えようとすることが難しい時もあるため、保育者の仲立ちのなかで別の表現ができるようにしたい。

食育

配膳時、苦手なものは事前に減らすということ自体を理解できていない子が多い。口にしてから「減らしたい」と言う子や「減らさない」と言いつつも全く食べようとしない子もいた。また、見た目で判断して口にしようとしないこともあるため、あらかじめ事前に量を調節し、無理なくすすめている。そうすることで、口にしてみると「おいしい」と気付き「やっぱり食べる」と言いよく食べる姿も見られた。

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