1歳うさぎ組2022年度2月のまとめ

食事

こぐま組の友だちと一緒に箸で食事をすることになった子がいた。家庭ですでに使用しているということもあり、とても上手に扱い、揃え直したり、野菜や春雨なども器用に挟んだりできる。また、メニューによってスプーンに持ち替えるなどの判断を自分でしながら意欲的に食べていた。食べこぼしが非常に少なくなり、おやつの際のエプロンの使用を止めた子もいた。

排泄

トイレトレーニングが非常に順調で、布パンツで一日失敗なく過ごせる子、声をかけると喜んでトイレに向かう子の姿が見られた。「まだ出ない」「おしっこ出そう」と自分で排尿のタイミングを察して教えてくれたり、紙パンツに排尿してしまっていても”トイレでしたい”気持ちから便座に座ってみたりしていた。意欲的な姿を大切にして、一人一人のタイミングでトイレに向かい、成功体験が増えるように対応していった。

健康

家庭と連携して環境構成を図っていった。ズボンや紙パンツをはく際、これまでの台では高さが低いことがわかり、膝が直角に曲がるくらい高さの台や椅子、保育者の膝に腰掛けることで、脚をスムーズに穴に通すことができるようになった。一人で簡単にできることが自信に繋がり、どんな場所でも一人でやってみようとするようになった。上着をかけたり外したりも自分でしようとするようになってきたので、かけ紐をゆとりのある物やゴムに付け替えていただくなど依頼した。

睡眠

朝早い登園にもかかわらず、就寝時間が遅くなる傾向にあり、午睡時間が長引いてしまう子があった。眠りたいだけ眠らせてあげたいとも思ったが、その分生活リズムが後ろ倒しになってしまい悪循環だと考え、午前中の活動内容を重視していった。存分に体を動かしたり、集中して指先を使う遊びに取り組んだりすることで、程よい疲れと満足感からスムーズに入眠し、すっきりと目覚めることができていた。眠る前の過ごし方を一緒に考えるなど、家庭との連携も図っていった。

身体発達

指先が器用に動かせるようになり、製作遊びがより楽しめるようになった。雛人形作りでは、折り紙をちぎる・糊をつける・紙コップに貼るなどの作業を全部一人で行え、かわいい内裏雛が並んだ。糊を加減してすくうことや、衣服を汚さずに作業することもでき、いろいろな面での成長がうかがえた。

情緒

情緒はとても安定していて、毎日機嫌よく登園し、笑顔で帰宅する姿があった。友だちとの関わりもとても喜んでいて、一緒にごっこ遊びをしたり、かけっこをしたりしてはしゃぐ姿を多く見ることができた。りす組の友だちのことをかわいがり、「○○ちゃん、おいで、一緒に遊ぼう」と声をかけてくれる優しい姿もよく見られた。

言葉

語彙が非常に豊富になり、節分の豆まきや休日に家族で出かけたことなどをとても上手に教えてくれていた。「〇〇ちゃん、一緒にお買い物しようよ」などとごっこ遊びに誘ったり、役になりきって会話を楽しみながら遊んだりできるようになってきた。どうしても欲しい玩具や譲れない場所などがあると、ついつい言葉よりも体で押すなどして表現することもあったので、側で見守り、必要に応じてお互いの思いを代弁するなどして仲立ちとなっていった。

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