言葉
・手遊びや歌を歌うと、自由遊びの時に口ずさんでいる様子が見られ、1人が歌い始めると周りの子に刺激になり、つられて歌う子もいた。
・乳児クラスの子を外で見かけると、同年齢の子と接する時の口調ではなく、優しい口調や分かりやすく伝えられるようになってきた。
環境
・当番活動を始めたことで、自分たちのクラスの環境に目を向ける子が増えた。ティッシュのごみを拾ったり、床が濡れていると雑巾ですぐに拭いたりなど、気づいて行動できるようになってきた。
・野菜を植えてから畑の様子が気になり、毎日の水やりを楽しみにしている。また、畑に行く度に大きく生長している野菜に興味を持って世話をしている。
表現
・ダンゴムシ探しが好きな子が多いため、制作でダンゴムシを折り紙で折った。「ダンゴムシ好きだがら、折り紙で折ってみよう!」と声を掛けると、折り方によって様々な大きさのダンゴムシが完成した。体の模様や顔などはダンゴムシ本来の色に囚われず、虹色の体の模様にしたり、まつ毛のあるダンゴムシにしたりなど、工夫して作っていた。作っている時は友だち同士で作品を見ながら褒め合う様子も見られた。
健康
・気温や場所に応じて衣服の調整を自ら行おうとする姿が見られる。まだ衣服の調節が難しい子は保育者の声掛けにより調節をしている。
・寒暖差により、咳や鼻水が出ている子が多く、特に登園時や午睡前後に咳込みが見られる。鼻水は吸ってしまう子が多いため、こまめに声掛けをしている。
・遊びに夢中になってしまうとなかなか自分たちで水分補給を行うことが難しい。保育者がこまめな声掛けを行い、水分補給を促している。
人間関係
・園庭でゴムの輪っかを用意し、きりん組がケンケンパをしていると、乳児クラスの子たちも興味を示し、一緒にケンケンパを楽しむ姿が見られた。時折、転ばないように見守る姿や「こうやってとぶのよ」と優しく教える姿など、異年齢の交流が見られた。
・友だち同士での玩具の取り合いや言葉のトラブルになった時に、互いの思いを聞いたり、思いを伝えたりできる子が数名いて、自分たちで解決しようとしている時は、声を掛けるのではなく見守った。保育者は必要に応じて声を掛けるようにした。