言葉
言葉遣いや言い方が乱暴になることが多い。友だちに対して「~しろよ」など意味をよく理解していなくても命令するような言葉を発しているので、その都度声を掛けて丁寧な言葉遣いができるよう促した。また相手に言われて嬉しいことやそうでないことをクラスで共有し、友だちとのやり取りの際に気持ちのいい言葉を遣うことができるよう話をした。大きな変化は見られていないが、言い方を意識する姿は見られている。
環境
文字を自分で書く機会が多くなり、ひらがな表を見て書こうとする。読むことはできるが書くことが難しい子が多く保育者に尋ねたり、友だちに聞いたりする。カタカナや濁点、伸ばす音など分からない子もいる。前後の文脈で内容を全て理解しているわけではないが、予測し絵本も少しずつ自分で読むことが出来るようになってきた。
表現
「ともだちになるために」を歌いたいとリクエストする子が多くいる。また今まで歌ってきた曲を思い出し、口ずさむ子がいる。卒園式などで使用する自画像を描くと、自分の髪形や好きな洋服を思い出して丁寧に描こうとしていた。またなかよし会でステージがあることを知らせると「コマやりたい」「なわとびしたい」と自分が得意なものを披露することに抵抗がなく、楽しみにしている子がたくさんいた。不安そうにする子も数名いたが、複数人でもいいということを伝えると安心していた。
健康
咳や鼻水が続く。くしゃみをすると鼻や手を拭き、保育者に言われなくても清潔にしようとする。乾燥により唇や手、背中が荒れてしまい痛がったり痒がったりする子が数名いたので降園時に保護者に伝えた。トイレ後の手洗いでは、石鹸を使わずに水だけで洗う子がいる。家では水だけで洗っているとのことだったが、園はみんなで使うものが多いことを伝えると園では石鹸で洗うようになる。鉛筆やレゴを無意識に口に付けることもあったので適宜消毒し、清潔を保った。
人間関係
以前までは一人で遊んでいた子は周りに気付いて欲しい気持ちもあったからか、友だちが来てくれるのを待っている子もいたが最近は自分から遊びの輪に入り、参加しようとすることが増える。意見の相違からトラブルになることもあるが、本人同士と周りの助けもあり保育者が仲立ちをしなくても自分たちで話し合い、解決することができるようになる。保育者や友だちに休みの日の出来事などを話す際に、相手が知らないことを予測し簡単な説明をしてから話をしようとすることが増えた。