健康
園庭でドッヂボールを意欲的に楽しんでいた。ボールを手のひらで取ろうとして突き指をしそうになる子が数名いたが個別で取り方を教えていくことで取り方を覚えてきて痛がる姿が減った。全体的には卒園を控えた中で怪我のないよう子どもたちに伝えてきた。遊びの楽しさで周りが見えなくなることもあったが、大きく体調を崩したり、怪我をしたりすることなく過ごすことができた。
人間関係
好きな遊びを好きな友だちと楽しむことができている。移行期間など他クラスに入ることも多く、手伝いなどもよくしていた。自分たちが一番上という意識も持っていて、ボール遊びや追いかけっこではぶつからないように遊びを中断したり、転がってきたボールをむやみに蹴り返したりしないで手渡しをするようになった。
環境
冬から春の移り変わりを感じ、春の動植物への興味も見られ、チューリップの成長や虫探しに励んでいた。室内環境については次の年長のことを考えながら衣類かごやロッカーの整理をし、忘れ物のないように準備をしていた。卒園を祝う会までは卒園を寂しがる子が見られたが、卒園を祝う会が終わってからは就学を楽しみにするようになり、未来のことに期待を持って園生活を楽しむことができた。
言葉
言葉遣いで注意を受けるということが全体的に少なくなった。友だちとのやりとりの中で言い方が強くなってしまうことはあったが、乱暴な言葉は聞かれなかった。また、自分の思いを伝えた上で、「こう言われたらどうしよう」「どうしたらいいの?」と保育士に確認する姿が見られた。子どもなりに相手の反応を考えて自分がどう返答したらいいのかを悩む姿というもの見ることができた。
表現
卒園を祝う会に向けて、感謝の言葉や歌に取り組んできた。初めは、台詞のように言葉や歌詞を発していたが、言われた相手のことを考えられるように伝えることで言葉の強弱が出てきて、相手を思って表現できるようになった。練習では恥ずかしさや自信の無さから言葉が出なかった子も当日は、堂々と言葉にすることができた。