3歳すみれ組まとめ・指導計画バックナンバー

3歳すみれ組2024年度8月のまとめ

健康

気温の高い日が続き、プールのできない日や入れても短時間の日が続いた。そんな中でも子どもたちが活動の流れを身に付け、着替え、移動、プールへの入水、着替えをスムーズに進めることができるようになった。繰り返し行う中で、自分の持ち物の置き場ややり方を覚え、徐々に自分でもやってみようとする姿が増えた。また活動の中で水の危険性についても話をし、プールで楽しく活動するための約束事を何度も話をした。後半には保育士等が言わなくでも子どもたち自身が気が付き、約束を守る姿があった。

人間関係

給食の時に、自分でスプーンを持っていく、食べ終った空のお皿をトレイまで持っていくなどを子どもたち自身でやってもらうようにした。役割をもらったことを喜んで行う姿があった。子ども同士で遊ぶ姿が増えた。「一緒にカルタしよう」と誘い、遊びの中に入りたい時は「いれて」「いいよ」と子ども同士のやり取りがふえた。

環境

交代で水やりを行い育てたピーマンを使って、初めてのクッキングを行った。餃子の皮を使い、トマトケチャップをスプーンで広げた後、具材を乗せていく。ピーマンを山盛りに盛り付ける子どもたち。内心、食べれるのだろうかと心配したが「おいしい!」「おかわりないの?」と完食していた。クッキング活動をとても楽しみ、意欲的にできた。給食を食べる量も増えてきた。

言葉

子ども同士で電車ごっこやおままごと、カルタ遊びなど誘い合って遊ぶ姿が増えた。「入れてって言って。」「貸してって言ってないのに取った」トラブルがあっても思いを言葉にして伝えようとする姿が出てきた。

表現

プール活動で水鉄砲を使って水遊びをした。植木の木や鉄棒などの遊具を的にして飛ばして遊んだ。「(鉄棒の先にある)のぼり棒まで届いたよ」「屋根まで届いたよ」と思い思いに飛ばして遊んだ。上に向けて遊んでいる子がいて「空に当たったよ!」と嬉しそうに話してくれた。すると、周りの子も「ぼくも空に届いた!」「私も!」と次々と飛ばし合った。…

2歳ちゅーりっぷ組2024年度8月のまとめ

健康

気温の高い酷暑が続いていた為、玄関で水遊びを行う。鼻水や咳、季節性の感染症にかかってしまう子も見られたが、水遊びの時間を子ども1人1人に合わせて短く取ったり工夫することで水遊びを楽しく行える。給食前の手洗いなども子どもたちが流れを良く覚えてきて「泡ゴシゴシしてみよう」と保育士等が声をかけると、指の間まで上手に泡を使って手を洗う姿が見られる。

人間関係

保育士等との関わりが増えていく中で、友だち同士でおままごとやごっこ遊びなどを簡単な役割を子どもたち同士で決めて遊ぶ姿が見られるようになる。「○○くんすわってまってて!いまおりょうりつくるから!」と普段の保育士等や家庭でのお母さん・お父さんの言葉がけや関わりを子どもたちなりに表現して伝える姿が見られるようになる。

環境

子どもたちの室内遊びの様子の変化に沿っておもちゃの入れ替えやレイアウトの変更など担任間で行い、遊びの環境配置換えを行う。おままごとやごっこ遊びのおもちゃを入れて、広くおままごとスペースを設けることで子ども同士でのおままごと遊びの関わりの道が広がるきっかけとなる。

言葉

遊びの中での言葉を通しての関わりが増えてくる。玩具の貸し借りの中で、「ちょっとまっててね」「いまあそんでるからあとでね」と子どもたちの中で言葉を見つけて友だちに伝えてる姿が見られる。遊び以外の活動の中でも給食の時に、「おいしいね」「ちょっとすっぱいけどあまいね」と保育士等に味を伝えてくれるこ事が増えてくる。

表現

9月の乳児秋祭りに向けてスイカ柄のちょうちん制作を行う。1人1人スイカの皮の柄を折り紙をちぎってのりをつけて表現する。「スイカはあまいからあかいいろだね」と子どもたちの素敵な表現ある言葉を聞ける活動となる。スイカの種は綿棒に絵の具を付けて制作する。子どもたち1人1人個性のあるスイカの種が完成するちょうちん制作になる。…

1歳もも組2024年度8月のまとめ

健康

鼻水・咳がでている子どもたちがいるが、元気に過ごしている。鼻水が出ると「はな」と言って知らせたり、鼻を指差して保育士等に「拭いて」と表現することができる子もいる。また、排尿、排便があると、「しーし」「ちっち」と言ったり、オムツをトントンと叩く姿が出てきた。身の回りのことにも意欲的に取り組み、自分でズボンを履いたり、できることを自分でやろうとしている。できないと悔しくて、ズボンやシャツを投げることもあるが、思いを受け止め、褒めながら進めていきたい。

人間関係

歌をかけると、自然と友だちと手を繋いで歩いたり、子ども同士で過ごす時間が多くなってきた。泣いている子がいると、駆け寄って撫でてあげたり「どうした?」と声をかける姿もあり、優しい気持ちが育ってきている。

車、赤ちゃんの人形、ブロックなど好きなものを通して友だちと遊ぶ姿が見られ、一緒に一つのものを作り上げようとするなど、遊びのなかでも成長が見られた。担任との関係も深まり、甘えたり、スキンシップをとり、自己発揮するようになってきている。やりとりには必要に応じて仲立ちに入り、やりとりの楽しさを伝えられるようにしている。

環境

気温が高い日が続き、水遊びを行うことが多かった。水遊びでは、個々が好きな遊びを見つけられることが多くなり、最初の頃に比べじっくり遊ぶ姿が見られた。泡あそびでは、保育者等と一緒に水をかき混ぜて泡ができていくことを楽しむこともあった。氷あそびでは、溶けてなくなっていく氷を不思議そうにみたり、「ないない!」「ちっちゃい」と変化を楽しむ様子が見られた。その他にも布団の圧縮袋でのウォーターベッドあそびや、寒天・ゼリーあそびなど様々な夏ならではの感触遊びができた。子どもたちの反応はそれぞれだが、楽しめる姿があり、感覚を刺激したあそびの中で個々が感じ取れるものがあってよかった。

言葉

単語から文章になってきた子、単語が出始めた子、紙芝居や絵本、歌から言葉を真似る子、と個々で成長が見られた。保育士等が言葉で伝えたことに対しても「うん」「やだ」「いいよ」など言葉で返す姿も多くなっている。子ども同士でも「かして」「これどうぞ」などやりとりをしたり、一緒に歌を歌って嬉しそうにする場面も多く見られた。トラブルになった時も、仲立ちに入りながら、「ほしかったの」「ちょうだいなの」など思いを言葉にして伝える姿が少しずつ出てきた。絵本のフレーズや、歌から言葉が広がっていく子もいるので、様々な教材を用意して、自然と言葉が出やすい環境にしていきたい。また、言葉が伝わった嬉しさを感じられるように、ゆったりした気持ちで関わっていく。

表現

体操では、興味ある子たちが集まり、全身を動かして楽しむようになる。制作では、絵の具でスタンピングを楽しんだ。最初は手が汚れることが嫌だった子も、夢中になると気にせず楽しんでいた。言葉がまだ出ない子も、身振り手振りを使って相手に思いを伝えようとする。型はめやパズルでは、自分でできることが増えて、できた達成感を味わうようになる。できないと悔しくなることもあり、思いに寄り添いながら関わっている。個々に様々な主張がでてきているので、ひとりひとりの思いの表現の仕方を共有していく。…

0歳たんぽぽ組2024年度8月のまとめ

健康

夏の感染症が流行したり、夏の疲れからか体調を崩す子が多くいて、発熱で早退する子もいた。またお盆休みもあり、全員がそろう日が少なかった。食事では全体的によく食べる姿が見られ、完了食の子においては、少しずつ食具を持って手掴みを交えながら意欲的に食べている。食材の好き嫌いが少しずつ出てきて、日によって食べる量が変わったり遊び食べをする姿が見られたため、一人一人の食べ具合や好きなものを把握しながら、引き続き丁寧に進めていった。夏の暑さもあり、午睡をたっぷりと取る姿が見られた。

人間関係

友だちに興味を示し、積極的に傍に近づいて頭をなでたり、持っている玩具を渡すなどのやりとりをする姿が見られた。友だちとの距離が近く、場所や玩具の取り合いから、手や口が出ることもあるので、引き続きお互いの思いに寄り添い欲求を受け止めながら見守っていく。また、子ども同士の関わりの中で「かしてくれたね」「どうぞできたね」など体験したことを言葉で伝え、他者との関わりを楽しめるようにしていった。

環境

水遊びではタライの水をバシャバシャと叩いて感触を楽しんだり、スコップで水をすくい、自分や友だちの体にかけたり、バケツやカップに移したりを繰り返して遊ぶ姿も見られた。また寒天遊びをした際は興味を示し、寒天をギューッと握ってつぶしてみたりして触れながら遊ぶ様子も見られた。歩行をする子が増えたので、スペースを少し広くして移動できる範囲を広げるようにした。また、滑り台やトンネルを使う際は、周りの玩具を端によけて怪我につながらないように気を付けた。

言葉

少しずつ意味のある言葉を発する姿が見られ「ないない」と言いながら玩具をカゴに入れたり、「まんま」「せんせい」など指差ししながら発語したりする姿が見られた。また喃語や仕草、表情などで一生懸命に保育士等に思いを伝えようとしている。発見や思いが伝わると、笑顔を見せたり、うなずいたりして保育士等とのやり取りを喜ぶ様子が見られた。子ども一人一人の発語に耳を傾け、優しい口調で丁寧に応じて発語を促していく。

表現

手遊びをしたり、音楽を流したりすると手を叩いたり体を揺らしたりして楽しむ姿が見られた。また、保育士等の真似をして、同じ振りをする子もいる。自分の思いを存分に表現して保育士等に甘えたり、嫌な気持ちを泣いて訴えたりしている。子ども一人一人表現を十分に受け止め、一緒に楽しんだり甘えたい気持に寄り添ったりして過ごした。また保育園の廊下に飾る馬橋の木の制作ではきのこを作り、指で絵の具をとり柄をつけて表現した。はじめて指絵の具に挑戦したが、初めは後ろから支えて一緒に行う中で、少しずつ興味を持って自分で画用紙に絵の具をつける姿が見られた。

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5歳ひまわり組2024年度7月のまとめ

健康

大きな感染症が流行ることはなかったが、発熱や咳き込み、鼻水といった症状が多く見られた。保護者と連携し、今後も様子を見守っていく。7月に入り、気温が急上昇し、戸外遊びが難しくなったため、室内で竹馬や縄跳び・鉄棒に取り組む。朝早い時間や気温が落ち着いているときには、木が多く日陰の公園へ散歩に出かけた。

人間関係

とうもろこしの皮むきクッキングでは、1歳児とともに活動を行う。「もも組さんに教えてあげるんだ」と期待を持ち、活動に参加した。とうもろこしに興味を持って積極的い参加している子には、そっととうもろこしを支えてあげ、初めての活動にドキドキし、見ている子には剝く様子を見せ、「触ってみる?」と声をかける姿が見られた。

環境

厳しい暑さで、戸外に出ることができず、室内遊びの時間が増えた。他児と一緒にレゴやすごろくを楽しむ姿や、空き箱や様々な素材を使い、イメージを具現化させる姿が見られた。その中で、素材の違う紙を用意し、輪ゴムなど材料を用意することで、遊びに取り入れ、より集中し、取り組む姿が見られた。

言葉

おはなしの会では、「だってだってのおばあさん」という素話を聞く。10分ほどの素話であったが、集中し、言葉の繰り返しの面白さを楽しんでいた。また、絵本を読み、「。で話は終わりになるから…」と絵本の中で、一文字ずつのひらがな読みから文章読みを学んでいた。

表現

絵の具を透明カップに層になるようにいれ、一晩凍らせ、翌日に「絵の具アイス」で絵を描く。子どもたちひとりひとり入れた絵の具の様子で、色が違い、友だちを見比べて楽しんでいた。最後は大きな模造紙にみんなで色を塗る。友だちと手に塗り、感触遊びも楽しんでいた。…

4歳ゆり組2024年度7月のまとめ

健康

7月は天気も良く、プール入れる日が多かった。宝探しや水鉄砲、保育士や友だちと水の掛け合いっこなどをして、涼しく楽しくプールを行うことができた。ただ、気温が高くなりすぎる日もあったので、入る時間を短くしたり、早くしたりし、熱中症にならないようにしていった。またプールから上がった後は水分を取るよう声掛けをしていった。

環境

「お片付けタイム」を始めた。決められた時間までに片付けを終えるとシールが表に貼られ、一定数溜まると、新しい玩具がクラスに増えるといったものだ。子どもたちは意欲的に片づけをしており、自分の使ったものが終わると他児の片づけを手伝う姿が見られた。シールが溜まり新しい玩具が出ると喜んでいた。お片付けタイムを通して、他児と協力すると早く終わること、部屋をきれいにすると気持ちがいいことを子どもたちに伝えられたらと考えている。

言葉

カルタや予定表、絵本に書いてあるひらがなを読む子が増えてきた。帰りの会で明日の予定を書いているとひらがな一文字一文字をゆっくり読む子や、カルタでは読み手をやる子もいる。また、お手紙を書きたいと、保育士と一緒にひらがな表を見ながら読み書きする子もいた。だんだんと文字に興味を持つ子がゆり組では増えてきている。

人間関係

机上遊びをする姿が多くなり、最近では神経衰弱やカルタなど複数人で行うゲームをよくしている。その際、保育士を誘うことも多いが、「入れて」と言って一緒に遊ぶようになったり、「カルタやる人!」と声をかけ友だちを遊びに誘ったりする姿が盛られるようになった。だんだんと輪が広がり、多い時だと5,6人でゲームをするときもあった。これからも遊びを通してより、子ども同士で関係が持てるよう環境を整えていく。

表現

七夕制作では折り紙を使い、織姫と彦星を作った。保育士の手本を見ながら折っていった。時には難しいところを保育士だけではなく、子ども同士で助け合って作っている姿も見られた。好みの顔を書き出来上がった後、織姫と彦星の間にブラッシングで天の川を作った。七夕の会が終わり、持ち帰る際はお父さんお母さんに嬉しそうに見せていた。

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3歳すみれ組2024年度7月のまとめ

健康

上旬は外に出られる機会もあったが、中旬から気温が高く外遊びができない日が多かった。
水分補給の声かけを定期的にすることによって熱中症になることなく過ごすことができた。
外遊び後はシャワーをして体を清潔にする心地よさを感じられるようにした。

人間関係

それぞれ気の合う友だちができ、自由に遊んでいるときは気の合う仲間と遊ぶ姿が見られるようになってきた。
その分トラブルも出てくるが、自分の気持ちを伝えるように声をかけると保育者が仲介しなくても自分たちで解決できることが増えた。

環境

戸外に出ると虫探しに夢中になり、季節ならではのせみのぬけがらをたくさん探して友だちにあげたり家に持って帰ったりしていた。
今まで遊んでいたものとは別の種類のブロックへと遊びが変化して、イメージも膨らみ、より大きなものを作るようになってきた。ままごとでは、テーブルいっぱいに料理を並べてパーティーと言って遊んでいる。

言葉

会話を楽しむ中で気を許していることもあって、言葉遣いが悪いことがある。「〇〇ちゃんが〇〇っていった」と保育者に言いに来ることがある。
保育者の問いかけにそれぞれが話したくて、1人が話していると待ちきれず話をかぶせてくる姿も見られる。

表現

色水を作って小さい容器で色を混ぜて色の変化を楽しんだり、裸足で泥遊びをしたり、氷で感触遊びをして楽しんだ.
また、夏祭りの装飾にするちょうちんを制作した。トレーシングペーパーにキラキラの紙をノリ付けしたりシールを貼ったりしてそれぞれの作品が出来上がった。…

2歳ちゅーりっぷ組2024年度7月のまとめ

健康

「水遊びに出るよ!」と言うと自分も行きたいと言う気持ちから自分で帽子を被って外へ出ようとする。この「自分でしよう」という気持ちを尊重して見守るようにしていった。
排泄は、一人一人の状態が違うので自分から「おしっこ行きたい」「ウンチ出る」と伝えられる子もいれば、お漏らしをしてしまった後、もじもじして伝えられない子もいるので、家庭での生活経験を配慮し、適切な連携を取りながら行うようにしていった。

人間関係

子どもたちが楽しく遊びをする中で、繰り返し使っている同じ玩具へのこだわりや愛情を持つようになり、他児とその遊具や玩具を巡っていざこざが起こることが多い。
保育士等は、直ぐに両方へ集団のルールや決まりを伝えたり守らせたりするのではなく、本児の気持ちや思いを十分受け止め、相手の思いもあることに気づくようにしていくことが大切だと伝えていきたい。

環境

少し涼しい日には、公園へ散歩する日もある。この時期子ども達の行動範囲が広がり、屋外での活動も活発となる。そこでダンゴムシやアリ、青虫など様々な生き物に出会い、その姿に興味関心を抱く。アリの行列をみたり、ダンゴムシを手に乗せて歩かせたり友だちに見せたり、自分も捕まえて触りたいと思ったり、ぎゅっと掴んだり、落としてしまったりすると小さいので弱ってしまったりする事を、保育士等は、生命の尊さに触れ、伝えていった。
身近にいる様々なものの生きる姿の尊重を示すことも大切だと思った。

言葉

子ども達は絵本や紙芝居が大好きで、ノンタンシリーズを読むと自然と「ノンタンノンタンブランコ乗せて!」や「パッパラぱなしのかみくずごみくずノンタンについてくる!」などの繰り返しの言葉を使うことを楽しむようになってきている。本を繰り返し読んでもらう事で子どもは登場人物の真似をしたり身体で表現して遊ぶようになってきている。最近では
「玩具片付けて絵本読むよ。」と言うと一生懸命手伝ってくれる。自然とか片付けをしてくれるのも近いと嬉しく思う。

表現

子ども達は、保育士が手遊びやわらべ歌、季節の歌を繰り返し歌うと真似をする。ままごとや、ごっこ遊びをする時に、自然とその言葉を使っている場面が多い。
友達や保育士等のやり取りも楽しみ、曲をかけたり歌ったりすると、自然と口ずさみ楽しんでいる姿も見られる。子ども達は歌を通して心が通じ合う喜びを感じ、更に自分の想いを表現できていると、とても嬉しい。…

1歳もも組2024年度7月のまとめ

健康

鼻水が出る子が多くなり、手足口病やプール熱などの夏風邪で欠席する子が数名いた。家庭での様子や園での様子をこまめに伝え合いながら、体調の変化に合わせて対応していくように連携を図っていった。
ズボンや靴の着脱、食事前の手洗いなど、身の回りのことに興味を持ち自分でやってみようとする姿が増えてきた。子どもの「やってみたい」という気持を大切にし、一人一人の発達段階を把握しながら、それぞれの必要に応じて丁寧に援助していった。

人間関係

友だちの存在をより強く感じるようになり、お互いの自我がぶつかる場面が多くなってきている。玩具や場所の取り合いなどのトラブルの場面で手が出たり、嚙みつこうとしたりすることもあったが、保育士等が傍について見守り、思いを代弁しながら仲立ちをしていくことで怪我を防ぐことができるように努めた。遊びの中では玩具のやり取りをしたり、「こっち行こう」「一緒だね」「○○しよう」と声をかけて一緒に遊んだりする姿が多く見られるようになった。

環境

気温の高い日が続き、水遊びは毎日玄関で行った。安全に楽しく水遊びができるように乳児クラスの担任間でどのような玩具を用意するか、タライの数やマット位置、着替えの動線などスムーズに活動することができるように事前に話し合った。水遊びでは最日から怖がったり嫌がったりする子はほとんどいなく、タライの水をバシャバシャと叩いて水しぶきをあげたり、ジョーロで水を流すのを楽しんでいた。また、石鹼で泡を作り、布を用意して洗濯ごっこをしたり、氷や色水に触れて感触を楽しんだりと毎日飽きずに遊び込めるように工夫もしていった。高月齢児はポンプ式の容器や霧吹きを使って、友だちと水を掛け合い、喜ぶ姿も見られた。

言葉

高月齢の中には、二語文を話す子や友だちの名前を覚えて言う子、絵本を見ながら物や色の名前を言う子が増えてきた。また、お気に入りの歌の歌詞を覚えて口ずさむ子もいる。低月齢は喃語や指差しで自分の気持ちを伝えている。一人一人の言葉の発達に応じた対応を心掛けた。思いを言葉で十分に伝えられない子には保育士等が代弁したり、興味のあることをゆっくり話したり、繰り返し言葉かけをしたりして発語に繋がるようにしていく。

表現

手遊びが好きで「むすんでひらいて」や「いとまき」を歌うと一緒に手を開いて、閉じたりを繰り返したり、両手をぐるぐるとまわしたりと動きを真似している。また、保育士等や友だちの姿を見て笑顔で体を揺らして楽しんでいる子もいた。
水遊びでは泡を作ったり氷を浮かべたりして、感触遊びを楽しむ。氷を手渡すとびっくりした表情を浮かべたが、握って「冷たい」と言葉にしたり、手のひらで溶けていく様子を見て喜ぶ表情をしたりしていた。室内では米粉粘土をした。最初は恐る恐る触っていた子も保育士等の真似をしてちぎったり、こねたりして粘土の感触を楽しんでいた・・・…

0歳たんぽぽ組2024年度7月のまとめ

健康

乳児クラスで夏の感染症が流行し、発熱や発疹が伴い休む子が多く、後半は全員そろう日が少なかった。休み明けには家庭での様子を聞きながら、一人一人の体調に合わせて活動を考えて進めていった。1歳児クラスと合同で玄関にて水遊びを行い、毎日行う中で少しずつ慣れてきて段々と積極的に遊ぶ姿が見られ、タライに手を伸ばして水面を叩き水しぶきをあげることを楽しんだり、上からじょうろで水を流すと手を伸ばして喜ぶ姿が見られた。水遊び活動を経て、水の感触や心地よさを十分に楽しむことができた。また水遊びの中で、氷や泡遊びなど、感触を使った遊びを取り入れている。今後、寒天など乳児に適した感触遊びをたくさん取り入れていきたいと思う。食事では、自分で食べやすいように小皿に食べ物をのせてあげると摘んで食べたり、スプーンを持って食べる仕草をする様子が見られた。また“おいしいね”という様に、友だちとニコニコ顔を見合わせ、食事の時間を楽しんでいる。

環境

水遊び後に室内で、滑り台やトンネル、マットでお山を作ったり、階段の上り下りを行い、体を動かせる環境を作った。階段上りを初めて行う日は1人ずつ順番にし、後ろに保育士がついて安全に十分気を付けて行った。半分の子は手をついて上手に登れることができていた。また一人歩行や一人立ちができる子が増えたので廊下に出て、手を繋いで歩く練習をしたり、別のクラスに行き、異年齢交流をしたりと場所や環境を変えて過ごせるようにした。戸外に出れない夏の時期も、体を動かせるように工夫していく。

人間関係

少しずつ友だちに興味がでてきて、友だちが遊んでいるところに近寄っていき、顔や足を触ったり、頭を“よしよし”となでる姿が見られた。お迎えとなり帰る友だちに向かって、“ばいばい”と手を振って見送ったり、持っている玩具を渡そうとする姿もあった。加減がわからず、髪を引っ張ってしまったり、強く握ってしまうこともあるので、すぐに止めれるように傍で見守るように関わっていった。

言葉

食事の時に保育士等が「いただきます」「ごちそうさま」と手を合わせると真似をして、一緒に手を合わせる仕草が見られた。高月齢児は言葉を投げかけると、何となく言葉が通じているような様子が見られ「手を洗おうね」「ご飯食べようね」など、生活の中で必要な行動や子どもの行動を言葉にして話しかけるようにした。また「ワンワン」や「ママ」などの一語文が出てきた。

表現

保育士等が『むすんでひらいて』や『とんとんとんとんひげじいさん』などの手遊び歌を歌うと、手をグーパーして真似したり、音楽を流すと体を揺らしたりして、リズムに合わせて体を動かす姿が見られた。またブロックやカップ同士を叩き合わせて音を鳴らすことも楽しんでいる。制作では容器に綿とガーゼを丸めて作った、たんぽに始めて挑戦し、画用紙にポンポンと色を付けてひまわりの花を作った。たんぽを手に持たせると、すぐに手を離す子もいたが、ほとんどの子は興味を持って上手にポンポンする姿が見られた。また足形を葉っぱに見立てて作り「上手にペッタンできたね。」と伝えると満足そうな表情をしていた。…