1歳もも組まとめ・指導計画バックナンバー

1歳もも組2024年度5月のまとめ

健康

生活に慣れてきて、外で体を動かすことが楽しくなり、子どもたちから「早く外に行きたい」とアピールすることが増えてきた。身の回りのことはまだ援助は必要だが、自分の靴下や帽子をとり、身につけようとする姿がある。できると達成感を味わい、喜んでいる。鼻水が出ている子が多かったが、中旬から月末にかけて落ち着き、元気に登園できている。食事や午睡も安心してしっかりとれるようになってきた。暑い日が続いているので、水分補給をこまめにし、健康管理に注意していく。

人間関係

担任、フリーの保育者に慣れ、一緒に遊ぶことを楽しんでいる。担任が出勤すると笑顔で駆け寄るなど、関わりが深くなっていることが分かってきている様子がある。また、友だち同士の関わりが増えおもちゃや場所の取り合いでトラブルもあるが、一緒の空間にいることを楽しみ、物の貸し借りをして喜び合うなど、微笑ましい場面が多くなってきた。なるべく見守り、必要に応じて仲立ちすること、共に遊び、楽しさを一緒に味わえるようにすることを心掛けている。

環境

散歩では行き先を増やして、歩くことを楽しみ、長い時間歩ける子が増えてきた。自分から「歩く!」と保育者に伝える姿も多くなってきた。また、友だち同士で手を繋ぐことが嬉しくなり「てって」と言いながら笑いあって歩いている。散歩先では、たんぽぽの綿毛を不思議そうに見たり、葉っぱを集めたりと自然と触れ合う場面が多かった。
低月齢児の子どもたちも午前中に眠くなることが減り、公園まで生きのびのび体を動かしながら探索活動を楽しむようになってきた。転倒が減り、自分で歩けることを喜んでいる。活動範囲が広くなってきたので、人数点呼をこまめにし、安全に留意している。

言葉

言葉で伝えようとする場面があり、「○○あった」など二語文で伝えることも増える。自分の名前が言えるようになったり、友だちの名前が言えるようになり、保育者と一緒に名前を呼び合って楽しむようになる。歌の歌詞がはっきりしてきて、より歌うことが楽しくなっている様子が見られる。紙芝居に合わせて返事をし、楽しい場面や興味を持った場面でより発声や発語が見られる。低月齢児の子どもたちも保育者の言っていることが分かったり、「ばいばい」言いながら手を振ったり、言葉でのコミュニケーションをとろうとしている。

表現

クレヨンでのお絵描きを楽しんだ。色選びなども自分で行い、初めてだったが全員が自分から「やる」とアピールして意欲的だった。点々で描く子、何色も重ねる子、線を横に往復させる子など様々な個性が見られた。体操やうたがより好きになってきて、曲が流れると興味のある子たちが自然に集まり、身体を動かしている。…

0歳たんぽぽ組2024年度5月のまとめ

健康

日によって気温の変化が激しく、また1ヶ月が経ち疲れからか、鼻水や咳が出たり発熱して早退するなど体調を崩す子が多かった。「お鼻を拭こうね」と言って、こまめに鼻水をぬぐい、「スッキリしたね」と声かけを行っていった。ハイハイやつたい歩きで移動したり、活発に動くようになってきた分、室内外で転倒しそうな場面も多く見られたことから、職員間で声を掛け合い十分に注意をして見守るようにした。またゆるい便が続きお尻がかぶれている子は、水で流して薬を塗ってケアをした。

人間関係

友だちが登園すると、友だちの方を見たり指さしをして関心を持つ姿が見られた。また絵本を開いている子がいると、同じように絵本を手に取り開くというように、友達に意識を向けて同じ遊びをする様子も見られた。散歩のときに4人乗りのベビーカーに向き合って座ると、お互いに手を伸ばして触ろうとしたり、「あーあー」「うーうー」と喃語で会話をするような姿が出てきた。

環境

一人歩きやハイハイで移動してつかまり立ちをし、棚にある玩具を手にしたり、近くにある玩具に手を伸ばしたりして遊ぶ様子が見られた。常に見える場所に、子どもが興味を持ったり好きな玩具を配置したり、時には風船やマットを用意して遊ぶなど室内環境を整えた。周りへの関心をもつようになったことで、同じ玩具を引っ張って取り合う姿も見られたため、同じ玩具を何個か用意するようにした。また腹ばいやハイハイで移動して目的のものを手にすることができた時の表情は喜びに満ちていた。

言葉

楽しい時や機嫌のよい時には「あーあー」「きゃっきゃっ」と表情豊かに喃語を発して笑い、眠たい時やお腹がすいた時には「ぎゃーぎゃー」「ゔ―ゔ―」と大きな声で全身で訴える姿が見られた。その都度、「うれしいね」「たのしいね」「眠たいのね」「お腹がすいたのね」と子どもの思いをくみ取り言葉にして、思いに寄り添うようにした。

表現

音の出る玩具で遊ぶことを楽しみ、手で持って振ったり、ボタンを叩いて音を出して遊んでいる姿が見られた。音楽が流れると手を叩いたり体を揺らしたりして喜んでいた。制作では足に絵の具をつけて足形をとり、足形をはらぺこあおむしの体に見立てて作って飾った。足に絵の具をつけると、不思議そうに見つめ、足の指を動かしてみたり触ろうとする姿や自分から絵の具に手を伸ばす子もいた。…

5歳ひまわり組2024年度4月のまとめ

・健康

大きな感染症が流行ることなかったが、季節の変わり目ということもあり、体調を崩す様子も見られた。4月中でも気温差が激しい日々が続いているので、衣服で体温調節できるように家庭と連携して見守っていく。進級を心から喜び、期待を持ち生活する姿が見られた。

・人間関係

4歳の3月から続けてきた「やさしさの木」を通して、自分が優しい気持ちを持ち、接したときや、他児が優しくしてくれた時に「優しくしてくれてありがとう」と声をかける様子が多く見られた。また、プライベートゾーンについて子どもたちに話をし、その後、4グループに分かれ、グループワークを行った。例文を読み、「こんな時どうする?」と少人数で話し合いをすると、「知っている人でもみせちゃダメだよね」と意見を言い合う姿が見られた。

・環境

はさみやペン・のり・じょうぎといった制作道具を一つのお片付けBOXに収納するようにする。子どもたちが制作しやすく、また片付けしやすい流れに変えたことで、集中し制作する姿が見られた。また、お着替えの際には男女がわかれ、着替えができるようにパーテーションを室内に設置する。環境を整え、子どもたち自身でプライベートゾーンを意識できるようにしていく。

・言葉

おはなしの会の前に、「先生が来たらなんていう?」と子どもたちに聞くと、「よろしくお願いします!っていう」と答える姿が見られ、その後、「こんな時なんていう?」と何個か例文を出すと、「こんにちはかな?」と答える姿が見られた。今後も子どもたちが状況を見て言葉を選べるように、活動を通して学べるように声をかけていく。

・表現

一年間を通して「ひまわりプロジェクト」ということで世界の国々ついて学ぶ。手作りパスポートに自分で署名をし、始まった4月は「日本」について学ぶ。米研ぎクッキングを通して、日本の主食の「米」について知り、その後、日本伝統の衣装の「浴衣・甚平」に触れる。着てみると、「なんか涼しそうだね」と素材の違いに気づく姿が見られた。…

4歳ゆり組2024年度4月のまとめ

健康

春になり暑い日が増えた。戸外で遊ぶ際は水分補給をするよう声をかけたり、お茶を自分で飲めるようコップとお茶を用意したりした。また、長袖か半袖か子どもたちが選びきれるよう声掛けをしていった。着替えの際「今日は暑いから半袖にする」と自ら服装を考え着替える姿も見られた。

人間関係

ゆり組に1人新入園児が入った。初めは緊張した様子で他児の遊びを見ていたが。日が経つにつれ一緒に遊ぶ姿が多くみられるようになった。子ども同士名前をすぐ覚え、わからない子がいると教えている場面もあった。4月半ばには皆、緊張することなく仲よく遊んでいた。

環境

進級しゆり組での生活がスタートした。担任が去年と一緒なこともあり、緊張することなくのびのびと遊んでいた。また新しい玩具や、環境に興味を示し、机上遊びや、ブロックおままごとなど好きな遊びを見つけ集中して遊んでいた。

言葉

トラブルが起きた際、保育士が常に仲裁に入るのではなく。「○〇と伝えてみたら?」と子ども同士で伝えあい解決できるような言葉かけを行っていった。今まで通り大きなトラブルは保育士が仲裁に入っていくが、子どもたちの声掛けで収まるときも多く出てきた。また、保育士のように「○〇って言ったら?」と子ども同士で話している姿も見られるようになった。

表現

5月のこいのぼり制作では、3種類3色のスタンプから好きなものを選び、鯉型の画用紙に好きなように押していった。裏側は折り紙をハサミで切り鱗を見立てて張った。やり方を聞くと、最後まで自分の好きなように作る姿が見られた。完成するとホールには様々な模様の鯉が飾られ、友だちや自分の作品を眺めていた。…

3歳すみれ組2024年度4月のまとめ

健康

進級したことに大きな期待と少しの不安がみられた。朝の受け入れや生活の説目で泣いてしまったり、不安から保育士等に「手をつないで」と伝えてきていた。担任間で連携をとり、そばで寄り添えるようにすることで笑顔が増え、遊びに夢中になる時間が増えていった。
毎日に生活の流れを同じにして繰り返すことで、見通しをもてるようにした。進んで行動したり、身の回りのことを意欲的に行う姿がみられるようになった。
食事の面では食べ物のクイズや絵本を読むことで、食に興味を示すようになった。「先生の大好きなニンジンあるよ。」「タマネギ、甘いかな?」と話をし、食べてみようする姿があった。

人間関係

新しい子が3名入園した。少しずつ名前を覚えていき、一緒に遊ぶ姿が見られるようになる。また気の合う友だちを誘う姿や一緒にごっこ遊びや電車ごっこをするなど友だち同士で遊ぶ姿が多く見られる。その中で自分の思いが通らない時にはケンカとなり、言い争いや手が出ることがある。思いを汲み取り共感する声掛けや相手の思いや状況に気が付けるように仲立ちした。

環境

散歩では新高円寺公園やにしはら公園へ行く。タンポポの綿毛を飛ばそうとしたりツツジの匂いをかいだりする姿がある。「赤いツツジは小さいね。こっちのピンクのツツジは大きいね。」と大きさや色の違いに気づき、口にする子もいる。またテントウムシや大きなミミズを見つけたり、アリの働く様子を観察したりと興味のあるものを見つけては、春の自然に触れている。

言葉

友だち同士での会話が盛んにおこなわれている。「私は赤ちゃんね。○○ちゃんママ、お腹すいちゃった」「こっちにもあるよ。」「ありがとう」言葉での微笑ましいやり取りがある。しかし思いがぶつかり合う中では「大きらい」「もう遊ばない」と気持ちが悲しくなる言葉も出てくる。「それは聞いていて、先生は悲しな」「○○ちゃんはこうしたかったのかな?」「こうしてほしいって言えるかな?」と仲立ちしている。一部の子ども同士のやり取りの中でも「それは悲しいよ」「どうしたいの?」というやり取りが聞こえてくるようになった。友だちへの伝え方を生活や遊びの中で、一緒に考えていく。

表現

こいのぼりの制作をした。花びらをウロコにしてノリで貼った。「この色、きれい」「私はピンクにする」と花びらを選び、並べ方にも個性が出ていた。活動の合間に『こいのぼり』歌を歌ったり、子どもの日の話をした。子どもの日の会では、クイズを楽しんだり大きな声で歌を歌い、行事を楽しんでいた。…

2歳ちゅーりっぷ組2023年度4月のまとめ

健康

新入園児も進級児も初めて口にする素材や調理方法の食べ物にも次第になじんできている。食事をとる時に、「初めての味だけど、さっぱりしていて食べやすいよ」「トロトロに煮込んであるから美味しいよ」といった心地よい気持ちを伴う言葉を保育士からかけられることによって、子どもにもそうした感覚が育ってきている。子どもたちは食事の時間を楽しく過ごして穏やかでくつろいだ雰囲気のもと一緒に楽しむ経験は、子どもたちに安心をもたらしている。

人間関係

新しいクラスに進級して、集団で共に過ごす生活の場で、それぞれ異なる個性を持ったほかの子どもに接することとなる。子どもが友だちと関わって様々に心を動かす時に、その出来事を通して感じたことや、考えて物事を共有し、友だちの特性や多様性に気づく、また、人には違いがあるということを子どもが実体験で感じ取っている。子どもたちは、日々遊びを通して自分とは異なる思いや感情を持った他の友だちの存在に気付いてくれている。

環境

積み木を重ねて高くしたり、横に並べて四角い囲いを作ったりするなど、興味を持った玩具を自分なりの目的や方法でいろいろと工夫しながら扱って楽しむ姿が見られる。保育士が一緒に遊ぶと積み木を塔に見立てたり「ここが駅だよ!」と言いながら別の積み木を「電車が出発します」と床の上で動かしたりイメージを用いた遊びを盛んにしていた。

言葉

言葉の発達に伴って、保育園で日常的に交わされる朝の挨拶の「おはよう」帰りの挨拶「バイバイ~またね!」食事の挨拶「いただきます!」物を借りたり、ありがとう等のお礼の挨拶などが徐々にでき、友達や保育士等と交わすことによって相手と心を通わせることがができ、共に過ごす生活が心地よいものになってきている。

表現

保育士がわらべ歌や耳になじみやすい音の響きやゆったりとした手遊びに安らぎを感じて聞き入ってくれる。「むすんでひらいて」や「ずいずいずっころばし」が大好きです。また「はじまるよ!はじまるよ!」と手遊びが始まる前歌を歌うと自然と集まるようになってきている。興味を持つようになる中で、子どもも保育士の歌や動きに合わせて身体を動かしたり、一緒に歌おうとしたりする。
そうして自然と歌や動作などを覚えて、心が解き放されている時や、絵本や散歩で見かけた風景や動物などの歌のイメージと重なっている時に、自ら口ずさむこともある。…

1歳もも組2023年度4月のまとめ

健康

暖かい日は公園や園庭で体を動かして遊ぶ。登園時に涙していた子が数名いたが、戸外に出ると落ち着き、周りの様子をみたり、笑顔で歩きだしたりする姿が見られた。環境の変化や不安定な気候により体調を崩しやすい時期なので、一人一人の機嫌や健康状態について家庭と連携をとりながら元気に過ごせるようにした。天候によって衣服の調節や水分補給をして、健康管理に留意していく。

人間関係

受け入れ保育が進むにつれて、新入園児はゆっくりと保育士等に慣れてきて「抱っこして」と笑顔でそばに来る姿も見られるようになった。たんぽぽ組から進級してきた子どもたちは新しい担任にも慣れ、手を引いて遊びに誘うようにもなった。それぞれが保育士等や友だちへの関心が出てきて、友だちが遊んでいる姿を見て、嬉しそうに近づいたり、同じ玩具で遊び始めたりする。一方で玩具や場所の取り合いになることもあった。子ども同士が遊んでいる時は近くで見守り、いざこざが起きそうな時は子どもの気持ちを受け止め、楽しめるような言葉がけや他の遊びに誘うなどして対応した。

環境

進級児は、前年度の移行保育を経て新しい保育室に慣れ、好きな玩具を見つけて遊んでいた。園庭遊びや散歩でも、積極的に体を動かして遊ぶことを楽しんでいた。
新入園児は新しい環境に場所見知りする姿もあったが、なるべく担任と保育室にいられるようにすることで、少しずつ慣れていった。好きな玩具を見つけると自分から取りにいくようにもなり、園庭遊びでも好きな場所へと移動して探索を楽しんでいた。まだ歩行が完成してない子もおり、転倒なども見られたが、安全に遊べるようにしていった。

言葉

色々な物を指差し、喃語や一語文や二語文で保育士等に意思を伝えようとする姿がある。また、保育士等の言葉を真似したり、言葉の語尾を言ったりして仕草を真似しながら友だちや保育士等との関わりを楽しむ。子どもが指差ししたり、伝えようとしたりする姿を受け止め、分かりやすい言葉で代弁しながら、発語を促していく。絵本や手遊び歌を通しても、簡単な単語を理解できるように配慮していきたい。

表現

こどもの日の制作で足型スタンプをした。足の裏に筆で絵の具を塗ると、不思議そうに足元を見つめたり、くすぐったそうにしたりする子はいたが、嫌がらずに嬉しそうにしている子が多かった。台紙にこいのぼりの目と足型を貼り付けて完成すると「ぺったん」「おかお」「めめ」と笑顔で話す子もいた。…

 …

0歳たんぽぽ組2023年度4月のまとめ

健康

天気のいい日には、積極的に戸外に出かけ、公園の日陰でシートを敷き、保育士等に抱っこされたり、バギーに乗って行くことで、外気浴を楽しんだ。入園してしばらく経って疲れからか体調を崩す子が多く見られ、子どもの様子や、ちょっとした機嫌の変化や体を触った感じ等で気づけるように注意して見ていった。睡眠は、午前睡をほとんどの子がとる中でも下旬頃より全員が1時間ほど一定時間眠れるようになり、徐々に睡眠のリズムが整ってきた。食後の睡眠に個人差はあるが、少しずつ同じタイミングで入眠できる日もあった。

人間関係

入園当初新しい環境に不安で泣く姿が見られたが、徐々に保育士等の認識や環境に慣れていく姿があった。受け入れ保育の2週目にはほとんどの子が不安で泣くことはなくなり、朝の受け入れから保護者とスムーズに離れることができていた。保育室内ではハイハイでやずりばいで好きな場所へと動き回ったり、お座りやつかまり立ちで玩具に触れたりして遊ぶ様子が見られた。まだ一緒に遊ぶことはないが、友だちに近づいて、顔に触れようとしたり、お互いの様子を気にしたりする姿も見られた。

環境

室内のマットの上で、音の出る玩具に触れたり、腹ばいになったり、ずりばい、寝返りなど手や足をよく動かして移動していた。又、月齢の高い子は、棚につかまって、つかまり立ちやつたい歩きで好きな場所へと歩いて移動したりする姿が見られた。玩具は音の出る物やボール、布素材の物など、子どもの発達に合わせた玩具を取り出しやすい位置に置いて自由に遊べるように工夫した。

言葉

「あっ!あっ!」「うーっ」など、喃語が少しずつ出るようになった。保育士等が目を合わせてあやしたり、体をくすぐったりすると、けらけらと声を出して笑う子もいる。皆遊びながら声を出すことを楽しんでいる。引き続き子どもの発する言葉や、喃語に丁寧に応え、思いを受け止めてたくさん言葉かけをしていくようにする。

表現

曲を流して歌を歌ったり、手遊あそびをしたりすると、嬉しそうに手を叩いたり、体を揺らしてリズムをとる姿が見られた。月齢に合わせた関りを深め、子ども一人一人が少しずつ自分の表現を自由にでき、楽しめるように見守った。少しずつ保護者以外の保育士等にも慣れて、情緒的な絆が形成されてきた。…

5歳ひまわり組2023年度3月のまとめ

健康

感染症が流行し、体調不良でお休みする子が多かった。改めて、手洗いやうがいの大切さを伝えるようにしていった。子どもたち自身でも、手洗いやうがいをより一層意識して行う姿が見られた。
就学に向けて、自分でハンカチやティッシュを持ってくるようになったことで、身の回りを清潔にしようとする意識の高まりが見られた。

人間関係

就学を目前にし、卒園を意識するようになり、友だちと離れることの寂しさを感じているようだった。同じ小学校になる友だち同士で会話をする姿が見られ、就学を楽しみにしている姿も見られた。
他園との交流会を行った。今後同じ小学校になる子もいるので、交流が深められるように一緒に遊んだり、おやつを食べたりした。一緒に過ごす中で仲良くなり、楽しそうに会話する姿が見られた。

環境

暖かい日が増え、戸外での活動をより一層楽しめるようになってきた。春の花が咲いているのを見て「暖かいから花が咲いてきたね。」と散歩に出たり、自然に触れたりすることで、季節の変化を感じ取る会話が増えた。
卒園に向けて、保育室内の掃除を行った。次に使う友だちのことを考えて玩具や机、椅子などをきれいに掃除した。保育室内の整理整頓を行ったことで心地よさを感じたり、次に使う人のことを考えたりすることができた。

言葉

集中力がついたり、文字が読めたりする子がより一層増えてきたので、「エルマーの冒険」などの児童書をクラスの本棚に増やした。保育士が読み聞かせてみんなで読むことにより、自分でも読み進める子が増え、物語に親しむことができた。
卒園式では一人一人の言葉を考え、発表した。緊張しながらも自分の言葉で伝える事ができていた。

表現

卒園式の制作として、宇宙をテーマに制作活動を行った。以前にみんなで行ったプラネタリウムを思い出し、地球や惑星を発泡スチロールと絵の具などで表現した。自画像を描いたり、星をスパッタリングという技法で表現したりした。出来上がった作品を見て、嬉しそうにする姿があった。
卒園式やおわかれ会では、それぞれ歌を披露した。友だちと声を合わせる楽しさや心地よさを感じ取り、楽しむことができた。…

4歳ゆり組2023年度3月のまとめ

・健康

園全体で感染症が流行ったが、4歳児クラスでは大きく体調を崩す姿は見られず、全員登園する日が多かった。その中で花粉症の症状が見られる子どもが多くいて、汚れた手で目を搔いてしまい、結膜炎の症状が現れる様子も見られた。

・人間関係

5歳児クラスの卒園が近づき、4歳児クラスの子どもたちも「寂しいね」と別れを感じる姿が見られた。関わりを増やせるような活動を取り入れていくと、お互いが自然に助け合ったり、遊びを深めたりと姿が見られた。

・環境

集中して遊びが深まるようにホールと4歳児の部屋で棚や扉を工夫し、環境を整えていく。レゴブロックでは、ホールと4歳児の扉を開け、机と棚を設置し、ほしいブロックを探しながら机でレゴブロックの世界が広がるように環境を作ると、3,4人の子どもたちで集中し、「ここは駐車場でキャンプできる車をおこうよ」と遊びを発展させていた。

・言葉

席替えをし、同じグループの子どもたちでグループ名を考える。はじめはどうしたらいいかわからなく戸惑う様子が見られていたが、5歳児に「どう決めたか」説明をしてもらうと、一人はみんなで話し合い、みんなが納得するグループ名にしたと教えてくれ、もう一人は決めた日に休みの子どもがいてその子が好きなものをグループ名にしたと教えてくれた。その後、各グループで話し合い、「〇〇と〇〇を合わせようよ!」と友だちの意見を聞き入れながら話合いを進め、グループ名を決めた。

・表現

お別れ会にて、卒園児にアイロンビーズで作ったペンダントと歌をプレゼントする。アイロンビーズでは初めて行う子どもが多く、様々な色の違いを感じているようだった。「このピンクはふわふわしてるね」「サラッとした緑だね」と色の違いを自分の言葉で表現していた。また、お別れ会で「またね」を歌い、5歳児の担任が涙する姿を見て、「僕たちが上手だったから〇〇先生泣いちゃったんだよ」と嬉しそうに話していた。…