食事
ひなまつり給食のちらし寿司を見て「おはな(にんじんの形)のってる」と嬉しそうに話す。苦手な物も、他児が美味しそうに食べている姿を見て、少しずつ「○○ちゃんもきゅうり、だいこんだいすきなの」と言って食べるようになった。食後は、食器を自分で重ねたり片付けようとしたりしている。鏡の前に行き、おしぼりを使って口のまわりを綺麗にし、「ぴかぴか?」と保育士に尋ねている。
排泄
尿意を感じて「せんせい、おしっこでる」と行ってトイレに行く子が出てきた。オムツが濡れていないタイミングで誘うと便器で排尿ができるようになる。「すっきりしたね」と声を掛けると「おかあさんにいう」と嬉しそうにしている。排泄の自立は個人差が大きいので、どの子にも無理強いせず、トイレに行ってみようという意欲を大切に関わっていった。
健康
季節の変わり目で疲れるのか、遊びの途中で疲れた様子が見られる子もいたので、室内遊びをゆっくりするなど、充分に休息をとれるようにした。外遊びが好きなクラスで、朝おやつを食べると、「えんていにいく!」と待ちきれない様子で上着を着たり、帽子を被ったりしようとする。園庭や散歩先で、保育士も一緒に追いかけっこをして、のびのびと体を動かして遊んだ。
情緒
年長児との園庭遊びで、帽子が取れていると被せてもらったり、優しく手を引いてもらったりしたことで、同じクラスの友達にも同じようにしようと関わる様子が見られた。「おてつだいしたい」という気持ちが出てきて、保育士の真似をして机を拭いたり、おもちゃを拭いたりして「ありがとう」とお礼を言われると嬉しそうにしている。「あかちゃんがくるよ」と来年度の話をすると「あそぶんだ」と楽しみにする姿がある。
言葉
ままごと遊びを盛んにするようになり、「おべんとうだよ」と友達に渡して「いっしょにたべよう」と誘っている。自分の思いが言葉を通じて友達や保育士に伝わる経験を重ねてきたことで、嫌なことがあった時も、泣きながらも言葉で保育士に伝えようとしている。「○○のつもりだったのに」と気持ちの食い違いからケンカになることも増えてきたので、保育士が子どもの気持ちを丁寧に言葉にし、友達に伝わる言い方の見本となるように心掛けた。