5歳ぞう組月のまとめバックナンバー

5歳ぞう組2024年度5月のまとめ

健康

・連休明けに手足口病が流行し、休む子、早退する子が多く一人一人の健康状態をしっかりと確認した。口内が痛み食べられない子もいたが、無理に食べなくてもいいと伝えると安心して食事を終えていた。その後回復すると食欲も戻りよく食べている。
・暑い日には、自分から水分をとっている。顔を洗ったり、濡れタオルで体を拭いて清潔にする気持ちよさを感じている。

人間関係

・クラスでは気が合う友だちとラキューやままごとなど同じ遊びを楽しんでいる。ラキューの組み立てが難しい時には保育者ではなく得意な友だちに声をかけ手伝ってもらっている。
・メニュー当番で給食やおやつのメニューを発表する時には、字を読むことが得意な子が率先して「読むの手伝うよ」と声をかけてくれ子ども同士で助け合っている姿が見られるようになった。

環境

・幼児組で散歩に行くときには、ぱんだ組やきりん組に「手を挙げてわたるよ」と交通ルールを伝え、段差に乗ろうとする子には「危ないよ」と声をかける優しい姿がみられた。
・きゅうりと小玉スイカの苗を植え、ヒマワリの種をまいた。お当番を中心に水やりを行っており成長を楽しみにしている。

言葉

・朝の会ではお当番が「好きな○○」「嫌いな○○」など話題を決めてクラスみんなで順番に発表し、帰りの会ではお当番がその日楽しかったことを発表している。一人ずつ話す機会を作ることで4月は恥ずかしくて話せなかった子も少しずつみんなの前で発表できるようになってきた。
・保育者が「体が緑で、跳ぶのが好きな生き物なんだ」というようなクイズを出すと、話をよく聞いて答えている。友だち同士でも「クーイズクイズ」と問題を出し合って盛り上がっている。

表現

・好きな色の画用紙を選び、育てている夏野菜や花が成長したらどうなるかを想像して、クレヨンで絵を描いた。育てている物だけでなく、好きな野菜をそれぞれ描いていく姿があった。
・保育室に電子ピアノ、タンバリン、カスタネット、鈴を用意すると好きな楽器を使って演奏することを楽しんでいる。ピアノで「かえるのうた」や「きらきら星」を弾ける子は先生になり弾けない子に教えてあげ、順番を待っている子は他の楽器を手に取り音を奏でていた。…

5歳ぞう組2024年度4月のまとめ

健康

登園後手洗いが習慣化されスムーズに行っている。季節の変わり目ということもあり鼻水や咳が出ている子が多くいるが、大きく体調を崩すことなく登園している。晴れた日には公園まで散歩に行き、鬼ごっこやブランコなどの遊具を楽しんでいる。

人間関係

新入園児の友だちを遊びに誘ったり、場所が分からない時には教えてあげたりするなどクラス全体で受け入れる姿があった。年長児クラスになったことを喜び、年下児の存在を意識し手を繋いで散歩に行ったり、午睡後に布団の片付けを手伝ったりする姿が見られた。

環境

ラキューやレゴブロックでは手先を上手に使い集中して遊ぶ。散歩時に持っていける小さな図鑑を本棚に用意しておくことで公園に咲いている花や虫の名前を調べながら友だちと観察する姿が見られた。また標識やマークにも興味を持ちどんな意味なのかを調べる姿があった。

言葉

新入園児への挨拶の言葉をみんなで覚えて話しかけてみる姿が見られた。伝わった時には「わかったみたい!」と喜びほかにはどんな言葉があるのかを考えていた。また、乱暴な言葉を使ってしまうことがあるので、お互いの気持ちを受け止め相手への伝え方を子どもたちと一緒に考えていく。

表現

好きな音楽をかけて楽しそうに動いてみたり、知っている歌を一緒に歌ったりした。子ども同士で「自由に踊っていいんだよ」と声をかけ合う姿が印象
的で、型にとらわれず楽しんでいた。紙を編み込んで制作したこいのぼりでは、初めは不思議そうにしていたがやり方がわかると集中しておこなう姿が
見られた。はさみの使い方も上手で「もっと切りたい」と意欲的な様子が見られた。…

5歳ぞう組2023年度3月のまとめ

健康

・気温の高い日があり、汗をかいて着替えたり、薄手の半袖を家庭から持ってきたり、衣類の調整を自主的に考え、自立性への育ちに繋がった。
・公園に行くと年下児を誘い鬼ごっこやだるまさんが転んだ、リレーなどを始める子もいて、疲れたら休息をとり水分補給をしながら遊ぶ。
・卒園するまで大きな体調の崩れもなく登園することができた。

人間関係

・同じ小学校へ入学する子ども同士、入学後の期待を笑顔で話す姿が見られた。
・「お別れ遠足」では、今まで過ごしてきたクラスの友だちと仲良く手を繋ぎ、公園までうれしそうに会話しながら歩く。到着すると異年齢児との交流で仲間集めゲームをした。年下児の近くにへ行き手をとり「いっしょにすわろう」と、声をかける姿が見られた。

環境

・卒園、就学に向かう環境の中で不安を感じる子もいたが、励ましながら好きな遊びに集中できるように場所などを確保し配慮した。
・自分が使っている玩具を大切に扱おうとする気持ちが育まれていることを感じる。また、一年間使った部屋や玩具、道具に感謝し、次の年長組が使いやすいよう考えていた。
・最終週は、一時保育室で過ごしたが、今まで使っていた玩具を持って行き不安のないように過ごした。

言葉

異年齢児との交流の中で年下児に優しく言葉をかけ、思いやりの気持ちが芽生えている。
・「卒園を祝う会」では、「ありがとうのことば」の内容をみんなで考え、入園したときから関わってくれた人やお世話になったことを思い返して話しあっていた。子どもから出てきた言葉をまとめ、「ありがとうのことば」として、感謝を伝えることができた。

表現

・「卒園を祝う会」では、緊張しながらも就学への期待感をもって式に臨む。
・保育園生活が残り少なくなってくると寂しいと言う子が、小学校での希望も話題にしていて期待感が見られる。
・卒園制作では、園庭の壁に色塗りをするが、初めての経験に戸惑いを見せ
る子もいたが、自分たちが今まで過ごしてきた園庭がきれいになることに達
成感や充実感を感じていた。…

5歳ぞう組2023年度2月のまとめ

健康

・基本的な生活習慣を見直す場を作り、確認し合うことで健康についての意識を高まった。手洗いやうがいの必要性について考え、ていねいにおこなおうとする様子が見られた。
・子ども同士で考え、工夫しながら遊び、気温の低い日には鬼ごっこやリレーをして体を温めていた。子どもたちが主体的に遊びを進めている様子を見守りながら必要に応じてさりげなく言葉をかけ、自分たちで見通しをもって活動できるようにしていった。

人間関係

・一年間共に生活してきた友だちとの仲間意識が高まり、集団遊びや自由遊びで自然に集まって遊ぶ姿が多く見られる。
・ドッチボールでは年下児が興味を持って見ているので「いっしょにやろう」と、声を掛け仲間に入れてあげる姿が見られた。
・幼児クラス全員で散歩に行く時は、年下児と手をつなぎ歩調を合わすなどリードし、自信をもって行動する姿が見られるのでその気持ちを大切にして残りの保育園生活を過ごせるよう見守っていく。

環境

・気温の低い日には吐く息の白さに気づき何度も繰り返して不思議そうに見つめ、友だちや保育者に知らせていた。
・自分たちで植えたちゅうりっぷの芽が伸びているのを見つけ春の訪れを感じている。冬から春への季節の変化は、子どもたちにとって分かりやすいので積極的に戸外に出てさまざまな自然に触れられるようにしていく。また、子どもたちが見つけた事象の変化に共感し、発見や感動を伝え合う。

言葉

・全体的に文字への興味が高まってきている。卒園文集には保育者との関わりを持ちながら、絵を描いたり、五十音表を見て文字をなぞったり、自分の名前をていねいに書いたりした。
・今までの園生活への思いを感謝の気持ちを込めて「ありがとうのことば」にし卒園を祝う会で伝えるようにする。
・クイズやなぞなぞの出題等、みんなの前で話す機会を多く持つ。

表現

・絵の具やマジックなどさまざまな教材を使い、卒園の壁飾りを作る。何度も自分の顔を鏡でみて、目、口、鼻の位置を確認し、ていねいに描いている。
・ひな人形作りでは、お内裏様とお雛様の位置を逆にしてみたり、台座の模様を色分けしてみたりしている。また、好みの折り紙を選び個性豊かな作品になる。
・自分がイメージしたものを形にしていく楽しさを十分味わえるように、素材や道具を豊富に準備し、友だちとじっくり遊びながら子どもの気持ちに寄り添って卒園準備を進めていく。…

5歳ぞう組2023年度1月のまとめ

健康

・休み明け感染症を発症し、欠席する子が出たが大きく広がることもなく元気に過ごす。
・看護師より咳エチケットの保健指導を受け、くしゃみや咳でウイルスが飛び感染してしまうことを知る。咳がでたら腕で口を塞ぐことや正しいマスクの付け方の指導を受け、感染予防につながることを知り、意識できるようにしていく。
・寒さが強まるが、元気に戸外で大繩や鬼ごっこをして身体を動かして遊ぶ。気温や遊び方によって上着の調整をしている。動きやすい服装でのびのびと身体を動かすことができるよう、いろいろな運動遊びを取り入れていく。

人間関係

・1月に入り卒園や就学に向けて気持ちがさらに高まっている。生活している中での会話でも小学校に行った後のことを考える姿も見られるようになってきた。卒園制作での話し合いでは、「自分たちが卒園しても自分たちを思い出してくれるもの」を残したいという意見が交わされた。年長児として年下児へ抱いている思いを大切にし、引き継いでいけるよう他クラスとの関わりを考えていく。

環境

・気温が下がり霜柱を見つけたことを保育者が話すと「ばけつにみずをいれておいておきたい」という意見が出た。外遊びの後に水を入れたバケツの観察に取り組む。図鑑で氷ができる環境を考え、試行錯誤する。季節や子どもの興味を適切に捉え、遊びを深めていけるよう援助していく。

言葉

・友だちとの関わりが深まっていくことで自分の思いを言葉で伝えようとする気持ちが大きくなり強い口調になってしまったり、思いに合った言葉が見つからず困惑して、その場を離れたりする様子が見られる。相手に伝わりやすい言葉の選択や相手の話を聞こうとする態度などみんなが心地良く過ごせるような言葉遣いを身に付けられるよう、見守り仲立ちをしていく。

表現

・節分に向け鬼のお面制作をする。自分の好きな紙袋を選び、髪の毛、角は自分のイメージに合った素材を使い表現する。毛糸、画用紙、折り紙、廃材など「かっこいい鬼」「可愛い鬼」に合わせたものを使っていく。土台に部品が思うように付かず苦戦する子もいたが、切込みを入れて角を立たせたり、のりの代わりにセロハンテープでとめたりし、それぞれ工夫する様子が見られた。色々な素材、道具を使いイメージを表現できるよう豊富に準備しておく。…

5歳ぞう組2023年度12月のまとめ

健康

・鼻水や咳、発熱で体調を崩し欠席する子が数名いた。気温が下がり汗が出なくなり、水分を摂る機会が減ってきているので、こまめに声を掛け風邪予防に心がけ、個々の体調の変化にも配慮する。
・気温のせいか散歩に行かず室内で過ごしたいという子が出始めた。戸外での活動量との差を考えホールでの運動遊びも取り入れる。戸外での活動時に鬼ごっこや縄跳をすると体が温まることに気付き、積極的に動くようになってきた。のびのびと身体を動かす心地良さを感じ折られるような活動を多く取り入れていく。

人間関係

・友だち同士で相談しながら遊びを進めていくことが多くなり、自分の気持
ちを伝えることだけでなく相手の気持ちも分かろうとする姿が見られるよう
になる。
・近くで困っている友だちを見つけると声をかけ話を聞く姿が多く見られる。
又、遊びのルールで意見の食い違いがあると友だちと相談し、気持ちの折り合
いをつけながら遊びを展開できるように見守っていく。

環境

・午後のおやつ前には自分の引き出しやロッカーなどを綺麗に拭き、整理整頓する姿が見られる。
・窓や本棚などをみんなで協力してきれいにする心地よさを共感することができた。
・季節の移り変わりを感じていけるよう散歩の機会を多く作っていく。

言葉

・あそぼう会では保護者の前で自分の台詞をしっかりと発表する姿が見られた。
・自分の作品に名前を書き入れ文字に触れる機会を多く持ち、50音表をいつでも取り出せるよう場所を工夫した。
・かるたの読み札やなぞなぞの本を順番に読む中で、文字への興味が広がってきている。子どもたちが興味を持つような本を準備して一人一人の好奇心や探究心を引き出せるようにする。

表現

・あそぼう会では自分の役のイメージを広げ台詞や動きを考えたり、自分が担
当するが楽器の音やリズムのタイミングを覚えたりして、みんなと一緒に一つ
の作品を作ることを楽しんだ。
・さまざまな経験を通して自分で考えたことが形になる楽しさを味わえるよう見守っていく。…

5歳ぞう組2023年度11月のまとめ

健康

・就学前健診に行ったことで自分の体に関心を持ち、うがいや手洗いを積極的におこない体調に変化があった時などは自分から保育者に知らせに来る。
・戸外では年下児を鬼ごっこやかくれんぼに誘ったり、鉄棒やジャングルジムで身体をのびのびと動かしたりして楽しみ、運動する心地よさを感じる。
・急に気候が変化し、感染症が流行る時期なので生活習慣を見直していねいに子どもの様子をみていく。

人間関係

・遊びにより数人のグループで遊ぶことが増えた。
・自分の思いを伝え合い、各々の意見を取り入れて遊ぶ姿が見られる。思いが通じない時には気持ちの折り合いをつけながら遊びを展開できるよう、話
し合いの場を作り、見守っていく。
・あそぼう会の担当する楽器の音色やリズム打ちなどを教え合ったり、劇遊びの役を取り換えて演じたりして、共通の目的に向かって一緒に楽しむ。
・各々の良いところを認め合いひとりひとりの力が発揮できるようにする。

環境

・ごっこ遊びでは、身近な玩具をマイクに見立て歌って楽しんだり、役を変えたりしてままごと遊びを楽しむ。
・廃材を用意すると自由に作って遊ぶ。「つくりたい。あそびたい。」という気持ちを受けとめ、必要な道具を用意する。
・次の遊びに移る時は一度片づけることで整理整頓をし、更に遊びがひろがるようにしていく。

言葉

・何気なく言った言葉で相手が喜んだり、悲しくなったりすることをその都度伝え、みんなで話し合う時間を作っていく。
・考えたことや感じたことを自分の言葉で伝えようとすることを大切にし、友だちの思いを汲み取っていけるよう自分たちで話し合いを展開していく。

表現

・あそぼう会の劇を進めていく中で、動物の動きをみんなで一緒に考えたり、台詞を言ったりして役になりきって表現する。
・動物の特徴などを相談しながら衣装に取り入れてアイディアや表現を引き出していく。

 …

5歳ぞう組2023年度10月のまとめ

健康

・うんどう会に向けてリレーや遊戯、ディズニー体操、巧技台やマットを使用し運動遊びを意欲的に取り組む。子どもたちからの意見でどうしたら早く走れるか、バトンタッチの仕方などさまざまなやり方を試みる。思うようにいかないときもあるが、お互いに声を掛け合って身体を動かすことの楽しさを味わう。今後もホールに設置されたマット状のトランポリンを使って身体を動かし運動遊びに挑戦する活動を増やしていく。
・給食では献立や栄養郡に興味をもち味わって食べている。感染症の予防に手洗い、うがいなど引き続き意識できるようにする。

人間関係

・運動会でクラス全員が協力し合いながらやり遂げた経験を通して友だち同士の仲が深まっている。鬼ごっこは公園に行くと同じクラスの子どもだけではなく年下児にも積極的に声をかけ、一緒に遊ぶ姿も見られルールもその都度変化し遊びの幅が広がっている。
・今まで関わりが少なかった友だちとも興味のある遊びを通して接するようになる。友だちの得意なことや頑張っている場面を見て褒めたり認めたりし、自分も「やってみよう」という気持ちを大切にしていく。子どもの個性を認め自信につなげていくようにする。

環境

・ひらがな、数字、英語に興味が深まり、色や動物を英語で発音する姿が見られる。自分の名前を表を見ながらなぞったり書いたりし、文字で表すことが盛んになる。
・片付けや給食の喫食時間を知らせることで時計に興味を示すようになる。朝の会、帰りの会でしりとりやなぞなぞをして遊ぶことでことばあそびの楽しさを知らせていく。

言葉

・友だちとの会話を通して親しみや楽しさから声が大きくなったり相手のことを考えずに傷つくような言葉を発してしまったりする。子どもの会話に耳を傾け感じたことを言葉で伝えられるよう声をかけていく。行事に向け自分の考えを発表する機会が増え思うように言葉で伝えることが難しい子もいるので必要に応じて言葉を補足してみたり、代弁したりしていく。

表現

・あそぼう会に向けて新しい歌に出会い歌詞の意味に興味をもち、友だちと声を出して歌うことを楽しむ。
・劇ごっこでは物語のストーリーを知り、十二支の順番に興味をもって楽しみ、動物の性格の面白さを伝えながら進めていく。
・楽器遊びでは興味のある楽器を手にし、自由に音を出して遊べるように工夫した。みんなが一つの曲を演奏し音の重なりを楽しめるようにしていく。…

5歳ぞう組2023年度9月のまとめ

健康

大きく体調を崩す子もいず、元気に登園する。公園に散歩に行く機会が増え、リレーや鬼ごっこ、遊具などで遊ぶ。
ホールでは新しいマットが増え、巧技台を組み合わせて楽しく身体を動かすことを喜ぶ。一人一人のがんばりを十分認め自信が持てるよう活動に取り組む。気温や活動に合わせ衣服の調節ができるよう声をかける。又、着替えの補充を保護者にお願いし、汗をかいたり汚れたりしたときに着替えられるようにする。

人間関係

幼児3クラスで散歩に行くことで年下児と手をつなぎ公園までの道で楽しくおしゃべりをしたり、視線を合わせたりして優しく接している。
ブロックやラQを数人で協力して作り上げる。箱の中にある色のブロックを工夫して組み立てている。
年下児がそばに寄ってくると「ここにブロックをつけてごらん」と、声をかけ、楽しさを共有する。他クラスの子どもに優しく接することで、思いやりの気持ちを育み、頼られていることで年長児としての自信が高まってきている。積極的に関わりが持てるよう担任間で連携をはかっていきたい。

環境

次の活動に見通しが持てるようになり、時計を見て生活の場を整えようとする姿が見られる。周囲の友だちが片付けをしている姿を見て時計への興味が広がっている。
文字への関心が高まり自分の名前を書いたり、ひらがな表を横に置き、真似して書いたりする。絵本を広げ自分の名前にある文字や数字を指す。自然に文字や数字に興味、関心がもてるよう保育者も一緒に書いたり調べたりしていく。

言葉

年下児や低年齢児にゆっくり優しく声をかけている。
自分の気持ちを伝えたいという気持ちが強く相手の話を聞かず、自分のことを話そうとしてしまうことがある。また、友だちの気持ちに気付き優しい言葉を投げかけたり慰めるような言葉をかけたりすることもある。子ども同士のやり取りを大切にしながらそれぞれの思いを伝え合えるように配慮していきたい。また、「ふわふわとちくちく」という本を用いて自分たちの言葉への振り返りを保育者といっしょに考えていく。

表現

うんどう会のダンスやリレーの練習を通して協力してひとつの形を表現することで楽しさや心地良さを感じる。
遊戯では音楽に合わせて身体を動かすことを心掛ける。友だちと一緒に表現する楽しさを味わえるようにする。
公園の鉄柱を木の枝で叩き、偶然に出た音を鐘の音に例えて「おまつりごっこ」と名付け、手を合わせてお願いをする。
おたのしみ会に向け楽器に興味がもてるようにしていきたい。…

5歳ぞう組2023年度8月のまとめ

健康

1日を通して気温と湿度が高く、厳しい暑さが続き体調を崩す子も出始めた。熱中症の予防のため室内で過ごすことが多くなり、汗が出たら着替えたり、冷たいタオルで体を拭いたりして快適に過ごす。夏遊びのある日は戸外でタライに水をためペットボトルやジョーロで遊び、室内ではホールで巧技台やマット、鉄棒を用意し身体を動かして遊べるよう工夫した。

人間関係

室内で過ごすことが多くなったことから、今まで接する機会が無かった子どもたち同士が同じ遊びを通して仲が深まり一緒にいる時間が増える。トラブルになりそうなときは保育者が介入しなくても折り合いをつけてどうに解できるようになる。友だちの意見を聞き、伝え合いながらひとつの遊びを作り上げていく姿が見られる。他クラスとの交流もでき、年下児に玩具の使い方を知らせたり一緒に図鑑を見て楽しんだりする様子が見られる。頼られることで年長児としての意識が育っている。引き続き担任間での連携をとり交流を増やしていく。

環境

栽培しているひまわりが枯れ始めたことに気付き、あわてて水をあげる。部屋に戻り図鑑を見て「たねが、できるらしい」と、驚いた表情で保育者に知らせに来る。出席人数をみてテーブルの配置の仕方を提案したり、遊ぶスペースを自分たちで考えたりしながら保育者は棚を動かすなどの工夫をした。これからも子どもたちの意見を多く取り入れていきたい。

言葉

当番になると一日のうちで楽しかったことや嫌だったことを自分の言葉でみんなに伝えでいる。友だちの意見を聞き、同調する子、自分の言った言葉にハッとする子などがいる。引き続き一人一人の思いを伝え合うような場を設定していく。自分の思いや考えが中々言葉に出せない子には表情や態度で読み取り、当番として前に出てきたことを褒め、自信につなげていくようにする。

表現

体操やうんどう会で使用する音楽を流していると自然に集まり、体を動かす子、手でマイクをつくり歌う子など個性豊かな表情をする。一人一人が自由表現していることを認め楽しさや喜び、満足感を味わえるようにする。花火の制作では、子どもたちから見ている人を描きたいという提案があり、全身をのびのびと描き表すことができた。…