健康
4月当初に休園期間もあり、戸外での遊びが少なったが少しでも出られる時は園庭で三輪車や鉄棒をし、公園の固定遊具でも腕の力を使って遊んでいた。ホールでの遊びが多く、ボール遊び(ドッヂボール・的あて・バスケット)を中心に巧技台での遊びや跳び箱も楽しんだ。跳び箱は怖がる子もいたが低くし、友だちと声を掛け合いながら自分の無理ない範囲で跳び方を変え怪我の無いように工夫していた。様々な道具ややり方を模索し、挑戦する気持ちをもっと引き出していきたい。
生活習慣は身についており、手洗い・歯磨き・うがいなど自分たちで気を付けて積極的に行っていたため、今後も褒めながら、大切さを伝えていく。
環境
散歩に出向くと、花や小さな生き物を見つけては優しくめでる姿があり、育てたいと持って帰ることもあった。育てるために図鑑で調べたり、家を作ったりして工夫をしていたが、何日か経つと「可哀想」「もう逃がそう」と外へ帰していた。育てる難しさや命の儚さにも直面することがあった。どうしたらよかったか、なにができるかをその都度問い、考える経験を大切にした。散歩ビンゴではいつも気にしなかった道路や店、自然の事象にも目を向けていた。今後も活動を広げ細かい物ごとに目を向ける機会を増やしていく。
言葉
友だちと発見したものや作った物などを話して楽しさを共有する姿があった。また当番活動で挨拶をしたり、みんなの前で質問に答えたりする機会も設けた。自分の話をする、話を聞く習慣を作り徐々に慣れて行けたらと思う。友だちと遊ぶ中でつい強い口調で謝ったり、意見を言ったりすることがあった。どう言ったらよいか、どのように言われたら傷つくか一緒に考えて言葉での解決をこれからも進めたい。部屋が変わってから平仮名や漢字のプリントを持ってやってみる子が多く、興味を示していた。新しいプリントも増やしていきたい。
人間関係
4月担任が変わったことで甘えていた子たちもいる。友だちと遊ぶことが遊びの中心になり、遊びに「やる!」「いれて」と積極的に仲間に入る姿が見られる。遊びの中でも時折、役割分担をしながら譲ったり自己主張したりと自分だけでなく相手の思いを聞く姿勢がある。言い合いになった際も友だちが第三者の目線になり仲介に入っていることが多く見られる。助け合いや思いやりは大切に、お節介になり過ぎないように一人ひとりの感じた事や葛藤を見守っていく。
ゲームやルール遊びなどの集団遊びを取り入れ、協力することや一緒に遊ぶことを楽しんでいた。会話が飛び交う環境が苦手な子への配慮も忘れずしていく。
表現
制作活動が盛んで、絵の具遊びを始め、花紙やリボンなどの素材遊びも自由に行い自分の好きなものを作っていた。鯉のぼりは切る・塗る・貼ると好きな形で参加し、模様付けを自由な発想でしていた。また廃材遊びも組み合わせ、家や家具を作って充実させていた。絵画よりも工作にが好きな子が多かった。
歌も毎週金曜日や片付けの際に流し歌っている為、月の歌や興味のある歌の覚えが早く、何度か歌うと慣れて楽しんでいる。歌う機会の他に、楽器に触れる機会も作ってリズム遊びや音遊びをしていきたい。