3歳ぺんぎん組2020年度3月のまとめ

健康

登園時の手洗いが習慣づいている子が増え、忘れている子も友だちの姿を見て行う。花粉症や寒暖差もあってか、鼻水・咳が出ている子もが多かったため、細かく体調や機嫌を見ていた。戸外遊びが多くでき、鉄棒や竹馬、縄跳びへの興味も深まった。「こんなことできるよ」と自信を持って遊び、友だちにも教え、教えを聞く姿がある。ボール遊びにルールを足して遊ぶ事もあり、様々な楽しみ方ができている。

お弁当散歩やテラスでのおやつなど楽しい環境の中、食事をする機会もありとても嬉しそうだった。着脱はほぼ自立しており、小さなボタンも自分たちでやろうとしている。畳むことも意識しているため、引き続き声を掛けていく。

人間関係

年度末という事もあり、保育者に甘えを見せる姿が多くあった。ゆったりした時間をとって安心して過ごす。保育者がきっかけ作りや仲介に入ることで友だちとの集団遊びの広がりも見られる。ルール遊びやごっこ遊びも遊んでいくうちに友だちと楽しみを共有している。少団体での遊びが多く見られ、友だち同士遊びに自然に参加し合っている。その中で「今は誰と遊びたい」とぶつかり合いもあるが、保育者と一緒に聞くことで相手の気持ちを考えている。口を出しすぎず、気持ちを言葉にしながら寄り添っていく。

環境

きりん組の子たちとお別れが近づいているのを察しており、卒園や別れを、子どもながらに感じている。新園舎になってからはおほとんど同じ玩具だが、遊びに集中している。また、片付けのスピードや正確さが成長し、箱に同じ種類の物を入れようと声を掛け合っている姿があった。

朝、隣の部屋とつながる扉を開けておくことがあり、一つ下の子は遊びに来るが、ぺんぎん組の子たちは新ぱんだの部屋が落ち着くようだ。ホールや園庭等、新しい場所でよく遊びこんでいる。様々な楽しみが見付かるように部屋移動やレイアウトも変えて気分転換していきたい。

言葉

人前で話すことが好きになった子が多く、以前は恥ずかしがっていた子や興味がなかった子もはっきりとした口調で質問に答えたり、質問をしたりと、発表の機会を楽しんでいる。友だちの話を聞くことが苦手な子もいるが、「自分だったら」「どういう風に聞いてもらうとうれしいか」等少しずつ伝え、一緒に考えていきたい。予定を理解し、言葉でも話せる。また、時計の数字や時間間隔に興味を持ち、見通しを持って生活することができてきている。

紙芝居や絵本は長い物の方が満足し、短いものだと何冊も見たいと求める。素話も集中して聞くことができ、大きい声で気を引く子もいるが静かにした方が聞こえるという事が理解できている。

表現

新園舎になった頃からたくさんの図形がある画用紙や、マグネットに興味を示し、良く遊んでいた。形を組み合わせ、家や道、人を表現していた。人を描くときに足や手を描く子が増えてきた。顔の配置も正確さが増している。卒園ソングを聞いたこともあってか、口ずさんだり、聞きなれた表情をしたりしている。保育者の持っている歌絵本に興味津々で好きな歌を見つけて集中して聞く姿もある。一緒に歌うことも好きなため、経験を重ねていきたい。

 

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