食事
促されると、水分をよく摂っている。主食や果物、おやつは積極的に食べる。副菜など野菜が多く見えているメニューも、「○○ちゃん野菜食べられるよ」と一人が言うと、僕も私もとチャレンジする姿も見られるようになっている。手づかみ食べも見られているが、食具を上手に使う子を褒めることで刺激を受けて、食具を使おうとする姿もある。横を向いて食べるなど姿勢が崩れやすい子は、テーブルとの距離を調整するなど援助している。引き続きいろんな食材に親しみながら楽しんで意欲的に食事ができるようにしていきたい。
睡眠
食後は、自分から布団に横になる子もいる。水遊びやシャワーで気持ち良くなり、スムーズに入眠する子が多かった。なかなか寝付けない子は、静かに遊べるスペースを確保することで、絵本や玩具で楽しんで満足してから眠っていた。引き続き、各々のタイミングで気持ちよく休息がとれるように環境を整えていきたい。空調やCO₂濃度測定器も利用し、快適に身体を休める環境をつくっていく。
排泄
朝の時間や食事の前、外へ行く前にトイレへ行く習慣ができてきた。ほとんどの子がトイレへ行くことに抵抗なく便座に座るようになってきた。尿意を感じ、保育者に「おしっこ出る」と伝える子も増え、布パンツで過ごす子も徐々に増えている。家庭での状況も聞きながら、成功した時には大いに褒め、自信に繋げるようにする。個々のペースに合わせ、無理なくトイトレーニングをすすめていく。
健康
7月も体調を崩し欠席者が多い日もあった。(手足口病の流行)水遊びが始まってから、予定した日が雨だったり、風邪気味の子が多かったりしたことでなかなか実現できず、短時間の園庭や散歩、室内で過ごす日が多かった。鼻水や咳、微熱がある子には十分注意した上で、個々の体調の変化に留意した。こまめな水分補給や家庭との丁寧な連携で、熱中症にならないよう、感染症が広がらないよう気を付けて過ごした。
身体発達
戸外での水や泥を使った遊び、室内での感触遊び(炭酸水、寒天、春雨)などで、指先を使って楽しんでいる。ホールでは、トランポリンでのジャンプも個々に成長が見られる。ボール遊びも上手になり、高く上に投げたり、転がったものをキャッチしたりして楽しんでいる。マットの上でのでんぐり返しや、床の上でゴロゴロ転がるなど、子ども発信での全身運動も活発になっている。怪我には十分注意しながら、個々の成長を見守っていく。
情緒
長期欠席明けの子も、朝の分離で泣く姿はほとんどなく、「お休みの間も保育園に行きたいと言っていました」という保護者からの嬉しい声も聞かれた。自我が出てきたことで、うまく表現できない気持ちが爆発して大声で叫んだり、物を投げたり、友だちに手が出てしまう姿も見られている。気持ちが高ぶったときには、保育者からスキンシップを取り気持ちをしっかり受け止め、落ち着いてからゆっくり話すことで気持ちを切り替えられるようになってきている。引き続き、安心して保育園生活を過ごせるようにしていく。
言葉
大人の会話(家族や保育者)をよく聞いていて真似たり、新しい言葉を聞くとすぐに使ってみる姿が増えている。友だち同士での会話もかなり成立するようになり、遊びの発展につながっている。子ども同士の関わりはなるべく見守るようにして、言葉のやり取りを大事にしていきたい。言葉の発達にも個人差があり、うまく気持ちを伝えられない子がイライラしてしまうこともあるため、怪我やトラブルにならないように気を付けながら仲介し、楽しんで言葉を習得できるよう促していく。