食事
子どもたちの動きも活発になり、全身を使って良く遊ぶようになった事もあってか、食欲旺盛であちらこちらで「おかわり!」の元気な声が響き渡っている。おかわり分も完食し、子どもたちが満足できない時は給食の職員におかわりを追加してもらう日も多くあった。野菜は相変わらず苦手な子が多く一口も食べられない子が何人かはいるが「これなら食べる」と言って自分で食べられそうな野菜だけ器用に取って食べる姿も見られる。また、焼きそばに入っている野菜は気にしないで食べている姿を見て、全く食べられないのではないのだという事にも気付く事ができた。また、ある程度お腹が満たされると汁の中にお茶を入れたり、食べられない食材を手でぐちゃぐちゃにしたりする姿が見られるので「お腹がいっぱいになったらご馳走様にしようね」と声掛けをして食材は遊ぶ物ではない事を伝えていく。
睡眠
無理なく布団に誘う様に関わる。午睡のタイミングがずれてしまうと入眠までに時間がかかり起床時にすっきりと起きられない子もいるので、担任間で連携を取り個々に合わせた対応をし、一日の後半に向け体をしっかり休める大切な時間にしている。また、乾燥する時期なので湿度が低い日は濡れたタオルを掛けるなどの配慮をする。
排泄
オムツ替えをしていると「おしっこ出てない」と教えに来る子もいる。その際トイレに誘ってみるがその日の気分で行ってみたり行かなかったりで、ほとんどの子がトイレに行く事を嫌がる。排尿間隔が長くなってきているので、トイレに子どもたちが好きなキャラクターを貼る等して、色々と工夫をして少しでもトイレに行く機会を増やしていきたい。
健康
年末年始の休み中に発熱や嘔吐等体調を崩している子が多くいた。インフルエンザで欠席の子もいたが、クラス内で感染が広がる事もなく、元気に過ごしている。また、空気の乾燥に伴い口の周りが赤くなったり、背中やお腹の掻き傷等が見られたりするので、空気清浄機の水を補充したり、保護者とも共有してワセリンを塗布し保湿を行っている。鼻水が出ていてもそのままにている子が多い為「鼻水が出たら拭こうね」「綺麗になったら気持ちがいいね」等子どもたちが少しでも意識できる様な声掛けをしていく。手洗いは、声を掛けなくても手の甲や指の間まで丁寧に洗える子もいるが、ペーパーで拭くのは手のひらだけの子がほとんどなので、保育者が一緒に拭いて濡れたままにならない様に配慮をしている。
身体発達
散歩先や園庭、室内でも車の玩具を押しながら走る姿が多く見られる。保育者も一緒に走らせるが子どもたちに追いつかない程足腰がしっかりとしてきたと同時に、散歩時バギーに乗るのを嫌がり「歩くー!」と言って歩ける子が増えてきた。日によって帰りの途中で座り込む子もいるので、無理をせずバギーも使いながら友だちと手をつないで歩く機会を増やしている。また、段差を両足揃えてジャンプしたり、両手を広げバランスを取りながら一人でバランスボードを渡ったり、体の使い方が上手になっている。活発になり転んだりぶつけたりのケガも増えてくる時期なので子どものやる気を大切にしながらケガのないように見守っていきたい。
情緒面
友だちとの関わりが多くなり、一緒に同じ遊びを共有し楽しむ姿が見られる。また、友だちが泣いていると側に行き「どうしたの?」「泣かないよ」と頭を優しく撫でて、玩具の取り合いで友だちを泣かしてしまった時は、保育者が「○○ちゃん泣いちゃったね。どうする?」と声を掛けるだけで、変わりの物を渡したり「いいよ」と言って貸してあげたり、自分で考え解決できる頼もしさや優しさも少しずつ見られるようになってきている。その日の体調や睡眠時間によって気持ちが落ち着かない子もいるので、担任間で連携を取って丁寧に関わり安心してお迎えを待てるようにしていく。
言葉
先月よりもまた語彙が増え、言葉が明瞭になってきており、自分の言っている事を分かってもらえると嬉しそうにうなずき笑顔を見せる。また、保育者の言葉を理解し、態度や簡単な言葉で自分の思いを伝えようとしたり、二語文以上での表現で思いを主張したりする子が増えている。同じ興味の対象を介して友だちとの関わりが広がる時期なので、保育者は仲立ちしながら子どもたちが、言葉で思いをやり取りする喜びや楽しさを経験できるようにしていく。