食事
手づかみや食具を使い意欲的に食べている。保育者の介助を待つ子もいる。スプーンを口に運ぶと口を開けよく食べている。好き嫌いが出てきて残食も増えてきたが、食べる量は、全般に増えており、食事に対する意欲が高い。子どもの様子を見ておかわりを追加したり、具材を切ってもらったりしている。今後も保育者の適度な声掛けや援助で安心して食事ができるようにする。
睡眠
食後の着替えが終わった後、自ら布団に行き横になるようになってきた。しばらく室内を歩き回り満足してから寝る子もいる。おんぶを求める子もいるので子どもの要求に合わせて入眠出来るようにしている。低月齢の子どもたちも体力がついてきたため、眠りにつく時間が遅くなってきた。その日の体力や気分に合わせ、子ども一人ひとりが安心できる午睡の仕方を考え関わっていく。
排泄
排尿するとオムツを押さえて「ちっち」と保育者に教えてくれる子が出てきた。また午睡明けにオムツが濡れていない子が数名いる。便座に座るとトイレで排尿できることもある。その時には十分に褒めて自信に繋げていく。また、オムツに出ていても友だちがトイレに入る姿を見て座りたがる子もいる。その時は気持ちを尊重し座れたことの嬉しさを共有する。オムツ替えをこまめに行い、濡れている不快感や替えた時の気持ち良さ、清潔感を感じられるようにする。
健康
6月 アデノウィルスによる欠席児が出る。また高熱や目の赤み、目ヤニ、下痢、嘔吐での欠席も多かった。登園してからも咳や鼻水の症状が長引き、午睡時に咳き込む子が多かった。3~5名ずつ順番に欠席するような状態が続いた。体調に合わせて遊ぶ場所や活動内容を変えて工夫した。検温を正確に行い、担任間での体調に関する情報を周知していく。
着脱では自分でズボンを履けるようになったきた。高月齢児は靴も自分で履く。意欲を受けとめさりげなく援助をしながら出来た喜びに共感していく。
身体発達
低月齢の子も伝い歩きや膝歩きが始まり移動距離が伸びてきた。高月齢児は散歩の際に「歩きたい」と主張をする子が多く、目的地まで保育者と手を繋ぎよく歩いている。
。巧技台やマットでの運動遊びも活発に行い、よじ登ったりジャンプをしたり転がったりして体を動かしている。シール遊びでは大きいシールなら自分で剥がして貼っている。指についても、もう片方の手でゆっくりとはがす。指先を使う玩具や製作遊びも積極的にしていきたい。
情緒
保育者との関わりが深まり、登園時も安心して抱っこを求め遊び始める子が増えた。保育者が側で一緒に遊ぶことで落ち着き集中している。不安や戸惑っている姿があれば見逃さずスキンシップをとって安心する雰囲気づくりをしていく。友だちとの関わりも増えてきて顔を見合わせて笑い合ったりしている。気の合う友だちができ始め登園すると駆け寄っていく姿も見られるようになってきた。」
言葉
表情や行動で感情を伝え、自分の気持ちを表現している。また保育者の真似をして一語文を話したり、手遊びを歌ったりする。電車の事を「しゃ」と語尾を取り話す。保育者を介して友だちにも積極的に話しかけ「~だね」「~なの」と見た事を言葉にしている。絵本は乗り物や電車の物が人気。ゆったりとした雰囲気の中で一緒に絵本を読んだり会話をしたりしていく。自分の名前を呼ばれると「はーい」と返事をしたり友だちの名前を呼んだりするようになってきた。