1歳あひる組2017年度12月のまとめ

食事

食べず嫌いで残すことが多かった子どもたちが、声掛けをすることでひとくち口にできるようになり、結果美味しいことに気づき完食する子が出てきている。「おさらぴかぴかよ」と見せる子もいる。褒めると嬉しそうな様子を見せ、それを見て周りの子どもたちも完食する姿が見られるようになってきた。スプーンはまだ上手持ちが多く見られるが、声を掛け少しずつ下手持ちが意識できるよう導く。また、皿やお椀に手を添えたり持ったりすると、こぼすことなく食べられることを知らせていく。

睡眠

毛布から掛け布団に変更する。布団にくるまり気持ちよさそうに眠る姿が見られる。各自眠る時の癖があるので十分注意して見守り、体制を直してあげるよう心掛けた。午睡に入ると咳をする子が見られた。前月に続き上半身を少し高くして寝かせる等工夫し、しっかり眠れるようにした。少しずつ寒さが増してきているので室温や湿度に気を配りエアコンを調整したり加湿器を使用したりして快適に過ごせるようこれからも気を付けていく。

排泄

活動の切り替え中に声を掛けオムツ交換をする。おむつの濡れていない児には、可能な限り声を掛けトイレへ誘っている。なかには友達も誘い仲良くトイレへ行く姿も見られるようになった。排便も出たことを知らせてくれる児が増え、早く交換できている。その都度大いに褒めたり気持ちよさを伝えたりすることで、次に繋げていけるようにする。

健康

風邪の症状や発熱の子が徐々に増え始める。保護者に園での様子を知らせ、早い段階での受診協力など連携していった。また乾燥による肌トラブルも多く見られたので、家庭と連携しワセリンでの保湿対応や手洗いの際しっかり水気を拭き取るなどの介助声掛けをし、防げるよう配慮していく。

身体発達

散歩先の公園や遊歩道で、保育者を真似てジャンプしたりバランス歩きをしたりしていた子どもたちが、段差や細い道を見つけて、思い思いに飛んだりバランスをとって歩く姿が見られるようになった。近くの公園までは全員が、友だちと手を繋ぎ歩いていくこともできている。体がちぢこまりがちな冬の季節に、できる限り戸外に出て思い切り体を動かして遊べるようこれからも配慮していく。個人差を配慮し、怪我に繋がることの無いよう注意していく。後半より午後の遊びに粘土を取り入れる。手触りが嫌で触ろうとしない児もいるが、ちぎったり丸めたり集中して遊ぶ子も多い。口にしたりしないよう側に付き見守りながらこれからも進めていく。

情緒

静かに遊ぶ事の多かった低月齢児も自我が芽生え、友達と遊ぶ中喧嘩になり泣いたり怒ったりする姿が見られるようになってきた。自己主張を繰り返しながら友達との関係が深まっていくことも考え、仲立ちしながら側で見守り、関係が広がるよう援助していく。高月齢児のなかには仲良しの友だちを意識することが増え始め、なんでも一緒にやろうとする姿がある。時にはほかの友だちを押しのけてトラブルになることもある。危険の無いよう見守りながら仲良く遊びが展開するよう導いていく。

言葉

フォトフレームを見ながら友達の名前をはっきり言ったり、好きな歌を友だちと歌ったりするようになる。時には玩具の取り合いで「やめて」と抗議する姿も見られる。全体に子ども同士の会話がしっかり成り立っていて、思わず笑ってしまうこともある。とは言えまだ言葉にできず泣いて訴えることも多いので、優しく受け止め落ち着いたところで繰り返し言葉にして知らせ発語につなげるようにする。

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