食事
月末で初期食1名、中期食3名、後期食3名、完了食1名
食事への興味や意欲のある子が多く、保育者が給食の準備を始めるとじっと見たり、声をあげてアピールしたりする子もいる。ほとんどの子がよく食べ、完食することが増えてきた。咀嚼や嚥下の具合をみて、栄養士・家庭と連携しながら個々に進めていくようにする。
初期食の子は、口をあけて上唇でとりこんでよく食べている。保育者の口の動きを真似できるように、口元やもぐもぐの様子をみせながら食事に慣れ親しんでいけるように進めている。中期食の子は、もぐもぐと口を動かして食べることができるようになってきた。「これはお魚だよ」「おいしいね」と優しく声をかけながら食べ進められるようにしている。後期食、完了食の子は、小皿に入ったものを手先でつかんで食べている。
スプーンに入れてあげるとスプーンをもって自分で口に運ぶ子もいる。自分の食べたいものを声や手をあげることで伝えたり、逆に要らないときは首を振って教えてくれたりもする。食後のミルクは、飲んでいる途中に首を振って要らないというしぐさをする子もいるので、その子の様子やタイミングを見ながら進めるようにしていく。
情緒
朝の分離がスムーズになり保育園生活を安心して過ごせるようになってきていたと感じられる。甘えたいときや眠いときは泣いて抱っこを求め、担任以外の保育者への人見知りが出る子もいるが、愛着関係を築けてきていることを嬉しく感じる。
保育者が子の名前を読んだり、いないいないばあや手遊びをして笑いかけたりすると、口もとを緩めて笑い声を出す様子もあり、表情が豊かになってきた。散歩では、バギーが動き出すと泣いていた子も泣き止んで、車や電車の音のする方向をじっと見たり、
ぱぁ!と声を出して指さしをしたりして保育者に知らせようとする姿もある。
今後も子どもたちの思いをたくさん受け止め、ゆったりと応答的なかかわりを持って過ごしていきたい。
身体発達
仰向けやうつ伏せの状態だった子は、腰が据わって安定してお座りができるようになってきた。ハイハイだった子は棚や柵を利用して積極的につかまり立ちをしている。伝い歩きをしていた子は、立ち上がったり歩いたりするようになってきた。まだ不安定なので怪我のないように部屋の環境を整えていく。室内遊びでは、ソフトマットで滑り台を作ると、ずり這いやハイハイでよじ登ろうとしたり、滑り台を利用してつかまり立ちをしたりしている。手押し車やコンビカーを出すと、保育者が手伝いながらゆっくりと押して進むことができる子もいる。手先の機能も発達してきて、自ら手を伸ばして気になる玩具をつかんだり、つまんだりしているので、体や手先を使ってじっくりと遊べる環境を作っていく。