食事
月末で後期食3名、完了食6名。食事の前の手洗いが習慣になり、自らが食べたいタイミングで水道付近に行くことが増えてきた。また、エプロンをすることを理解しており、置いてあるエプロンを手に取って首につけるような仕草をしている。後期食の子は手づかみ食べや食具を使ってよく食べ、完食している。お皿が空になると、おかわりを食べたくて空のお皿を持ち上げたり、声を出してアピールしたりもしている。食べたい気持ちが先行し、口いっぱいに入れすぎてしまう子もいる。必ず保育者がついて見守り、適宜介助しながら食べ進められるようしている。完了食の子は、味覚の発達からか副菜の野菜を嫌がり、口から出して首を横に振ってアピールしている。主食や汁と一緒なら食べ進められたりもする。保育者がスプーンで形状を細かくするなどの工夫をしながら、無理強いせずに子どもたちが食事を楽しめるようにしていきたい。
情緒
寒暖差からか鼻水が多く出始め、それに伴う発熱などで体調を崩す子が出てきた1カ月だった。体調面を中心に細かく子どもたちの変化を見ていった。子どもたちは、友だちと集まって同じ遊びをすることが増えてきたので、独り占めしたくて声を上げたり、玩具を引っ張り合いしたりする姿も見られる。と同時に、棚の周りに集まって隙間から覗き込んで笑い合ったり、玩具入れや段ボールに一緒に入って同じ空間を楽しむ姿も多く見られた。
成長と共にいろいろな感情が芽生えてきているので、子どもたちの様子を見守り、受け止めながら保育していきたい。喃語から少しずつ明瞭な単語で自分の意志を伝えてくる子もいる。保育者の言葉も理解してきているので、子どもたちにわかりやすい言葉掛けで伝えていきたい。
身体発達
高月齢児は、散歩の際に座りバギーに乗りたがる。保育者に歩くか聞かれると順番に歩きたい距離だけ歩いている。低月齢児は、ハイハイの膝立ちが安定する子や一人で立つ子、そして徐々に歩く子が出てきた。保育者と一緒に両手繋ぎで一歩一歩踏みしめ、体を動かす充実感や楽しさを感じている。初めは足を床につかないように上げ感覚に敏感だったが、後半には室内戸外問わず自分から歩きたい意思を示して積極的である。
コンビカーにも親しみをもち、自ら座って前後に動けるようになってきた。体全体の動きがスムーズになってきており、高月齢児は歩行や走るスピードも速くなってきた。
安全には十分に配慮しながら、活動を楽しんでいきたい。