2歳うさぎ組2022年度9月のまとめ

食事

午前中の活動途中でお腹が空き、「おなか空いた」「給食何かなぁ」などという会話がよく聞かれるようになっている。おやつや給食を楽しみにして準備をしたり、誘い合って座ったりする姿もある。苦手な副菜でも、友だちの食べる様子をみて口にする姿もあり、完食する子も出てきている。完食したことを褒められ喜んで、意欲的に食べるようになる子もいる。引き続き、子どもたちが楽しく意欲的に食事できるようにしていく。

睡眠

保育園での生活習慣が身に付き、食後は「寝る時間」と理解している子が増えている。自分から布団で横になる子が増え、一人で入眠できる子も増えている。午前中、戸外で良く体を動かした日や、反対に雨模様で室内も暗い環境の日にはぐっすり眠っている姿が多い。寝付くのに時間がかかる子はいつもほぼ同じなので、入眠の態勢になるまでの環境づくりに気を付け、個々に合わせて対応している。気温の高い日が続いていたので、室温やCO₂濃度に気を付けながら、体温の変化にも留意し、しっかり休息をとれるようにしていく。

排泄

半数以上が散歩以外では布パンツで過ごせるようになってきた。排尿間隔も長い子が増え、午睡時にも布パンツで過ごせる子が5人以上になっている。また、排便もトイレで出来る子が増えている。布パンツでいればトイレに行くが、オムツを履くとトイレを拒むことがあるので、布パンツへ移行した子は布パンツで登園、もしくは登園後すぐに布パンツに履き替えられるように連携していく。トイレでの排尿がまだない子もいるが、変わらず便座に座ることは繰り返しながら、個々のペースで様子を見ていく。

健康

咳や鼻水の目立つ子は常に何人かいるが、大きな体調の崩れはなく元気に過ごしている。台風の影響で雨の日も多かったが、室内でもホールや廊下を使い、全身を動かして楽しんだり、保育室内でもダンスや新聞遊びでダイナミックに体を動かして楽しんだりしていた。子どもたちの熱気と湿度で室内の温度が上がりやすいので、午睡中などは特に子どもたちの体調の変化に留意し、室温や湿度にも注意しながら感染症対策を行った。引き続き、手洗いやおもちゃの消毒などをこまめに行い、感染予防に努めていく。

身体発達

涼しい日も何日かあり、また、年長・年中クラスと異年齢交流の機会も作り、散歩の距離を少しずつ伸ばすことができた。新しい公園に喜んで、いつも以上に登ったり走ったりと全身を使って遊ぶことができた。園庭では上り棒や鉄棒にチャレンジする姿も増え、友だちと影響し合いながら腕や足の使い方が上達している。室内では粘土に加え、塗り絵やお絵描きを好む子が増え、丁寧に色を塗ったり数字や平仮名を書こうとするなど、手先が器用になりクレヨンの使い方も上達している。個々の好きなことに丁寧に寄り添いながら、それぞれの発達を促すことができるように準備をし、関わっていきたい。

情緒

園生活の流れが体と頭でわかるようになり、また、その日の活動を先に知らせることで、見通しをもって落ち着いて過ごせるようになってきている。集団の中で、どうしても自分の思いが通らない状況では泣いたり怒ったりして表現することもあるが、その都度保育士がその子の思いを聞きながら丁寧に関わることでまた友だちと遊び始めている。怪我などの危険がない限りは、子どもたちが自分たちで解決しようとする姿を大切に見守るようにしている。

引き続き、安心して保育園生活を過ごせるように配慮していく。

言葉

異年齢交流もあり、子ども同士の会話もどんどん活発になっている。絵本や紙芝居への関心も少しずつ変化が見られ、内容を記憶してそこから遊びが発展したり、気になること楽しかったことを質問して内容を掘り下げて楽しむ姿も見られるようになっている。制作では、言葉での説明を理解して取り組める子も増えてきた。

言葉の発達にも個人差があるので、伝えたい気持ちに寄り添ったり、代弁したりしながら個々の発達を援助できるようにしていく。また、手遊びや好きな絵本を繰り返し読むなどし、言葉を楽しく習得できるよう促していく。

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