2月1日(金)晴れ 江口
自分たちが“年長鬼”として異年齢児の前に立つことを“恥ずかしい”と話す子もいるが年長児としての役割ということを自覚しながら「豆まき」に参加する。前日に豆まきの由来について絵本を読んでいたこともあり、紙芝居や保育者の話に興味深く聞く。会終了後には、0,1歳児室へ行き、「赤鬼と青鬼のタンゴ」を踊り楽しむ。 年長鬼として幼児クラスの友達の前へ立つときには表情や仕草も鬼になりきっているが、0,1歳児の前では怖がらない様に静かに入室する姿が見られ、親しみの気持ちをこめて日々関わる様子が垣間見えた。年長児としての意欲を認め自信を持って生活できるようにする。
2月12日(火)晴れ 江口
休み明けだが、園外活動で本郷台にある「アースプラザ」に行くことを楽しみにし、友達同士で持ち物の確認をし、電車に乗ることを楽しみにしている。事前に駅まで切符を買いにいくと利用する方を見たり、保育者が切符を買う様子を見たり、園外活動に期待を持つ。電車に乗り遅れないようにと給食の配膳前に椅子に座って待ち、給食も普段より早く食べ終える。電車でのルールやアースプラザでの約束事は、子どもたち同士で声を掛け合い、注意を呼びかける。
電車では、約束を思い出しながら守ろうとする姿があり、小さな声で話したり、他の乗客を意識して道を開けたりする姿がある。館内では、他国の文化や戦争の歴史に触れ、興味を示す姿がある。他にも、体を動かして遊べるスペースや、映画を鑑賞できるスペースがあり、時間を区切りながら移動する。帰り道では今日のことを振り返りながら、こんなことがおもしろかった、楽しかったと感想を話す。
2月19日(火)曇り 小野
園庭で過ごす。一人の子が氷鬼をしようと声を挙げ、友達を集め遊ぶ。徐々に他クラスが園庭に出てきて、一緒に遊ぶことになるが、ルールが伝わらないことに葛藤が見られる。また、ドッチボールをしたい子もいて、各クラスが園庭を出入りする隙をみて一度だけ行う。ボール投げの得意な子、不得意な子がいて、それを理解してチームを作ろうとする子、それを指摘する子がいる。
それぞれに集団でしたい遊びがあり、それをのびのび行うために園外に出ても良かったのかもしれない。ドッチボールでは、終わった後に「得意な子がいるからそのチームがずるい」と口論になる。チーム作りを工夫しようと言ってその場はおさまったが、悔しい気持ちや協力したい気持ちがあることを受け止めながら、向上心に繋がるよう声をかけていきたい。
2月25日(月)晴れ 江口
卒園プレゼントで作る物や誕生ケーキの必要な材料について話し合ったことを、再度確認をしてから出発する。お店に着くと友達同士で“大きな声を出さないこと”商品を触らないこと“など声を掛け合う。紙粘土の種類によって重さが異なる事を知る。3種類ある粘土を左右に持ち、重さ比べをする。
話し合う場面を作ったことで一人一人が“卒園”感謝“の気持ちを形で現したいという気持ちが一つになり、喜んでもらえるようにと意識しながら制作する。重さ、大きさも考えながら創意工夫していたので作る時にも一人一人の意見を取り入れられるように話し合う場を持つ。