5歳ひまわり組月のまとめバックナンバー

5歳ひまわり組2022年度7月のまとめ

健康

夏らしい暑さが続き、汗をかいたら着替える、こまめに水分をとるなど自発的にする児が少ない。遊びに夢中になり、水分補給を忘れがちなので遊びの妨げにならないように声をかける。身体や衣類を清潔にしたり、水分補給をしたりする大切さを引き続き伝えていく。

砂場で水路作りや水鉄砲などで水遊びしたり、虫取り網を持って虫を追いかけたりして夏の遊びを楽しむ。活動と休息のバランスを取りながら健康に過ごす。

人間関係

それぞれが自分の好きなことや得意なことが明確になってきて、それを周りの友達が認めたり褒めたりする様子が多く見られるようになる。認められる事で自信がつき、友達が困ったり、分からなくなったりしていると自発的に手伝おうとする姿が見られる。また、分からない事があると友達に聞きに行く。子どもたち同士で関わり合い、育ちあう様子を見守り、必要な場面で保育者が援助していく。

環境

夏の昆虫を見つけて、観察する。羽が折れているセミや元気のないセミを虫取り網で捕まえると「羽が折れているから」とそっと羽を直して、「木があるところに逃がしてあげなくちゃ」とセミが安心できる木を探し、小さな虫の命を真剣に考える姿がみられる。自然について考える機会を作り、命について触れる。「黒い砂は、粒が大きいんだよ」「白い砂は粒が小さいからくっつかないんだ」と得た知識をともだちや保育者に伝え、泥や砂の感触の変化を体全体で感じながら遊ぶ。興味を示す瞬間や発見を見逃さず、深めていく。

言葉

ごっこ遊びの中で自分が経験したことを表現しようとしたり、休日の出来事を言葉で友達や保育者に伝えたりしようとする。話したい気持ちが強く友達の話が十分に聞けないこともあるので、相手の話にも耳を傾ける大切さを知らせていく。手紙を書いたり、自分の名前や作品名を書いたりしている。子どもたちの興味に合わせて援助していくことで、文字などで伝える楽しさを味わえるようにしていく。

表現

ボディペインティングや描画など絵の具を使った活動を取り入れる。友達と話をしながら自分がイメージしたものを伸び伸びと描く。筆洗器の中で色水になる変化を見たり、画用紙の上で色が変わったり色が混ざる変化に夢中になったりして絵の具ならではの楽しさや不思議を味わうことができた。絵の具の実験などさまざまな遊びに展開していき、創造力や感性を育んでいく。…

5歳ひまわり組2022年度6月のまとめ

健康

歯科健診や内科健診を通して、自分の身体に興味をもつようになる。歯科健診では、歯科衛生士が歯の模型を使っての歯磨きの仕方や紙芝居で歯の大切さについて話しをすると関心を持って聞く。赤染体験では、鏡を見て確認をしながら歯磨きの仕方を知る。戸外では、こおり鬼やのぼり棒などで意欲的に身体を動かして遊ぶ。休息や水分を摂る時間を作り、汗をかいたり衣服が汚れたりした後は、着替えやシャワーをして心地良く過ごせるようにする。

人間関係

遊びや生活の中で、強い言葉が出ることがあるが、困った場面で声を掛け合ったり助け合ったりする姿が多く見られるようになる。子どもたちの様子を見守りながら、必要なときはお互いの気持ちに寄り添い、相手を思いやる気持ちを育んでいけるよう援助していく。じゃがいも掘りや七夕を通して、地域の方との交流をもつ。緊張した様子も見られたが、元気に挨拶をする。さまざまな人との触れ合いを楽しみ、親しみを感じながら関わる体験をもてるようにする。

環境

じゃがいも掘りの参加、茄子の収穫の喜びから栽培している夏野菜や花への関心や世話への意欲が膨らみ、水やりや観察を積極的に行うようになる。虫がついていたり、枯れていたりするのは何故かを自分で調べたり、気付いたことを皆に知らせたり、新たな発見や気付きにつなげる。子どもの興味や関心を引き出すことができるように工夫していく。

言葉

友達との関わりが深まる中で、言葉で相手に気持ちを伝えるが、思い違いをしてうまく伝わらないことがあるが、仲立ちする友達の言葉で解決することがある。自分の思いを伝えられているか、必要に応じた援助を行っていく。しりとりや長めの絵本を、じっくり声を出して読む姿が見られる。絵本や物語に親しみ、言葉遊びなどをしたりしていろいろな言葉に親しむ機会を作っていく。

表現

じゃがいも掘りの思い出画を描く。葉や実の大きさや、土の中のじゃがいもを思い出しながら描く。友達と見せ合い、会話をして楽しみながら伸び伸びと描き進めていく。地域の七夕飾りでは、花紙や折り紙で切り紙を作る。紙質や大きさによって折にくさや切りにくさを感じるが、繰り返し折っていくことで力加減や、ハサミの動かし方が分かり、自分で考えて指先を動かしていく。地域の七夕飾りを見に行くと、自分たちの作品が飾られていた事を喜び感じる。さまざまな素材に関わる体験を増やし、表現の幅を広げていく。…

5歳ひまわり組2022年度5月のまとめ

健康

喉が渇いた時には、自ら水分を補給したり、気候に合わせて衣服を調整したりする。汗をかくことが増えてきているので、衣服を多めに用意してもらい、シャワーをして快適に過ごせるようにする。公園や園庭では鬼ごっこや、固定遊具で伸び伸び身体を動かして遊ぶ。鉄棒では逆上がりを諦めることなく、繰り返し挑戦する。子どもの挑戦する姿を受け止めながら、一緒にどうしたら出来るか考え、意欲へと繋げる。

人間関係

地域交流が始まり、緊張した様子を見せるが園紹介では自信をもって挨拶をし、他園の友達の挨拶にも耳を傾ける。事前に活動や持ち物など伝え、期待をもって、交流が楽しめるようにしていく。なかよし散歩では、幼児クラスの縦割りグループ『なかよしグループ』でリレーを楽しむ。やさしく声を掛けたり、手を差し伸べたりして年下児のペースに合わせて行動する姿が見られる。乳児クラスとの交流をしながら関わり方を知り、一緒に過ごす時間を楽しむ。

環境

夏野菜に「おおきくなあれ」と声を掛け、生長に期待を持ちながら水をあげる。園内外の畑では、友達と協力し雑草抜きをしてサツマイモの苗を植える。土の中から幼虫や虫が登場すると夢中になって観察したり、友達と発見を共有したりして自然との触れ合いを楽しむ。サツマイモや夏野菜の水あげの時に、葉が大きくなっていることに気づく。子どもの気づきに共感し、興味・関心が広がるように、気付きや疑問に寄り添い収穫まで繋げていく。

言葉

子ども同士遊びを進める中で相手に自分の気持ちを伝えようとするが、一方的になり、相手に自分の気持ちを泣く・怒るといった思いの表現が先行してしまう。子どもの思いを受け止めつつ、思いや考えなど言葉で表現できるようにその場に応じて仲立ちや代弁をし、援助していく。

表現

室内遊びでは制作遊びやLaQで、自分のイメージに合った玩具や道具を作ろうとする姿が増える。時には思い通りにいかず考えたり、悩んだりすることもあるが、友達や保育者に相談してイメージを表現していく。一人一人の絵や作品を展示したり紹介したりして、工夫しているところを十分に認め、表現する楽しさを味わえるようにする。…

4歳あさがお組2022年度5月のまとめ

健康

むっくりくまさん、椅子取りゲーム、新聞を使ったジャンケンゲームなどルールのある集団遊びや、上り棒や跳び箱などの運動遊びを好み、積極的に身体を動かしている。部屋に戻る時には汗や砂などによる汚れに気付き、着替えようとする。

季節の変わり目の不安定な気候で、鼻水が出る子もいるので体調には十分気を付けていく。手洗いやうがいが雑になりがちなので、丁寧にできるように声掛けして清潔を心掛ける。

人間関係

仲の良い友達や他クラスの子を遊びに誘って元気に遊んでいる。遊びの中で自分の思いを出せるが、うまく伝わらずにトラブルになる時もある。様子を見守りながら一人一人の気持ちを丁寧に聞き、友達との関わりを楽しんで遊べるように援助する。

環境

クラスで茎ブロッコリーとキュウリの苗を植える。愛着を持ち、当番の子が水やりをしている。ブロッコリーは一房収穫することができる。給食時に一口ずつ食べ、味わった感想を友達や保育者に伝え合って喜んでいる。

トントン相撲やオセロなど相手と対する遊びを好む姿も見られ、遊びたい時に手に取れるように用意したり、他クラスから借りたりしてクラス間で連携をとる。

言葉

自分の思いを強く主張できる子もいれば、言葉で伝えられずに保育者に仲立ちを求めたり、涙を見せたりする子もいる。思いを相手に伝え、スッキリとした気持ちになるように、仲立ちをしたり見守ったりして、必要に応じた言葉を添える。

紙芝居や絵本では長めの話も集中して見て、気に入ったものは自分でじっくり読んでいる。いろいろなお話に触れて、物語の世界を楽しんでいく。

表現

リトミックや体操などで音楽に合わせて身体を動かし楽しむ。ゆっくり歩く、早く歩くなど音の強弱に合わせて身体で表現する。

制作では〇□△の形が書かれた画用紙をはさみで切り、形を組み合わせて台紙に貼り、クレヨンで加筆して絵を描く。イメージが膨らみ、台紙いっぱいに描き、内容を説明する。それぞれの工程を楽しんで行っている。保育者も一緒に遊びながら、はさみや折り紙に触れる機会を多く設けて経験を積んでいく。

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5歳ひまわり組2022年度4月のまとめ

健康

コロナウイルスについて理解し、咳エチケットや手洗い、うがいの大切さを知り丁寧に行う。活動の切り替えに余裕を持ち感染予防を心掛け、遊びや活動を工夫していく。園庭では、ドッチボールや鬼ごっこ、フラフープなど身近なものを使って運動遊びをする。危険が無いよう見守りながら、さまざまな運動遊具を使って全身を使って遊べるよう保育者も一緒になって身体を動かし、楽しさを共感していく。

人間関係

年長児クラスになった事を喜び、年下児の存在を意識し、乳児クラスの入室の手伝いや一緒に花や夏野菜に水をあげる姿が見られる。中には世話をしたい気持ちはあるが、どのように声を掛けたり接したりしたら良いのか戸惑っている子もいるので、見守りつつ場面に応じて援助していき、遊びや活動で関わりがもてるよう、担任間で連携をとっていく。

環境

新しい玩具に喜びLaQやレゴブロック、廃材での制作など手先を使いながら集中して遊ぶ。使いやすさや自由に遊びが選別できるように、定期的に整理整頓を行い遊びも前段階から作り上げていく。春の自然があふれる中、友達と話しながら虫取りを楽しむ。さまざまな物への興味を大切にし、じっくりと向き合える時間を作っていく。健康な身体を維持するため、食べ物の一つ一つの働きを一緒に考え、身体に良いことを伝えていき苦手な食材も少しずつ口に出来るように野菜の栽培などを通して関心を深める。ダンボール、はさみ、テープやマジックなどを使い自由に制作する。事前に安全な道具の使い方や決まりを伝え、自由に素材を選べる環境を作る。

言葉

気持ちの伝え方が難しく、一方的になってしまう姿が見られる。それぞれの思いを保育者が間に入り伝えることで相手の言葉にも耳を傾ける。強い口調になってしまうこともあるので、引き続き気持ちを受け止めつつ相手に気持ちの伝え方を子どもたちと一緒に考えていく。

表現

こいのぼり制作では、画用紙とはじき絵を使って紙の帯を考査に編んでいく平織りをする。少しずつ模様が出来上がっていくことで、仕組みが理解でき細かい作業にも真剣に取り組み姿が見られる。想像を膨らませながら、自由に素材や道具を選び制作に取り組んでいけるよう活動の提供を考えていく。…

5歳ひまわり組2021年度3月のまとめ

健康

春らしい気候・気温の不安定さにより、鼻水や咳のでる児が増えるが、大きく体調を崩すことなく過ごすことができる。その日の活動によっては夕方に疲れのでる児もいるので、昼食後に休息をとれるようにしたり、降園時に保護者に様子を詳しく伝えたりするようにする。また、コロナウィルス感染予防として、手洗い・うがい・手指の消毒や黙食をする。保育園での残り少ない生活を考え、子どもたち自身で丁寧に行ったり、友達同士で声を掛け合ったりしている。就学に向けても意識づくよう、声掛けを継続していく。

戸外遊びでは、長距離の散歩にでたり、十分に身体を動かせるような遊びを提供したりしていき、心地よい疲れを感じる程度の運動量を心がける。

人間関係

3月に入り、卒園に向けた活動が増えていくことで、別れを実感するようになる。寂しさを感じる児や新しい環境に入ることに不安を感じる児が増え、保育者との関わりを求めたり、「離れてもずっと友達だよね」「お友達とたくさん遊びたいから、お休みしないようにしよう」という声が多くあがったりする。就学に期待をもち、安心して卒園できるよう、情緒の安定を図っていく。

環境

円海山の散歩に出掛ける。5月に挑戦した時には山の入り口までだったが、山の奥へと広がる未知の世界に期待を膨らませている。桜や菜の花・メダカ・アメンボなどの動植物から春の訪れを感じたり、高い木々に囲まれたうっそうとした雰囲気や木の根ででこぼことした山道に冒険心を味わったりしている。コロナウィルスの影響で、遠足に行くことができなかったが、今回はおやつをもって普段とは違う散歩にでかけることで、遠足に出掛けたような喜びを感じることができ、子どもたちにとっても保育園最後の思い出を作ることができる。

言葉

卒園を祝う会に向けて、『お別れの言葉』を皆で考えていく。保護者や友達、乳児の時から関わってきた保育者へ感謝の気持ちを抱いたり、楽しかった活動や行事を思い出したりして、文章にしていく。それぞれに強い思いはあるものの、どんな言葉で表現したらよいか、どんな言葉が自分の気持ちにふさわしいのかと考え込む場面もあったが、思いを共有する友達同士で言葉を探っている。卒園を祝う会では、皆で気持ちを合わせて言葉を伝えることができる。

表現

卒園制作では、ロボット・カミィのぬいぐるみを作る。『永く形に残せるものにしよう』ということで、布(フエルト)を使って制作することになる。皆で順番に保育者が穴を開けた部分に糸を通して縫い合わせていく。少しずつ形ができていくと、『自分達のカミィができていく』と喜び、さらにひまわり組らしさをだそうと友達と一緒に考え試行錯誤しながら作っている。今回は工作というより手芸の要素が強く、皆興味をもって取り組んでいる。また、少しずつ交代で進めていくことで協同制作ならではの達成感や充実感を味わうことができたようだ。…

5歳ひまわり組2021年度2月のまとめ

健康

就学の準備として、マスクの着用・ハンカチやティッシュの携帯をして過ごす。マスクは慣れていない児が多かったが、コロナ感染予防について理解しており、すぐに慣れていく。運動遊びや食事など活動によって適宜着け外しができるよう声掛けしていく。また、以前は、手洗い後の拭き方が雑になりがちで、手荒れをする児がいたが、ハンカチを使うことで丁寧に拭き取るようになる。洗濯や補充がされているか、子どもたち自身で気付いて清潔を保てるよう見守りや声掛けをしていく。

ドッジボールや氷鬼などで積極的に身体を動かして遊ぶ。中には寒さが苦手で、身を縮こまらせている児もいるので、保育者も一緒に身体を動かし、運動して身体が温まっていく心地よさを感じられるようにする。

人間関係

就学への気持ちの高まりとともに、卒園することを考えて、年下児に対しての思いも強くなってきている。自分たちが経験した楽しい遊びや活動を共有しようと、遊びに誘おうとする姿も見られる。年下児が遊びに加わりやすいよう、場面に応じた援助を行う。また、2・3歳児の午睡シーツの取り付けやサツマイモの栽培など、年長児として行ってきた活動を4歳児に引き継いでいけるようにする。

環境

梅の花が咲いていたり草が芽吹いたりする様子を見て、春の訪れを感じている。冬から春の季節の変化は捉えやすいので、積極的に園外に出てさまざまな自然に触れられるようにする。また、降雪の日から気温と天気を調べているので、季節の移ろいと気温の関連性に気付けるよう工夫する。

言葉

クラス全体で文字への興味が高まってきている。卒園文集の作成では、50音表を見ながら丁寧に書いたり、カタカナを使って書いてみようとしたりしている。また、自分の思いを手紙にして伝えようとする児も増えてきている。卒園が近くなり、周囲の人にさまざまな気持ちを抱いている様子が見られるので、文字や絵などそれぞれにあった方法で思いの表出ができるようにする。

表現

雛飾りの制作では、障子紙を使って張り子に挑戦する。細く切った厚紙を組んで卵型の土台を作り、立体の活動を楽しむ。球体を多方向から見て、紙を貼っていったり絵の具で色付けしたりしていくので、難しさを感じる児もいるが、立体ならではの面白さも感じている。ひな人形を立体で作ったことで、ぼんぼりなどの付属品も併せて立体で作ろうとする児もいる。イメージしたものを形にしていく楽しさを十分に味わえるように、素材や道具を豊富に準備しておく。…

5歳ひまわり組2021年度1月のまとめ

健康

看護師による手洗い指導を受ける。特殊インクを手に付けた後に普段通りの手洗いをし、紫外線ライトをあてると洗い残し部分が光る。手のひらのくぼみやシワの部分に汚れが残りやすいことに気付く。細かい箇所まで確認しながら丁寧に洗うことが感染症予防につながることを知らせ、意識できるようにする。

寒さが強まるが戸外遊びを好み、ドッジボールや鬼ごっこなどをして身体を動かして遊ぶ。気温や遊び方によって、上着の調整をしている。薄着でのびのびと身体を動かすことができるよう、いろいろな運動遊びを取り入れていく。

人間関係

1月に入ると、卒園や就学に向けて気持ちがさらに高まっていく。普段の生活の中で、自分たちが卒園した後のことを考える姿も見られるようになる。また、卒園制作についての話し合いでは、自分たちの思い出に残るものであり、そして『乳児から幼児まで喜んでもらえるもの』を作ろうと活発に意見がかわされている。年長児として抱いている年下児への思いを大切にし、引き継いでいけるよう、他クラスとの関わり方を考えていく。

環境

雪遊びや氷作りなど、冬ならではの遊びに取り組む。雪遊びでは、雪合戦やそり遊びごっこなど全身を使ってダイナミックに遊び、冷たさや感触を味わっている。氷作りでは、繰り返し試してみる中で氷ができやすい環境を考えてみたり、できあがった氷を観察して不思議を感じたり、特性を活かして遊びに繋げたりしている。季節や時期、子どもの興味を適切に捉え、遊びを深めていけるよう援助していく。

言葉

友だちとの関わりの中で、思いを言葉で伝えようとする気持ちが大きくなって言葉が強くなってしまったり、思いに合った言葉が見つからずに困惑して場から離れたりする様子が見られる。相手に伝わりやすい言葉の選択やお互いに話を聞こうとする態度など、皆が心地良く過ごせるような言葉の遣い方を身につけられるよう、見守りや仲立ちをしていく。

表現

節分に向けて、鬼のお面や豆入れを制作する。お面では、土台は皆同じものを使うが、顔のパーツや髪・角はそれぞれ好きな素材を使って表現する。毛糸、花紙、廃材など、「強い鬼」「怖い鬼」のイメージに合わせ素材を選んでいく。画用紙でできた土台に部品を付けていく時には思うように接着できず苦戦する児もいたが、様々な道具を使って試してみようとする。いろいろな素材・道具を使って自分のイメージを表現できるよう豊富に準備していく。…

5歳ひまわり組2021年度12月のまとめ

健康

12月に入って冷え込みが強くなるとともに、鼻水がでる児が増えるが、大きく体調を崩すことはなく過ごす。水の冷たさもあり、うがい・手洗いが雑になりがちなので、風邪や感染症予防の為に必要な清潔習慣を視覚教材なども使って伝えていく。

友達と誘い合ってドッジボールや鬼ごっこなどの運動遊びに積極的に取り組んでいる。十分に身体を動かすと、身体の温まりを感じ、上着を脱いで遊んでいる。のびのびと身体を動かす心地良さを感じられる遊びを積極的に取り入れていく。

人間関係

おたのしみ会の活動など、クラス全体での活動が多くなる中で、友達の得意な面や頑張っているところに気付き、「○○くん、(表現の仕方が)面白いね」「昨日よりセリフの声が大きくなったね」など、具体的な言葉で褒めたり認めたりする姿が増える。また、劇あそびの準備の中では、子どもたちの中で自然に役割分担もなされている。個の発揮を促しつつ、目的に向かって友達と一緒に作り上げていく達成感を味わえるよう援助していく。

環境

初めて大根の収穫体験をする。普段、子どもたちが目にする大根は葉が落とされているものということもあり、葉が生い茂っている畑を見て「どこに大根があるの?」と話す児もいる。これまでに経験のあるいもほりと重ね合わせ、実の生り方の違いやそれによる抜く感触の違いを味わっている。体験できる機会をいかし、栽培活動や食への関心に繋げていく。

園庭にできた水たまりが凍っていたことをきっかけに、氷作りをしてみる。体感的には寒くても氷ができていなかったり、薄く張った氷に結晶のようなものができていたりすることに疑問や不思議を感じている。試行錯誤してみる中での気付きやアイディアを大切にし、遊びを深めていく。

言葉

学への期待の高まりと同時に、文字への興味もさらに高まってきている。これまで、文字を友達に読んでもらっていた児が自分で名前を書いてみようとしたり、絵を描いた時に文も添えて表現を深めたりしている。子どもたちの興味・関心の様子を捉えて、それぞれの児に合った援助をしていく。

表現

劇遊びでは、原作の絵本からイメージを膨らませていき、ストーリーや道具を作っていく。初めは恥ずかしがる児もいたが、それぞれが好きな役を演じる中で、役に合ったセリフの言い方や動きを考えてのびのびと表現するようになる。また、活動を重ねていくことで、友達と一緒に演じる楽しさを味わえるようになる。歌や合奏では、友達と声やリズムが合うことで心地良さを感じられるようになる。様々な経験を通して、イメージしたことを表現する楽しさや達成感を味わえるよう、活動を考えていく。…

5歳ひまわり組2021年度11月のまとめ

健康

歯科健診後、赤染めをする。活動前に「歯磨きをしてきたか」を確認すると「大丈夫!!」

と自信を持っている児と、心配になって舌で歯を触っている児がいる。赤く染まった歯を磨いていくなかで、磨き残しの部分が多いことに気づく。コロナウィルス対策で、園生活の中では歯磨きをしていないこともあり、歯の健康についての意識が薄く感じる。乳歯から永久歯への生え変わりの時期なので、歯磨きやうがい・食事などで健康な歯のための生活習慣がしっかりと意識づくよう援助していく。

気温が低くなるが、鬼ごっこやドッジボールなどで積極的に身体を動かして遊ぶ。その中で身体が温まり、時にはうっすらと汗をかく児もいる。様々な運動遊びに取り組めるよう活動を提供していく。

人間関係

クラス全体で毎日ドッジボールに取り組んでいる。ゲームを繰り返していく中で、身体の使い方がわかり、早く強くボールを投げられる児が増えてきている。チーム分けの時には、強い児と同じチームになるようにしたい児がいれば、強さが均等になるように采配しようとする児がいる。友達の得意なことや上手なことに気づくことで、友達を認めることに繋がっている。それぞれのよいところに気づき、認め合えるクラスづくりをしていく。

環境

移動動物園では、興味をもって様々な動物に触れる。大きな動物に餌やりをする中では食べる時の口の動かし方の違いに気づき、小動物に触れる時には儚さを感じて優しく扱おうとする。これまで、カブトムシの世話などから『生命』について考えてきたが、今回は動物との触れ合いから、命の大切さや重みを感じることができる。人や動物、様々な生き物に同じ命があることを知ることで、自分と同じく周りの人も大切にできる人になることを期待する。

言葉

文字への興味が高まってきて、絵本や童話を自分で読んでみようとしたり、自分の名前や手紙を書いてみようとしたりする姿が増えている。子どもたちの興味がさらに深められるよう、遊びや活動の中で読んだり書いたりする機会をつくっていく。

おたのしみ会に向けての話し合いでは、皆の前で自分の考えや思いを発表する。自分の考えに合う言葉が見つからない時には、近い言葉で伝えてみたりジェスチャーを併せてみたりしている。集団の中で自己をアピールする機会を増やしていき、友達同士の認め合えるようにする。

表現

これまでクラスで読んできた絵本から皆で話し合い、『アリババと40人の盗賊』と『ヘンゼルとグレーテル』から劇づくりをする。それぞれ、ストーリーや登場人物からイメージを膨らませていき、どう表現したいかを考えてみたり、友達とやりとりをしてみたりしている。イメージが共有されていくことで、楽しさが増してきている。さらに子どもたちのアイディアや表現を引き出し、取り入れながら劇遊びに繋げていく。…