4歳あさがお組月のまとめバックナンバー

4歳あさがお組2022年度2月のまとめ

健康

感染症に罹患して長期間休みが続く子が多いため、3歳児クラスと合同で過ごす日もあり、普段と異なる様子は無いかよく視診して、体調の変化を敏感に察知できるようにする。丁寧な手洗い・うがいを意識して行うなど、清潔を心掛けていけるようにする。

竹馬に一人で乗れるようになった子に刺激を受けて、周囲の子も挑戦して楽しんでいる。また、年長児に混ざり、鬼ごっこやドッジボールをして異年齢児と一緒に身体を動かして遊び、集団遊びが活発になる。保育者も一緒に仲間に入り、身体を動かす心地良さを感じられるようにして思いを共有していく。

人間関係

遊びを考え出し、友達とイメージを共有して集団での遊びを深めて楽しんでいる。ゲーム性のある遊びを好まなかった子も、周囲の子と遊びながらルールを教え合い楽しめるようになる。自分の好きな特定の子にのみ、ルールを甘くする姿も見られるようになる。トラブルを自分たちで解決しようとする姿もあるので、保育者は事の経緯を見守り、必要に応じた仲介を心掛けて丁寧に関わっていく。

環境

集団遊びが活発になると同時に、LaQやボードゲームなどの年長児クラスの玩具に強い興味を持つ。作り方の説明書を見ながら立体を作って喜んだり、すごろくやオセロなどのルールを知っている子が友達に教えてあげたりする姿が目立つようになる。自分たちなりのルールを考えて、遊びを発展させている。年度末が近づき、年長クラスの活動に興味を持ち、進級への期待が高まってきている。保育室が変わるなど、環境の変化があるので、年長児クラスで過ごす機会を作り安心して過ごせるように配慮していく。

言葉

一人で絵本を読んでいて分からない言葉があると、保育者に訊ねて意味を知ろうとし、自分の知っている言葉に置き換えて「こういうこと?」と確認する。

「しゃ」などの小書き文字を書こうと保育者に訊いたり、50音表で自分で調べようとしたりして、文字を書くことを楽しんでいる。まだひらがなを書けない子も、保育者が書いた上からなぞって書き、作品に貼って満足する姿がある。遊びの中で文字に触れる機会を意識的に持ち、興味や関心を高めていく。

表現

ひな祭り制作では、雛人形の着物の柄と帯の色の組み合わせを自分で考えて楽しそうに選ぶ。花紙で花を初めて作るが、途中で切れないように力加減をしながら制作をする。

「うれしいひなまつり」や「勇気100%」をピアノに合わせて歌ったり、自由遊びの時に口ずさんだりして歌の表現を楽しんでいる。楽しい雰囲気の中、音楽に触れる心地良さを感じられうように機会を設けていく。…

4歳あさがお組2022年度1月のまとめ

健康

鼻水の出る子はいるが、大きく体調を崩すことなく登園する。後半に入り、感染症で休む子が見られるようになる。手洗いうがいが大雑把になりがちなので、健康な生活に必要な習慣を皆で考え、進んで行う。

苦手な野菜を減らすこともあるが、喫食量が増えておかわりを求める子が増える、食事を楽しんでいる。

戸外では寒さを気にすることなく、十分に身体を動かして遊ぶ。気温や遊びの内容に合わせて、衣服の調整もしている。身体を動かして温めていけるような活動を考えていく。

人間関係

ルールのある集団遊びが活発になり、年長児に交じり、ドッジボールを楽しむ子も増えている。ボールが当たったことで、機嫌を損ねる子もいるが、ボールを追いかけて相手に当てようと奮闘する姿が見られる。友達の頑張る姿を「すごい」「やったあ」共に喜び、「自分もやってみよう」と挑戦しようとする。年長児の姿にあこがれの気持ちを抱いたり、子ども同士で刺激し合ったりする姿を見守りながら、遊びの楽しさやできた喜びを共有していく。

環境

年長児の保育室にある玩具に興味を持ち、ボードゲームやLaQ、パズルで遊ぶ姿が見られる。作り方が分からない子は年長児の遊ぶ姿から真似をしようとする。

お楽しみ会で使った衣装や被り物を用意すると、身に着けてなりきり遊びを楽しんでいる。遊びに必要な用具を十分な量を用意して、遊びを深めていけるようにする。

言葉

昔話や長めの物語などに関心が高まっている。難しい言葉は保育者に確認しながら、覚えたり使ってみたりしている。ゆったりとした雰囲気の中で、いろいろな物語に触れ、言葉や興味を広げていく。文字に興味がなかった子も50音表を見ながら文字を書いてみようとする。女児は手紙を書き、友達にあげる姿も見られるようになる。

自分の気持ちを伝えたくて、相手の話を遮って話し出す子がいる。最後まで話を聞く習慣が身に付くように、帰りの会でお当番が前に出て発表する場を設けて、話したり聞いたりすることを楽しんでいる。子ども同士のやり取りを見守り、自分の思いが相手に伝わる楽しさや、嬉しさを共感していけるようにして、必要な場面では仲立ちや言葉の補足をしていく。

表現

節分に向けて、鬼の帽子や豆入れを作る。帽子作りでは、新聞紙を重ねて箱を折り、手でちぎった画用紙で張り子にする。画用紙・工作紙・花紙・毛糸など様々な素材を用意して、自由な発想で顔のパーツを貼り付ける。子どもたちの発想や試してみようとする気持ちを引き出していけるよう、援助していく。…

4歳あさがお組2022年度12月のまとめ

健康

咳や鼻水の出る子は数名いるが、大きく広がることなく元気に過ごす。看護師による手洗い指導を受けるとその大切さに改めて気付き、丁寧に手洗いをする。家庭でも洗い方を保護者に教える姿がある。喫食量が増えテいる。栄養表や絵本を通じてバランスよく何でも食べることが、健康につながることを知らせていく。寒くても積極的に戸外で身体を動かして遊ぶ。自分で気付いて衣服の調節ができるように声をかけていく。

 人間関係

ごっこ遊びやゲームなど、気に入った遊びに友達を誘い集団を広げている。

自分の考えや思いを伝えようとするもののうまく伝わらず、言い合いになったりその場を離れたりする事がある。子どもたち自身で解決使用とする姿を見守り、状況に応じた仲介をしていく。

環境

冬らしい寒さを感じられるようになり、戸外遊びの中で日なたと日陰での温度差を感じ、園周辺の自然の変化に気付く。子どもたちの気付きを大切にしながら、更に深まっていく冬の自然現象に気付き、遊びに取り入れられるよう工夫する。

雑巾の絞り方を知り、自分のロッカーや保育室を掃除する。玩具の汚れに自分達で気付き積極的にきれいにしようとする。一緒に清掃しながらきれいになる事で得られる心地良さや、物を大切にすることを伝えていく。また、壁装飾を一緒に作り、新年を迎える準備を楽しみながら行う。

 言葉

友だちに絵本を読んであげたり、文字が書けない子に書き方を教えてあげたりと文字への興味が高まる。五十音表を見て読み方を確かめて、絵本と照らし合わせる姿も見られる。文字への関心が薄い子も保育者と一緒にカルタ遊びに参加して、文字に触れる機会を楽しんでいる。「読めるようになりたい」「書けるようになりたい」という欲求を大切にしつつ、無理なく興味を膨らませていけるように、遊びを通して文字に触れる機会を広げていく。

表現

お楽しみ会の活動では物語の世界を一緒に演じたり、道具を作ったりして、友達とのイメージの共有を楽しむ。お楽しみ会終了後は小道具や衣装を身につけて、演じた役以外になりきり遊ぶ姿が見られる。イメージを広げ、遊びが深まるように必要な用具を十分な量を用意しておく。

引き続き折り紙遊びが活発で、折り方絵本を自分で見て折ったり友達に教えてもらったりして様々な形を折れるようになる。紙を豊富に用意して子どもが存分に楽しめるようにし、作った作品を室内に飾ったりしながら、楽しさや自信を感じられるようにする。

 …

4歳あさがお組2022年度11月のまとめ

健康

家族が感染症に罹患し、濃厚接触により欠席する子がいる。鼻水が出ている子も見られるが、元気に登園する。

手洗いやうがい、水分補給をして感染予防をし、健康や清潔を意識して過ごす。鉄棒や上り棒などの運動遊びや追いかけっこなどを活発に行い、戸外の空気に触れて活動し、その楽しさや気持ちよさを味わえるようにしていく。

人間関係

女児同士、男児同士で分かれて遊ぶことが多い。それぞれ興味のある遊びを共有できる子と関わりを楽しみながら遊んでいる。

友達とのやりとりの中で、相手が泣いたり、怒ったりしてしまうのを見ながら、他者との思いの違いに気付き、自分とは異なった視点、特に相手の立場から考えるように働きかけていく。

環境

アサガオの種を全て収穫し、苗を片付ける。次のあさがお組の子が来年種を撒くことを話すと、大切に取り扱ったり、命の繋がりを感じて次の栽培の意欲を見せたりする。

サツマイモの収穫や落ち葉拾い、ドングリ拾いをして、秋の季節ならではの活動に興味を持つ。秋の季節を楽しめるような遊びや制作を行い、保育の中で広がりを楽しんでいく。

言葉

「スイミー」の劇ごっこに取り組み、「スイミー」の絵本を読み聞かせると、物語の言葉を覚えて先回りして言ってみたり、友達とタイミングを合わせて言って見たりしながら、物語の世界観を楽しんでいる。

自分の思ったことや体験した事を友達や保育者に聞いてもらおうと活発に発言する。皆の前に出て自分の思いを発表できる場を設けるたり、人の話を聞いたりして、伝えあうための工夫や援助を行い、保育者も子どもと共に聞くことを楽しむという姿勢をもてるようにする。

表現

引き続き廃材工作遊びを活発に楽しみ、友達の作ったものや保育者が作ったものを見て、真似て作ってみようとする。絵を書き足すなど、自分なりの工夫が見られる。

歌・楽器遊び、劇遊びは色々な楽器や役を体験し、簡単な台詞を覚えて、友達との掛け合いを楽しむ姿が見られる。背景や大道具作りなども積極的に行い、できたものを周囲に説明しながら、仕上がりに満足している。劇を作り上げていく中で、子ども達から発案されたアイディアを取り入れ、皆で物語の世界を作り上げる楽しさを感じられるようにしていく。…

4歳あさがお組2022年度10月のまとめ

健康

発熱や下痢などの体調不良で休む子が見られ、咳や鼻水が出る子も目立ち始めている。健康診断を通して、手洗い・うがい水分補給の大切さに気付き、健康に過ごすためにすすんで行うようになっている。

運動会では、後ろ走りや巧技台からのジャンプなど、様々な動きを楽しんでいる。年長児が跳び箱をしている姿に影響されて、何度も挑戦して楽しむ。引き続き運動遊びを楽しみながら、身体を動かす心地よさを感じて健康的に過ごしていく。

人間関係

かくれんぼやむっくりくまさんなどの集団遊びを誘い合って楽しんでいる。初めての遊びやゲームでは、遊びながら子どもたちでルールを考え、自ら守ろうとして自分達で遊びを進めていかれるように見守り、思いを引き出していく。

遊びの中で自己の主張を押し通す場面がある。必要に応じて仲立ちをしながら、互いの思いや考えを伝え合い、相手の気持ちに気付けるようにしていく。

環境

アサガオの種を収穫したり、小松菜の種を植えたりして栽培活動を楽しんでいる。土づくり時に古い土から出てきた球根に興味を持ち、育ててみようと野菜と共に世話を楽しんでいる。どんな花が咲くのかいつ咲くのか想像を巡らせている。他の冬野菜の栽培も試食まですることを考慮しながら、子どもたちと一緒に考えて行っていく。

言葉

文字や数字に関心を持つ子が増え、ひらがな表記の献立表を見て、その日の献立を周囲に知らせたり、用紙に絵と共に書いて、保育者や保護者に見せたりして楽しんでいる。ひらがなの書き方が分からない子には教えてあげる姿も見られ、友達と一緒に絵本を音読して、読み聞かせることもある。季節に合わせた絵本や子どもたちが興味のある内容の絵本・図鑑を用意する。身の回りの文字や数字に興味・関心が深まるように一緒に書いたり、調べたりしていく。

遊びの中で自分の思いや考えを言葉で伝える場面が増えると共に友達の思いが通らないこともあることに気付く。子どもたちのやり取りを見守り、状況に応じた援助をしていく。

表現

発表する場面では見られることへの緊張からダンスを踊れない子もいるが、室内だと友達と一緒に踊って楽しむ姿が見られる。

運動会に向けて、万国旗やダンスの装飾品を制作する。当日を楽しみにしながら、シールを自分の好みの大きさに切り取り襟に貼って仕上がりに満足する。運動会後にそれぞれの印象に残った場面をクレヨンと絵の具を使って印象画を楽しむ。

自分の思いを身体で表現したり、描いたりして楽しさを味わえるように活動を考えていく。…

4歳あさがお組2022年度9月のまとめ

健康

朝夕の気温差があり、寒さを訴える子もいる。丁寧な手洗い、うがいや気候に応じた衣服の調節を声掛けしていく。

室内ではCO2測定器を利用しながら、温度調節や換気をこまめに行い、過ごしやすいように配慮する。

人間関係

運動会に向けて、幼児クラスでの関わりが増える。他クラスの活動に興味を持ち、競技や遊戯などのごっこに一緒に参加させてもらって喜ぶ姿がある。

乳児との関わりも増えて、気の合う乳児を誘い、仲間に入れて一緒に遊ぶことを喜んでいる。力の加減が難しい時は、遊びを見守りながら知らせていく。年下児への関心や関わりがさらに広がるよう援助していく。

環境

朝顔の栽培を引き続き行っている。花が咲くと咲いていることを周囲に伝えている。種が茶色くなったものから採集して、また来年植えられることを知らせる。また、カブトムシの幼虫を貰い、霧吹きで水を掛けたり、こまめに土を交換したりして世話を楽しみ、優しく触れて生き物を慈しむ気持ちを育んでいる。

戸外での活動は園庭のみとなったが、花壇の花や草むらから聞こえる秋の虫の声を聞いて季節の移ろいを感じている。来月は、散歩の機会を増やして季節の遊びを楽しむ。

言葉

自分の思いや考えを、一方的に強い口調で伝え、相手が言い返せずに助けを求める様子が見られる。保育者の仲介で少しずつ相手の意見も聞きながら、穏やかな言葉で伝えることができるようになる。周りで状況を見ていた子たちは、心配しながら客観的に見た場面を保育者に言葉で伝え、解決の方法を助言する。

伝えたい気持ちが強い子が多く、全体へ話をしている時に自分の話を始める子がいる。話を聞く時は相手の声に耳を傾けられるように引き続き伝えていく。同時に、友達や保育者との会話を楽しむ満足感を味わえるような機会を積極的に作っていく。

表現

運動会の遊戯や体操曲をかけると、他クラスの踊りでも笑顔で踊って身体表現を楽しんでいる。

バス遠足の印象画では、体験したことや興味のあることを絵に描いて表現することを楽しむ。その時の光景や気持ちを思い浮かべ、友達と話し合いながら細かく描いたり、壁に貼り付けてある写真を見たり、図鑑を見たりして描く。絵の具を使ってのびのびと描くことも好んでいるので、今後は大きな画用紙に多色の絵の具を使って描く経験もしていく。…

4歳あさがお組2022年度8月のまとめ

健康

大きく体調を崩すことなく過ごす。厳しい暑さが続いたので、短時間でも水遊びの時間を設けられるように、幼児クラスで調整したり、外での活動時間以上に室内でゆっくり過ごす時間を設けたりして、休息時間を取り入れて無理なく過ごすようにする。

暑さや長い休暇の後の疲れが出やすい時期なので、体調の変化に留意していく。

人間関係

登園児の少ない日には幼児クラス合同で過ごし、生活や遊びを通して関わりを持つ。

3歳児を遊びの中に入れてあげたり、5歳児の遊びを真似して新しい遊びに挑戦したりする。場面によっては意思疎通がうまくいかないこともあるが、その都度仲立ちをしてお互いの思いが通じ合うよう援助する。

今後も異年齢での関わりが持てるよう担任間で連携していく。

環境

暑さが厳しく、戸外に出る機会は少なかったが園庭で見つけた虫を捕まえて友達と観察したり、育てているアサガオの世話や観察を通して身近な自然と関わったりする。安全に戸外遊びができる時期になったら、積極的に身の回りの自然と関われるような活動を多く取り入れていく。

ボディーペインティングなど、夏ならではの遊びを楽しむ。十分に遊びを味わい満喫できるように、天候や場所を十分に考慮して遊べるようにしていく。

言葉

休み中の出来事や楽しかったことを、友達や保育者に嬉しそうに伝えている。特に印象に残っている場面を相手に分かりやすい言葉で伝えようとするが、思うような言葉が見つからず考える姿も見られる。伝えたい場面に沿った言葉を知らせていき、児に寄り添いながら言葉を引き出せるように導き、思いを伝える満足感を味わえるようにしていく。

紙芝居や絵本を好み、ひらがなを読める子は友だちに読んで聞かせる姿が見られる。遊びの中で文字に親しむ場面を設けて、興味の幅を広げていく。

表現

日野まつりの「ドラえもん音頭」「月夜のポンチャラリン」を好んで踊ったり、制作を通したりして行事を楽しみに待つ姿が見られる。

年長児の活動を見たことをきっかけに、廃材を使った工作に興味を持ち始め、年長児クラスで廃材遊びをする子が増える。クラスでも遊べるように家庭にも呼びかけて廃材を用意し、自分のイメージを形にできる楽しさやみんなで協力して作り上げ、達成感が味わえるようにしていく。…

4歳あさがお組2022年度7月のまとめ

健康

大きく体調を崩す子はいないが、週明けは疲れが見られることがある。暑さや水遊びの影響も考えられるので、活動は適度な休息・こまめな水分補給をして無理のないように十分配慮する。

慣れから手洗い・うがいは雑になりがちなので、保育者も見本となり一緒に手洗い・うがいをして、丁寧に行えるようにしていく。

人間関係

遊びに加わる時は、「仲間に入れて」「いいよ」とやり取りをして、友達と誘い合ってごっこ遊びなどをする。友だちとイメージを共有して協力して遊ぶ姿が見られる一方で、思いの行き違いによる衝突が見られる。それぞれの思いを十分に受けとめ、必要に応じて互いに気持ちを伝え合うことができるように援助する。

年長児の遊ぶ姿に刺激を受けて、一緒に遊びに加わったり教えてもらったりしている。

異年齢児との関わりが増えてくると予測されるので、みんなで楽しめる遊びや活動を考えていく。

環境

異年齢で活動を楽しんでいる。年少児を優しく遊びの中に入れてあげたり、年長クラスから借りた玩具の片付け方や遊び方を教えてもらったりして、活動を共にすることで年長への憧れや年少に対する優しい気持ちを育む。担任間で話し合い、異年齢で一緒に遊ぶ機会を設けていく。

育てていたキュウリがアブラムシの被害にあい、枯れてしまう。何故枯れてしまったのかを子どもと一緒に考え、茎を切り土に埋めて処分する。土に返り、命が巡っていく事を分かりやすく伝えて話し合い、命の大切さを感じられるようにしていく。

言葉

自分の思いや考えていることを積極的に伝えようとする。声が小さかったり主張の弱い子に対して、一方的に話そうとしたり、口調が強くなったりする事がある。自分で気付けるように声を掛け、相手への思いの伝え方を知らせていく。

表現

保育者を真似ながら、身体を使った表現を楽しんでいる。自由遊びのときに歌を口ずさみ、おどけて踊って見せる。

折り紙遊びが活発で、折り方を教え合う姿がある。色折り紙を使って、輪飾りや七夕飾りで覚えた飾りを作り、室内を飾り楽しんでいる。折り紙やのり、ハサミなど必要な教材はすぐに使えるようにそろえておく。…

4歳あさがお組2022年度6月のまとめ

健康

歯の健康についての紙芝居や絵本を読んだり、ペープサートを見たりしながら歯の大切さや、正しい歯の磨き方を知る。歯科健診・内科健診を受けることで、自分の身体の健康に興味・関心が高まっている。

シャワーの身支度や後始末の流れが少しずつわかってきている。一人ひとりの活動の様子を把握し、着替え・衣服の調整などを自分で行えるように言葉をかける。

人間関係

日々の活動やじゃがいも掘りなどの活動を通して、3・5歳児との関わりが増えていて、お世話をしてあげたり、遊びに興味を持ち見て真似たりしている。

日々の生活の中で互いに関わりながら遊んでいるが、関わりの中でコミュニケーションを取るのが難しいことがあるので、一緒に遊びながら関わり方や声の掛け方を工夫する。

環境

栽培していたブロッコリーを青虫に食べられてしまう。残念に感じながらも青虫を飼い、観察しようとするが2日で死んでしまい、生き物の世話をする大変さと難しさを感じる。どう飼ったらよかったか図鑑で調べると、興味をもち一緒に調べようとする。

夏野菜の水やりを日ごとの当番が行い、忘れている時は「まだやってなかった」と自分から気付き、水やりをしようとする。野菜、植物の世話を一緒に体験しながら、子どもの発見や喜びに共感し、興味を広げるように関わっていく。

言葉

話し合いの場や遊びの中で、思いを言葉で伝えようとする姿が増えてきているが、お互いの思いがぶつかることもある。子ども同士の意見を整理しながら、互いの思いを言葉で伝え合えるように、保育者が仲立ちや代弁をしていく。状況に応じてどうすればいいか、子ども同士の中で解決できるように考えるきっかけを投げかけ、見守っていく。

表現

七夕制作では、ハサミ・のりを使った活動や絵の具を遊びをする。障子紙を使った染紙では、紙を開いたときに思いがけない色と模様に驚きをもって喜ぶ姿がある。台紙に色付きの糊を塗り、色が混ざる様子を楽しんでいる。

じゃがいも掘り後の印象画では、情景を思い出して画用紙いっぱいにクレヨンでイメージを表現する。描くことで次々に記憶がよみがえり、熱中して描画を楽しむ。…

4歳あさがお組2022年度4月のまとめ

健康

戸外遊びでは身体をのびのびと使って遊ぶ。鼻水が出る子が数名いるが、自分で拭いて清潔を保っている。時間帯や日によって気温差があるので、衣服の調節や水分補給、必要に応じて扇風機を活用するなどして、快適に過ごせるようにする。

散歩に行ける日は、春の自然に触れながら、身体を伸び伸びと動かして遊ぶ。

人間関係

気の合う友達と集まり、興味のある遊びを一緒に楽しんだり、誘い合って遊んだりする姿がある。特定の子と遊ぶ様子が多く、いろいろな友達や遊びに興味が持てるように誘って遊びを広げていく。

絵本や玩具を取り合うこともあるが、子どもたち同士の中で解決しようとする姿が見られる。解決できない時は保育者に助けを求める。状況を見極め、必要に応じて助言・仲介を行い、相手の表情や気持ちに気付いていけるように援助していく。

環境

保育室は変わったが、生活の流れや身支度の動線は大きく変わらないので混乱なく過ごす。室内の活動内容によって、流動的にテーブルの個数や位置を変えて、過ごしやすい環境を整える工夫をする。

テーブルや床を拭いたり、ゴザを敷いたりして積極的に行おうとする姿が見られる。遊びや興味のあることにじっくり取り組んでいけるように環境を整えていく。

言葉

自分の感じたことなどを積極的に言葉で表現する子が多く、保育者や友達に話しかける。自分の思いがうまく伝わらずにトラブルになる場面があり「もう遊ばない」「ばか」などの言葉が出る。「言ってもらうと嬉しい言葉」をみんなで考え、互いのいい所を褒めて認め合い、肯定的な言葉が増えていくように働きかけ、それぞれの思いを適切に言葉で伝えられるように見守り、仲立ちしていく。

表現

リトミックやダンスなど音楽に合わせて自由に身体を動かしたり、自分たちで遊びを作り上げていくムーブメントを好んでいる。また、椅子取りゲームなどルールのある遊びへの興味が高まっている。子どもたちと一緒に話し合ってルールを決めたり、友達と協力して遊んだりする楽しさを体験できるようにしていきながら、自分で感じた事やイメージした遊びの楽しさをも味わえるようにしていく。…