4歳あさがお組月のまとめバックナンバー

4歳あさがお組2023年度11月のまとめ

健康

内科健診や歯科健診を通して、身体や健康について関心をもつ。健康に過ごす為に必要な生活習慣や、歯の生え変わり時に大切にしていきたいことなどを話すと、分かってはいるものの忘れたり雑になったりすることが多い。紙芝居や絵本などの視覚教材も用いて、分かりやすく伝えていきたい。
寒くなってきたが、戸外で氷鬼やだるまさんがころんだなどで思いきり身体を動かして遊んでいる。時にはうっすらと汗をかいていることもある。衣服の調整や水分補給など自分で気づいて行えるようにする。

人間関係

お楽しみ会の活動では、個で表現を楽しむごっこ遊びから始まる。経験を積み重ねていく中で、友達の表現の面白さに気付いて共有したり、一緒に考えたりして劇づくりを進めていく。率先してアイディアを発揮することができる児がいれば、友達に合わせていくことで安心して取り組める児もいるので、褒めたり認め合ったりすることでお互いの良さに気付き、仲間意識に繫げられるように援助していく。

環境

風で園庭に舞い込んだ枯れ葉を集めてブーケに見立てたり、ままごと遊びの材料に使ったりして自然物を遊びに取り入れている。「イチョウはつるつるしてるね」と感触を味わったり、形や陽に透かした時の色の変化に気づいたりしている。今月は園外に出る機会が少なかったが、これから自然を存分に楽しめる場所に散歩に出かけ、たくさんの気付きや発見を得られるようにしていきたい。

言葉

日々の当番活動で、一日の締めくくりに『その日の出来事で嬉しかったことや楽しかったこと』を発表している。はじめのうちは「ブレーメンごっこ」など単語で答えることが多かったが、徐々に「○○くんと~をしたことが楽しかった」など、皆に分かりやすい文章で伝えることができるようになってきている。相手に気持ちや思いをそれに合った言葉で伝え、また友達の話を落ち着いて聞けるよう機会を増やしていく。

表現

お楽しみ会の劇遊びでは、慣れ親しんだ絵本からイメージをひろげていく。まずは、ごっこ遊びを重ねて自由な表現を楽しみ、徐々に友達と表現を合わせていき劇を作り上げていく。
また、絵本を参考にしながら「こんな物があったら、もっと○○らしく見えるよね」と必要な道具や衣裳を考え、形にしていく。個の表現を十分に楽しみつつ、皆で協力することで達成感を得られるよう援助していく。…

4歳あさがお組2023年度10月のまとめ

健康

発熱による欠席が増え、登園している児でも咳や鼻水が出ている児が多い。健康に過ごす為の約束として食事や睡眠、清潔(うがい・手洗い)の大切さを話すと意識して行っている。時には雑になってしまうこともあるので、様子を見ながら声掛けしていく。
戸外遊びでは鬼ごっこやリレーなど、全身を使った遊びを好んでいる。涼しくなり、運動遊びが心地よい時期になるので、散歩先の公園などで存分に身体を動かして遊べるようにする。

人間関係

集団遊びが盛んになり、友達と声を掛け合いながら遊びをすすめようとするが、時には遊びに対する考えやルールの理解に相違があり、衝突が生じることがある。言葉で伝える難しさもあるので、遊ぶ様子の見守りや必要な場面での仲立ちの援助をしていく。
友達の些細な言動が気になり、厳しい言葉で注意や詰問したり、保育者に訴えたりすることが多くある。お互いの気持ちを受けとめつつ、友達の良いところも見つけていけるよう保育者が関わっていく。

環境

暑さが続いているが、散歩に出かけた時に周囲の木々の葉の色の変化や、ミカンや柿、どんぐりなどの実が生る様子から秋を感じることができる。さまざまな自然に触れ、そこから季節を感じることができるよう、散歩先や歩くコースを考える。また、散歩では園外に出る嬉しさから気持ちが昂り、危険を感じる場面が度々見受けられる。特に、横断歩道や車から死角になりやすい場所などを伝え、自分自身で安全に気をつけられるよう交通マナーやルールを伝えていく。

言葉

文字や数字に関心をもち始めている。絵本やカルタ遊びでは、友達や保育者に確認しながら覚えようとしている。遊びの中で楽しみながら興味を深めていけるよう、遊びや玩具の提供の仕方を工夫していく。
友達との関わりの中で、自己の主張が強くなり口調も強くなってしまう場面が多く見られる。相手にとっても受け入れやすい言葉の選択や話し方ができるよう、見守りや仲立ちの援助をしていく。

表現

運動会の遊戯では、他者に見てもらうことを喜び、音楽に合わせていきいきと踊っている。リズムに合わせて身体を動かす楽しさや心地良さを十分に感じられるよう、遊戯や楽器遊びなどに積極的に取り組んでいく。
描画では、意欲的に描く児がいれば、友達の真似をしたり周囲の視線を気にして描き出せなかったりする児がいる。自信をもって自分のイメージや思いを表現できるよう援助していく。…

4歳あさがお組2023年度9月のまとめ

健康

朝夕の気温差や夏の疲れにより、咳・鼻水などで体調を崩す子がいる。丁寧な手洗い、うがいや気候に応じた衣服の調節を声掛けしていく。

人間関係

運動会に向けて、幼児クラスでの関わりが増える。他クラスの活動に興味を持ち、競技や遊戯などのごっこに一緒に参加させてもらって喜ぶ姿がある。乳児との関わりも増えて、気の合う乳児を誘い、仲間に入れて一緒に遊ぶことを喜んでいる。力の加減が難しい時は、遊びを見守りながら知らせていく。年下児への関心や関わりがさらに広がるよう援助していく。

環境

戸外での活動は園庭のみとなったが、花壇の花や草むらから聞こえる秋の虫の声を聞いて季節の移ろいを感じている。来月は、散歩の機会を増やして季節の遊びを楽しむ。

言葉

自分の思いや考えを、一方的に強い口調で伝え、相手が言い返せずに助けを求める様子が見られる。保育者の仲介で少しずつ相手の意見も聞きながら、穏やかな言葉で伝えることができるようになる。周りで状況を見ていた子たちは、心配しながら客観的に見た場面を保育者に言葉で伝え、解決の方法を助言する。伝えたい気持ちが強い子が多く、全体へ話をしている時に自分の話を始める子がいる。話を聞く時は相手の声に耳を傾けられるように引き続き伝えていく。同時に、友達や保育者との会話を楽しむ満足感を味わえるような機会を積極的に作っていく。

表現

運動会の遊戯や体操曲をかけると、他クラスの踊りでも笑顔で踊って身体表現を楽しんでいる。バス遠足の印象画では、体験したことや興味のあることを絵に描いて表現することを楽しむ。その時の光景や気持ちを思い浮かべ、友達と話し合いながら細かく描いたり、壁に貼り付けてある写真を見たり、図鑑を見たりして描く。絵の具を使ってのびのびと描くことも好んでいるので、今後は大きな画用紙に多色の絵の具を使って描く経験もしていく。…

4歳あさがお組2023年度8月のまとめ

健康

大きく体調を崩すことなく過ごす。厳しい暑さが続いたので、短時間でも水遊びの時間を設けられるように、幼児クラスで調整したり、外での活動時間以上に室内でゆっくり過ごす時間を設けたりして、休息時間を取り入れて無理なく過ごすようにする。
暑さや長い休暇の後の疲れが出やすい時期なので、体調の変化に留意していく。

人間関係

登園児の少ない日には幼児クラス合同で過ごし、生活や遊びを通して関わりを持つ。
3歳児を遊びの中に入れてあげたり、5歳児の遊びを真似して新しい遊びに挑戦したりする。場面によっては意思疎通がうまくいかないこともあるが、その都度仲立ちをしてお互いの思いが通じ合うよう援助する。
今後も異年齢での関わりが持てるよう担任間で連携していく。

環境

暑さが厳しく、戸外に出る機会は少なかったがテラスや園庭で短時間で水遊びをして、友達と水鉄砲で水を掛け合い、追いかけっこをする姿が見られる。安全に戸外遊びができる時期になったら、思いきり身体を動かして遊べるようにしていく。色水遊びやボディーペインティングなど、夏ならではの遊びを楽しむ。十分に遊びを味わい満喫できるように、天候や場所を十分に考慮して遊べるようにしていく。

言葉

休み中の出来事や楽しかったことを、友達や保育者に嬉しそうに伝えている。特に印象に残っている場面を相手に分かりやすい言葉で伝えようとするが、思うような言葉が見つからず考える姿も見られる。伝えたい場面に沿った言葉を知らせていき、児に寄り添いながら言葉を引き出せるように導き、思いを伝える満足感を味わえるようにしていく。
お絵描きや手紙を書くことを好み、ひらがな表を見ながら文字を書く児がいる。遊びの中で文字に親しむ場面を設けて、興味の幅を広げていく。

表現

日野まつりの「月夜のポンチャラリン」「もったいないばあさん音頭」を好んで踊ったり、制作を通したりして行事を楽しみに待つ姿が見られる。
年長児の活動を見たことをきっかけに、廃材を使った工作に興味を持ち始め、年長児クラスで廃材遊びをする子が増える。クラスでも遊べるように家庭にも呼びかけて廃材を用意し、自分のイメージを形にできる楽しさやみんなで協力して作り上げ、達成感が味わえるようにしていく。…

4歳あさがお組2023年度6月のまとめ

健康

季節の変化に気づき、自分で身なりを整えたり、健康に対しての意識が徐々に持てるようになってきた。園生活の流れに合わせて、排泄や午睡等も自分なりの生活リズムで過ごすことができるようになる。着替えも一通り自分で行うことができるようになる。熱中症、体調管理には十分気をつけ、引き続き過ごしていきたい。

人間関係

友だちと何かを進めていくことの経験が増え、相手を意識してやり取りすることができるようになる。自分の好きな事や思いを相手に様々な方法で表現しながらも相手の考えも受け入れつつ一緒に遊びや活動を進めていくことが徐々にできるようになる。引き続き、子どもたち自身がより主体的に思いを発揮しあえるように、具体的なやり取りの中で援助していきたい。

環境

身近な自然物や季節の変化に気づき、親しみを持って関わる事ができるようになる。じっくりと物事を観察する目や感覚を自然物を通して学び取ることができる。積極的に環境に関わるようになる一方で、その環境に対して、どのように扱えばよいのかを考えて行動できるようになる事が課題となる。

言葉

自分の思いを、自分の言葉で伝えることができるようになる。が、問われたことに対して、自分に言われている意識がやや薄く、聞かない振りをする姿も見られる。状況に対して、向き合いつつ、言葉で受け答えができるように、その場の状況に応じて援助していく。絵本や紙芝居、歌、手遊び等は好きで、繰り返して楽しむ姿があるので、引き続き色々な物に触れていけるようにしたい。

表現

制作等では、ハサミやのり、新聞、折り紙等を扱い、自分のイメージする物を創造する姿が出てきた。自分が体験したことを、描画や立体物に自分の力で創りだす面白さを感じている。友だちと一緒にイメージを合わせつつ、遊びを進めたり、一つの物を作る姿も見られる。より、表現の幅が広がって遊びが継続し展開していけるように援助していきたい。…

4歳あさがお組2023年度5月のまとめ

健康

園生活の流れに慣れ、基本的な生活習慣が身につく。うがい、手洗い、衣服の整理、排泄等、必要な事が分かり、自分で取り組む事が出来るようになる。衣服が汚れたり、汗をかいたりしたら、自分で気付き着替えることもできる。食事面においては、全体的に食事の量が増え、苦手な物でも食べてみようとする前向きな姿がある。自分の体調や身体の事にも関心を示し、整えていけるように声を掛けていきたい。

人間関係

クラスの友だちの名前や人となりが分かり、一緒に過ごすことを喜ぶ。自分の好きな事や思いを相手に様々な方法で発信しながら、相手のことについても考えたり、寄り添ったり、手伝ったりすることができるようになる。一緒に様々な遊びや活動を進めていくことで、共に過ごす楽しさや難しさを感じている。今後、どのようにしていけば、より気持ちよいやり取りが出来るかを、言葉を添えたり、具体的なやり取りの中で援助していきたい。

環境

身近な自然物や季節の変化に気づき、親しみを持って関わる事ができるようになる。じっくりと物事を観察する目や感覚を自然物を通して学び取ることができる。自分の体をある程度自在に動かせるようになったことで、よりダイナミックな動きができるようになり、積極的に環境に関わるようになる。又、遊びにおいては、自分でより遊び易い環境を作り、場を整えようとする意識も出てきた。

言葉

自分の思いを、自分の言葉で伝えることが、ある程度できるようになる。が、問われたことに対して、自分に言われている意識がやや薄く、聞かない振りをする姿も見られる。状況に対して、向き合いつつ、言葉も表現の一部として発信していけるようにするのが課題である。絵本や紙芝居、歌、手遊び等は好きで、繰り返して楽しむ姿がある。

表現

制作等では、ハサミやのり、新聞、折り紙等を扱い、自分のイメージする物を創造する姿が出てきた。自分が体験したことを、描画や立体物に自分の力で創りだすことで、その子らしい表現を楽しんでいる。制作活動においては、新しい技法や素材を説明すると、不思議がったり、喜んだりして、意欲的に取り組む姿勢が見られる。体を動かすことも、ダンスやごっこ遊びも気の合う友だちを誘いつつ、一緒に楽しもうとする姿が出てきた。…

4歳あさがお組2023年度4月のまとめ

健康

進級したことを喜び、戸惑うことなく落ち着いて過ごす。張り切って身の回りの事を自分でしようとする姿が見られる。うがい手洗いも必要な事が分かり自分で取り組む。体を伸び伸びと動かす事を喜び、できるようになったことを実感している。子どものできる喜びを受け止めながら、健康で安全に過ごせるようにしていきたい。

人間関係

友達と一緒に過ごす楽しさを感じている。自分の思いや考えを言葉で表現することで、相手に自分の気持や考えが伝わりやすくなってきて、関わりが継続したり、相手の気持ちが分かって過ごす事が出来るようになってきた。クラスで簡単なルールのあるゲームや遊び、活動などの体験を共にしながら、関わりを深めていきたい。

環境

基本的な生活習慣は、各自身に付いているので、一つ一つ丁寧に取り組む姿も見られるようになってきた。身支度や手洗いなど生活に必要な事を自分で考えて、行動できるようにしていきたい。よ天候が良い日には、戸外遊びを楽しみダンゴ虫、花や桜の実を摘んで春の自然物に触れたり、裸足になって砂の感触を味わって、楽しむ姿が見られた。保育者も一緒に体験を共有しながら、子どもたち自身の気付きを大切にしていきたい。

言葉

遊びの中で自分の思いや考えを言葉で伝えようとする姿がみられるが、まだ思いに合った言葉が見つからなかったり、うまく相手に伝わらなかったりするので、関わりの様子や、自分が自信を持って言葉を発していけるように援助していきたい。

表現

日々の自由遊びの中で、紙や新聞紙等を使い、自分のイメージした物を作り出そうをする力が出てきた。友だちの制作しているものにも影響をうけ、表現方法の幅が出てきた。こいのぼり制作では、絵の具をで染紙をし、色の混じり具合を楽しむ。必要な道具を安全に使えるように、ルールや約束事を確認しつつ、さまざまな素材に触れ、制作表現する楽しさを味わえるようにしていきたい。…

4歳あさがお組2022年度3月のまとめ

健康

友達と誘い合ってボール遊びや鬼ごっこを積極的に楽しんでいる。今までできなかった子も積極的に上り棒や鉄棒に挑戦するようになり、成功すると繰り返し保育者に見せて喜んでいる。次に挑戦したい技のやり方を聞き、やってみようとする。やってみようとする気持ちを大切にして、出来た喜びを共有して次の頑張りに繋げていく。

歯の生え変わりの時期を迎えた子が少しずつ増え、友達や保育者に見せる。抜けていない子も興味深く見ている。歯磨きの大切さを絵本などで分かりやすく伝えていき、清潔で健康な生活を送れるように援助する。

人間関係

集団での遊びがより活発になり、ルールに関して友達と意見をぶつけ合い、よりよい遊び方を自分たちで見つけ出そうとする。5歳児保育室に移動すると、ボードゲームやカードゲームに関心のある子が保育者や友達と一緒に遊んで楽しむ。ルールを分かる子が分からない子に丁寧に知らせてあげる姿が見られる。話し合う姿を見守り、言葉を補足したりして関わりを応援していく。

お別れ会を通して、年長児への親しみや感謝の気持ちを伝えるために、積極的に準備に取り組む。年長児や年少児との関り合いを楽しんでゲームに参加する。

子どもたちの頑張りを労ったり応援したりして、進級への期待へと繋げていく。

環境

あやとりや複雑な折り方の折り紙に興味を持つ子が増えている。分からない子がいると教えてあげようとする。手に取りやすい場所に道具を置き、遊びの広がりや深まりに期待しつつ、保育者も一緒に遊びを取り組む。

桜の花などの春の自然を感じて散歩を楽しんでいる。自然に触れて不思議に思ったことを図鑑などで一緒に調べて知らないことを知っていく楽しさを伝えていく。

言葉

卒園児の似顔絵を利用したメッセージカードを作る。自分の考えた文章を50音表を見ながら書き、平仮名を書けない子は保育者が書いた文字の上をなぞって書いて感謝の気持ちを文章で表す。書けた文章を読み返して満足したり、保護者に書いたことを報告したりする子がいる。

個々に合わせた援助の仕方を心掛け、興味や関心を引き出していく。

表現

お別れ会や卒園児に送るカード作り等、「してあげる」ことに喜びを感じて取り組む。ビー玉転がしやタンポ押しの技法も一人で何枚も行い楽しんでいる。作品帳の表紙作りでは、自分の顔を色画用紙で切り貼りする。顔の周りにはハートやリボン、電車など自分の好きな物を考えて貼っている。友達の作品を見て、「かわいい」「じょうずだね」と褒め合う姿がある。

様々な技法に親しみ、満足いくまで取り組めるように画材を用意して形作る楽しさを味わえるようにする。…

4歳あさがお組2022年度2月のまとめ

健康

感染症に罹患して長期間休みが続く子が多いため、3歳児クラスと合同で過ごす日もあり、普段と異なる様子は無いかよく視診して、体調の変化を敏感に察知できるようにする。丁寧な手洗い・うがいを意識して行うなど、清潔を心掛けていけるようにする。

竹馬に一人で乗れるようになった子に刺激を受けて、周囲の子も挑戦して楽しんでいる。また、年長児に混ざり、鬼ごっこやドッジボールをして異年齢児と一緒に身体を動かして遊び、集団遊びが活発になる。保育者も一緒に仲間に入り、身体を動かす心地良さを感じられるようにして思いを共有していく。

人間関係

遊びを考え出し、友達とイメージを共有して集団での遊びを深めて楽しんでいる。ゲーム性のある遊びを好まなかった子も、周囲の子と遊びながらルールを教え合い楽しめるようになる。自分の好きな特定の子にのみ、ルールを甘くする姿も見られるようになる。トラブルを自分たちで解決しようとする姿もあるので、保育者は事の経緯を見守り、必要に応じた仲介を心掛けて丁寧に関わっていく。

環境

集団遊びが活発になると同時に、LaQやボードゲームなどの年長児クラスの玩具に強い興味を持つ。作り方の説明書を見ながら立体を作って喜んだり、すごろくやオセロなどのルールを知っている子が友達に教えてあげたりする姿が目立つようになる。自分たちなりのルールを考えて、遊びを発展させている。年度末が近づき、年長クラスの活動に興味を持ち、進級への期待が高まってきている。保育室が変わるなど、環境の変化があるので、年長児クラスで過ごす機会を作り安心して過ごせるように配慮していく。

言葉

一人で絵本を読んでいて分からない言葉があると、保育者に訊ねて意味を知ろうとし、自分の知っている言葉に置き換えて「こういうこと?」と確認する。

「しゃ」などの小書き文字を書こうと保育者に訊いたり、50音表で自分で調べようとしたりして、文字を書くことを楽しんでいる。まだひらがなを書けない子も、保育者が書いた上からなぞって書き、作品に貼って満足する姿がある。遊びの中で文字に触れる機会を意識的に持ち、興味や関心を高めていく。

表現

ひな祭り制作では、雛人形の着物の柄と帯の色の組み合わせを自分で考えて楽しそうに選ぶ。花紙で花を初めて作るが、途中で切れないように力加減をしながら制作をする。

「うれしいひなまつり」や「勇気100%」をピアノに合わせて歌ったり、自由遊びの時に口ずさんだりして歌の表現を楽しんでいる。楽しい雰囲気の中、音楽に触れる心地良さを感じられうように機会を設けていく。…

4歳あさがお組2022年度1月のまとめ

健康

鼻水の出る子はいるが、大きく体調を崩すことなく登園する。後半に入り、感染症で休む子が見られるようになる。手洗いうがいが大雑把になりがちなので、健康な生活に必要な習慣を皆で考え、進んで行う。

苦手な野菜を減らすこともあるが、喫食量が増えておかわりを求める子が増える、食事を楽しんでいる。

戸外では寒さを気にすることなく、十分に身体を動かして遊ぶ。気温や遊びの内容に合わせて、衣服の調整もしている。身体を動かして温めていけるような活動を考えていく。

人間関係

ルールのある集団遊びが活発になり、年長児に交じり、ドッジボールを楽しむ子も増えている。ボールが当たったことで、機嫌を損ねる子もいるが、ボールを追いかけて相手に当てようと奮闘する姿が見られる。友達の頑張る姿を「すごい」「やったあ」共に喜び、「自分もやってみよう」と挑戦しようとする。年長児の姿にあこがれの気持ちを抱いたり、子ども同士で刺激し合ったりする姿を見守りながら、遊びの楽しさやできた喜びを共有していく。

環境

年長児の保育室にある玩具に興味を持ち、ボードゲームやLaQ、パズルで遊ぶ姿が見られる。作り方が分からない子は年長児の遊ぶ姿から真似をしようとする。

お楽しみ会で使った衣装や被り物を用意すると、身に着けてなりきり遊びを楽しんでいる。遊びに必要な用具を十分な量を用意して、遊びを深めていけるようにする。

言葉

昔話や長めの物語などに関心が高まっている。難しい言葉は保育者に確認しながら、覚えたり使ってみたりしている。ゆったりとした雰囲気の中で、いろいろな物語に触れ、言葉や興味を広げていく。文字に興味がなかった子も50音表を見ながら文字を書いてみようとする。女児は手紙を書き、友達にあげる姿も見られるようになる。

自分の気持ちを伝えたくて、相手の話を遮って話し出す子がいる。最後まで話を聞く習慣が身に付くように、帰りの会でお当番が前に出て発表する場を設けて、話したり聞いたりすることを楽しんでいる。子ども同士のやり取りを見守り、自分の思いが相手に伝わる楽しさや、嬉しさを共感していけるようにして、必要な場面では仲立ちや言葉の補足をしていく。

表現

節分に向けて、鬼の帽子や豆入れを作る。帽子作りでは、新聞紙を重ねて箱を折り、手でちぎった画用紙で張り子にする。画用紙・工作紙・花紙・毛糸など様々な素材を用意して、自由な発想で顔のパーツを貼り付ける。子どもたちの発想や試してみようとする気持ちを引き出していけるよう、援助していく。…