4歳あさがお組2023年度1月のまとめ

健康

感染症が多い時期ではあったが、鼻水や軽い咳が出る以外は体調を崩すことなく元気に過ごしている。健康を意識するようになると、食べ物の栄養にも関心をもつようになる。給食の献立表を見ながら、それぞれの食材の栄養を確認し、「風邪をひかないように野菜を食べる」「速く走れるようにお肉や魚を食べる」と、苦手な食べ物も食べようとする姿がある。食べる楽しさと大切さを感じられるよう援助していく。
朝夕は寒さを感じるようになるが、戸外でも上着を着ずに遊んでいる。これから寒さが強まっていくが、身体の温まりを感じられるような運動遊びを積極的に取り入れ、保育者も一緒に楽しんでいく。

人間関係

年明けから「もうすぐ保育園で一番大きいお兄さん・お姉さんになるんだ」という思いが強くなり、乳児クラスの手伝いや世話を意欲的に行っている。時には思うように対応できなかったり言葉が通じない難しさを感じたりして戸惑う様子もあるが、保育者や友達が関わる様子を見て相手の思いを汲み取ろうとしている。4歳児らしい優しさや思いやりを大切に育み、進級への期待に繫げていく。

環境

こま回しや羽根つき、竹馬などの伝統遊びに興味をもって取り組んでいる。難しさはあるものの、友達同士で教え合ったり試行錯誤したりして、できるようになる喜びを感じている。遊びから、日本の伝統文化を知り、関心をもつことができるよう関わっていく。

言葉

当番活動やクラスでの話し合いなどで、友達の前で自分の考えや思いを発表したり友達の気持ちを聞いたりする場面が増えてきている。恥ずかしがりながらも自分の思いを主張し、周囲から認められた時には喜びを感じている。中には、自己の主張をし終えると満足して、他者の言葉を聞くことが苦手な児もいるので、思いの発信と受信がバランスよくできるよう関わっていく。

表現

鬼のお面や豆入れ作りでは、材料や道具、作り方をそれぞれ自由に考える。初めのうちは用意されているものから材料を選ぶ児が多かったが、制作が進んでいくと自分のイメージに合った材料を保育者に要求するようになる。イメージを形にする楽しさや達成感を十分に味わえるよう、材料や素材を豊かに用意しておく。

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