4歳あさがお組保育日誌バックナンバー

4歳あさがお組2023年度8月の保育日誌

8月1日(火)晴れ後雷雨 細矢
短い時間だが、園庭に出て水に親しみ、水遊びを行う。猛暑の為、外遊びができなかったので、園庭に出るのを喜び、身支度も、自分たちで行う。園庭では、水や土、その他の動植物にも目を向け、友だちと発見したりして楽しむ。すぐに着替えて行おうとする様子に成長を感じる。園庭になかなか出る事が出来なかったので、水遊びだけでなく、外の自然に触れるのを楽しんでいる感じがした。欠席していた児が登園してきたので、友だち同士のやり取りが増え、楽しんでいる様子が見られた。

8月7日(月)晴れ時々曇り 萩原
ムーブメントの形板を出すと、形や色を皆で確認してからそれぞれで遊びはじめる。色を揃えて1列に並べる児、模様のように並べてみる児から、水泳の飛び込み台をイメージして、高く積んで水泳ごっこをする児と、それぞれのイメージで遊びを展開していく。ある程度、個での遊びに取り組んだ後、形板を島に見立てて島渡りゲームをしてみる。友達の遊びや気付きをきっかけに自分のイメージをつくっていく児や、友達とイメージを共有して遊びを広げていく児と、それぞれ4歳児らしい姿が見受けられる。また、ムーブメントは勝敗をつけない遊びでもあるので、これから経験を積んでいくなかで、友達とアイディアや気付きを認め合ったり褒め合ったりして、仲間意識が高まっていくことを期待する。

8月17日(木)晴れ 細矢
数人が集まって相談して遊びが始まる。担任と一緒に、以前から進めていた劇ごっこに取り組む。自分がやりたい役の動き方や台詞をメンバーが集まって相談している。時に、イメージがぶつかりトラブルになることもあったが、何とかお話の最後まで終える。最後まで出来たことに、皆で喜びあった。個で遊んでいたことが、数人の集団になり、又、クラス全体の動きにも気付き、自分から主体的に参加する姿が出てきた。友だちの動きを見ていたり、自分ができる事を考えている様子の児もいて、その子なりの表現の仕方や友だちとのつながり、活動への接続が出来ていけるように、今後も支えていきたい。

8月24日(木)晴れ 細矢
ひまわり組と一緒に盆踊りの練習をする。年長組が太鼓の練習の音が聞こえると、その様子を覗きに行き、「年長さん、太鼓してたよ~」と他児に伝え合って、憧れを持ってその姿を見る様子が見られる。年長組と合同になると、盆踊りの曲が鳴ると、自然に身体が動き出し、楽しみながら踊る姿が見られた。日野まつりに向けて、年長組が活動をしている姿を多く見るようになってきた。子どもたち自身も、周囲の様子に気付き、自然と意識が向いているように思う。自分たちが出来ることを自信を持って表現する姿もある中で、年長児の姿は良い刺激を生んでいるように思う。子どもたち自身がやってみようという思いを大切にしていきたい。…

4歳あさがお組2023年度6月の保育日誌

6月14日(月) 曇り・髙島
5歳児が発掘ごっこで遊んでいる姿を見て、「先生一緒に掘ろう」と並んで埋まっている石を掘る。5歳児が三角コーンを並べ、工事現場に見立てると、三角コーンを用意し真似する。大きな石を見つけると夢中になって掘る。年上児の遊びを見て、真似して遊びを展開する姿が見られた。やってみたい、やってみようという気持ちを大切にじっくりと遊ぶ時間を大切にしたい。ルールのある遊びや友だちと相談したりして遊びを進めていけるように見守り、必要な時は助言をしていくようにする。

6月16日(木) 晴れ・細矢
園庭で泥遊びを行う。活動を行うことを伝えると喜び、身支度の準備を整えていく。年少時では、難しかった衣服を畳むことも、自分なりに畳んで、確認している。園庭にある大きな水溜りに、大きな歓声が上がり、勢いよく飛び跳ねる児もいれば、汚れることを懸念して、躊躇する児もいる。シャベルで道をつくったり、山や団子を友だちと作ったりして、泥の感触を楽しむ。泥に関わっていく様子は、一人ひとり様子は様々である。ダイナミックな動きだけでなく、よりじっくり自然物に触れ合う体験を大切にしていきたい。

6月20日(火) 曇り・髙島
英語で遊ぼうが行われる。講師がカードや音楽の準備をすると、講師の周りに集まり、期待を持って参加をする。動物や果物のカードゲームでは、絵が見えると自信を持って単語を伝え講師とハイタッチを楽しみ、喜ぶ。英語に興味を持つ児と、難しく感じる児の差が大きく保育者が一緒に楽しく参加することが難しい面がある。英語のリズム遊びでは、楽しい気持ちが高揚し動きが大きくなってしまうので、様子を見守りたい。

6月26日(月)曇り・細矢
室内で制作遊びをする。色々な形や大きさの物ををそれぞれが選んでいる。自分が綺麗な物、面白い形のものを見つけると、保育者や友だちに見せ合ってイメージを語る様子がある。制作活動の進め方において、個々の育ちや興味関心に応じて進めているが、全体的に制作活動が好きな児が多く、友だちと一緒に進めようとする姿も出てきた。得意な児が友だちがに教えて手伝ってあげることで、より関わりも深まるように感じられる。それぞれが得意な事、好きな事を発揮できるように、働きかけていきたい。…

4歳あさがお組2023年度5月の保育日誌

5月1日(月) 曇り時々晴れ・髙島
園庭で円形ドッジボールをする。ボールを取れない児や、ボールに当たってしまった児等で、涙を見せる様子の児もいたが、繰り返し参加して伸び伸びと身体を動かす。繰り返し遊ぶことで、ルールが共通に認識され、友だちと確認しあいながら遊びを自分たちで進めている。保育者も一緒に楽しむ事で、より興味を持って参加する姿があった。涙を見せる児や不安な表情を見せる児、ルールの理解が難しい児には、多く声を掛け、自信を持って参加できるように心がける。ルールのある遊びを楽しむことの経験を積み重ねていき、友だちとの関わりを深めていけるように今後も活動を工夫していく。

5月11日(木) 晴れ・細矢
野菜(パプリカ)の苗を皆で植える。昨日、植えることや苗を紹介していたので、楽しみに活動に取り組む。保育者が植え方や育て方を伝えていくと、真剣な表情で話を聞く。皆で大切に育てていくことを確認しつつ、順番に土を掘ったり、水をかけたりして作業を進める。作業を進めながら、大きくたくさんの実がなること想像して期待を膨らませている様子が見られた。植物や生き物をよく観察する姿が出てきた。細かい部分にも良く気づき、保育者や友だちと見合い確認しあう姿がある。実際に手で触れたり、見たり、匂いをかいだりする生の体験を今後も大切にしたい。

5月15日(月) 雨・細矢
朝から雨が降っており、室内で過ごす。折り紙をする児、文字盤を見ながら友だちと相談して手紙を書く児、粘土でパンやピザ、ケーキを作る児等、思い思いに自分の好きな遊びを見つけて、落ち着いて過ごす。自分の遊びのイメージを相手に伝えて、やり取りする姿があり、友だちのしていることにも関心を持ちながら遊ぶ。遊びが途切れることなく、落ち着いて過ごす。雨の日の過ごし方については、安全に過ごせるように事前に、皆で確認しあっている。子どもたち自身が意識して動き方や遊び方を考えて過ごせるようになる。

5月26日(金)晴れ・細矢
子どもたちから「先生、大縄跳びしたい!」と言う。園庭の端に縄を結び、保育者が縄を動かす。すでに跳べる児がいて、その姿を見て「○○ちゃんすごいね!」と友だちの姿をじっと見つめる。保育者が、跳び方のコツや動きを伝えると、それを意識して動こうとしている。子どもたちが自分で考えて遊びや遊びの場を作り、遊びを進めようとする姿が出てきた。子どもたち自身が試行錯誤を繰り返し、遊びの体験を通して、友だちとやり取りの経験を積んでいけることを、今の大きなねらいとして、安全に注意しながら見守っていきたい。…

4歳あさがお組2023年度4月の保育日誌

4月4日(水) 晴れ・細矢

進級を祝う会が行われる。あさがお組になったことを喜び、「あさがお組さん~」と呼びかけられると、元気に返事をして応える。少し緊張する様子の児も見られるが、他学年の前でも、自分の名前をはっきりと言うことができ、やり取りしてその場を楽しもうとする姿が見られ、他学年と一緒にいる喜びも感じているようだ。会で貰ったメダルを大事そうに首にかけ、友だちと見せ合いながら喜び合う姿が印象的だった。子どもたちが「あさがお組になったんだから…」と、自分で意識して、生活の身支度を整える姿に成長が感じられる。子どもたち一人ひとりの意欲的な思いを受け取り、日々の生活を積み重ねていきたい。

4月13日(木) 晴れ・細矢

園庭のログハウスで、女児数人が集まりお家ごっこをする。始めは2人で行っていたのが、次第に人数が集まり、4~5人になりやり取りする。お互いのイメージがあり、言葉で伝えているが、人数が多くなるとイメージにズレが生じてくる。保育者が間に入りながらやり取りを整理すると、納得した様子で又ごっこを始める。男児は自然物や生き物に夢中である。草花の根元を根気よく見続け、ダンゴムシを探している。大きいもの、小さいものを見つけ、色や動きに関心を示し、友だちに見せている。友だちと一緒に遊びを経験する中で、言葉でやり取りすること、じっくり観察すること等で一つの遊びが継続して行われている姿が見られる。男児と女児で遊びや関心事の違いも見られるのも興味深いと感じる。

4月20日(木)晴れ・細矢

自然物への関心が高まり、ダンゴムシ、アリ、草花等をじっくり観察している児が多く見られる。園庭のどこに何がいるが、どんな草花が生えているかを考えて、自分の興味のある物を選んで関わっている。一つの物をじっくり眺める児もいれば、小さな実をたくさん集める児もいて、それぞれの興味関心の持ち方を個性が表れている。自分だけでなく、友だちにも自分の物を見せたり、話したりする中で、その物により関心や愛着がわいているようである。「それ、大きいね!」「「○○君にあげる」「それ、どこにいたの?」とやり取りしあっている。実際に自分が見つけ、手に触れて経験した実感を大切にしながら、周囲の身近な自然環境や生き物への親しみと感性が育まれるように援助していきたい。

4月26日(水)雨・細矢

朝から雨が降っており、室内で過ごす。多くの児が年長児のひまわり組の部屋で遊ぶ。年長児と一緒に遊具で遊ぶ児もいれば、年長児がしているのを真似て自分なりに取り組んでいる児もいる。年長児も自分たちの遊具である事から、声をかけながら、遊び方や片付け方を伝えてくれている。年長児の子どもたちが声をかけてくれることで、自然と社会的なルールやマナー、振る舞い方も学んでいるようで、大切な経験であると感じる。色々な児との関わりは、自分とは違う考え方にも触れる良い経験なので、皆で過ごす機会も大切にしていきたい。

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4歳あさがお組2022年度3月の保育日誌

3月6日(木) 晴れ  中野

園庭では、氷鬼やドッジボール、ままごとなどで遊ぶ。氷鬼で「鬼になりたくない」と言う子がいるが、友達に「そういうゲームだからね」と教えられる場面がある。ドッジボールでは、ボールに当たって外野へ行くのを渋っていた子が友達から「当てたらまた中に入れるよ」と声を掛けられ、ゲームを続行する様子が見られる。ルールと分かっていながらも気持ちの整理がつかない子もいるが、周囲の子が励まそうとする姿があり、友達同士助け合うことが増えたように感じる。様子を温かく見守り、優しく接する姿を周囲の子にも分かるように褒めて自信に繫げたり、他の子への刺激になるようにしたりする。遊びの経験を重ね、自信を持って進級できるようにしていく。

 

3月17日(金) 曇り  中野

あさがお組が主催してお別れ会が行われる。年長児のために少しずつ準備を重ねてきたので、今日を楽しみに登園してくる。自分と同じ席の子のランチョンマットを丁寧に並べたり、招く側として3歳・5歳児を誘導したり、それぞれの役割に責任を持って挑もうとする気持ちが伝わってくる。園庭では玉入れ・ボール運びゲームを楽しんだ後、室内で3クラス合同で給食を食べる。幼児合同で遊ぶ楽しさを存分に味わい、会終了後は達成感を感じる子が多く、「もっとひまわりさんと遊びたい」「もっとお別れ会をしたい」と口にする。お別れ会へ期待を膨らませて当日を迎えることが出来た。全員が自分の役割を果たそうとする姿に成長を感じると共に、これから年長児になろうとする意気込みも感じる。ゲームも大いに楽しみ、笑顔が多く見られ、温かな雰囲気の中で会を進めることが出来て、子どもたちも満足することができたようだ。「祝ってあげたい」という思いを皆で実現することが出来て、良い経験となった。

 

3月22日(水) 晴れ  中野

さくら組と一緒に散歩に行く。手繋ぎで歩く時はリードする場面もあり、年長児としてのどう接すればいいか考えようとする姿が見られる。公園では斜面の山を上り下りして遊んだり、氷鬼をしたりして楽しむ。自分の力量を考えながらどこの斜面に挑戦しようか考えている。遊具側に移動して好きな遊びを楽しむ。自分の技量に挑戦するボルダリングに人気が集中する。斜面を苦手とする子も、自分の力で最後までしようとする。危険が伴うので、十分な見守りや遊び場の厳選を行いながらも、挑戦する気持ちを応援して楽しめるように配慮する。20度を超える天候なので、十分な水分補給と休息の時間を持つようにし、家庭にも薄手の衣服の用意を呼び掛ける。

 

3月27日(月) 晴れ  中野

本日からひまわり組保育室での生活が始まる。普段から行き来していたので、落ち着いてはいるが、物の配置などで混乱する場面がある。好きな遊びにじっくり取り組む姿が見られ、楽しんでいる。ひまわり組へのメッセージカード作りは女児が積極的に参加する。男児は部屋遊びを満足するまで楽しんだ子から少しずつ参加する。給食はスペースが広くなったことで配膳に余裕があり、ゆったりとした雰囲気の中で友達と一緒に食事を楽しんでいる。普段からひまわり組の玩具を借りているので、部屋を移動して好きな時に自由に取り組める喜びを感じる。「~していい?」と一つ一つ確認する子もいるが、大まかな約束事を皆で決めて自分が好きな事に十分取り組めるように配慮する。まだ、動線に慣れていないので活動は余裕を持って行うようにして、安心して新しい生活に慣れていけるようにしていく。…

4歳あさがお組2022年度2月の保育日誌

2月3日(金) 曇り  中野

朝から鬼が怖いと訴える子がいるが、年長児が鬼の衣装を身につけるのを見て、「面白そう」と安心する姿がある。簡単に節分の由来を話し、園庭へ移動する。年長児の鬼に元気に豆をまき、笑顔が見られる。職員の鬼の登場で、泣いて担任の後ろに隠れる子もいるが、果敢に鬼に挑む子の姿も目立ち、季節の行事を大いに楽しむ。あまり怖がらせないように配慮しながら行事に参加する。参加前に年長児の衣装を着ている様子を目にすることで、安心できたかと思う。年長児が深追いせずにいてくれたことで、笑顔を見せて、楽しむことができた。職員の鬼に恐怖を感じる子もいるので、全員が安心して季節の行事を楽しめるように開催方法を考えていく。

 

2月14日(火) 曇り  中野

気温が低く、寒さを訴える子がいる。休み明けの子もいるので、外遊びは控えめにして室内でゆったり過ごし、個々に合わせて体調面に十分配慮する。入室後はお別れ会の話し合いをする。お別れ会の話し合いでは、「早くプレゼントを作りたい」「ひまわり組さんをエスコートしてみたい」と意欲を見せる子が多く、準備に取り掛かることを楽しみにしている。去年の会のことを覚えている子も多く、今度は自分たちが準備すると意気込む様子があるので、子どもたちと楽しみながら準備をすすめて、年長児への感謝の気持ちを膨らませ、温めていく。

 

2月21日(火) 晴れ  中野

今回2回目となる講師の先生と英語で遊ぼうが行われる。色と動物の名前を中心に教えてもらい遊ぶ。絵カードを裏返して隠れている色を当てるゲームを行うと、目を隠した指の隙間から見て含み笑いをする姿が見られたり、積極的に大きな声で復唱したりする姿が目立ち、英語に触れて楽しんで過ごす。

講師との相性が良く、英語のやりとりを楽しむことができた。気持ちが高揚してくると、最後まで話を聞くことが難しい子もいるので、そっと声をかけたり、一緒に復唱したりして英語を楽しめる雰囲気を作っていく。

 

2月27日(月) 晴れ  中野

港南台北公園に散歩に出かける。やや距離のある公園だが、友達との会話を楽しみ、テンポよく歩く。途中、転倒した子の手当ての様子を見て、「大丈夫?」と声を掛け、頭をなでてあげる姿が見られる。公園では固定遊具で遊ぶ。保育者に見守られてうんていに挑戦する女児や、クラウチングスタートでかけっこを楽しむ男児がいる。広場に移動して皆でかけっこをして体をたっぷり動かして遊びを楽しむ。体力がつき、たっぷり体を動かしても、帰りの足取りはしっかりしている。まだ歩けると意気込む姿も見られ、もう少し距離のある公園にも挑戦してみたいと感じる。新しいことに挑戦しようとする子には、傍で見守りながらがんばろうとする姿を応援していく。温かく、上着のいらないよう気も増えるので、身軽に体を動かして遊ぶ楽しさを感じていけるようにしたい。…

4歳あさがお組2022年度1月の保育日誌

1月12日(木) 晴れ 中野

子ども新年会に参加する。幼児クラスで干支の由来をパネルシアターで紹介してもらったり、獅子舞の踊りを見たりする。会の開始前から「獅子舞が怖い」と訴える子がいたので、保育者の傍で過ごすが一人が泣き出すと、つられて他の子も泣き始める。正月遊びで自由に遊ぶ頃には落ち着き、園庭・室内を自由に行き来して、福笑いやコマ・羽根つきなど伝統的な遊びに触れる。獅子舞の登場に半数近くの子に動揺があり驚いていたので、保育者が獅子舞を被る時は、子どもの目の前で被る・希望者だけ前に出て獅子舞に頭を噛んでもらうなどした方が、必要以上に子どもを怖がらせないのではないかと感じる。遊びでは伝統的な遊びに触れることができてよかった。福笑いなど保育室に用意して、正月の余韻を楽しんでいく。

 

1月19日(木) 曇り  中野

バス通りを歩き日野中央公園に向かう。途中、「こっちを曲がったらお寿司屋さん」「まっすぐ行ったらぼくのお家」と地域の地理を子どもなりに理解して楽しそうに会話が広がる。公園ではアスレチックで遊び、池を見に行ったり、かけっこをしたりして身体を動かして遊ぶ。昨年よりも格段に子どもの運動能力が上がったのを感じる。以前は保育者の介助を求める子も、今は自分の技量を自分で判断しながら高さを調整して遊ぶことができるようになる。心も身体も成長していく子どもの姿をさらに後押しできるように声掛けや活動内容を工夫していく。

 

1月23日(月) 曇り  中野

おうちの人に見てもらおうと、全員で絵馬・獅子舞を画用紙で貼る。友だちの作品を見て「じょうず」「かわいい」等言い合い楽しんでいる。その後希望する子は節分制作の続きに取り組む。張り子が終わった子は、毛糸の髪を付けたり厚紙で角を付けたりする。制作は仕上がりに近づく子が増えると共に意欲の高まりを感じる。少しの隙間時間でもやりたいと望む子もいるので、材料を豊富に準備して最後まで楽しめるようにしていく。張り子は根気のいる作業なので、その子に合わせて少しずつ進めていき、行事を楽しみにする気持ちを高めていく。

 

1月30日(月) 晴れ  中野

ドッジボールで遊ぶが、ルールがよく分かっていないので、ひまわり組の有志の子と一緒に行う。ゲームを進めるごとに遊び方を理解して、積極的にボールを受けたり投げたりする。ボールが当たるとふてくされたり、泣きだしたりする子もいるが、時間を空けると再度遊びに加わり楽しんでいる。女児を中心にしてゲーム性のある集団遊びを楽しめるようになる。年長児が優しく教えてくれることで安心感を持って遊ぶことができた。年長児と遊びを共有して、年下の子との関わり方を学び、進級に向けて更に経験を増やしていく。集団遊びに参加せず、個別で遊んでいることが多い子も、様子を見て遊びに誘い、様々な遊びに触れる経験を増やしていきたいと思う。…

4歳あさがお組2022年度12月の保育日誌

12月2日(金) 曇り  中野

リース作りの仕上げを行う。以前公園で拾ったドングリとポンポンをボンドで土台の紙皿に貼りつける。ドングリを寝かせたり立たせて張り付けたり、それぞれの工夫が見られ楽しんでいる。個々に合わせて少しずつ進めてきたので、最後の仕上げを丁寧にしようと全員が集中して進めることができた。行事を楽しみに心待ちにする気持ちを大切にしていきたい。その後、劇ごっこを行う。台詞を忘れることはあるが、表現しようと身体を大きく動かし、友達との掛け合いを楽しむ余裕を感じる。自分の役割を分かり、意欲的に行うことができるようになる。歌の歌詞がうろ覚えな部分があるので、保育者も一緒に歌って余裕を持って覚えられるようにしていく。

 

12月15日(木) 晴れ  中野

看護師による手洗い指導を行う。普段親しんでいる紙芝居だが、看護師に読んでもらう新鮮さもあり、興味を持って観る。手のひらにスタンプを押してもらって手洗いの実践をする。一度でインクが落ちる子もいれば、複数回行わないと落ちない子もいて、手洗いには時間がかかることを実感する。実践することで、印象強く心に残った経験のようだ。知ったことを家庭の人にも教えてあげてねと呼びかけると、「任せて」と言い、家庭と一緒に健康について考える機会となったように思う。その後、印象画を描く。お楽しみ会で思い出に残ったことを友達と会話しながら楽しそうに描く。会話を通して、丁寧に思いを引き出して描く楽しさを感じられうようにしていく。使った衣装や小道具などを室内に置き、ごっこ遊びに使えるようにして、会の余韻を楽しんでいく。

 

12月19日(月) 晴れ  中野

深夜からの冷え込みが厳しく、今年初めて園庭に氷が張る。園庭の日陰の地面が固くなり、日向との違いに気付く子がいる。「凍っている」と気付いた子が声を上げ、ブルーシート上の水たまりが凍り、手に取ってごっこ遊びなどに利用する。氷が少しでも凍らないように上から風呂マットを被せて「冷蔵庫」とする子がいたり、冷たさを我慢しながら触れ、氷を透かして見ると輝いて見えることや歪んで見えることに気付き、冬の不思議に触れて楽しんだりする。子どもたちの感じる、「何故」という疑問を大切にし、絵本やタブレットで冬の自然について調べて、分かったことや発見したことを皆で共有して知識を広げる面白さを感じていけるようにする。

 

12月23日(金) 晴れ  中野

四ッ切公園に散歩に行く。久しぶりの散歩だが、子どもたちの足取りが軽く早めに公園に着く。道中、富士山に雲がかかり、「白い帽子を被ってるみたい」「富士山は白組さんだね」と会話を楽しみ歩く。公園では他園も利用していたが、順番を譲り合ったり、スプリング遊具を一緒にしたりして交流を楽しんでいる。ボルダリングの遊具では、友達がロープを使わなくても登れる姿に刺激を受けて、挑戦しようとしている。解放感を感じ、のびのびと楽しむ事ができた。周囲の景色の移ろいや、富士山の変化に気付き、友達の発想に共感する姿に心の育ちを感じる。公園でも、友達の頑張りを応援したり、友達の遊びを真似したり、友だちとの関わりを楽しむ子ともできた。寒い日が続くが、たくさん歩き遠方への散歩を楽しみ、強い体つくりを目指していきたい。…

4歳あさがお組2022年度11月の保育日誌

11月2日(水) 晴れ  中野

野菜を持って元気に登園し、移動動物園に参加する。牧場の方から説明と約束事を伝えられると真剣な表情で話を聞いている。テラスから乳児が動物と触れ合う様子を見ながら、どの動物のところに行こうか友達と相談する姿が見られる。ポニーを嫌がっている子も乗ってみると笑顔を見せ、どの子も自由に園庭を周り、動物との触れ合いを存分に楽しんでいる。終了するのが名残惜しく、来年また動物に会えるのを楽しみにする。初めてのことに抵抗を見せる子もいるが、保育者も一緒に楽しみながら誘うことで、優しく触れ、和やかに楽しむことができた。時間も丁度良く、今回来ていた動物すべてとゆっくり触れ合いを楽しめた。早めに準備して園庭に移動できたので、その後も時間を有効に使えてよかった。これをよい機会にして生き物への興味に繫げていく。

 

11月10日(木) 晴れ  中野

入室後、主任がピアノを弾いてくれたので、「小さな世界」の曲に合わせてタンバリン・カスタネット・鈴でリズム遊びをする。音楽遊びに抵抗のある子もいるが、慣れてきて見通しを持てるようになると参加の意欲を持ち始める。参加しなくても同じ空間にいながら、友達の様子を見て、少しずつ雰囲気に慣れるようにしていきたいと思う。身体の動きに合わせて楽器に触れるなどして、リズム遊びを取り入れていく。その後、さくら組のお友達が最終登園日なので、お別れの手紙を書こうとの話になる。文字でメッセージを書いたり、絵を描いたりしてプレゼントしようと協力して準備を楽しんでいる。子どもたちの「してあげたい気持ち」を大切にし、保育者も一緒に手紙作りをして、皆で送り出す温かな気持ちを援助し、育んでいく。

 

11月16日(水) 晴れ  中野

前日に、朝の歯磨きを呼び掛けていたので、「歯磨きしてきた」と歯科健診への意欲を見せている。以前の健診で受診前後に挨拶したことを覚えていて、照れながらも医師に挨拶をし、待機中も落ち着いて過ごしている。恐怖から声を出す子もいるが、泣かずに保育者に寄り添われて受診する。健診後は園庭で遊び、紙飛行機を作って飛ばしたり、友達と追いかけっこをして楽しんだりする。歯科健診を機に歯の健康の話に触れてみる。前歯が抜けた子もいるので、それも併せて伝えると、兄姉がいる子は意欲的に話し始めて話が膨らむ。朝の歯磨き習慣がない子もいるようなので、改めて歯磨きの大切さを伝えて、自分から磨こうとする気持ちを育てていきたいと思う。

 

11月21日(月) 雨  中野

女児は衣装を身に付けてごっこ遊びをしたり、劇遊びの帽子を被ってなりきり遊びをしたりする。全体で劇の配役について話をする。何回か色々な役を演じて遊んだので、イメージが膨らみ、「この役がやりたい」と自分の意志をはっきりと伝える。役が決まった後で、劇で使用する岩を絵の具で塗って作成する。物語の絵本をみながら、「ドロップのような岩」を筆やローラーで表現し、使用する色も自分たちで決めて楽しんでいる。劇遊びをしたり、役の衣装や帽子などを身に着けることで、役に対してのイメージがより膨らんだように思う。中には着てみたい衣装で役を決める子もいる。演じる事ばかりが目的にならないように、背景・大道具・衣装など、自分達で作って用意することで、物語の世界観を感じて愛着が持てるようにしていき、皆で協力し合い、最後まで丁寧に劇遊びを楽しめるように援助していく。…

4歳あさがお組2022年度10月の保育日誌

10月11日(火) 晴れ  中野

先週土曜日の運動会が雨の為延期となり、本日の開催となる。子どもたちは「今日が運動会」と意気揚々と登園し、友達や先生たちがいつも一緒にいるからねと勇気づけられると笑顔を見せて頑張ろうとする。保護者が不参加の子は不安げな表情が見られたり、苦手がある子は保育者に付き添われたりしながらの参加となる。周囲の応援に勇気づけられて意欲的に望む子も多く、それぞれの頑張りが見られる。運動会に消極的になりやすい子は、いつでも傍にいて助けてあげられることや保育者と一緒に参加できる事を伝えて、安心感が持てるようにする。運動会後は頑張った姿を褒めて、みんなで認め合えるようにする。暫くは他のクラスとも運動会ごっこを楽しみ、余韻を楽しんでいく。

 

10月14日(金) 雨  中野

運動会の思い出を皆で話して、会話を楽しむ。かけっこやダンス、障害物競走などの出し物以外の万国旗や金メダルなどもあったことを会話の中で思い出す子もいる。運動会の当日は気持ちの落ち込みがあった子も印象に残っていることを積極的に描いている。印象画はクレヨンで描いてから絵の具を使用する。絵の具の経験は薄いが、使ってみて塗り方を考えて慎重に進めたり、ダイナミックに塗って、クレヨンをはじく様子を楽しんでいる。会話の糸口をヒントにして何を描くか決める子もいる。描画を苦手とする子も、少しの声掛けの援助で描くのを楽しんでいるので、イメージを膨らませてから描き始める大切さを改めて感じる。今回は絵の具の不慣れさを考慮して、始めにクレヨンを使ったが、両方を同時に用意して自分で画材を自由に選んで描画を楽しめるようにしていく。

 

10月25日(火) 曇り  中野

古い土をザルでふるって土づくりをする。園芸用の大きなザルで力強く土をふるっている。「きれいな土ができた」「サラサラだ」と出来た砂を触って感触を楽しむ姿が見られる。夏野菜購入時にお店の人からもらった小松菜の種を植える。古い土の中から出てきた小さな球根があったので、別のプランターで植えてみようという話になる。小松菜の芽が出るか、どんな花が咲くのか楽しみにしている。球根が土から出てきたことや小松菜の種が思ったよりも小さかったことになど様々な発見があり、充実したものとなった。子どもの発見や不思議と思ったことに丁寧に関わり、やってみようとする姿を認め、その時に必要な道具などを用意していく。世話を通して気付いたことや感じたことを発表する場を設けたり、栄養に興味が持てるように絵本や栄養表を活用したりして、食への興味と繋げていく。

 

10月28日(金) 曇り  中野

落ち着いて避難滑り台を使って避難訓練に参加する。滑り台下で数名集まったら職員と一緒に園庭に移動する。西公園まで避難するが終始落ち着いた様子を見せて話を聞いている。訓練後はさくら組と公園内の落ち葉やドングリなどを探し、散策を楽しむ。遊具でも交流を楽しみながら遊んで過ごす。事前に避難滑り台を滑っていたことで、不安なく安全に訓練に参加することができ、事前準備の大切さを感じる。散歩では秋の自然に沢山触れて、季節の移ろいを感じることが出来たと思う。拾い集めたドングリ等は今後の制作で使用したいと思う。スプリング遊具ではさくら組の子に順番を譲ってあげたり、力の加減をしてあげたりなどの配慮も見られ、異年齢児との交流の楽しさを感じられる。散歩以外にも機会を見つけて一緒に遊びを楽しんでいく。…