4歳あさがお組2023年度1月の保育日誌

1月5日(金) 晴れ 萩原
年明けの登園で、友達と久しぶりに会えたことを喜び、積極的に遊びに誘い入れている。園庭では、A児と保育者が相撲をしいているのを見て、6名での相撲ごっこが始まる。B児がテレビで観た相撲を思い出し、土俵を描いたり、軍配代わりのしゃもじを持って行司役をしたりすることで一緒に遊んでいる児にもイメージが広がっていき、楽しさが共有されていく。少し前までは、身体を押し合って『相撲ごっこ』としていたものが、B児から発信されたイメージの共有によって遊びが深まり楽しさも増していく。他者とイメージを共有し、それを一緒に体現する楽しさを存分に楽しめるよう必要な援助をしていきたい。また、来週以降羽根つきやこま回し、凧揚げにも取り組み、伝統遊びを十分に楽しんでいきたい。

1月17日(水) 晴れ 萩原
3~4名の児が花壇の縁を平均台のようにして遊んでいたのをきっかけに、ドーンジャンケンが始まる。前の児のジャンケンの勝敗が決まるまで待ちきれず、飛び出してしまう場面があったが、徐々にルールを理解していき、皆で楽しめるようになる。円形ドッジボールでは、徐々にルールを難しくしていく。当てられる悔しさよりもゲームの楽しさを感じて取り組んでいる様子がうかがえる。ルールのある遊び、集団遊びが活発になってきており、新しいゲーム遊びにも興味をもち積極的に参加する。ドーンジャンケンでは、簡単なゲームながらもチーム替えを繰り返しながら長い時間楽しむことができた。これから、子どもたちのアイディアが加わってさらにゲームに楽しさが増すことを期待しつつ、新しいゲーム遊びも積極的に取り入れていきたい。

1月22日(月) 曇り 萩原
5歳児と一緒に散歩に出かける。公園までの道のりでは、5歳児と会話を楽しみ、ミカンや柚、レモンなどの果実やそれを食べるリスを見て気付いたことを知らせ合っている。公園では長い階段の駆け上がりをした後、広場周囲の斜面で遊ぶ。大小さまざまな木の間を走り抜けて鬼ごっこをしたり、『冒険ごっこ』としてツツジの生垣のトンネルをくぐったりして楽しんでいる。今日は、自由に身体を動かして遊ぶことをねらいとして、港南台北公園を選ぶ。斜面にはさまざまな木や木の実、切株などがあり身体を巧みに動かして遊んだり、見立て遊びをしたりして楽しんでいる。整備された公園や遊具の広場とは違う、自然ならではの良さを感じられたことと思う。いきいきと遊ぶ子どもたちの表情を見て、自然の中で遊ぶ機会の大切さを改めて感じる。

1月31日(水) 晴れ 萩原
鬼のお面に続き、豆入れを作る。封筒や色画用紙、プラカップ、廃材などを使って各々作り始める。色画用紙を二つ折りにして袋を作って装飾したり、空き箱を複数組み合わせてバッグを作ったりしている。持ち手を付ける為に穴をあけたいという児には、パンチを提供してみる。見たことはあるが、使ったことはないと話し、穴があく様子を観察しながら使ってみる。お面作りでは、皆準備されている材料だけを使って制作していたが、今回はC児が「リボンが欲しい」と要求したことをきっかけに、次々と新しい材料を求めるようになる。4月から廃材を使った制作が活発だったようだが、その経験も活かされていると感じる。スズランテープの切りにくさなど、素材によっては扱いにくいものもあったが、友達と一緒に考えてみたり試行錯誤してみたりする姿が印象的だった。達成感や満足感を得られるように援助していきたい。

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