4歳あさがお組保育日誌バックナンバー

4歳あさがお組2024年度9月の保育日誌

9月5日(金) 晴れ 岡田
日野まつりで終わりの言葉を練習した後、さくら組と一緒に「ラーメン体操」「かえるのたいそう」「昆虫太極拳」「エビカニクス」を踊る。「新聞島ゲームをしたい」とのリクエストがあったのでそれぞれ新聞紙を取りゲームをするが、ジャンケンのルールがまだ理解が難しい子もいる。「ジャンケンであいこと負けたら新聞紙を1回折ってね」とその都度伝えているようにしているが、自分の出した手を保育者に聞いてくる姿が多く見られる。保育者が何を出しているのか自分たちで確認をしつつ、少しずつジャンケンのルールを理解出来るようにしていきたい。

9月11日(水) 晴れ 中村
氷を使って不思議なことをすると保育者から聞き「なにするんだろうね」と目を輝かせる。食べ物をテーマにし、水性ペンで自由画帳に自分の好きな食べ物を描いていく。ある程度描けたところで各テーブルに氷が入った皿を用意し、自分が描いた絵の上に氷を滑らせ色が滲んでいく様子を楽しむ。線から色を伸ばして色塗りをする子や複数色で描き色の混ざりを観察する子など、それぞれ楽しみ方を見つけて遊ぶ。月曜日に色水遊びをしていたこともあり、ペンと氷を使うとにじんだ部分が混ざって色が変わることに気付く子もいた。単発でも楽しむことができる遊びではあるが、前後の活動に絡めたり、関連性を持たせたりして子どもたちの気付きを引きだしていけるようにしたい。

9月18日(水) 晴れ 中村
ひまわり組と手を繋いで小学校まで歩き、到着後、二つのグループに分かれてそれぞれ小学生に案内され、ボールを使ったゲームをいくつか用意してくれているエリアと図書室で絵本や紙芝居の読み聞かせをしてくれるエリアをそれぞれ20分くらいで交代して楽しむ。初めは緊張した表情だったが、ゲームで褒められたり、知っている手遊びをしたりして笑顔が見られるようになる。兄弟がいる子は、来たことあると嬉しそうに話したり、帰り際に卒園児が声を掛けてくれたりと交流時以外でも楽しめていた。年長になる前に小学校との交流の機会を得られることはなかなかないので、良い経験になったと思う。

9月27日(金) 雨 中村
ひまわり組に店番のやり方を教わったり、一緒に準備をしたりしてひのまつりの支度をする。頭にねじり鉢巻きを付けると「かっこいいね」と嬉しそうにし気合が入り、練習した時よりも元気な声で呼び込みをしたり、自分で考えた台詞でさくら組に接客をし、景品がなくなると「やったー」と喜ぶ。お面をつけてお客の番になると、「どこにいこうかな…」と嬉しそうに迷う様子もある。当初の開催日よりもかなりの日数が経ってしまったが、子どもたちは楽しみに待ち期待感に目を輝かせて当日を迎える。店番もそれぞれがしっかりとこなし、自分の役割に責任感をもって取り組んでいる様子が伺える。真剣に取り組む店番と思いきり楽しむお客役のメリハリがあった事で一時間近く行っていたが、最後まで集中することができていたので良かった。…

4歳あさがお組2024年度8月の保育日誌

8月1日(木) 晴れ 岡田
「今日の予定は…」と朝の会で話そうとすると「とうもろこしの皮むきをする!」と昨日帰りの会で伝えたことを覚えている。手洗いを済ませ、給食室までとうもろこしを取りに行き、一人2本ずつ受け取ると、色を見て「キュウリみたい」と言う子もいる。皮は柔らかくむきやすいところ、固くて苦戦するところもあったが友達と協力したり、工夫をしたりして剥き「できた!」と嬉しそうに見せる。進級後初めての食育体験だったが、昨年度にもやったことがあったので、子どもたちも戸惑う様子もなく楽しそうだった。今後も様々な食育体験を通して、食べるだけではない食に興味をもてるようにしていく。

8月9日(金) 晴れ 中村
寒天遊びの説明をしながら、何色と何色を混ぜようか、どんなパフェにしようかなど期待感に溢れる会話が聞こえる。おままごとの包丁やスプーンを使いながら、プリンカップやプラコップに盛り付けたり、手で握ったり潰したりして感触を楽しむ。昨年度もやっていた遊びなので、前日に保育者が話をすると楽しみだねと期待感に目を輝かせていた。やったことある遊びでも期間を空けて再度やってみることで、以前とは違う遊び方を見つける様子もあり、成長を感じる場面があり良かった。まだまだ暑さは続くので、室内でも涼しさを感じられるような遊びを提供できるように工夫していく。

8月15日(木) 晴れ 伊藤
2歳児クラスで、「ジャンボリミッキー」「バナナクン体操」「動物体操」をしてから、テラスで一緒に氷遊びをする。4つのタライに赤、青、黄、緑の氷を入れると、嬉しそうに触り「冷たい」「気持ちいいね」と声が出る。透明カップや皿に色を組み合わせて「ジュースが出来たよ」や色が混ざって変化するのを見て「この緑とこの緑違うね」などの気付きが聞こえ、更に混ぜたり、友達と見せ合って楽しむ。お盆で人数が少なかった事もあり、年下児と合同保育になったが、2歳児室に入ると年上児として格好良い所をみせようと張り切って踊ったり、氷遊びやその後の遊びの中でも気に掛ける姿がある。今後も担任同士で協力し、交流の機会を増やしていきたい。

8月26日(月) 晴れ 中村
あさがお組は、ひのまつりで個人製作を飾らない代わりに何か大きなものを作ろうという事になり、祭りをイメージしやすい金魚すくいの場面を作っていく。プチプチやネット、トイレットペーパーの芯や紙コップ、プリンカップに青、水色、黄緑の絵の具をつけて大きな紙にスタンプをして金魚すくいの水を表現する。ある程度スタンプが出来たら使った道具を持って園庭に移動し、水遊びをしながら自分たちで洗って片付けもする。水の部分は筆で塗れば簡単だが折角なので、様々な道具を使ってスタンプをすることで塗り方にランダム性を持たせて表情がでるようにした。また、後片付けも自分たちですることで道具を大切に使う気持ちも育めたらと思う。…

4歳あさがお組2024年度7月の保育日誌

7月5日(金) 晴れ 岡田
七夕集会に参加する。七夕とはどんな話なのかパネルシアターを見ながら保育者の話に耳を傾けていた。お当番には、七夕飾り制作の発表をしてもらい緊張しつつも他のクラスの前で堂々と話すことができた。大きな笹をクラスに飾り、友達同士で「どんなことを書いたのか」七夕飾りを見て「私は紫の船にしたよ」「僕は青」など会話を楽しむ姿がよく見られ、日本の行事に楽しみながら興味を持てたので良かった。

7月10日(水) 晴れのち曇り 中村
水遊びで使う的を保育者が作っている様子を覗いてみたり、一緒に色を塗ったりする。いつも通り友達と水を掛け合ったり、水車で遊ぶほかに、園庭の壁とログハウスに貼られたビニール袋の的にめがけてバケツや水鉄砲で水を掛けて楽しむ。水遊びの幅を広げる為に、ビニール袋にペンで描いた的を作る。保育者が描いていると興味を示し手伝いたいと言う子や的の形のアイデアを言う子がいる。今回は保育者が主導で大きな的を作ったが、次回はトレーなどを使って個人用の的を作ってみたいと思う。

7月17日(水) 曇り 岡田
小学生との二回目の交流がある。小学生が部屋に入ってくると思ったよりも身長が高く「大きいね」と少し緊張している表情が見られたが、一緒に遊んだ「ジャンケン列車」で自ら声を掛けに行ったり積極的に関わる姿も見られた。その後も、自己紹介をしたり好きな動物を伝え合ったりして楽しむことが出来た。緊張で自分からいくことが難しい子には保育者が付き添い、小学生たちの会話の中に入れてもらったりジャンケン列車では一緒にジャンケンができるように声をかけたりする。外部との交流は、良い経験になったと思う。

7月23日(火) 晴れ 中村
全員で忍者道のキュウリを見に行き、葉が枯れてしまっていることや実がなっていることを一緒に確認する。実がなってからかなりの日数が経っていたが、これ以上大きくなる見込みはなかったので観察用にツタなどを回収する。保育者がカッターを使って解体した実の断面を見て、粒々がある事や穴が空いている事を発見したり、枯れていてもまだチクチクしていることや蔓の巻きがすごい事、匂いがスイカに似ていることなどに気付く。以前の給食で食べた事も含め五感を使ってキュウリを観察することができたが、種について少し子どもたちの理解が薄かったので、冬野菜の栽培時には種で挑戦してみてもよいかもしれない。…

4歳あさがお組2024年度6月の保育日誌

6月5日(水) 晴れ 岡田
前日に散歩に行くことを知らせていたので「今日お散歩行くよね?」と期待感に目を輝かせる子やひまわり組に「一緒に手繋ごう?」と自ら声を掛けている子など、楽しみにしているのが伝わってくる。公園では大型固定遊具で思いきり体を動かして遊び、帰り道では「お腹空いた~」と友達と言い合う姿もあるが、最後まで頑張って歩行する。散歩を喜んでいるが、横断歩道を渡る時など周りを見ていない子が多いので、交通安全や信号などに意識をもてるように声かけをしていく。

6月13日(木) 曇り 中村
ちゅーりっぷ組と交流をする。大きな声を出さない事など遊ぶときの約束を皆で確認し、4人ずつ約20分程0歳児保育室に遊びに行く。初めは表情も動きもぎこちなかったが、だっこや触れ合いをしていくと緊張もほぐれ楽しむ様子が見られる。以前、園庭で少し一緒に過ごす時間があったときに、もっと一緒に遊びたいと言ったことから、交流の機会を作ることができた。バギーに乗っている姿を見ることはあったが、実際に一緒に遊ぶことはほとんどなかったので、良い機会と経験になったと思う。

6月18日(火) 雨 岡田
廃材を選んだり、新しいマスキングテープを使ったりして考えたものを作っていく。ハサミの使い方にも少しずつ慣れてきて「こう持つんだよね?」と保育者に確認しながら上手に切っていく。マスキングテープが上手く切れずに苦戦している姿も見られたが、「やってあげるよ」と子ども同士で助け合う姿もある。今回新しくマスキングテープという素材を用意し、子どもたちが自由に使えるようにしていたが、切り方が難しいようで引っ張って切ろうとする子が何人も見られる。指先の使い方が難しいようなので、手を添えたりしながら丁寧に伝えていく。

6月25日(火) 曇り 中村
金曜日が雨で延期になっていたじゃがいもほりへ行く。昨年度はたまねぎの収穫だったので、じゃがいも掘りは初めてなこともあり、「はやくやりたいね」と期待に胸を膨らませる。軍手をつけ、高校生のクイズに参加してから収穫をする。初めは遠慮がちに見えるじゃがいもだけを拾っていたが、掘って見つける楽しさを段々と理解し、「ここにあるよ」「いっしょにてつだって」と声を掛け合い、20分程じゃがいも掘りをする。自分の周りで見つけられなくなったら移動し、友達と協力して掘って見つける楽しさを味わえたと思う。育てる、収穫、実食を通して様々な食材に興味を持てるようにしていきたい。…

4歳あさがお組2024年度5月の保育日誌

5月2日(木) 晴れ 岡田
「ひまわりさんと港南台北公園まで散歩に行くよ」と伝えると「やったー!」と嬉しそうな声があがり、目を輝かせながら仕度をする。公園に着くと沢山のこいのぼりが泳いでおり、「すごーい!」「ピンクかわいい!」「金ぴかなこいのぼりがあるよ!」と保育者に伝えながら楽しむ姿がある。往復で1時間ほどかかる距離だったが「疲れた」などいうこともなく最後までしっかりとした足取りで歩行することができていた。異年齢児との関わりをもつことで、お兄さんたちにしてもらったことを、自分たちも小さい子にやってあげようという気持ちを育めると感じたので、今後も担任で話し合い機会を作っていく。

5月10日(金) 晴れ 岡田
お風呂マットの上に乗ってジャンプをしながら前に進む遊びを、子どもたちが遊び方を見つけて遊んでいると、他のクラスの子たちも「入れて~」と仲間が増え楽しむ姿が見られる。園庭で身体を動かした後は、きゅうりの苗を一緒に植える為に二階のベランダへ行く。一人ずつ土を掘ってもらい苗を植え、土をかけてもらう作業をする。「苗を植えたら終わりかな?」と問いかけると「お水をあげるんだよ!」とどのようにしたら育つのか理解している子もいる。毎日の当番に水やりの仕事をしてもらいながら、野菜に興味を持ってもらえるようにしていきたいと思う。

5月17日(木) 曇りのち晴れ 中村
乳児クラスが園庭へ出てくる前までと約束をして、鉄棒で逆上がりや前回りをして楽しむ。日陰でバスマットを敷いて家を作りおままごとをしたり、乳児と一緒に平均台渡りをして楽しむ。乳児が入室した後は、チーム、走る順番を自分達で決めてリレーを3回戦行う。乳児クラスがいる時は玩具を譲ったり、手伝いや手を引いてあげたりなど、年上児らしい姿が多く見られる。また、鉄棒やリレーなど体を思いきり動かす遊びは乳児クラスがいる間は難しいので、時間を決めてやることで外遊びの中でもメリハリを付けられるようにしている。遊びに夢中で水分補給などが疎かになっている児もいるので、体調に気を付けながら外遊びを楽しめるようにしたい。

5月30日(水) 晴れ時々曇り 中村
暑かったので裸足になって遊ぶ。のぼり棒では、タイヤを使って少しでも上の方から始められるようにするなど自分達で工夫したり、円形ドッジボールでは、傍で遊んでいる乳児クラスがいることを伝えると、「もしあたってもいたくないボールにしよう」と柔らかいボールを用意したりする姿もある。腕や足の力がだんだんと強くなり、体を思った通りに動かせるようになってきたことで、のぼり棒や鉄棒、ドッジボールなどの大きく体を動かす遊びにじっくりと取り組む姿が増えている。楽しさが実感できるようになってくると同意に、遊びや動きに慣れてくる頃が怪我をしやすいので、保育者が傍に付き、安全を確保できるよう配慮する。…

4歳あさがお組2024年度4月の保育日誌

4月1日(月) 雨のち曇り 岡田

新しいクラスになり嬉しい気持ちもありつつ、新しい担任になり緊張した表情を見せる子もいるが、進級のメダルをもらうと嬉しそうに友達と見せ合いっこをする。担任が変わって戸惑いもあるかと思ったが、子どもたちは落ち着いて過ごしていていつも通りの様子だった。今週は子どもたちと多く関わりを持てるように一緒に遊んだり会話をしたりしながら、安心して保育園に通ってもらえるように信頼関係も築いていけるようにする。

 

4月12日(金) 曇りのち雨 岡田

昨日の帰りの会で散歩の話をしていたので、登園すると「今日、お散歩行く?」と楽しみにする子が多くいる。歩行中もひまわり組の子たちと会話をしたり、周りの景色を楽しむ姿がある。公園に着くと花壇の前で記念撮影をしたり、チームに分かれてリレーをし、「がんばれー!」と応援したりして楽しそうな様子もみられる。帰り道で少し雨が降ったりもしたが、ひまわり組と一緒ということで、最後でしっかり歩行することができた。少しずつ距離を伸ばし、遠くの公園への散歩も楽しめるようにしたい。

 

4月18日(木) 曇り 岡田

園庭では、おままごとをしたりお風呂マットで家を作ったりして遊ぶ。園庭に乳児クラスが多く出てきたので、こいのぼりの製作をする事を伝えて片付けを始める。自由遊びをしながら、順番で折り紙をちぎって紙コップに貼りこいのぼりの体を作っていく。作業をする様子を見て「私もやりたい」と興味津々な子もいる。来週に子どもの日の集いがあるので、そこに向けてこいのぼりの製作を進めていき、行事に興味をもてるようにしたい。

 

4月24日(水) 雨 中村

新聞紙や広告の中から好きな物を一枚選んで自分の島とし、保育者対子どもたちでジャンケンをする。勝ちとあいこはそのままで片足キープ、負けたら乗っている新聞紙(広告)を半分に折っていき、最後まで落ちないようにするゲームを楽しむ。保育者に勝ちたいという気持ちが強く、さり気なく後出しをする子もいる。ルールを素早く理解し、有利になる方法を見つけるこがいることに驚いたが、引き続き楽しめるようにする。ほとんどの子はルールを理解していたが、勝っても負けても新聞紙を折っている児や、負けたことが分かっていない子もいたので、何度も遊び込んでいき、楽しめるようにしたい。…

4歳あさがお組2023年度3月の保育日誌

3月8日(金) 雨のち晴れ 萩原
登園から「今日はお別れ会だよね」「お仕事、何をする?」「プレゼントはいつ渡す?」と楽しみにしている。会では、順番にマイクを持って司会をしたり、ゲームの進行をしたりする。初めは緊張の様子があったが、徐々に慣れていき自信をもって取り組むことができる。写真立てやランチョンマットのプレゼントを渡した時には、相手児の表情をよく見ており、「喜んでくれていた」と嬉しそうに話している。会の内容から進行、プレゼント作りなど子どもたちが考え、話し合い作り上げていく。今週は準備の為に忙しくはあったが、今日の会で5歳児が喜び、3歳児も楽しんでいる様子を見て、喜びや達成感を味わうことができたようだ。また、自分たちでできることがわかり、自信にも繋がったように感じる。今回の取り組みを糧として、年長に進級する期待に繫げていけるよう援助していきたい。

3月14日(木) 晴れ 萩原
月曜日にA児が発端となって海賊ごっこを始まったことから、海賊をテーマにしたごっこ遊びや制作遊びが展開されていく。今日は『海賊運動会』として、3歳児と共に障害物競争や大玉運びなどの運動遊びをする。3歳児と4歳児で対抗戦にしたり、ペアを作って協力して進めたりしてゲームを進めていく。ゲーム中は気持ちが昂る様子もあったが、ゴール前ではペアになっている3歳児を気遣うような姿も見られる。3~4名で始めた海賊ごっこが、さまざまな遊びの形となり広がりを見せている。今日の活動では、イメージを共有し遊びに反映させていく面白さを味わうことができたと思う。前期にこのような活動ができていれば、後期の運動会・お楽しみ会などにも流れを繋げていくことができたのではないかとも思う。今年度はあと2週間ではあるが、さらに遊びを深めていけるよう考えていきたい。

3月21日(木) 晴れ 萩原
5歳児の卒園を祝う会のリハーサルに参加する。普段から歌やお別れの言葉などが聞こえてきていたこともあり、関心を持っている。レッドカーペットが敷かれたり、ひな壇が設置されたりして特別感のある環境に驚く姿もある。事前に内容を知らせることはしていなかったが、卒園児が入場する時には優しく拍手をしたり、将来の夢や歌の時にはしっかりと聞こうとしたりしている。兄や姉がいる児は、DVDで観たことがあり会の内容や雰囲気を概ね知っているが、大半の児はおたのしみ会ともまた異なる雰囲気を感じ取り、大切な場であると理解したようである。年長児との別れを理解し、進級にさらなる期待をもつことができるよい機会となったと思う。これから、期待とともに不安も生じるかと思うので、安心や自信をもって進級に向けていけるよう関わっていきたい。

3月27日(水) 晴れ 萩原
前回、円海山に散歩に出かけた時には、山の入り口の広場までだったので、山道を入っていくことに大きな期待をもち出発する。遠くに見える海や富士山に喜びの声をあげ、これから進む山道への期待が増していく。前日までの雨によるぬかるみや、大きな石ででこぼことした道、丸太の階段など、子どもたちにとっては歩きにくい道だが、初めて見る草木や実、キノコなど、さまざまな発見を楽しみながら、跳ねるように歩いている。これまでの散歩では、公園に出掛けることが多く、整備された環境の中で遊ぶことが多かったと思う。前回に続き2回目の円海山への散歩となったが、これまでに経験のない豊かな自然に触れる楽しさを子どもたちの表情や動き、言葉から感じ取ることができる。『保育』では、安全を優先することになるが、子どもたちの心が動き、のびのびと身体を動かせる環境、子ども自らが興味や関心をもてる環境、意欲を育める環境を提供していきたい。…

4歳あさがお組2023年度2月の保育日誌

2月5日(月) 曇りのち雪 萩原
天気予報で雪の予報がでており、子どもたちは「何時になったら雪が降るのか」「積もったら雪合戦や雪だるま作りをしたい」など降雪に期待を膨らませている。給食時に雪が降り始めると、喜んで見ている。午睡までの短時間ではあったが、園庭に出てみると、雪を手のひらにのせたり洋服や帽子についた雪を観察したり空に向かって口を開けてみたりと思い思いに雪に触れ楽しんでいる。この冬は暖冬で、最近になってようやく寒さや冬らしさを感じられるようになる。その季節ならではの自然現象に触れ、好奇心や探求心を育むことができるよう、貴重な機会を逃さず保育に取り組んでいきたい。

2月9日(金) 晴れ 萩原
節分の鬼のお面づくりをした時から「鬼探しの冒険に行こう」と話しており、兄や姉が円海山に行った話を聞いている児は「円海山に鬼探しだ」と期待を膨らませている。鬼のお面をかぶって出発準備をすると気持ちが高まり、意気揚々と歩いている。山の入口では木のトンネルや雪が残る山道など、雰囲気を感じ取ることができる。山に入ると、太い木の枝が折れていたり、大きな木が切られて積まれたりしているのを見て「これはきっと鬼の仕業だね」とイメージし、友達と話して楽しんでいる。今年度は感染症の拡大防止もあり、豆まき集会を縮小して行ったので、楽しみ方を変えてみる。『鬼』はイメージを共有しやすく、また円海山のうっそうとした雰囲気もイメージに合致したこともあり、鬼探しの冒険のテーマで十分に楽しめたと思う。今回は、初めてだったのでいっしんどう広場までだったが、次回は山の中のコースを歩き、豊かな自然を十分に味わえるようにしたい。

2月19日(月) 曇り時々雨
日野中央特別支援高校の畑にて、地域の畑の会の皆さんと、じゃがいもの種イモの植え付けをする。「じゃがいもから角のように芽が出る」ことを話すと、不思議そうな顔をしているが、実際に発芽し始めている種イモを手にすると、じっと観察し「これが伸びていくのか」と理解することができる。マルチが敷かれていた為、土は被せにくかったようだが、畑の会の方の声掛けや友達と確認し合って植え付けることができる。じゃがいもの芽について、中には家庭で料理の手伝いをしている時に見たことがあると話す児もいたが、ほとんどの児が初めて目にするものであった。今日、植え付けたものは生育の経過を見ることができないので、クラスでも発芽や芽・根が伸びていく様子を間近で見ることができるようにしてみたいと思う。また、食や栄養への関心に繋げていけるよう援助していきたい。

2月27日(火) 晴れ  萩原
以前より、進級やそれに伴う年長児の卒園などの話をしている。兄や姉がいる児が多いこともあり、卒園・入学について理解している児が多い。今日は、お別れ会の内容についての話し合いをする。A児が「皆でゲームをしたら楽しいと思う」と話したことをきっかけに、これまで取り組んできたさまざまなゲーム遊びが挙げられる。その中から、戸外遊び向きのもの、室内向きのものと分けて考え、天候に応じた活動内容を決めていくことができる。年明けから、折に触れて進級のことを話してきたこともあり、「お別れ会はあさがお組の子どもたちが主体となって進める」と伝えると、気持ちが高まり、話し合いでも普段より活発に意見が出される。今後、詳細についても考えていくが、子どもたちのアイディアや思いを取り入れ、自分たちで作り上げ、喜んでもらえる達成感や充実感を存分に味わえるように援助していきたい。…

4歳あさがお組2023年度1月の保育日誌

1月5日(金) 晴れ 萩原
年明けの登園で、友達と久しぶりに会えたことを喜び、積極的に遊びに誘い入れている。園庭では、A児と保育者が相撲をしいているのを見て、6名での相撲ごっこが始まる。B児がテレビで観た相撲を思い出し、土俵を描いたり、軍配代わりのしゃもじを持って行司役をしたりすることで一緒に遊んでいる児にもイメージが広がっていき、楽しさが共有されていく。少し前までは、身体を押し合って『相撲ごっこ』としていたものが、B児から発信されたイメージの共有によって遊びが深まり楽しさも増していく。他者とイメージを共有し、それを一緒に体現する楽しさを存分に楽しめるよう必要な援助をしていきたい。また、来週以降羽根つきやこま回し、凧揚げにも取り組み、伝統遊びを十分に楽しんでいきたい。

1月17日(水) 晴れ 萩原
3~4名の児が花壇の縁を平均台のようにして遊んでいたのをきっかけに、ドーンジャンケンが始まる。前の児のジャンケンの勝敗が決まるまで待ちきれず、飛び出してしまう場面があったが、徐々にルールを理解していき、皆で楽しめるようになる。円形ドッジボールでは、徐々にルールを難しくしていく。当てられる悔しさよりもゲームの楽しさを感じて取り組んでいる様子がうかがえる。ルールのある遊び、集団遊びが活発になってきており、新しいゲーム遊びにも興味をもち積極的に参加する。ドーンジャンケンでは、簡単なゲームながらもチーム替えを繰り返しながら長い時間楽しむことができた。これから、子どもたちのアイディアが加わってさらにゲームに楽しさが増すことを期待しつつ、新しいゲーム遊びも積極的に取り入れていきたい。

1月22日(月) 曇り 萩原
5歳児と一緒に散歩に出かける。公園までの道のりでは、5歳児と会話を楽しみ、ミカンや柚、レモンなどの果実やそれを食べるリスを見て気付いたことを知らせ合っている。公園では長い階段の駆け上がりをした後、広場周囲の斜面で遊ぶ。大小さまざまな木の間を走り抜けて鬼ごっこをしたり、『冒険ごっこ』としてツツジの生垣のトンネルをくぐったりして楽しんでいる。今日は、自由に身体を動かして遊ぶことをねらいとして、港南台北公園を選ぶ。斜面にはさまざまな木や木の実、切株などがあり身体を巧みに動かして遊んだり、見立て遊びをしたりして楽しんでいる。整備された公園や遊具の広場とは違う、自然ならではの良さを感じられたことと思う。いきいきと遊ぶ子どもたちの表情を見て、自然の中で遊ぶ機会の大切さを改めて感じる。

1月31日(水) 晴れ 萩原
鬼のお面に続き、豆入れを作る。封筒や色画用紙、プラカップ、廃材などを使って各々作り始める。色画用紙を二つ折りにして袋を作って装飾したり、空き箱を複数組み合わせてバッグを作ったりしている。持ち手を付ける為に穴をあけたいという児には、パンチを提供してみる。見たことはあるが、使ったことはないと話し、穴があく様子を観察しながら使ってみる。お面作りでは、皆準備されている材料だけを使って制作していたが、今回はC児が「リボンが欲しい」と要求したことをきっかけに、次々と新しい材料を求めるようになる。4月から廃材を使った制作が活発だったようだが、その経験も活かされていると感じる。スズランテープの切りにくさなど、素材によっては扱いにくいものもあったが、友達と一緒に考えてみたり試行錯誤してみたりする姿が印象的だった。達成感や満足感を得られるように援助していきたい。…

4歳あさがお組2023年度12月の保育日誌

12月 1日(金) 晴れ  萩原
今日から12月となり、カレンダーを確認して「お楽しみ会が近づいてきたね」と友達同士で話し合っている。合奏や劇への意欲も高まっており、「ブレーメンしようよ!!」と声があがる。台詞を覚えきれていない友達には、同じ役の児が教えたりゆっくりと思い出したりしながら劇を進めていく。お楽しみ会まで1週間となり、楽しみや期待の高まりがうかがえる。また、自分が褒められると喜び、他の友達が頑張っている姿を捉えて褒める姿もある。個の表現を高めていくとともに、さらに「友達と一緒に目標に向かって取り組む楽しさ」を感じられるよう、援助していく。

12月11日(月) 曇り 萩原
登園すると、土曜日のお楽しみ会の感想や保護者に褒められたことなどを嬉しそうに話している。お土産のコマやすごろくで遊んだ児が多く、園庭遊びでは早速こま回しに挑戦している。他、ごっこ遊びや砂遊び、追いかけっこなど2~3名の少人数で分かれて好きな遊びをしている。今日は欠席児が多く、いつものような身体を動かす集団遊びでなく、個や少人数の集まりでの落ち着いた遊びの展開となる。これから、じっくりと落ち着いた遊びと活発な集団遊びでバランスをとって遊びを取り入れていけるよう、遊びの提供や環境設定を工夫していきたい。

12月13日(水) 晴れ  萩原
区の資源循環局の方による出前講座『かるがも教室』で、ごみの分別やリサイクルについての話を聞く。家庭でごみを出す時に分別していることを思い出し、「プラ」「紙ごみ」など話している。資源ごみを装置付きの箱に入れると、リサイクル後の物になってでてくる。その変化を楽しみながら、「どうしたらそうなるのか」と考える児もいる。クラスではごみの捨て方が雑になったり、ティッシュやハンドペーパーをどんどん使って捨てたりすることが気になって声掛けしていた折りの出前講座で、子どもたちに分かりやすく、また興味を持ちやすい進行になっていてとても良かったと思う。終了後にティッシュを見つめながら「これが牛乳パックからできているのか」としみじみと話す児もいる。子どもたちにできる身近なことから取り組んでいけるよう考えていきたい。

12月28日(木) 晴れ 萩原
年末で休みに入る児が多く、8名の登園となる。朝は寒かったものの徐々に暖かくなったので園庭でゆったりと過ごす。それぞれ友達を誘い合い、鬼ごっこ・ごっこ遊び・ボール遊び・砂遊びなど好きな遊びに取り組む。
集団遊びが盛んになっている反面、意見や思いが合わずにぶつかり合いが生じることが多々ある。今日は一人一人が落ち着いて過ごしている為、友達の言葉に耳を傾け、意見をすり合わせて遊びを進めていくことができていたように感じる。1月以降は進級を踏まえ、さらに集団を意識できるよう遊びや活動の援助をしていきたい。…