健康
家庭と連携を図りながら、ゆったりと慣らし保育の時間を伸ばしていくことで、早い段階から新しい環境に慣れ、好きな玩具で遊んだり、保育者とのスキンシップを喜んだりする姿が見られた。環境の変化からくる疲れか、鼻水が出る子がいた。家庭や園での様子をこまめに伝え合いながら、検温したり、水分補給をしたりして一人一人の体調の変化に対応していった。新入園児の中には、新しい生活リズムに馴染めず、午前中眠くなる子や午睡から早く目覚める子どもがいたため、一人一人の睡眠リズムに合わせて対応していくように心がけていった。
人間関係
新入園児は、新しい環境に対する不安から泣いて抱っこを求めていたが、甘えたい気持ちや欲求を受け止め、一対一でゆったりと関わっていった。少しずつ園生活にも慣れ安心して保育者に見守られながら、一人遊びを楽しむようになってきた。好きな遊びをする姿を見守りながら、引き続きゆったりと関わっていった。また、進級児の中にも不安を感じ、抱っこを求める姿があったため、一対一での関わりを大切にしていった。
環境
晴れた日は園庭で外遊びを楽しんでいった。フェンス越しに見える貨物列車やトラックなどに興味を示し、目で追って「あ、あ」と指差ししたり、手を振ったりする姿が見られた。また、色々な玩具で砂遊びを楽しんだり、色々な場所に歩いて行き探索を楽しんだりする姿も見られた。歩行が不安定で転びやすいことがあるので、安全面に十分配慮しながら見守っていった。
言葉
保育者と触れ合って遊ぶ中で、自分の思いを指差しや単語で伝える姿があった。子どもたちの思いをくみ取りながら、「○○だったね」「○○しようか」などと、言葉に置きかえ、やりとりする楽しさが味わえるように丁寧に関わっていった。
表現
音楽や保育者の歌に合わせて体を揺らしたり、手をたたいたりして保育者の真似をしながら思い思いに表現する姿が見られた。保育者も一緒に楽しみながら、「楽しいね」「もう一回やってみようか」などと声をかけながら、表現する楽しさを味わえるよう関わっていった。こいのぼりの製作では、絵の具を使ったスタンプ遊びを楽しんだ。興味を示し楽しんでスタンプする姿があったため、色々な素材や用具を取り入れて楽しんでできるように環境を整えていきたい。
食育
入園当初は新しい環境に馴染めず泣いている子どももいたが、給食の時間になり「ご飯食べようか」と声をかけると涙が止まり、椅子に座って手づかみやスプーンを使って意欲的に食べる姿が見られた。自分で食べる姿を認めながら、「おいしいね」「もぐもぐしようね」などと声をかけ、楽しい雰囲気の中で食べられるように見守っていた。