健康
気温が高く、熱中症特別警報の出る日が多かったため、戸外での遊びを控え室内で過ごすことが多かった。室温を調整したり、こまめに水分補給をしたりしながら体調に留意して過ごせるようにしていった。排泄面では尿意を感じると「おしっこ出る」と言って、トイレに向かい排尿をする子やトイレを指差しして行こうとする子もいた。意欲的な姿を十分に認めながら、園での様子を伝えていった。
人間関係
友だちの遊びに興味を持ち、一緒に遊びたくなると、友だちが使っている玩具を黙って取ってしまう姿が見られた。同じ玩具を一緒に探したり、「○○ちゃんと同じ遊びがしたかったんだね」「貸してって言おうね」などと仲立ちをしたりしていった。言葉や仕草で伝えられた時は十分に認めていき、友だちと一緒に遊ぶ楽しさが味わえるように見守っていった。
環境
気温が高い日が続いたため、室内で遊べるようにしていった。運動マットや大型積木などで高低差をつけ、歩いたり跳んだりして体を動かして遊べるようにしたり、パズルや積木、ブロックなどで手指を使う遊びを取り入れたりした。ブロックは同じ種類の玩具が出ていることが多かったため、違う種類の玩具を用意した。それぞれに興味を持ってブロックで意欲的に遊ぶ姿があった。子どもたちの興味や手指の発達に合わせて、玩具の入れ替えを行いながら、遊びが広がっていくように見守っていきたい。
言葉
月齢の大きい子は、自分の要求や気付いたことを二語文や三語文で伝える姿が増えてきて保育者や友だちとのやりとりを楽しむようになってきた。月齢の小さい子も言葉数が増えてきて絵本を見て知っている物の名前を言う子がいるが、喃語や片言になり、言葉がはっきりしない子や仕草で伝える子もいた。「○○だね」とはっきりとした言葉で繰り返したり、一緒に発音し発語を促したりして、やりとりが楽しめるように関わっていった。
表現
食紅で色付けした氷をファスナー式の袋に入れて、袋の外から手で触れ感触を楽しめるようにしていった。氷の冷たさや氷が溶ける様子に「冷たい」「ジュースになった」とつぶやく子がいたり、違う色の氷が袋の中で溶けて色が変わったことに気付いて保育者に伝えたりする子がいた。子どもの気付きや発見に共感しながら遊ぶ様子を見守っていった。
食育
暑さで食欲が落ちることもなく、意欲的に食べる姿が見られた。好きなものばかり、食べ進める姿もあったが、「○○もおいしいよ」と声をかけ、スプーンにすくっておくと口に運ぶ姿もあった。自分で食べようとする姿を認めながら自信に繋げていった。また、中には手づかみになる子もいたため、スプーンを使って食べることも繰り返し伝えていった。