1歳りす組2021年度10月のまとめ

食事

苦手な食材を食べようとする子や食欲があっておかわりをする子の姿が見られた。中には和え物を見た目で食べたがらない姿があったので、一人一人の食事の量やペースなどを見ながら配慮し、楽しく食べられるように声をかけていった。食べ終わったお皿を差し出して見せる子に、「ピカピカだね」「たくさん食べたね」と言葉をかけて食べる姿を認めていった。

排泄

おしっこが出たことをズボン下ろしながら「おしっこ出た」と言葉で教えてくれたり、友だちがトイレに行く姿を見てズボンを脱ごうとしたりするなど、様々だった。紙パンツに排便があっても遊びに夢中になり、トイレに誘うが「嫌だ」と言って行きたがらない子もいた。「おもちゃ、ここに置いておこうか」「おしりきれいにしようね」など子どもに安心を与えながら、誘っていき、清潔に保つ心地よさを感じられるように声をかけてオムツ交換をしていった。

健康

日中の暑い時は、半袖や薄手の長袖に着替えて、衣服の調節をした。季節の変わり目による気候の変化で鼻水が出る子がいた。鼻水が出たまま遊んで、手で拭う子がいたので、こまめにティッシュで拭き取るようにしていった。石けんを使って手洗いをするが、水で流しきれず泡が残る子がいた。自分でしようとする姿を見守りながら必要に応じて援助していった。

睡眠

布団に入らず動き回ったり、寝る前にぐずり泣いたりして、寝る態勢に入るまでに時間がかかる子どもの姿が見られた。一人一人の様子に合わせながら、子守唄を歌ったり、優しく背中をさすったりして、安心して入眠できるよう配慮しながら関わっていった。

身体発達

友だちと体を動かすことを喜び、マットの山からジャンプをして跳び下りたり、登ったりして楽しんでいた。コンテナを押したり、フープの中を一つずつ跳び越えたりするなど、全身を使う遊びを通して活発になってきた。活動の幅が広がり遊びがダイナミックになってきたので、危険のないように声をかけながら側で見守ったり、一緒に体を動かしたりして楽しさを共有していった。

情緒

友だちの真似をして遊ぶことを楽しむ子どもの姿が見られた。友だちの隣に座って、友だちが見ている絵本と同じ絵本をもってきて見たり、友だちが玩具を取りに行くとついていって同じ玩具を手にもち、同じ遊びをしたりして友だちに関わっていった。玩具や場所の取り合いなどでトラブルになることもあったので、お互いの気持ちを受け止めながら仲立ちとなり、友だちと関わる楽しさが味わえるようにしていった。

言葉

物や形を見て「これは、○○だよ」「三角」など、具体的な名前や形を表す言葉が言えるようになり、保育者との会話のやりとりも楽しめるようになった。泣いている場面では、友だちの名前を言って持っていかれた玩具に指を差して、言葉や動作でいろいろなことを伝えようとする姿があった。子どもたちの言葉にゆっくりと耳を傾けて聞いたり、側で見守ったりして言葉のやりとりが楽しめるようにしていった。

育児あれこれ