2歳うさぎ組月のまとめバックナンバー

2歳うさぎ組2023年度7月のまとめ

健康

日中、布パンツで過ごす子が増えてきた。自ら尿意や便意を感じ、トイレで排泄する子も増えてきている。中には排尿の間隔の短い子が見られるので、それぞれのタイミングで声をかけたり問いかけたりしながら、自分の排尿の間隔が掴めるように配慮していった。無理なく進めていくことで自信や意欲につなげていきたい。

人間関係

保育者や友だちが一緒にごっこ遊びをしていると興味を持ち一緒に遊び始めたり、遊びを真似たりして楽しむ姿があった。子どもたちの様子に合わせて仲立ちを行いながら、一緒に遊ぶ楽しさに共感したり、楽しい雰囲気を作ったりして関わりをじっくり楽しめるようにしていった。

環境

気温が高い日や雨天の日が多く室内で遊ぶ日が多かった。水遊びの実施日は少なかったが水や泥に触れて感触遊びや水遊びを楽しむ子どもたちだった。室内でもマットやソフト積木を組み合わせた遊具やボール遊びを通して体を動かすことが楽しめるように環境を工夫していった。また、子ども同士が一つの遊び場所に密集するとトラブルや怪我になることがあるので、数種類の玩具を用意したり、コーナーを作ったりして遊べるように配慮していった。

言葉

遊びの中で子ども同士の簡単なやりとりが続くようになり、関わって遊ぶ場面が増えてきた。やりとりを見守りながら楽しい気持ちを言葉にして表したり、言葉を補ったりしていった。また、玩具や場所の取り合いになる場面では、「貸して欲しかったね」と言葉にしてその子の思いを受け止めたり、相手の思いを代弁したりしながら安心して過ごせるように仲立ちをしていった。

表現

水遊びの中で、一人が水に砂を入れると泥遊びが始まり、タライから地面に水を流して水溜まりや泥を作って中に入って遊ぶ姿が見られた。ペンで絵を描く中で丸の中に点や線を描き「ママ、パパ」「アンパンマン描けた」と顔を表現する子もいた。子どもたちの気付きや表現に共感し、楽しめるようにしていった。

食育

苦手な料理を手つかずで残したり、好きなものだけ食べたりする姿が見られた。暑い時期で食欲が落ちることも配慮し、自分で食べている姿を認めながら楽しい雰囲気で食べられるように関わっていった。また、絵本やイラスト等を見ながら、どんな味や食感がするのか言葉にしながら食材に親しめるようにしていった。…

2歳うさぎ組2023年度6月のまとめ

健康

紙パンツが濡れておらずトイレで排尿ができる子や、「おしっこしたい」「トイレ行く」などと自らトイレに行こうとする姿が多く見られるようになった。一人一人の排尿間隔に合わせてトイレに行くことができるように声をかけていき、トイレに行きたいと伝えられたことやトイレで排尿できたことをしっかりと褒め、自信につながるよう関わっていった。

人間関係

友だちへの関心が高まり関わろうとするが、友だちと同じ玩具を欲しがったり、貸し借りができなかったりとトラブルになることがあった。また、一緒に遊びたいという気持ちを上手く言葉にできず、無理矢理輪に入ろうとする姿も見られた。「順番で使おうか」「一緒に遊んでもいいかな」などと言葉を補いながら、保育者も一緒に遊びに入り友だちと一緒に遊ぶ楽しさを伝えていった。

環境

室内の棚の配置を移動させ、室内を広く使い体を動かす遊びをしたり、仕切ってパズルやお絵描きなど落ち着いてできるような遊びをしたり、と室内でも様々な遊びが楽しめるよう、遊びに適した環境を整えながら過ごしていった。

言葉

友だちとの会話も豊かになってきてはいるが、嫌なことがあると上手く言葉で伝えられず「あー」「やー」などと大きな声で叫んだり、叩く、蹴る、引っ張るなどで表現したりしようとする姿が見られる。「何が嫌だったのかな」「やめてって言ってみようか」などと落ちついて言葉にできるように関わっていった。中には、「ごめんね」「大丈夫?」などと友だちや保育者を心配するような声がかけられる子も増えてきた。「ありがとう」「優しいね」などと声をかけてくれたことを認め、言葉で伝えられたことに喜びを感じられるように関わっていった。

表現

画用紙にペンやクレパスでお絵描きやなぐり描きを楽しみ、顔や物の形やパーツがはっきりと描けるようになってきている子も増えてきた。また、日頃からブロックでの乗り物作りも楽しんでいる。描く、作るなどの表現する面白さを感じられるよう「何ができたの?」「どうやって作ったの?」などと声をかけながら関わっていった。

食育

配膳時に「スプーンで食べようね」と声をかけると、スプーンを持って食べようとする姿は徐々に見られるようになってきている。上手持ちの子が多くいるため、箸への移行も考慮し、下から持つように伝えていった。時折、足が机に掛かったり、体が後ろを向いてしまったりしてこぼれてしまうような姿が見られる。「お皿も支えてあげてね」「足が床についていないとこぼれちゃうね」などと声をかけ、食べる際の姿勢にも少し意識を向けられるようにしていった。…

2歳うさぎ組2023年度5月のまとめ

健康

天候の良い日が多く外で遊ぶ機会を作っていたが、気温が高い日が多かったため、こまめに水分補給をしながら体調面に配慮していった。戸外で遊んだ後、促すと手洗いに向かう姿があった。「きれいになったね」「気持ちいいね」などと声をかけ、きれいになった心地良さが味わえるように見守っていった。

人間関係

気の合う友だちと一緒に遊ぶことを楽しみ、虫探しをしたりかけっこをしたりする姿が見られた。友だちとの関わりが少しずつ深まってきているが、気を引こうとしてトラブルになることがあったため、「○○したかったね」「一緒に遊びたいんだって」など、お互いの思いを代弁しながら関わり方を伝えていった。

環境

天候の良い日は、園庭で外遊びを楽しんでいった。自然物への興味が増してきて、虫探しを楽しむ姿が見られた。保育者や友だちと捕まえたアリやてんとう虫をバケツに入れて「何を食べるのかな」「葉っぱを探してこよう」など友だちとやりとりしながら観察することを楽しんでいた。保育者も一緒に観察しながら、自然に親しめるように関わっていった。

言葉

自分のしてほしいことや友だちが困っている姿を言葉で伝える姿が増えてきた。中には、言葉がはっきりせず、単語や仕草で自分の思いを伝えようとする姿も見られた。子どもたちの思いをくみ取り、「○○したいの?」「○○が欲しいの?」と、言葉にして表し、やりとりする楽しさが味わえるように丁寧に関わっていった。

表現

音楽や保育者の歌に合わせて歌ったり、踊ったりして表現する姿が見られた。保育者も一緒に楽しみながら、「もう一回やってみようか」などと声をかけながら、表現する楽しさを味わえるよう関わっていった。また、クレパスを使って線描きを楽しんだ。顔の形を描き、その中に目や口などの位置に丸を描いて表現する姿もあった。一人一人の発達に合わせて声かけをし、楽しめるように見守っていった。

食育

手づかみやスプーンを使って意欲的に食べる姿が見られた。自分で食べる姿を見守りながら、スプーンで食べることを繰り返し伝えていった。また、スプーンを上から握って持つ姿が多いので、スプーンを下から持つことを知らせ、箸に移行しやすい持ち方が少しずつ意識できるように見守っていった。…

2歳うさぎ組2023年度4月のまとめ

健康

朝夕の気温差から、鼻水が出る子がいたが発熱はなく、機嫌よく過ごしていた。鼻水が出た時は自分で気がついて拭こうとする姿が見られたので、自分でしようとする姿を見守りながら、清潔に過ごせるようにしていった。また、食後に自分で口拭きをしているが、拭き忘れたり、拭き残したりすることがあったため、「きれいにしようね」「気持ちいいね」と声をかけたりしながら、自分でできるように見守っていった。

人間関係

気の合う友だちと関わって遊ぶことを喜び、同じ遊びを楽しむ姿が見られた。新入園児にも関心があり、近づいてみたり頭を撫でてみたり、自分から触れ合って関わろうとする姿が見られた。関わる中で、自分の思い通りにしようとして押したりたたいたりする姿があったため、仲立ちしながら関わり方を伝えていった。

環境

晴れた日は園庭で外遊びを楽しんでいった。かけっこや色々な玩具で砂遊びを楽しんだり、虫探しをしたりする姿が見られた。保育者も遊びに加わり、一緒に虫の観察を楽しんだり、子どもの気付きを受け止め共感したりしながら、関わっていった。

言葉

「○○がしたい」「これ読んで」と自分のしてほしいことを言葉で伝える姿が増えてきた。中には、単語や仕草で自分の思いを伝えようとする姿も見られた。子どもたちの思いをくみ取り、「○○したいの?」「○○が欲しいの?」と、言葉にして表し、やりとりする楽しさが味わえるように丁寧に関わっていった。

表現

音楽や保育者の歌に合わせて歌ったり、踊ったりして思い思いに表現する姿が見られた。保育者も表情豊かに表現して、一緒に楽しみながら、「上手だね」「楽しいね」「もう一回やってみようか」などと声をかけながら、表現する楽しさを味わえるよう関わっていった。

食育

好き嫌いはあるが、手づかみやスプーンを使って意欲的に食べる姿が見られた。自分で食べる姿を認めながら、「おいしいね」「スプーンを使って食べてみようか」など、声をかけ、スプーンを使って食べることも繰り返し伝えていった。中には食事の途中で離席する子がいたため、側で見守りながら色々な食材に興味を持って食べることができるよう声をかけていった。…

2歳うさぎ組2022年度3月のまとめ

健康

排泄面ではズボンとパンツを足元に下げて便座に座り、排泄をしたり、便意を伝えてトイレでしたりする姿が増えてきた。その姿を認めて言葉をかけていき、排泄の自立を見守っていった。また、排泄後の手洗いが身に付くように促したり、手洗いの様子を見守ったりして衛生面に配慮していった。

人間関係

ソフト積木で作ったシーソー遊具に友だちがまたがっていると、後方側を押し下げて揺らしてあげる姿が見られ、揺れ動く感覚を喜ぶ友だちとの関わりを楽しんでいる場面があった。また、シーソー遊具を友だちと交代して使えるように、保育者が仲立ちをしていった。

環境

暖かくなり、園庭で遊ぶと草花が咲いていることに気付いて集めたり、ままごと遊びに草花を加えてご飯作りを楽しんだりする姿があった。また、アリやてんとう虫などの小さな生きものを見つけると、バケツに入れて動く様子を観察して楽しむ場面もあった。「草を食べてる」と虫の動きを伝える姿があり、保育者も一緒に観察しながら、子どもたちの気付きやつぶやきに共感していった。

言葉

友だちが使っている玩具が欲しい時に強引に取ろうとする場面ではトラブルになるので、「使いたい時は貸してってお願いしようね」と知らせて仲立ちをしていった。やりとりが成立し、貸してもらった嬉しさを言葉で代弁し、次へのやりとりへとつながるように関わっていった。

表現

果物や動物の絵柄の塗り絵にマーカーペンで色塗りを楽しむと、部分ごとに色を変えて塗っていたり、頭部には複数の直線を描き加えて髪の毛を表現したりする子が見られた。また、電車が好きな子は踏切や遮断機などを自分なりの表現で描き表して保育者に伝える場面があった。絵や言葉で子どもが伝えることを受け止めながら、描く楽しさに共感していった。

食育

食事中、箸を使うことに慣れてきて食材を摘まみ取れると、「見てー」「取れたよ」と嬉しそうに知らせる姿が見られた。嬉しい思いを汲み取って認めていき、意欲的に楽しく食べていけるように見守っていった。…

2歳うさぎ組2022年度2月のまとめ

健康

手洗い時、泡石けんを付けた手を丁寧にこすり洗いする子の姿があり、「ばい菌がいなくなるね」「手洗いが上手だね」と認めたり、その姿を隣で洗っている友だちに伝えたりして自信につながるように関わっていった。

人間関係

気の合う友だちと一緒にごっこ遊びをしながら言葉を交わしたり、友だちがする遊びを真似して同じものを作ってやりとりをする楽しさを味わったりする姿が見られた。その様子を見て興味を持った年下児が側に来ると、「あっちに行って」「だめだよ」と仲間に入れたがらない場面が見られることもあった。年下児に対して優しく接することができるように保育者が仲立ちとなっていきたい。

環境

天候が不順で寒い日が多く、外に出られず室内で遊ぶ日々だった。室内でも体を動かすことが楽しめるように環境を工夫し、ボール遊びやマットとソフト積木を組み合わせた遊具で遊んだり、親しみのある曲に合わせて踊ったりして楽しんでいった。

言葉

色々なことを話して伝えようとする姿が増えてきて、会話を楽しむ姿も見られるようになってきた。会話の中ではっきりとしない言葉も聞かれるので、言いたいことを汲み取りながら保育者がはっきりとした言葉で発音して知らせるように関わっていった。

表現

ひな祭りに向けてひな飾りの製作遊びを楽しんだ。人形の着物の部分になるコーヒーフィルターにマーカーペンで線を描いたり色を塗ったりしてから、保育者が霧吹きで水をかけると線や色が滲んだり広がったりする様子に気付いてつぶやく姿に共感していった。また、「こっちはおひな様ので、こっちがおだいり様の服(着物)にするね」とイメージを膨らませながら作っていく子の思いを受け止めて、作る楽しさを味わえるように関わっていった。

食育

給食時に箸を使って食べているが、持ち方が握り箸や上手持ちになるので、気になる場面ではその都度声をかけて知らせていき、箸で食べることに慣れるよう関わっていった。また、食器に手を添えたり持ち上げたりして食べることを引き続き促していった。…

2歳うさぎ組2022年度1月のまとめ

健康

胃腸炎による嘔吐や咳、鼻水など風邪症状が見られ、体調を崩す子が多かった。普段に比べて食欲が無かったり午睡起きが早かったりといつもと違う様子が見られる時は検温をし、体調の変化に対応していった。排泄面では遊びの途中で、「おしっこ出そう」と伝えることが増えているが、間に合わないこともあるので、タイミングを見てトイレに誘ったり促したりしていった。

人間関係

園を欠席している友だちのことを気にかけて、「○○くんは?」と尋ねる姿が見られ、友だちの存在を気にかけていることを感じた。「○○くんがお休みでさみしいね」と子どもの思いに寄り添いながら、友だちと関わって遊ぶ楽しさや嬉しさが広がるように仲立ちをしていきたい。

環境

積もった雪をタライやバケツに入れて室内に持ち込み、ままごとの食器や食具を使って雪を食べものに見立てて遊んだ。また、食紅で雪に色を付けると、「みかんジュース」「レモンジュース」と飲み物に見立て遊ぶ姿も見られた。お椀に入れた雪をスプーンでかき混ぜて溶かし、雪の形状や色の変化に気付いて知らせる姿もあり、子どもたちの気付きに共感しながら言葉をかけて遊びを共有していった。

言葉

友だちとごっこ遊びを楽しむ中で、「消防士さんになるね」「私はお母さんになるね」「○○してくるからね」など自分がなりたいものになって遊んだり、会話を楽しんだりする姿が見られるようになった。子ども同士でも会話が成り立ったり、したいことを言葉で伝えたりする場面を見守っていき、遊びが続いたり広がったりするように仲立ちをしていった。

表現

2月の節分に向けて鬼のお面作りを楽しんだ。保育者が作った見本を見せながら目や口、眉毛などの顔のパーツを顔型の色画用紙に貼り付けることを楽しんだ。各パーツを見て貼り付ける位置が分かる姿が多く、それぞれに表情豊かな鬼の顔が作れた。できたものを見て、「かわいいね」と嬉しそうに伝える姿を受け止めて共感し、節分の時に使うことを楽しみにできるようにしていきたい。

食育

箸とスプーンを併用して食べる子が増えてきた。握り箸で食べている姿もあるが、食材を箸で摘まみ取れる姿を認めながら自信や意欲につながるように言葉をかけていった。また、食器を持ったり、口元に近づけたりすると食べやすくなることを知らせたり促したりしていった。…

2歳うさぎ組2022年度12月のまとめ

健康

寒くなり暖房をつけているので、遊びの合間に水分補給を行いながら体調面に配慮していった。排泄面ではトイレでの排泄が身に付いている子もいるが、遊びに夢中になるとトイレが間に合わない子もいるので、「おしっこ出るかな」「トイレに行こう」と声をかけて誘ったり促したりしていった。

人間関係

パズル遊びの時にピースがはまる所が分からない年下児に対して、一緒になってピースをはめてあげる姿が見られた。また、ごっこ遊びの場面でも友だちや年下児とやりとりしながら遊ぶ姿が見られ、優しく接する姿を認めたり、一緒に遊ぶ楽しさに共感して言葉をかけたりしていった。

環境

寒くなり室内遊びが多かったが、天候の良い日には園庭で遊んだ。フラフープを並べて作った一本道をひとつずつ飛び移っていくことを楽しんだ。両足跳びで移動できる姿を認めながら保育者も遊びに加わり、体を動かす楽しさを共有していった。また、保育者の笛の合図でスタートし、かけっこを楽しむと軽快に走る子や自分のペースでゆったりと走る子が見られた。「○○ちゃん、がんばれー」と声援を送り、楽しくかけっこができるように盛り上げながら関わっていった。

言葉

自分の思いを言葉で伝えることができるようになり、喋り方がはっきりとしてきた。また、家での出来事を話して伝えようとする子の姿があり、子どもの言葉にゆったりと耳を傾けていき、言葉でのやりとりを楽しんでいった。

表現

クリスマスリースの製作遊びを楽しんだ。両面テープを貼った紙皿に緑や黄緑の色画用紙をちぎったものを貼りつけたり、光沢のある折り紙や花紙を小さく丸めたものを飾り付けたりして作ることを楽しんだ。作ったものを室内に飾ると、「ぼくのはどれ」と探したり、友だちのものを見たりして喜ぶ姿に共感し、クリスマスの雰囲気を楽しめるようにしていった。

食育

好き嫌いが出てきて汁物が進まない子がいるが、好きな食材が入っていると食べてみようとする姿があった。自分で意欲的に食べる姿を認めながら、食べる楽しさを味わえるように関わっていった。…

2歳うさぎ組2022年度11月のまとめ

健康

トイレでの排泄に慣れ、一日パンツで過ごせる子が増えてきた。中には、便意を伝えてトイレに向かうが、緊張するのか出ない子もあった。また、布パンツで過ごすことを嫌がり紙パンツを履きたがる子も見られた。一人一人の様子に寄り添いながら、無理強いせずに関わっていった。

人間関係

友だちと関わって遊ぶことが多くなった反面、思いが伝わらない場面では言い合いになったり相手を叩いたりとトラブルも見られることがある。お互いの思いを聞きながら保育者が代弁していき、友だちの思いに気付けるように仲立ちをしていった。

環境

誘導ロープの輪っかを持ちながら園周辺に出かけた。歩きながら垣根に咲いている花を見たり、足元に落ちている草の実に気付いたり、工場の機械音や臭いなどに反応して知らせたりする姿があった。子どもたちの気付きや発見を受け止めながら共感し、いろいろなものを見たり触れたりしながら散策を楽しんでいった。

言葉

はっきりとしない言葉も聞かれるが、保育者に伝えたいことを懸命に話そうとする子の姿がある。伝えたい思いを汲み取りながら、言葉を補ったり話に耳を傾けたりして、言葉で伝え合う楽しさを味わえるように接していった。

表現

菊の花の差し入れをいただき、園庭で遊びに取り入れていった。バケツ一杯に花を入れ集めていく子や花びらを取って砂に混ぜ、食べものを作って楽しむ子があった。また、花弁を手の平にこすりつけて花粉をつけ、手の平が黄色くなったことを知らせる子もおり、それぞれが花に触れて遊んでいる様子を見守りながら関わり、楽しさを共有していった。

食育

友だちと一緒に食べながら、おかずの中の食材について喋ったり、言葉を交わしたりと楽しい雰囲気で食べている。お喋りに夢中になりすぎないように声をかけて見守っていった。また、食具の持ち方や使い方を見守ったり、器を持って食べている姿を認めたりしていった。…

2歳うさぎ組2022年度10月のまとめ

健康

遊んでいる途中で、「おしっこ出る」と保育者に伝えてトイレに向かい排泄する子の姿が増えてきた。尿意を感じ取れる姿を認めたり、トイレでの成功体験を積み重ねたりして、自信につながるよう関わっていった。

人間関係

友だちが赤ちゃん人形の服を着脱させたり、布団に寝かせたりとごっこ遊びを楽しんでいる姿に興味を持ち、側で遊びを真似したり、やりとりを楽しんだりする場面が増えてきた。友だち同士のやりとりを見守り、一緒に遊ぶ楽しさに共感していった。

環境

青空に一本の飛行機雲を見つけて保育者に知らせる姿や、地面を見回っていろいろな色の小石を見つけて容器に入れ集めることを楽しむ姿があった。子どもたちの伝えたい思いを受け止めていき、他の友だちにも知らせて共有して楽しめるよう関わっていった。

言葉

友だちに対して自分の気持ちを言葉で伝えようとしている姿を肯定的に受け止めて、その姿を認める言葉をかけていった。また、玩具の取り合いになる場面では、欲しいという自分の思いを言葉で伝えることを知らせていき、仲立ちをしていった。

表現

園庭の地面に保育者が絵を描いてみると、保育者が描くのを真似して、自分なりに描いてみる子の姿も見られた。目や口など顔のパーツを描いて、「先生だよ」「アンパンマンだよ」と伝える子の姿があり、「上手だね」「かわいいね」と認める言葉をかけて一緒に絵を描く楽しさを味わっていった。

食育

自分で食べる姿が多いがあまり噛まずに飲み込んでいる子の姿が見られたので、ゆっくりとよく噛んで食べるように声をかけていった。また、スプーンを使わずについ手でつまんで食べてしまう姿が見られるので、「スプーン使えるかな」と声をかけ、スプーンで食べることを促していった。…