健康
連休明けは生活リズムや体調を崩す子が少なかったが、月の中頃から気温の変化から熱が出たり、咳・鼻水が出たりする子が多かった。天候の良い日は園庭で自然物を探したり、一緒に体を動かしたりして遊んだ。こまめに水分補給をすることにも慣れてきて保育者がお茶を用意する姿を見ると、保育者の側に自然と集まり座ってお茶を飲む姿が見られた。昼食前に眠くなってしまう子もいたので、少し早めに食事をとって心地良く睡眠できるように配慮した。
人間関係
登園時に涙が出る子がほとんどいなくなり、笑顔で保護者に手を振り、安心した表情で遊ぼうとする姿が多く見られた。友だちが気になり、頭や顔に強く触れてしまうことがあるので、「○○ちゃんいたね。」「遊びたかったね。」と声をかけ、仲立ちしながら見守っていった。
環境
天候の良い日は戸外へ出かけて、自然物と触れ合う経験を重ねていった。砂や草花を口へ入れようとすることもほとんどなくなり、年上児を模倣して花を摘んだり、タンポポの綿毛を吹き飛ばそうとしたり、スコップを使って砂あそびを楽しむ姿が見られた。ブロックやジョイントマットを繋げようとする子の姿も見られたので、側で様子を見守りながら必要に応じて「ちょっとお手伝いしてもいいかな?」と声をかけ、援助していった。
言葉
言葉が少しずつ増えてきたことで、自分の思いや保育者の語りかけにも理解を示した反応が見られるようになってきた。友だちとの関わり合いでは、玩具の貸し借りは難しく、取り合いになってしまうことがあった。「使いたかったね。」「あとから貸してくれるかな?」と声をかけ、複数あるものであれば「向こうにもあるから一緒に取りに行こうね。」とそれぞれの思いに寄り添いながら仲立ちしていった。
表現
聴き慣れた音楽が流れると、自然と集まってきたり、その場で体を揺らしたりしながら思い思いに楽しむ姿が見られた。マーカーペンを使ってなぐり描きも楽しんだ。初めはペンを持つ力が弱く細い線を描いていた子もいたが、回数を重ねるごとに力強く描けるようになり、キャップの開け閉めをしてみようとする姿も見られるようになった。一人一人が十分に活動できるように少人数の環境を整え、じっくりと楽しんでいった。
食育
手づかみやスプーンを使って自分から意欲的に食べる姿が多く見られるようになった。手づかみで食べている子も、適量をスプーンですくって置いておくと自分でスプーンをもって口に運ぶ姿が見られた。子どもの食べるペースや食事量を把握しながら、楽しく食べられるように見守った。