子どもたちの事故で多いのが、どこかで打った、どこかから落ちたなどとともに、何かを食べたというのが目立ちます。
食べるものとしては、以前はたばこが多かったのですが最近は減少傾向にあるようです。たばこを吸う人が減っているのと、たばこを吸うのは外でという決まりがある家庭が増えているからでしょう。
最近比較的よくみられる誤嚥では、子どもたちのおもちゃの部品があります。
上の子どものおもちゃの部品が外れていていつの間にか見えなくなった、探せど出てこないし、思い返してみるとさっき下の子がむせていた。きっとこの子が食べたのではないか? ということでひと騒動起きてきます。
胃まで入った物は、だいたい一週間以内くらいには便に混じって出てきますが、食べたかどうか確認してくれということになれば、レントゲン写真を撮ることになります。無用な被爆は避けるべきなので出来るだけ撮らない方向で詳しく聞いて、安全な物であれば便を調べていると、しばらく経ってから大抵は便に出てきます。
子どもたちの周りが掃除が出来ていないわけでは無いようですが、小さな物をつまみ上げ口に持って行くのが大好きな子どもたちですから、掃除に際して同じ目線で、床の上、テーブルの下、椅子の下、ソファの下などをしっかりと点検しておくことが事故防止の唯一の方法でしょう。
——————————————————————————–Kaname Tanimoto 12.11.16