健康
就学に向けて、マラソンごっこをして園庭で体を思いきり動かして、体力づくりを心がけながら開放感や体を動かす心地よさを感じられるようにしていった。また、気温が高くなる日も多くなったため水分補給をこまめに摂ったり、衣服の調節を促したりしながら健康面に留意していった。
人間関係
戸外遊びでは、マラソンごっこやしっぽ取りなど集団遊びを楽しむ姿が多かった。将棋やテーブルゲームを増やしたことで、子どもたちの関わりや遊びが広がってきた。また、遊び方やアドバイス、遊びのルールを友だちと相談しながら追加するなど遊びを工夫する姿も見られるようになってきた。友だちとの関わりが更に増えるよう、遊びの時間を十分に確保していった。
環境
卒園式までの日数を子どもたちと数えて過ごすことで、友だちと一緒に遊べることが少なくなっていることに気づき、手紙を書いたり、絵を描いたりする子が増えてきた。白紙を多めに準備して自由に書けるように環境を整えていった。また、ビッグAの保育室でも楽しく過ごせるようにカードゲームやオセロ、ぬりえなど室内環境を整え、楽しく過ごせるようにしていった。
言葉
トラブルの場面で、子ども同士で解決しようとしたり仲立ちをしようとしたりするなかで、伝え方によってうまく解決ができないことが多かった。保育者が仲立ちしたり代弁したりすることで、相手を思いやり言葉の伝え方を少しずつ意識して話す姿が見られるようになってきているため、引き続き伝え方について知らせていく。
表現
ピアノを習っている子がピアノの発表会で演奏する曲をクラス内で披露してもらった。演奏を聴いて、「上手だった」「教えて」など演奏した子にピアノの弾き方を教わりピアノを弾く子が増えている。弾き方を教えたり、アドバイスをしたりして互いを褒めたり認めたりすることで、ピアノの演奏を楽しんだり演奏できた喜びを表現したり共有したりしていた。保育者も一緒に演奏して表現する楽しさを伝えていった。
食育
就学に向けて、食事の時間を意識できるようにしていった。自分なりに時間を意識して食べようとする子が増えていった。一方で、時間になるまで待つ子もいた。時間を待って残すことが当たり前ではないことを伝え、自分で量を調節して自分なりに食べようとする姿を認めたり、時間内に食べ終えたことを褒めたりして、食事意欲に繋がるようにしていった。