健康
夏風邪が流行り、熱を出す子が多かった。普段と違う様子があれば、こまめに検温したり、保護者に園での様子を丁寧に伝えたりし、体調の変化に敏速に気付けるようにしていった。また、暑い日が続いたため、こまめに水分補給を促し、熱中症にも気を付けていった。
人間関係
異年齢交流をする機会が増え、園庭で一緒に遊んだり、午睡時に他クラスの友だちの背中をさすったりと、年下の友だちに優しく関わる姿があちこちで見られるようになった。「~してくれてありがとうね」「○○ちゃんが喜んでるね」などと、相手の思いを伝えながら、頼りにされる喜び、達成感が味わえるようにしていった。今後は、以上児クラスだけでなく、未満児クラスとの交流の機会も増やしていきたい。
環境
気温が高い日が多く、午後からは室内遊びが主であった。室内用鉄棒を設置すると、園庭では、あまり興味を示さなかった子どもたちも興味を示し、喜んで挑戦する姿があった。鉄棒の技のイラストを保育室に掲示することで、“自分はこの技ができる”と自信を持ったり、新しい目標にしたりして楽しむ姿があった。繰り返し、約束ごとを確認しながら、安全に遊べるよう配慮していった。
言葉
友だちの様子をよく見ており、「○○ちゃんが~しとった」と保育者に知らせたり、自分がされて嫌だったことを訴えにきたりする姿があった。保育者に伝えようとする姿や嫌な思いをしたことを受け止めながら、直接友だちに自分の思いを表現できるよう、繰り返し言葉にして伝えていった。
表現
音楽に合わせて歌ったり、踊ったりして楽しんだ。中学校の壮行会、アイアイの誕生会でダンスを披露したことで自信につながり、「次は(アイアイの誕生会)○○を歌おうよ」などと、子どもたちの方からリクエストが挙がるようになった。また、他クラスにも踊りを披露しに行き、楽しさを共有する姿もあった。今後も、様々な音楽に触れ、友だちと一緒に表現する楽しさにつなげていきたい。
食育
畑の野菜が少しずつ収穫できるようになり、給食室に嬉しそうに届けに行く姿があった。また、自分たちの育てたピーマンを湯がしたものが、炒め物のトッピングとして出てくると、普段野菜を食べたがらない子も興味を示し、食べてみる姿があった。野菜の収穫を通して、食べる喜びも味わうことができ、よかった。今後は、野菜スタンプも遊びに取り入れ、より野菜への興味・関心につなげていきたいと思う。