4歳きりん組2020年度3月のまとめ

健康

室内外で積極的に体を動かす機会を作り、友だちと一緒に体を動かす楽しさや充実感を味わえるようにしてきた。登り棒や鉄棒、ホッピングなどに挑戦する子が増え、友だちが取り組む姿に刺激を受け、挑戦しようとする子も多く見られた。引き続き、手洗い、うがいの大切さを伝えて健康に過ごすことへの意識を高めたり、室温調節や換気を行ったりして、子どもたちの体調管理に配慮していった。また、自分からすすんで水分補給を行ったり手洗いを丁寧にしたりする姿が増え、習慣になっていった。

人間関係

友だちとの関わりが深まり、一緒に遊ぶ楽しさ、喜びを味わう姿が増えていった。特定の友だちと遊ぶことが多かった子もいたが、共通する遊びを通して友だちと遊び、子どもたちの関わりが広がっていた。ルールのある遊びを楽しむ姿が増えてきたが、自分の思い通りに遊びを進めようとする子や、相手が「ごめんね」と言っても「いいよ」と言えない子がいて、トラブルになることがあった。お互いの思いを聞きながら仲立ちをし、ルールを守りながら遊ぶ楽しさを味わえるようにしていった。

環境

季節ならではの遊びや戸外で自然に触れる機会を作っていった。虫の観察や世話をしたり、積んだ草花を遊びに取り入れたりしながら、自然物への興味関心が深まっていった。また、身近に絵本や図鑑を用意していくことで、虫の名前を調べて楽しむ姿も増えていった。身の回りの環境をきれいにすることへも意識が高まり、玩具の片付けを丁寧にしたり、トイレのスリッパをすすんで揃えたりする姿も増えてきた。

言葉

文字を読んだり書いたりすることへ関心が深まってきた。文字を使ったカードゲームでは、マスの中に書いてある文字を友だちと読んで、ルールを守って遊ぶ姿も見られた。友だちとの関わりの中で、口調が強くなる子や、相手が嫌がる言葉を言う子がいた。その都度、相手の気持ちに気づけるように丁寧に関わり、どんな言葉で相手に伝えたらいいかなど繰り返し伝えていった。

表現

運動会や発表会を経験し、リズムに合わせて体を動かすことや友だちと一緒に表現する楽しさを味わう姿が増えていった。歌を歌う時には、元気よく歌おうとするが、中には怒鳴るように歌う子もいたので、ピアノで音の強弱をつけたり、動物に例えたりしながら、どのように歌えばいいかを伝えていった。製作への興味も深まり、自分なりにイメージを広げて楽しんだり、廃材を工夫して遊んだりする姿も増えていった。できたことが次の意欲につながっていたが、準備不足になることもあった為、子どもたちの興味に合わせて環境を整えていけたらよかったと反省した。

食育

友だちと一緒に食事をする中で、正しい姿勢や箸の持ち方を意識して食べる姿が増えてきた。また、行事や季節ならではの食事を絵本や写真などを通して伝えていくことで関心を持つことができた。年度末にはバイキング準備も加わっていったが、役立ち感を味わいながら準備をし、喜んで食事に向かう姿が見られるようになってきた。

育児あれこれ