健康
体調を崩す子が少なく、晴れた日は主に園庭遊びを楽しんだ。気温が高い日は、戸外での活動の時間や水分補給の機会に配慮し、熱中症対策をしていった。
9月の終わりごろになると、朝夕の気温がぐんと下がり、日中との気温差が大きかった。長袖を着てくる子もいたので、日中の気温や体調に合わせて、衣服を調節し快適に過ごせるようにしていった。
人間関係
友だちと関わって遊ぶ中で、「○○ちゃんは、いれてあげん」と言って、一緒に遊ぶ友だちを選ぶ姿があり、トラブルになることがあった。保育者も遊びに加わり、双方の思いを代弁しながら、「~されたら嫌だったんだね」「○○ちゃんは~したっかたんだね」などと言葉を交わし、相手の思いに気付けるようにしていった。
環境
運動会に向けて、ホールや小学校の体育館で運動会ごっこを楽しんだ。小学校に兄や姉がいる子が多いため、運動会に対するイメージが持ちやすく、「あと何回寝たら運動会?」「早く運動会しよう!」と楽しみにしていた。慣れない場所に戸惑う姿も予想されたが、戸惑いよりも期待の方が大きかったようで、どの子も張り切って運動会ごっこを行っていた。「あと○回寝たら、お家の人が見に来てくれるよ」などと会話を楽しみながら、運動会への期待を高めていった。
言葉
絵本や紙芝居の読み聞かせ親しむ中で、セリフを覚えており、友だち同士で劇遊びに発展させる姿があった。「○○ちゃんは○○(役)になって」「わたしは○○するね」と言葉を交わし、さまざまな役になりきって遊んでいた。今後もいろいろな物語に親しみが持てるよう機会をつくると共に、子どもたちに理解しやすく、覚えやすい物語を選び、ごっこ遊びにつなげられるようにしていきたい。
表現
運動会や秋祭りに向けて、音楽に合わせてダンスを踊る機会が多く、音楽が流れると自然とCDデッキの近くに集まり、楽しそうに踊る姿があった。また、覚えたダンスを、家庭でもよく踊っているという声が保護者からたくさん聞かれた。一人一人の楽しみ方を十分に認め、自信や意欲につなげ、人前で踊る楽しさが味わえるようにしていった。
食育
当番活動を始め、食べることへの意欲が高まった。また、以前は苦手だった野菜を進んで食べられるようになったり、「今日のお汁は何が入ってる?」と食材に興味を示したりする姿が見られるようになった。「今日は○○が入ってるね」「おいしいね」とやりとりを楽しんだり、意欲的に食べる姿を褒めたりし、楽しく食事ができるよう関わっていった。