2歳こぐま組2021年度12月のまとめ

健康

食後にうがいを始めた。自らコップを取り、手洗い場に向かって進んでうがいをする姿が多く見られた。「おくちのバイキンが出てきたよ」「きれいになった」と清潔になった心地よさを言葉で伝え合う子もいた。

身の回りのことも、自分でしようとする姿が増え、上着の着脱や排泄後の後始末など、子どもが自らやろうとする姿を見守り、必要に応じてそっと手を添えたり、やり方を伝えたりし、達成感が味わえるようにしていった。

人間関係

遊びを通してイメージを共有し、やりとりを楽しむ姿が多く見られた。ごっこあそびなど、同じイメージの中で子ども同士で役を決め、それぞれの役になりきり楽しんだり、ブロックを使って同じイメージで1つのものを4~5人で作り上げたりして楽しんでいた。保育者を介さずに、子ども同士で遊ぶ姿が増えてきているので、今後も友だちとの思いの共有、場の共有、物の共有を楽しめるよう見守りながら、状況に応じて仲立ちをしていきたい。

環境

クリスマスに向け、飾りを作ったり、クリスマスソングを流したりし、季節の行事を楽しめるようにしていった。クリスマスを待ちわびながら、楽しい雰囲気を味わっている様子が見られた。

また、天候の良い日は、戸外に出て身体を動かして遊んだ。「風がつめたいね」と冬の自然を肌で感じたり、「走ったら暑くなったよ」と身体を動かしたら暖かくなることを体験したりしていた。

言葉

自分の思いを言葉で伝えようとする姿が増えてきた。玩具の貸し借りの際は、「終わったらかしてね」「○○貸して」「ちょっとまってね」「終わってからね」など、具体的な言葉でのやりとりができるようになってきた。一方的に思いを伝えるだけでなく、相手の思いも考えながらやりとりをする姿も少しずつ見られるようになってきた。子ども同士のやりとりを見守りながら、必要に応じて、仲立ちをしたり、思いを代弁したりし、相手の思いにも気付けるようにしていった。

表現

絵の具を使ってスタンプやフィンガーペインティングなどの様々な技法で絵の具遊びを楽しんだ。絵の具に触れ、感触を楽しみながら表現する子や、色の名称を一つ一つ言いながら色に興味を持つ子、たくさんの色を使ったり混ぜたりして、色の変化を楽しむ子など、絵の具を通して想像力を膨らましたり、多彩な色に興味を持っていた。

また、音楽に合わせて、タンバリンやすず、マラカスなどの楽器遊びも楽しんだ。思いのままに楽器を鳴らしてみたり、リズムに合わせて鳴らしたり、身体を動かし踊りながら鳴らしたりして楽しんでいた。保育者も一緒に遊びながら、表現をする楽しさが味わえるようにしていった。

食育

スプーンと併用しながら箸を使って食べる子が少しずつ増えてきた。まだ箸がしっかりと持てなくて握り箸になる子もいるので、その都度側に付いて、持ち方を知らせていった。また、箸を使いたくて、スプーンの持ち方を三点持ちで意識しながら食事をする姿も見られた。自分で食べようとする姿を大事にしながら、楽しい雰囲気で食事ができるようにしていった。

育児あれこれ