2歳こぐま組2016年度3月のまとめ

食事

スプーンを持つ時、箸に移行しやすい持ち方ができるようになった子どもには家庭と連携を図り、箸に移行した。意欲的に食べる子どもが増えたが、握って持つ子どもやスプーンを使いたがる子どももいた。正しい持ち方を繰り返し伝え、スプーンも常に用意し自分で選んで使えるようにしていった。好き嫌いが多かった子どもも、少しずつ自分から食べようとする姿が見られるようになった。

排泄

一人一人の様子を見守り、家庭と連携を図りながらトイレトレーニングをすすめていった。尿意、便意を感じると保育者に「おしっこが出る」と言って自分で行くようになった。中には遊びに夢中になり、誘われても嫌がり失敗をする子どももおり、援助不足を反省している。排泄後には手洗いの習慣も身についてきた。

健康

年間を通して流行性の疾患が流行ることなく、元気よく過ごせた。外遊び後の手洗いが習慣になり、丁寧にできるようになった。家庭と連携を図り、10月から食後にうがいを始め、12月には歯磨きを始めた。喜んで歯磨きをしていたが、水を流したまま、歯ブラシをくわえて遊ぶ子どももいたため、その都度声かけし、見守っていった。

睡眠

布団に入ると一人で入眠するようになったが、寝つくまでに時間がかかる子どももいた。背中をさするなどして安心して眠れるようにしていった。また、午睡中、尿意を感じ目覚める子どももいたため、さり気なく声をかけトイレに行くように促していった。

身体発達

天気の良い日は努めて散歩に出掛け、長い距離を歩いたり、かけっこをして走ったりすることを喜んでいた。室内でも巧技台を使い、様々な動きを経験させると喜んで遊ぶ姿が見られた。また手先を使った遊びも好み、粘土、パズル、プレートブロックなど集中して遊び、のりや絵の具などの製作も喜び手先を器用に使って遊べるようになった。

情緒

友だちとのかかわりを喜ぶようになったが、自己主張することも増え、トラブルになることもあった。保育者が仲立ちすると「ごめんね」「いいよ」と譲ることもできるようになってきた。優しい姿をしっかり認めていった。進級が近づくことを楽しみにする姿が増え「自分で」と意欲的に頑張る姿に成長を感じることができた。

言葉

ごっこ遊びを通して、保育者や友だちとやりとりを楽しんだり、かるたで遊び、文字にも興味を持つ子どもが増えてきた。自分の思いを伝える事ができるようになったが、友だちの中では、恥ずかしくて黙り込む子どももいたため一対一でじっくりと話を聞き、仲立ちしながら、安心して自分の思いが伝えられるようにしていった。

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