1歳うさぎ組2023年度12月まとめ

健康

本格的にトイレトレーニングが進み、家庭でもトイレに通ったり、日中はトレーニングパンツで過ごしてみたりする子がいた。その他の子も、遊びの合間や起床時などに友だちと一緒に誘うことで、喜んで便座に座ってみていた。「いや」「出ない」などと拒む時には、思いを尊重して無理には誘わず、優しく紙パンツを交換して、清潔になる心地良さを感じられるようにしていった。
外出時の身支度を自分でしてみようと意欲的な姿が多く見られた。上着のファスナーの開閉や靴下、靴を一人で着脱できるようになった子もいた。じっくりと納得いくまで取り組めるよう、時間に十分ゆとりをもって活動計画を立てたり、スペースを確保したりしていった。

人間関係

友だちとの関りが楽しくなり、玩具のやりとりをしたり、一緒に手遊びをしたりして楽しむ姿が多く見られた。特定の友だちと遊ぶ子、いろいろな友だちに積極的に声をかけていく子といろいろだが、一緒に遊ぶことを喜び合う姿を大切に見守りながら、必要に応じて思いを代弁し仲立ちとなっていった。

環境

絵本や紙芝居を観たりしながら、クリスマスの楽しい雰囲気を味わえるようにしていった。サンタクロースやトナカイ、プレゼントなどに興味・関心を持ち、当日とても喜んでいたとの報告を家庭よりいただき嬉しく思った。
「てぶくろ」の話をくり返し楽しみ、”冬は寒い””雪が降る””一緒が楽しい・暖かい”などの理解を深めていった。「(仲間に)入れて」「どうぞ」などと動物たちのやりとりを真似て遊ぶ姿も見られた。

言葉

月齢の大きい子どもたちは、「○○ちゃん、一緒にしようよ」「こっちで遊ぼう」などと、自分の思いを言葉にして友だちに伝えられるようになってきた。月齢の小さい子どもたちは、友だちの名前を呼んだり、単語で話しかけたりしてコミュニケーションを図ろうとする姿が見られた。しかし、いずれも遊びに夢中になると場所や玩具への独占欲が生まれ、思うように言葉にできず、押そうとしたり、噛みつこうとしたりする姿が見られたので、側で関りを見守りながら、必要に応じて思いを代弁したり、言葉を補ったりして仲立ちとなっていった。

表現

手指を使った細かい遊びができるようになり、クリスマスにちなんだ制作遊びで澱粉のりを使って折り紙を貼ったり、粘土で細長い紐や小さな丸を作ったりすることにじっくりと取り組んでいた。「かわいいね」「○○みたいだね」などと、行事を心待ちにする思いやイメージした物を言葉にして伝え共感しながら、表現する楽しさや伝わる嬉しさを味わえるようにしていった。

食育

焦って食べず、スプーンやフォークを使って味わって食べ進める姿が見られるようになってきた。難しくても、保育者の援助を嫌がる子もいたので、掬いやすいように予めほぐしたり、小さく刻んだりして、自分で食べることができたという喜びを味わえるようにしていった。
楽しい雰囲気の中、食べたい物から食べたいだけ味わえるように、声かけのトーンを意識したり、給食室と連携しておかわりを用意したりしていった。

育児あれこれ