1歳うさぎ組2021年度7月のまとめ

健康

月の初めには夏風邪が流行したことにより、体調を崩し欠席する子が多く見られた。保護者から子どもの様子をしっかりと聞き取ったり、こまめに検温したりして一人一人の体調の変化に留意していった。また、気温が高い日が続いたため、水分補給に誘ったり室温の調節を行ったりしていった。
身の回りのことに少しずつ興味を持ち始め、簡単な衣服を自分で着脱しようとしたり、食後の口拭き、手洗いなどを進んで行ったりする姿が増えてきた。“自分でやってみたい”という思いを大切にし、側で様子を見守りながら必要に応じた援助を行い、できた喜びを味わえるようにしていった。

人間関係

気の合う友だち同士で一緒に遊ぶ姿が多く見られるようになってきたが、同じ遊びを楽しむ中で、玩具や場所の取り合いなどでトラブルになることがあった。その都度、双方の思いをしっかりと受け止めながら「貸してだったね」「代わってだったね」などと代弁し、仲立ちとなっていった。

環境

テラスにタライや散水ホースを設置して水遊びを楽しんだ。全身で水に触れて感触を味わう子の姿が多く見られたが、中には顔に水がかかることに抵抗がある子もいた。水場から少し離れたところにペットボトルのシャワーや水車などを用意し、ゆったりと遊ぶことが出来るよう配慮していった。また、水遊びを数回重ね、子どもたちが水に慣れてきた頃には食紅や泡なども用意し、色水遊びや泡遊びなど様々な楽しみ方ができるよう工夫していった。

言葉

月齢の大きい子は、2~3語文で自分の感じたことや経験したことを伝え、友だちや保育者と会話を楽しむ姿が見られた。月齢の小さい子は喃語を盛んに発して思いを伝えようとしており、中には、「先生」「まんま」「アンパンマン」など1語文でやりとりをしようとする子の様子も増えてきた。一つ一つの言葉にしっかりと耳を傾けたり丁寧に応答したりして、会話をする楽しさが味わえるようにしていった。

表現

粘土遊びや寒天遊びをして楽しんだ。粘土を自分で細長く伸ばしてヘビのようなものを作ったり、寒天をゼリーやアイスなど食べ物に見立てたりして遊ぶ姿が見られた。「上手につくったね」などと声をかけ、表現する楽しさを感じられるようにしていった。また、粘土や寒天の感触を「ぷにぷに」「冷たい」などと自分なりに言葉で表現する姿も見られたため、一緒に素材に触れながら思いに共感していった。

食育

スプーンや手づかみで意欲的に食べており、おかわりを要求する子も多く見られた。「たくさん食べられてすごいね」「おいしいね」などと声をかけ、楽しい雰囲気の中で食事が出来るようにしていった。また、食材に興味を示す子の姿も増え、「これなぁに?」と尋ねる様子もあった。「これは○○だよ」と名称を伝えたり、「とってもおいしいよ」などと声をかけたりして、親しみが持ちやすいようにしていった。

育児あれこれ